魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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やりたい事だけ詰め込んだ話です。閑話とも言ってもいい出来です

あと、この投稿ペースって異常ですかね?ほぼ二日に一話って


第46話

「うっし。蒐集完了!」

「後百ページ……順調だな」

「最近当たりばっかりだからな!」

「ヴィータちゃん、嬉しそう」

「後ちょっとではやてを救えるんだ!そりゃ嬉しいさ!」

 

アースラ大破から1週間ちょっとの日にちが経過した

 

最近は一回で五ページ程の原生生物を蒐集出来ることが増え、経過は順調そのもの

 

管理局が来る前に終わらせれるため、管理局とは会わずにちゃくちゃくと蒐集は進んでいる

 

何度かリンディから通信があったものの、全部無視している

 

はやてはローテーションで護衛兼遊び相手をしているので、特に問題は無かった

 

「さて、スペースペンドラゴンに戻るか。で、休憩挟んで一時間後、蒐集だな」

「よし!じゃあ戻って……」

「おっと、させねぇぜ?」

 

第三者の声が後ろから聞こえた

 

ヴィータ、玲音、なのはが振り向く。そこには佑真がいた

 

そして、すぐに結界が張られた

 

「と、閉じ込められた!?」

「佑真……邪魔するな!」

「お前らがやってる事……闇の書の蒐集か?それは正しい事か?」

 

佑真が問いかけた

 

「……さぁな。正しい事じゃないかもしれない。だが、やらなくちゃならない。救わなくちゃいけないんだ」

「……そうか。こっちに……管理局に来る気は?」

『ない!』

 

三人が声を合わせて否定する

 

佑真はやっぱりか。と呟きながら、後ろに出てきてもいいぞ。と声をかけた

 

すると、三人の男女が現れた

 

「よぉ、玲音、なのは。なんかコソコソやってるみたいじゃんか」

「ちょっと話を聞かせてくれないかしら?」

「なるべく戦いたくないんだけど……」

 

出てきたのは條助、アリサ(バニングス)、すずかだった

 

「あ、アリサちゃんにすずかちゃん?」

「なのは……また何かやってたのね」

「声はかけてほしかったかも……」

「ごめんね……」

「玲音……それがお前の正義か?」

「そうだ。自分の力で助けれるやつを助ける……それが俺の正義だ」

「なら、俺も俺の正義を貫き通す。勝負だ」

 

なのはがレイジングハートの先をアリサとすずかに向け、アリサはスティッキー・フィンガーズを発現させ、すずかは鉄球を手に持った

 

玲音も構え、條助と佑真を見る。條助はゴールド・エクスペリエンスを発現させ、佑真は気を纏う

 

ヴィータは一番ヤバそうな玲音に参戦しようとするが、真上から青色の砲撃が降り注いだ

 

「なんだ!?」

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。鉄槌の騎士、ヴィータ。ついて来てもらうぞ」

「ヴィータ、大人しく来てくれ」

 

そこにいたのはクロノと高坂だった。高坂は何故か笑顔。ヴィータは思った。気色悪いと

 

「うるせぇ!もうすぐなんだ……もうすぐで助けれるんだ!だから邪魔すんじゃねぇ!」

 

ヴィータはグラーフアイゼンを真上に向ける

 

ここに、二対一の勝負が幕を開けようとする

 

一方、結界の端の方

 

「お願いだからスターライトブレイカーとかは止めてよ……?」

 

ユーノが結界の維持のため集中していた

 

ちなみに、佑真が瞬間移動でここまで移動したのだが、佑真含めて計七人が限界だった

 

 

 

 

「ディバインシューター!」

「無駄よ!」

 

なのはがディバインシューターで牽制するが、スティッキー・フィンガーズに全て撃ち落とされる

 

なのはにはスティッキー・フィンガーズは見えていない。その為、スティッキー・フィンガーズはかなりの脅威となる

 

「アリサちゃんばかりに気を取られてちゃ駄目だよ!」

 

すずかは既に横に回り込んでおり、なのはに向けて黄金の回転の鉄球を投げつける

 

なのははそれをブレスレットを盾に変えて防御。鉄球はすずかの手の中に戻っていった

 

「なのは、あんたがしてる事は私達に言えないことなの?」

「……管理局的にはね」

「でも、それでもやりたいの?」

「うん。友達が死んじゃうかもしれない……だから、わたしは戦うよ」

「……なんでそれを私達に言わなかったの?」

「……それはごめんね」

「忘れてた……とかじゃないよね?」

「…………」

 

なのははそっと目を逸らした

 

「な~の~は~?」

「ほ、ほんとうにごめんね!」

「だったらとっ捕まえて何してるか有る事ない事聞き出すだけよ!」

「ない事なら言うけど?」

「訂正!有る事だけ聞き出すわ! 」

 

アリサが動き出そうとした瞬間、両手両足に桜色の枷が着けられた

 

「……あれー?」

「話してる間に仕掛けちゃった」

「すずか!ヘルプ!」

「実はわたしも~」

 

すずかにも枷がついている。いつの間に覚えたのか分からないが、設置型のバインドだった

 

「じゃあ……ごめんね?」

 

なのはが少し下がり、二人が大体射線に入ったところでレイジングハートを振り上げた

 

そして、目の前に桜色の大きな魔力の塊が……そう。スターライトブレイカーだ

 

「……冗談だよね?」

「本気と書いてマジと読むの」

「鬼!悪魔!」

「悪魔で……いいよ」

 

二人はなのはの顔は見えないが、なのはは軽く笑っていた

 

そして、

 

「すぐ死ね!今死ね!骨まで砕けろぉぉぉ!!スターライト……」

「それ何か違うよ!」

「言ってる場合!?早く抜け出さないと……」

「ブレイカー!!」

 

そして、フェイトに軽いトラウマを植え付けた桜色の破壊光線が放たれた

 

決して、ジェノサイドブレ○バーではない

 

 

 

 

「ったく、二人はキツイな!」

「降参するなら今の内だ!」

 

玲音は條助と佑真を同時に相手にしていた

 

が、佑真か條助一人だけでも負ける可能性は十分にあるのに、二人同時に相手をするのは流石に無理があった

 

「かめはめ……」

「くそったれ!」

 

佑真が後方でかめはめ波の準備をする。玲音はそれを跳ね返すためにキングブレスレットを盾の形にする

 

それを構えた瞬間、佑真が消えた

 

「瞬間移動!?」

「破ァァァ!!」

 

佑真が真後ろに回り込んでかめはめ波を放つ瞬間移動かめはめ波を使う

 

玲音は咄嗟に横に転がってよけた

 

が、その先には既に條助が

 

「まずっ!」

「すまん、玲音!」

 

ゴールド・エクスペリエンスが拳を振り上げた。その時だった

 

「スターライト……ブレイカー!!」

『……え?』

 

瞬間、三人は桜色に包まれた

 

 

 

 

「ラケーテンハンマー!」

「くっ!一撃が重い……!」

 

少し離れた場所。そこでヴィータとクロノが戦闘中

 

高坂?カチ割りされて沈みましたよ

 

「フランメシュラーク!」

「このっ!」

 

炎をまとったグラーフアイゼンとクロノのS2Uがぶつかり合う

 

「ベルカの騎士に一体一で負けはねぇ!」

「こっちだってそう簡単には負けられん!」

 

ガキン!という音と共に二人の間に距離が開く

 

「スティンガースナイプ!」

「行っけぇ!」

 

クロノの魔力弾とヴィータの打ち出した鉄球がお互いに相殺し合う

 

ヴィータのグラーフアイゼンから空薬莢が飛び出し、姿を少し変える

 

「ラケーテンハンマー!」

「ストラグルバインドとチェーンバインド、おまけでディレイドバインドだ!」

 

ラケーテンハンマーで回転しながら突撃してくるヴィータにクロノがバインド系魔法を一気に三つ発動し、ヴィータを足止めする

 

「ぶち抜けぇぇぇぇぇ!!」

「止まれぇぇぇ!!」

 

二人とも力が拮抗して動けない状態だった

 

その時だった

 

「スターライト……ブレイカー!!」

『……は?』

 

桜色が二人を包んだのは

 

 

 

 

「……やり過ぎちゃった☆」

 

なのはの放ったスターライトブレイカーはアリサとすずかだけでなく、玲音、條助、佑真、ヴィータ、クロノ、さらに気絶してた高坂まで巻き込んだらしい。余談だが、結構離れたところにいたユーノまで被害を受けたらしい。なんか顔をかすったとかなんとか

色々と溜まってたのだろうか?

 

「えっと……取り敢えず玲音くんとヴィータちゃんだけでも回収して……」

 

なのはが歩き出すと、足に何かが掴まった

 

え?と思って下を見ると

 

「逃がすか~……」

 

ボロボロのアリサがジッパーを使って地面から這いでてなのはの足に掴まっていた

 

そんな光景、ホラー以外の何物でもなく……

 

「きゃぁぁぁぁぁぁ!!?」

「ガフッ……」

 

思わずレイジングハートでアリサの頭を強打。アリサは短い悲鳴と共に沈んだ

 

残ったのは地獄絵図だった

 

 

 

 

「た、ただいま~……」

「あ、戻ってきました……って何ですかその惨状!?」

「玲音とヴィータ……南無」

 

なのはは完全に気絶してる二人を抱えてスペースペンドラゴンに戻った

 

待機していたシャロとアリサ(ローウェル)はその惨状に驚いた

 

いや、アリサは合掌したの方がいいだろう

 

「あと、なんかスペースペンドラゴンにアースラの武装隊+フェイトさんとアルフさんが少数で突っ込んできたんですけど」

「え!?」

「取り敢えずサイコキネシスで金縛りやってNDKした後にザッフィーに強制送還させました」

「NDKが何か分かんないけど……なんか凄かったんだ……」

 

玲音達が蒐集してる最中、スペースペンドラゴンを占領しようとフェイトとアルフ、そして武装隊の方々が佑真の瞬間移動でここに連れてこられたのだが、シャロがPKで動きを封じて「ねぇねぇ、今どんな気持ち?折角来たのに何にも出来ないなんてどんな気持ち?ねぇねぇ、どんな気持ち?」と煽りまくった後にザフィーラが地球に送り返した

 

ちなみに、アースラスタッフだが、地球で暮らしてます

 

「煽りまくったものね。シャロ」

「煽りがあそこまで楽しいなんて思いませんでしたよ」

「言っておくけど、私はどっちかと言ったらSよ?」

「な、なんでいきなりそんな事を……」

「それは……ね?」

 

なのははザフィーラに連れていかれました

 

ちなみに、玲音とヴィータは自室に放り込んでおきましたとさ

 

 

 

 

「そんな事があったのか」

「佑真の瞬間移動に距離は殆ど関係無いからな……だが、シャロのPKがあればなんとかなるし、この艦は丈夫だ。多少は暴れても問題ない……が、出来るだけ傷は付けないようにしてほしい」

 

あの後、二人きりになった事でいちゃいちゃしてた二人だったが、そこにシグナム班が帰ってきて、わたわたとして、ザフィーラが戻ってきて、さらに玲音とヴィータが復活して、取り敢えず。と言う事で会議となった

 

玲音とヴィータだが、寝ている中暫く、桜色の光が……と寝言を何度も呟いていた

 

「で、多分佑真は俺となのは、そしてヴィータの気を追って来る。だから、しばらく俺達の班は蒐集に行けない」

「そうか……だからお前たちの所に来たのか……」

「すまない。足を引っ張って……」

 

玲音となのはが落ち込む

 

「なに、逆に私達は自由に動けるのだ。お前達はこの艦を守ってくれ」

「分かった。あ、スペースペンドラゴンが占領されたら俺の権限で全機能停止して解析不能にしておく」

「そんなこと出来るの?」

「出来るらしい。俺の認証が要るが」

 

ちなみに、スペースペンドラゴンが全機能停止すると、全てがブラックボックスとなり、無理矢理解析したら自爆する……という機能をスカさんが追加してたようだ

 

本人曰く、「自爆スイッチはロマンだろ?」だそうな

 

ちなみに、この他に本当の自爆スイッチがあるのだが、手順がペダニウムランチャー発射承認装置をガコッと外して、その中にあるカバーを外してその中の自爆スイッチをガラスカバーごと押さないと自爆できない

 

「では、私達は昼食を食べた後、蒐集に行こう。ヴィータ達は待機していてくれ」

 

シグナムの言葉にみんなが頷いた

 

 

 

 

一方、地球のアースラスタッフ仮拠点では

 

「手も足も出なかった……」

「文字通り……ね」

『桜色の光が……』

 

フェイトとアルフはへこみにへこんで、佑真達、なのは達と接触した者は未だ気絶中。スターライトブレイカーはサイヤ人すら一撃でノックアウトするほどらしい

 

「あ、そういえば……なのは達の艦にはシャロが乗ってました」

「シャロンさんまで……一体何故……」

 

リンディが頭を抑える

 

「玲音さんとシャロンさんはレアスキル持ちだったわね……しかも複数の」

「なんだか金縛りにあってる感じだったよ……」

 

玲音なんてウルトラマン全員分の技を使える。もしも、ウルトラマン一人一人の能力をレアスキルと言うのなら、玲音は最低でも43のレアスキルを持っていることになる。しかも、その内一つは神、さらにもう一つは伝説だ

 

これに勝てるのは佑真しかいないだろう

 

「でも、あまりもたもたとしてたら闇の書が完成してしまう……」

 

これからどうするか……頭を捻りながらも砂糖とミルクを入れた緑茶を口に含む

 

アースラの戦闘員は多く見積もって三十人程。彼等を送り込めれば少しでも確率は上がるかもしれない……が、佑真の瞬間移動では一度に自分含めた七人程度しか移動できない

 

アースラは謎の人物により大破。管理局本部で修理中。完全に修理が終わるまでは少なく見積もっても半年はかかる程の損傷だった

 

ブリッジ等には被害が無かったのがそめてもの救いだろう

 

「こうなると、闇の書の主を直接確保するしか……」

「でも、闇の書の主は分からないし……」

 

闇の書の主については全くと言っていいほど情報がない

 

最も、闇の書の主については規則性が無いため、どうしようにも活動を始めるまで分からないのだ

 

「……せめて、シャロンさんか玲音さん、なのはさんを確保できればいいのだけど……」

 

だが、彼等は顔を割られてる。そう簡単には出てこないだろう

 

管理局側ははやて側とは違い、難航していた

 

 

 

 

それから二日後だった

 

「この気……シャロか?しかも一人……」

 

佑真がシャロの気を探知した。しかも、シャロは一人きりだと言う

 

「佑真さん、クロノ達と武装隊を連れて行ってきてください」

「分かりましたよっと」

 

そして、ちゃっちゃと支度を済ませてクロノと武装隊を少数集め、瞬間移動でシャロのいる世界に移動する

 

瞬間移動してすぐにシャロは見付かった

 

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。シャロン・ランフォード。ついて来てもらうぞ」

 

クロノがすぐにシャロにS2Uを突きつける

 

「え?あぁ……別に構いませんよ?」

「そうか。なら無力化させ……は?」

「別に連れてけばいいんじゃないですか?」

 

力づくでも連れていこうとしていたクロノは思わずまぬけな声を出した

 

シャロは別段トイズを発動させたようにも見えない。何処行く風みたいな感じだった

 

「そ、そうか……佑真。頼む」

「あぁ……(シャロのやつ……何考えてるんだ……?)」

 

佑真はシャロの肩に手を置き、クロノと武装隊が自分に触ってることを確認すると、瞬間移動した

 

そして、地球の仮拠点へ

 

「あら、早かったわね」

「物分かりがよくて助かりました」

 

シャロは仮拠点を見渡すも、特に何も言わなかった

 

「では、シャロンさんには話を伺いますから、こちらへ」

 

シャロは無言でリンディについていく

 

シャロには何時ものようなハチャメチャさがなかった

 

そして、ある部屋に移動させられ、中にあった椅子に座った

 

リンディは机を挟んだ所にあった椅子に座ってシャロに向き合った

 

「ではまず……シャロンさん?あなたはなんでヴォルケンリッターと一緒にいたんですか?」

「さぁ……特に理由なんて無かったと思いますよ。やりたかったからやった。それだけです」

 

何時ものシャロを知ってる者なら何かおかしいと思うところを、リンディはスルーした

 

「そう……次にあなたの仲間は何人いたの?」

「ヴォルケンリッター位ですよ。他には会ってませんし」

 

シャロは平然と嘘をついた

 

「玲音さんとなのはさんについては?あなたと同じ艦に乗ってた筈ですが」

「あぁ、あの二人ですか。やけに熱心でしたね。もうあたしには関係ありませんが」

「……では、あのスペースペンドラゴンという次元航空艦については?」

「知りませんよ。勝手に連れてかれただけです」

 

シャロの言葉は殆どが嘘で出来ていた

 

が、リンディはそれに気付かない。いや、気付けない

 

「じゃあ……闇の書の主については?」

「会ってませんよ。声もボイスチェンジャーで変えられたものでしたし」

「そう……ですか。なら、何故あなたは次元航空艦から降りたのですか?」

「飽きたからですよ。あそこに居る義理はありませんし。あ、一応スペースペンドラゴンには恋人が居ますから占領しても非人道的な扱いは止めてくださいね」

 

髪の毛を弄りながら、適当に答えるシャロ

 

リンディはこれ以上先は仲間であった條助達に聞いてもらおうと思い、部屋を出た

 

シャロは出たのを確認してから、立ち上がった

 

「さて……やりますか」

 

そもそも、何故シャロが佑真達について来たのか。理由は先日まで遡る

 

シャロを含めた全員で会議をしていたときだった

 

シグナムが相手が持っている情報が欲しい。と呟いたのだ

 

そして、それを聞いたシャロが自分がわざと捕まり、潜入して探ってくる。と言ったのだ

 

その後、アリサに心配されながら、シャロは翌日、スペースペンドラゴンを降りた

 

そして、今に至る

 

シャロのやることはこれから誰にも見つからないように潜入し、情報を入手。そして地球の臨海公園へ行き、待機しているヴィータと共にスペースペンドラゴンへ帰る

 

これをアースラスタッフに見つからないように行わなければならない

 

シャロは潜入に不利な長い髪をポニーテールに纏めて服の中に入れた

 

髪の先がチクチクしてくすぐったいが、構ってられなかった

 

シャロは正面のドアが自分の方に引いて開ける物だと先程見て覚えてたため、ドアが開くと死角となる場所に張り付いた

 

そして、ハイパーセンシティブを発動した

 

暫くして、誰かが入ってきた

 

「よっ、シャロ……って居ねぇ!?」

 

條助だった。が、シャロが視界で確認できなかったため、急いで部屋から飛び出した

 

「行きましたね……周りに人はいない。チャンス!」

 

ハイパーセンシティブで強化された五感で人に見つからぬように移動する

 

「コンピュータがある場所を見付けないと駄目ですね……」

 

シャロは現在、自分の周りに幻惑のトイズで気を漏らさない膜を作ってる。そのため、佑真に見つかる事もない

 

アースラスタッフが居ない所をハイパーセンシティブで探してサッと移動する。が、急にアースラスタッフの様子が慌ただしくなった

 

シャロは何故か偶然おいてあったダンボールの中に入って身を隠す

 

自分が脱走したのがバレたのだろう。だが、それは想定内の事

 

「それにしても、ダンボールは凄いですね……本当にバレません……」

 

コソコソとアースラスタッフの視界に入りながらも移動するが、何故かバレない

 

それをいい事にこそこそと移動していく。周りは見えないが、ハイパーセンシティブでちゃんと周りを確認している

 

そして、誰かが近付いてくるのが分かり、動くのを止めた

 

「なんだ?このダンボール……」

 

クロノだった

 

シャロはなるべくバレないように息を止め、箱に空いてる穴から外を伺う

 

「エイミィ辺りが落としたのか?仕方ない。片付けておくか」

 

クロノがしゃがんでダンボールを持ち上げる。すると、そこにはシャロが

 

「…………は?」

「人形になれ!」

 

呆然としてるクロノに向かって人形化のトイズを発動。クロノは人形となった

 

「……あれ?無敵じゃないですか?これ」

 

シャロはダンボールを取り返すともう一度被って移動し始めた

 

クロノが保護されたのは十分後だった

 

 

 

 

「ここですかね……なんかそんな感じがしますし……」

 

シャロはとある部屋にたどり着いた。そして、ゆっくりゆっくりとドアを開けた

 

中にはエイミィがいて、カタカタとキーボードを叩いていた

 

「シャロンちゃんが言ってくれたデータ……纏めてみたけどそんなに役に立ったとは言えないかな……?」

 

エイミィが呟いてたが、自分が相手の有利になる情報を全くと言っていいほど喋らなかったから当たり前だ

 

シャロはこそこそと移動してコンセントの前まで移動。二の腕の金属ベラを手に持ってコンセントにぶっ刺す

 

そして、そのまま電脳空間を漁り始める

 

(……え?持ってる情報これだけ?)

 

あまりにも持っている情報を少なかったため、逆に驚いた

 

持っている情報は本当に少なく、シャロ、玲音、なのはがあちら側についている、ヴォルケンリッターは既にいる、スペースペンドラゴンという謎の次元航空艦を拠点としている。これだけだった

 

だが、逆にこれだけしか情報がないのならこれからも動きやすいだろう。と思ってるともう一つ情報を見付けた

 

そして、内容を見て驚いた

 

(な、なんですか……これは……)

 

闇の書についている者と闇の書の主、そしてヴォルケンリッターは世界をめちゃくちゃにしようとしている。そんなふざけた情報だった

 

(だ、誰がこんなものを……)

 

情報提供者を見た。高坂だった。今度男の象徴でも潰すか、と決心した。でも仮にも触りたくないのでビームで焼くか、と決心した

 

だが、そんなめちゃくちゃな情報があったのは確か。だから、クロノ達はあそこまで必死に自分達を追ってくる

 

(とにかく、これを皆に伝えないと……)

「えっと、コンセントっと……あれ?なんでこんなところにダンボール?」

(あ、ヤバっ)

 

エイミィがこちらに寄ってきた。シャロは電脳空間から意識を戻してコンセントから金属ベラを抜いた

 

「えっと、よいしょっと」

(わわっ!?)

 

エイミィは持ち上げるのではなく、ダンボールをずらした

 

予想外の行動に驚きながらも、PKで飛びながら移動して、なんとかぶつからなかった

 

エイミィはコンセントにケーブルを刺すと、鼻歌を歌いながらもう一度パソコンの前の椅子に座ってキーボードを打ち始めた

 

シャロはそれを確認してこそっと外に出た

 

「さて、あの窓から脱出しますか」

 

そして、すぐそこにあった窓からフライアウェイ。その後、ヴィータと合流してスペースペンドラゴンに戻った

 

そして、クロノだが

 

(戻してくれ~……)

 

すっかりさっぱり忘れ去られていた




オチは投げっぱなしジャーマンです。お、思い付かなかったとかそんなんじゃないんだからね!

次回、高坂がなんかやるかな?主にはやて側にマイナスな方向で
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