魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
終わったじゃなくて\(^o^)/
補修なければいいな~……
六月二日
祈梨は学校から帰宅後の散歩中に偶然出会ったひなたと共に公園のベンチに座ってのんびりとしていた
「平和だね~……」
カシュッと片手で炭酸ジュースのプルタブを開けてジュースを口に運ぶ
祈梨も両手でプルタブを開けて果物のジュースを口に運ぶ
「よく片手で開けられるね」
「まぁ、片手しか無いからね。力が少しあれば簡単だよ」
風でヒラヒラと舞う服の右袖に少し目をやりながら言った
腕が無くなって数日は右手があるものだと思って不意に右手を使おうとしてしまう時はあったが、最近はそれも減ってきた
筆記も左手で書くことに慣れてきた。勿論最初はガタガタで目を凝らさないと読めない程の文字しか書けなかった
「……祈梨」
「ん?」
不意にひなたが祈梨の名前を呼んだ
「もし、数ヶ月先……いや、数週間先にまた魔法に関係のある事件に巻き込まれたら……どうする?」
ひなたはこの先、地球で起こる一つの事件を知っている
闇の書事件……そして、闇の欠片事件
これは小学三年生であるこの時期に確実に起こる事件だ
「……もし、困ってる人がいるなら、力になれたらいいな。でも、遭遇しないと分からないかも」
頬を掻きながら小さく笑みを浮かべる
そっか。と呟いてまたジュースを口に運ぶ
そして、飲み終わった空き缶を数十メートル先のゴミ箱に投げ入れた。寸分の狂いもなかった
「……じゃ、僕は買い物もあるし、帰るね」
「手伝わなくてもいい?」
「まぁ、カート使えば片手でも十分買い物できるよ」
片手で財布の中の金を確認し、よいしょっと言いながら立ち上がる
そして、歩き去ろうとした時
「君達、ちょっといいかね?」
誰かに声をかけられた
「構いません……よ……」
ひなたは声をかけてきた人物を見て、まず自分の目を疑った
そして、これが現実でない事も疑い……現実だと判断した
思わず、口からその人物の名前が溢れ出た
「ジェイル……スカリエッティ……」
「おや、私の名前を知ってるのかね?」
そして、数秒後、ひなたはハッと意識をこっち側に戻した
「サンライト!」
自分の指輪型デバイス、サンライトかキラリと光り、一瞬でバリアジャケットを展開する
「え?ひなたちゃん?」
「結界!」
そして、左手のデバイスを真上に向け、弾丸を一発放った
それは結界となった
「ほう、魔導士か。まさか管理外世界のこの星にいるなんて」
「動くな!」
スフィアを展開し、銃口をスカリエッティに向ける
その目には迷いはなかった
「答えろ……何で次元犯罪者……それも上位の貴様がここにいる! 」
何時もと口調が違う。雰囲気も変わっている
ひなたの何時ものおちゃらけた雰囲気からは想像もできない雰囲気と言葉だった
「言わなかったら……ぶっ潰して管理局に引き渡す!」
パチパチっと体から紫電が走る
祈梨がその様子を見てわたわたと後ろで動いている
「ここに非常に興味深い物が落ちたと聞いてね。探しに来たんだよ」
「興味深い物……レリックか?」
レリック。これは十年ほど後のStrikerSにて、主人公達とスカリエッティ一味が奪い合う事となるロストロギアだ
最も、その内の一つが地球にあるとは原作では言われていない
「レリック……?私が探しに来たのはこれだよ」
スカリエッティは白衣のポケットから一枚の写真を取り出した
そこには、Ⅰと刻まれた青い宝石……
「ジュエルシード!?」
思わずひなたが声を荒らげる
祈梨もそれを見てビクッとする
「君達からジュエルシードと思われる波長を感じることが出来たんだ。よかったら渡して欲しい。あと、見逃して欲しい」
祈梨が反射的にネブラを隠す
それをスカリエッティは見逃さなかった
「それがジュエルシードかい?データとは形が……」
パキッと何かが砕ける音がした瞬間、ひなたが祈梨に近付こうとしたスカリエッティに一瞬で肉薄した
そして、デバイスで足を払い、前のめりに転んだところで後頭部に銃口を突き付ける
「動くなと言ったはずだ!」
ひなたはさらにもう一個、カートリッジを口にくわえる
「手厳しいな」
「お前は何するか分からないからな……」
スカリエッティは苦笑するが、ひなたはその隙に周りを見渡す
(ナンバーズの姿は無し……本当に一人で来たのか?だとしたら余りにも無謀過ぎる……だが、ここでこいつを突き出せばこの先も……ッ!?)
ひなたは結界に異変を感じた
そして、スカリエッティから飛び退くと、自分のいた場所にナイフが突き刺さった
(ナイフ……って事は!)
ナイフの飛んできた方向に銃口を向けるとそこには自分と同じ銀髪で、黒色のワンピースに茶色のコートを着た少女が手にナイフを握って立っていた
(眼帯は無い……あのピッチピチのエロスー……じゃなくて戦闘用のスーツじゃないけど、間違いない)
ひなたはその人物に見覚えがあった
「やぁ、チンク」
(やっぱり!)
チンク。スカリエッティの作り出した戦闘機人の五人目
魔法とは違うISという力を使う
チンクのISはランブルデトネイター。金属を爆弾に変える、鉄くずが散乱するよつな場所ではかなりのチートISだ
「ドクター。あれほど誰かを一緒に行かせろと……」
「だが、娘達に何かあったら嫌だからね。私一人なら娘達を傷付ける事もない」
ひなたはその会話を聞きながら思考を巡らせる
今の自分がチンクと戦った時の勝率
恐らく、限りなく0に近い。それほど、相手は強敵
片手がないというハンデがあるのだ。タダでさえ勝てるか分からないのに、これでは勝てる戦いも勝てなくなる
「出来れば、銃口を降ろしてくれるかな?」
「そしたらその子が襲ってくるだろ」
「チンク」
「……分かりました」
チンクは手に握っていたナイフを地面に落とした
ほら、無いだろと手を見せるチンクだったが、スカリエッティがコートを無理矢理脱がせて逆さにしてパッパッとやるとバラバラバラと大量のナイフが落ちてきた
ほ、ほら。と焦りながら言ったチンクだったが、スカリエッティがポンっと背中を叩くと、スカートの部分からまたもやバラバラバラとナイフが落ちてきた
そしてトドメと言わんばかりに靴下の中に隠してあったナイフをスカリエッティは抜き取った
「……四次元ポケットでも持ってるの?」
思わず呟いたひなたは悪くない
「これでいいかい?」
ポイッとナイフを投げ捨てたスカリエッティの言葉に、ひなたは銃口を降ろした
「すまない。娘がいきなり失礼な事をした」
「……」
スカリエッティの言葉にひなたは沈黙で返す
「ジュエルシードについてはただの興味で集めに来ただけなのだが……何か知ってたら教えて欲しい」
「……既に回収して管理局の手の中。祈梨の持っているジュエルシードは彼女の願いで彼女の力になった。無理矢理取ろうって言うんなら……魔力SSS、魔力変換を炎、雷の両方を持っている僕が太刀打ち出来ない彼女の仲間がお前の敵になる」
スカリエッティにそう忠告する
「幾らなんでもそんな横暴な事はしない」
「だったらいい」
あくまで敵意を込めた目でスカリエッティとチンクを見ながら、祈梨に近付く
「だが、私と娘が迷惑をかけた。何か出来ることはないかい?」
「ドクター!だけどこいつは……」
「私のような次元犯罪者がずかずか近付いたらあれくらいされるさ。それに、私は気にしてない」
スカリエッティは自分が迷惑をかけたと言い、さらに自分にされた仕打ちは気にしない。君に襲いかかった謝罪をしたいと言ってきた
それにひなたは驚いた
スカリエッティと言えば、正にマッドサイエンティストを体現させたような人物である
「君のその腕……義手でよければ作らせてもらうよ」
「ッ!?」
あのスカさんが親切だと……?と驚くひなた
チンクはスカリエッティの横でせっせとナイフを掻き集めていた
(あ、お金……5円って……)
「……実験台にされかけたら逃げるけど?」
「上からの命令がない限り、そんな事はしない」
上からの命令
祈梨は上司が居るのかな?と思っていたが、ひなたは違った
管理局の上。最高評議会……脳味噌共だ
それがスカリエッティに命令しているとしたら……スカリエッティが脳味噌共を殺したのも納得がいく
「……信じるよ」
ひなたはバリアジャケットを解いてデバイスを待機モードにした
「じゃ、義手……作ってもらおうかな」
「お安い御用だ。ほら、チンク。行くよ」
「え?あ、あぁ」
チンクが最後のナイフをポケットに仕舞った所でスカリエッティが呼びかけた
ひなたは結界を解き、こっちだと言って歩き始めたスカリエッティについて行った
「ねぇ、名前は?」
「私か?私はチンクだ」
「チンクちゃん?わたしは絵空祈梨。よろしくね」
「……あぁ」
祈梨とチンクはそれなりに仲が良さそうだった
「……スカリエッティ」
「なんだい?」
「先に言っておくよ……最高評議会には従わない方がいい。そして、自分の技術を世界に認めさせるなんて馬鹿な真似……やめた方がいい」
「……なんでだ?」
「逮捕されるなんて……嫌でしょ?」
「別に逮捕されるくらい……」
「娘にも会えなくなるよ?」
「よし止めよう」
ひなたは悟った
このスカリエッティ、綺麗なスカさんだと
と、言うか
そして、StS編のフラグ、
「ほら、ここだよ」
着いた場所は一軒家だった
「……え~」
「どうしたんだい?」
「……いや、その……男の浪漫溢れる地下の基地とかさ……そういうのを期待してたんだ……うん」
「木を隠すなら森の中と言うだろう?」
「そりゃそうだけどさ……」
余りにも無用心過ぎないか?あんた最高級の次元犯罪者だろうに。と心の中で毒ついた
そして、スカリエッティがほら、入ってくれと言って玄関のドアを開ける
お邪魔しま~すと呑気に言いながら入っていく祈梨を追いかけて玄関に入ったところで、ひなたもそれを追った
(中も普通……もしかしてあのスカさん、スカさんの偽物なんじゃ……いや、チンクもいたし、それは有り得ないね……って、眼帯つけてないから偽物……いや、確かチンクの片目はゼストさんとの戦いで潰れた筈だから……この時期に居るんだったらつけてなくても納得。でもなんか物足りないや)
なんて思考しながら、祈梨の後を歩いていく
「やぁ、ウーノ。帰ったよ」
「今帰った」
「ドクター、チンク。早いご帰宅で……そちらの子は?」
(ウーノ……確かナンバーズの一番目……)
ひなたは原作知識を引っ張ってくる
ウーノ。戦闘向きの戦闘機人では無かった記憶がある
「あぁ。ジュエルシードの事を聞いたんだが……チンクが失礼を働いてね」
「それで、ここに連れてきたと……」
「そうだ。で、娘達の予備のパーツ、貰ってもいいかな?」
「ドクターが決めることです。私に決定権はありません」
「そうか。では、彼女達を研究室に案内するから……」
「ドゥーエとトーレ、クアットロには言っておきます」
「助かるよ。チンクはどうする?」
「一応ついて行く」
スカリエッティとウーノ、チンクが家族同士の会話には流石に横槍を入れず、ついて来てくれと言ったスカリエッティについて行く
一体何があるか。もしかしたら作りかけの戦闘機人や人体改造されかけた人間がいるんじゃないか……そうひなたは思っていた
「……あれ?」
祈梨が不自然に壁に引っ付いているポットの一つに目を止めた
「何か……中に……」
祈梨がポットに近付き、黄緑色の液体に目を凝らす
そして、中に人が入っているのが見えた
「ひ、人!?」
「ッ!?」
ひなたはやっぱりあったか!と思った
「あぁ、彼女も今後、私の娘となる子だよ」
スカリエッティは特に表情を変えずポットを見る
「戦闘機人と言って、生身の人間を半ば機械にした感じだ。サイボーグ……と言った方が分かり易いかな?さっきのウーノも、ここにいるチンクもこうやって作った戦闘機人だ」
チンクの頭に手を置き、わしゃわしゃと撫でながらスカリエッティは答えた
「な、なんで……?」
「それは作った理由かな?それはある人物に頼まれたんだよ。戦闘機人を作って欲しいと」
最高評議会か?とひなたは思考を巡らせる。その間にもスカリエッティは話を進める
「それでウーノを作ったのだが……パーツが余ってね。さらにまだ作れというからドゥーエを作って……最初はそこら辺の兵器を作るのと同じような感覚だったんだが……ウーノが出来て、接していくうちに娘として見るようになってね……もう、どうせなら十二人くらい作って大家族になろうと思ったんだよ。見ての通り、チンクまでしか完成はしてない。後七人作る気だよ。自分の娘をね」
まぁ、名前が決まらず数字をそのまま名前にしてしまったのは親失格かな?と苦笑しながら話すスカリエッティ
ひなたは思った。完全に親馬鹿だと。そして、原作のスカリエッティは微塵も残ってないだろうと
「なるべく早く完成させれるように頑張ってる所だよ」
「へぇ~……」
このスカリエッティならStS編のようにナンバーズを戦場に駆り立てるような真似はしないだろうな……ましてやテロ行為なんてさせないだろう。ひなたの考えはそう纏まった
「さぁ、研究室はそこだ」
スカリエッティはジェイルとネームプレートのかけられたドアを開ける
それを見て苦笑しながらひなたも入室する
「うわっ、なんか凄い……」
「アニメとかで見る研究室みたい……」
数台の見たことのないパソコンやモニター、不思議な宝石や不思議な機械……不思議な物のてんこ盛りだった
スカリエッティは好きに座ってくれと言い、椅子を数個取り出した
「それじゃあ……えっと、名前を聞いてなかったか……」
「暁ひなた。フリーの魔導師だよ」
「絵空祈梨です」
『一応名前は喋らせてもらおう。ネブラだ』
「ひなた君に祈梨君、ネブラ君だね」
「君付けって……なんか違和感あるかも~……」
祈梨が苦笑しながら頬を掻く
「じゃあひなた君。左手を出してくれるかな」
「うん」
ひなたが左腕を伸ばす
「あ、祈梨君はこの部屋を自由に見てて構わないよ。この部屋の外に出るんならチンクを連れてってくれ。危険なところもあるからね」
「は~い」
祈梨にそう言うと、スカリエッティは目の前にモニターを出現させてひなたの手をスキャンした
そして、空中に現れたキーボードを高速で操作した
「今度は右手の断面を見せてくれるかな?」
「……袖まくるだけでいい?」
「構わないよ」
流石に服を脱いで腕の断面を見せるのは恥ずかしいため、右手の袖を限界までまくる
スカリエッティはそれをモニターでスキャンし、もういいよと言った
「……中々綺麗に切断されているね……治療も完璧だ」
「ちょっとジュエルシードを巡ってた時に最低最悪クソ野郎に不覚を取って腕を斬られた上に殺されて……ほんと不覚だったよ」
スカリエッティの顔が少し歪む
「君……一度死んだのか?」
「あっ…………もういいや。そうだよ。それで、味方に生き返らせて……」
「どうやってだい!?」
スカリエッティが凄い剣幕でひなたの肩を掴む
目はキラキラとしてまるで子供のようだった
「僕の友達に死者蘇生も時空間移動も怪獣召喚もなんでも出来ちゃうのが居てさ……その人に生き返らせてもらったんだ」
「どんな魔法なんだい!?」
「ま、魔法じゃないんだよ。確か、命を物質にしてそれを死者に付与するって技だった気が……」
ひなたは玲音に聞いたリライブ光線の説明を曖昧ながらも話した
「命を物質化……なるほど……」
「でも、僕には分からないから……あ、機会があれば直接会ったら?」
「是非とも会ってみたいものだ。それじゃあ、この義手は前払いといった形でいいかな?それなりに機能はつけよう」
「じ、じゃあお願い」
スカリエッティはひなたから手を離した
ひなたは普通に動かせる程度で良かったんだけどなぁ……とか思いながらどうやって玲音に頼もうか考えていた
「それじゃあこれをこうして……うん。二時間程で完成するよ」
「早くない!?」
スカリエッティは義手がたった二時間で完成すると言った
明らかに異常なペースだ
「なに、娘達の余ったパーツを君に合わせて組み立てるだけさ」
「それが大変なんじゃ……」
あぁ、スカリエッティには常識が通用しないな。と遠くを見つめながら思ったひなただった
ちなみに、祈梨はチンクを引っ張ってウーノの所でお茶をしている
「そういえば、チンクをこの世界の小学校とやらに通わせようと思ってるのだが」
不意にスカリエッティがひなたに話しかけた
「小学校かぁ……」
チンクの背を思い出す。祈梨より少し大きい程度だった
流石ヴィータやリインフォースⅡに続くエターナルロリータ。なんて考えているひなた
これは数年先の話なのだが、ひなたはエターナルロリータとヴィータ達を小馬鹿には出来なくなってたりする
「いいんじゃないかな?こっちでの常識もつくし」
「そうか。ならこっちで手配してみるか……ひなた君。誕生日は?」
「え?五月十七日だけど」
「分かった」
チンクが聖祥の制服を着てるところを想像して似合ってるかも……なんて思っていた
その頃、チンクが数回ほど可愛らしいくしゃみをしていた
そして、二時間後
「よし、完成だ」
スカリエッティは本当に二時間で義手を完成させた
付け根の所は金属部分が剥き出しだった
「これを切断面に着けてくれれば勝手に着く」
「分かったよ」
ひなたは手触りも本物腕と大差ない義手を掴んで腕の通ってない袖に義手を突っ込み、切断面に金属部分をくっつけ、手を離した
義手は落ちてこなかったが……
「いっ!」
代わりに激痛が走った
「神経に無理矢理擬似神経を接続している。少しの間だが我慢してくれ」
数秒後、激痛は収まった
「はぁ……痛かった……」
接続部分に触れながらひなたは呟いた
「では、早速動くか試してみてくれ」
スカリエッティはモニターを出しながらそうひなたに言った
ひなたは右手があった頃と同じ感覚で義手を動かそうとした
そして、義手は……
「う、動いた……」
ひなたの想像通りに動いた
機械的な音は全く無かった
「ラグは殆ど無し……我ながらいい出来だ」
ひなたは左手で義手を触った
触られた感触がした。まさに、右手が再生したような感覚だった
「その義手は付け外し可能だ。外したい時はそう念じてくれれば勝手に外れるよ。二度目からはあの激痛は無い」
ひなたはスカリエッティに言われたとおりに一度義手を外してもう一度着けたが、痛みはなかった
「そして、それは君の成長と共に成長していく。だから、作り直す必要はない。メンテナンスは年に一度程度は必要だけどね」
なんと高性能な……と心の中で感心していた
「最後に、追加した機能だが、まずは時計だ」
「と、時計?」
「時計が出てくるように念じてくれれば出てくるはずだ」
試しに時計よ出てこいと念じると、右手の一部がウィーンと動き、デジタル時計が現れた
ご丁寧に年と日付も書かれている
「ストップウォッチ機能も着けておいた。ストップウォッチモードを使いたいと念じれば出てくる。スタートとストップも念じれば出来る。ラップタイムも測ることが可能だ」
普通に凄くて感心していた
そして、
「最後は、義手に魔力を流してくれれば分かる」
そう言われたので、義手に魔力を流した
すると、手首の内側から少し離れた場所から魔力刀が出現した
「うわっ!?」
「それなりに威力はある。あ、非殺傷と殺傷の切り替えは念じてくれ。殺傷設定の時は義手を斬らないように注意してくれよ?」
「なんか凄いもの貰っちゃったな……」
義手を見ながらそう呟いた
「それでは、もう時間も遅い。祈梨君と帰るといいだろう」
「そうだね。ありがと、スカさん」
「スカさん……?」
「ドクターの方が良かった?」
「いや、スカさんで構わないよ。気に入った」
ひなたはスカさんに玲音と会える時か来たら連絡すると言い、チンクと共にテレビゲームで遊んでいた祈梨を回収してウーノに礼を言ってスカさん宅を出た
「あれ?ひなたちゃん、腕……」
「今更……?そうだよ。作ってもらったんだ」
グッパグっパと手を動かすひなた
「でも、学校だと着けていけないかな……」
義手を同級生の見せ物には出来ない
多分、この義手はオーバーテクノロジーの塊で出来ているだろうからだ
せめて中学生からだと自分に言い聞かせた
「それじゃ、夜も遅いし送っていくよ」
「いいの?」
「もちろんさぁ☆ 」
ひなたは何時もどおりの口調で話していた
そして、義手に違和感
なんか……別の機能がある気がする。そう思った
思い立ったが吉。機能よ発動しろと念じると、右手のひらからピカーっと光が出た
(か、懐中電灯?また便利機能を……)
そこまで考えてハッとすると、腕懐中電灯を顔の下にして、祈梨の背後に回り、ちょんちょんと肩をつついた
「なに?ひなたちゃ……」
「うらめしや~」
定番だった。が、
「キャァァァァァァァ!!?」
祈梨はすごく驚き、
「あっち行って!!」
懇親の力でひなたを殴り飛ばした
「ぐぼぁっ!!?」
その時、ひなたは走って逃げていく祈梨を見ながら思った
人は、魔法なんか使わなくても飛べるんだと
ひなたが目を覚ましたのはそれから一時間後だったとさ
はい。まさかのスカさん参戦
まさにやりたい放題を体現させたもの。それがこの作品です
スカさんは綺麗なスカさんです。ってか、親馬鹿です。原作の欠片も残ってませんよ
あと、スカさんサイドはまだチンクまでしか出来ていません
そしてスカさんとチンクとウーノの口調に違和感が……
スカさんに至っては口調がグランツと混じるんですよね……最近INNOCENTでグランツよく見るし
口調が違うのでしたら、教えてもらえるとありがたいです
そして、テスト勉強の鬱憤を張らすためにBF4やったらチーデス凸砂で二十キルした今日この頃