魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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なのはとフェイトとひなたがちょっと魔改造?

ひなたのほうはちょっと無理があったかな?


第52話

「結構へばってきたんじゃない?闇の書の意思さん?」

「くっ……」

「トドメといくか?」

「そうだね。決めようか」

 

アリシアが刀を鞘に収め、居合の構えを取る

 

佑真もファイナルかめはめ波の用意をする

 

対して闇の書の意思は満身創痍

 

「……一閃「忽の……」

「させん!」

 

闇の書の意思が短距離転移でアリシアと佑真の前に移動する

 

「げっ!?」

「必殺技の時に攻撃は御法度……」

「知ったことか!」

 

佑真の反論を適当に返して闇の書の意思は闇の書を開いて二人に向ける

 

その瞬間、二人の体が闇の書に吸い込まれていく

 

「うぉっ!吸われる!?」

「あ~……皆さんさよ~なら~」

 

明らかに暴れすぎた二人はアリシアの気の抜けた声を最後に闇の書に吸い込まれていった

 

「まずは二人か……」

 

闇の書をパタン。と閉じる闇の書の意思

 

「そんな……」

「吸い込まれた……?」

「マジかよ……」

「……とにかく、闇の書の意思を攻撃して二人を助けるよ!」

「うん!レイジングハート・エクセリオン!」

「バルディッシュ・アサルト!」

『セットアップ!!』

 

ひなたが両手で銃を持って銃口を闇の書の意思に向ける

 

それを合図に空を飛べる者が闇の書の意思に向けて構える

 

夢咲は紫色の弓を構えている

 

そして、なのはとフェイトは新しく生まれ変わった自分達のデバイス、レイジングハート・エクセリオンとバルディッシュ・アサルトを掲げ、セットアップ。バリアジャケットのデザインが少し変わり、レイジングハートとバルディッシュには見て分かる位にカートリッジシステムが取り付けられていた

 

「来い。一人ずつ眠らせてやる」

 

最強の二人が居ない状況で、戦闘は再び始まる

 

 

 

 

「……ん?……あれ?」

 

アリシアは布団の中で目を覚ました

 

真上は和風の天井。布団の周りは畳

 

プレシア達と共に暮らしてる家ではない。そして、外には大きな庭と枯れた桜の木。さらに池

 

その光景にアリシアは見覚えがあった

 

「ここ……白玉楼?」

 

起き上がりながら、自分の考えられる場所の名前を口に出した

 

そこで気が付いた。自分の服が真っ白な和服。白玉楼で寝間着として使ってた服だと

 

だが、自分の肌はちゃんと血色がいい。幽霊の時は血の気がなく、真っ白だった

 

「……そうだ。わたし、闇の書の意思と戦ってて、闇の書に吸い込まれて……」

 

そこまで口に出した時、真後ろに人の気配を感じた

 

「その通りですわ」

「紫……かな?」

「正解」

「説明してくれる?」

 

アリシアは後ろを向かず、紫と呼ばれた女性に問いかけた

 

「ここは……言うならば夢の世界」

「夢?」

「闇の書が現実と錯覚するような夢を見せて闇の書から出られないようにする……ほんと、悪趣味な魔法ですこと」

 

パチン。と音が響いた

 

多分、扇子を持っているのだろう

 

「なら、なんで紫はここに?」

「『境界を操る程度の能力』でちょちょいと」

「理解できたよ。で、抜け出すには?」

「全力でぶち抜きなさいな」

「分かった」

「ですが、暫くは夢の中で幽々子達とまた暮らすのもいいかもしれませんわよ?」

「……夢の中で半日くらいはいいかな」

 

既に紫と呼ばれた女性の気配はなかった

 

アリシアはタンスの前まで移動しながら服を縛っていた紐を解いて服を脱ぐ

 

そして、タンスから適当に服とスカートを取り出し、着る。リボンで髪型を整え、寝間着をキチンと畳む。洗うのは後でだ

 

チュンチュンと鳥の鳴く音……はしないが、大福のような幽霊がふよふよと空を飛んでいる

 

たった数ヶ月前に何度も見た光景なのに酷く懐かしく感じた

 

この夢から覚めれば、次にこの光景を見れるのは自分が死んだとき……いや、死んでも来れないかもしれない

 

ここ、冥界は死後の魂が集う場所。なのだが、普通は閻魔大王に裁かれ天国行きか、地獄行きかを決められ、暫く経ってから輪廻転生に従い、新たな体を得る

 

冥界に居るのは亡霊と呼ばれる幽霊。アリシアも三十年程前、死んだ後に死んでも死にきれないと思ったらこの白玉楼の庭で横たわっていた

 

しかも、普通の魂とは違って人の形を保ってだ。こればっかりはずっと謎のままだ。ちなみに、普通は大福のような形の幽霊でふよふよと浮いてるらしい。霊力があるかないかの差なのか、それも分からない

 

あの時はお母さんに会えないと聞かされてピーピー泣きわめいたっけ……なんて思いながら、部屋に立てかけてある木刀を二本手に持ち、小太刀を腰に、太刀を背中に刺して準備は完了

 

「アリシアさん、起きてますか?」

 

部屋の中をひょこっと覗く少女が一人。そのすぐそばには大福のような者がふよふよと浮いている

 

「あ、妖夢……うん。起きてるよ」

 

魂魄妖夢。アリシアが冥界に来てから最初に話しかけてくれて、最初に友達になった少女

 

そして、剣の腕を競うライバルでもある

 

そんな彼女を見て軽く泣き出しそうになったが、ぐっと堪える

 

「それでは、何時ものやつを」

「うん。やろっか」

 

アリシアと妖夢は縁側を出て、靴を履く。そして、走り出した

 

二人の日課である白玉楼周りのランニングだ

 

二人とも剣を背負っているため、走りにくいし重いと思うのだが、走り続ける

 

何事も基礎からだ。ランキングは一時間程続いた

 

アリシアの体が走った事で火照ったが、冥界のひんやりとした空気ですぐに冷めた

 

幽体の時は体温なんて上がらなかったから、これは本当に夢なのだと、火照った体はアリシアに呼びかけた

 

そして、次は剣を抜き取り、素振りを二百回。ブン!ブン!と二人の刀を振るう音が響く

 

二人とも完全に集中してるため、完全に無言だ。だが、素振りのペースは全く同じ

 

そして、二百回の素振りが終わる

 

すぐに二人は靴を脱いで縁側を走り、厨房へ。そして、すぐに真っ白なエプロンを装着する

 

「今日は?」

「お米と味噌汁。魚です」

「何匹?」

「五十で」

「了解」

 

有り得ない数字がさらりと出たが、二人は朝食の準備にかかる

 

妖夢は昨晩の内に用意し、ランニングの前に炊いておいたお米がつまみ食いされてないか確認し、大きな鍋で味噌汁を作り始めた。大体三十人前

 

アリシアも七輪を何個も使って魚を焼き始めた

 

焼けるのを待つ間に大根をすり下ろす。高速で

 

そんなスピーディーな朝食作りは三十分程度で終わった。早すぎだ

 

出来た量は三十人前位

 

このうち、二人前は二人で食べる。じゃあ後の二十八人前は?

 

「う~ん……いい匂い」

 

と、匂いにつられて出てきたこの白玉楼の主、西行寺幽々子の分だ

 

「あ、幽々子様。もう出来てるから座っててください」

 

幽々子がふわ~っと居間に向かう

 

二人はせっせとご飯を運ぶ

 

大量の魚を一つの皿に無理矢理乗っけて、残りの二皿に一匹ずつ、ご飯のお椀に一つは山?と思わず声が出そうなくらい米を盛り付け、残りの二つに並程度に盛る

 

味噌汁は普通に

 

「出来たよ~!」

 

アリシアと妖夢が居間にその朝食を持っていく

 

「はい、幽々子」

 

アリシアは山盛りのお米と大量の魚を幽々子の前に置き、味噌汁も置いた

 

妖夢は自分とアリシアの分のご飯をテーブルに置いた

 

そして、三人で手を合わせ、

 

『いただきます!』

 

これが、白玉楼での日常

 

数秒後

 

「おかわり!」

「はい」

(相変わらず速っ……)

 

これも白玉楼での日常

 

 

 

 

「……ん?ここどこだ?」

 

佑真は何処か分からない場所で目を覚ました

 

そして、すぐに闇の書に吸収された事を思い出した。自分のほんっとうに微かな原作知識と照らし合わせ、ここが夢の中だということも理解できた

 

なら、もう少し経ったらぶち抜くか。と考えていると、人を見つけた

 

オレンジ色の道着と青色のインナーを着た大人だった

 

「あの人……何処かで……」

「……ん?うぉっ!?オメェ何時の間に!?」

 

その道着の人物がこちらに気付いて振り向き、驚きの声を上げる

 

佑真はその人物に見覚えがあった。いや、知っていた

 

「そ……孫……悟空?」

「え?何でオラの名前知ってんだ?」

 

孫悟空。ドラゴンボールの世界で何度も地球を救った英雄である

 

そして、佑真と同じ純粋なサイヤ人でもある

 

「えっと……孫悟空さんですよね?」

「おぉ。オラは孫悟空だ」

「俺、波風佑真って言います」

「佑真か。よろしくな」

 

悟空が近付き、右手を差し出してきた

 

佑真も右手を差し出して握手を交わす

 

「それにしても、何でオラの事知ってたんだ?トランクスみたいに未来から来たのか?」

「あ~……色々とありまして。それに俺、」

 

佑真は自身にかけていた魔法を解除する

 

すると、佑真に猿のような尻尾が現れた

 

「サイヤ人なんですよ。純粋な」

「サイヤ人!?こりゃあおでれぇたな」

 

悟空が驚いた。それもその筈

 

サイヤ人は悟空の知る中でもかなり少なく、純粋なサイヤ人と言ったら自分とベジータ、それに今は遠い星にいるベジータの弟位しかもういない

 

「それに、その年でその気……」

「これでも修行はしたんです。それで、つい最近なんですけど……ハァ!」

 

佑真は悟空の前でスーパーサイヤ人になって見せる

 

「ブチ切れたらスーパーサイヤ人になれまして……」

「いぃ!?スーパーサイヤ人!?」

「あ、悟空さんはスーパーサイヤ人は何までなれるんですか?」

「オラか?オラは……ハァァ!!」

 

悟空が気合の入れた声を出す

 

金色の気が現れ、スーパーサイヤ人に。さらに稲妻のようなものが走りスーパーサイヤ人2に。今度は髪の毛が伸びて顔が全体的に強面になる

 

「スーパーサイヤ人3までだ」

「凄い……」

 

佑真でも、その気の増加は見て取れた

 

さっきまでの普通の悟空と比べて何十倍にも気が膨れ上がったのだ

 

「……悟空さん。俺をほんの少しの短い間ですが……鍛えてください!」

「佑真をか?」

「はい!お願いします!」

 

佑真が頭を下げる

 

悟空は暫く黙り、

 

「わかった」

「ありがとうございます!!」

「だが、ビシバシ行くぞ。途中で止めたいと言っても止めねぇからな」

「望むところです!!」

 

かくして、地球を何度も悪の魔の手から救った英雄との修行が始まった

 

 

 

 

一方、外で戦っている玲音達だが、前までとは違い、かなりの善戦をしていた

 

條助、フェイト、シャロ、そして途中で合流したアルフを前衛に、玲音が後衛まで下がって残りが後衛となった

 

「なのは!タイミング合わせろよ!」

「うん!」

「メタリウム光線!」

「ディバインバスター!」

 

玲音のメタリウム光線とディバインバスターが一つになり、闇の書の意思を襲う

 

闇の書の意思はそれをプロテクションで防ぐ。が、そのすぐ後ろにはフェイトが

 

「バルディッシュ!ザンバーでお願い!」

『Yes sir』

 

バルディッシュがカートリッジを搭載され、スカさんが必要だろうと取り付けた大剣の姿、ザンバーフォームとなる

 

そして、ザンバーフォームのバルディッシュで闇の書の意思を斬りつける。が、闇の書の意思はそれを黒いレヴァンティンで防ぐ。が、フェイトはその黒いレヴァンティンを蹴りあげ、回転しながらバルディッシュの柄の部分で闇の書の意思の腹部に攻撃

 

「ツインブレードザンバー、スタンバイ!」

『Yes sir』

射出(ファイア)!」

 

バルディッシュのザンバーが短くなったと思った瞬間、柄の部分から短くなったザンバーもう一本、発射された

 

「ロック!」

 

そのザンバーは柄の部分が金色の魔力糸で繋がっており、フェイトの言葉に応じてグルグルと闇の書の意思の周りを飛び回り、金色の魔力糸で闇の書の意思を縛り付けた

 

「サンダーレイジ!」

 

そこにフェイトの十八番であるサンダーレイジが零距離で流される

 

「ぐぅっ!?」

「ザンバー、スタンバイ!」

『Flash move』

「疾風怒涛!」

 

フェイトがフラッシュムーブを使う。そして、闇の書の意思との距離がザンバー一本分まで縮まった瞬間、ツインブレードザンバーが一本のザンバーに戻る。その瞬間、ガシャン!とカートリッジが作動し、空薬莢が一つ飛び出す

 

「フラッシュザンバー!」

 

闇の書の意思を通り過ぎる瞬間、バルディッシュを一閃。その瞬間、闇の書の意思に無数の切り傷が現れ、パイルバンカーが破壊された

 

フェイトがその場からサッと離れる

 

「レイジングハート!フォートレスビット、転送!」

『All right』

 

今度はなのは。なのはの言葉にレイジングハートが答え、なのはの周りに四機の盾のような物が転送されてくる

 

スカさんが後衛のなのはの為に作った支援砲撃機、フォートレスビット。盾にもなる優れものだ。操作はなのはの意思に応じるため、なのはが囲まれた時や多数が相手の時に使える

 

「行って!」

 

なのはの意思に答え、フォートレスビットが闇の書の意思を囲むように動く。二機で対角線上に並ぶように囲んでいる。四角形の角がフォートレスビット、闇の書の意思が中点と考えていただけるとありがたい

 

ちなみに、フェイトが離れてからフォートレスビットが闇の書の意思を囲むまで二秒ほどしかたってない

 

「モードリフレクト!バスター、スタンバイ!」

 

なのはの言葉と同時にフォートレスビットの先に桜色のスフィアが出来上がる

 

「クロスファイア、シュート!」

 

なのはの合図と共に闇の書の意思に向けて砲撃が放たれる。が、簡単に当たる訳がなく、闇の書の意思は上に飛んでそれをよける。が、砲撃は各フォートレスビットに当たり、反射。闇の書の意思へと向かっていく

 

「なにっ!?」

 

闇の書の意思が四つの砲撃に飲まれる。そして、なのはは既に砲撃の準備をしている

 

砲撃が終わった瞬間、なのはの元にフォートレスビットが戻り、砲撃のスフィアをフォートレスビットが囲む。そして、ガシャン!とカートリッジが作動。空薬莢が排出されると同時にスフィアが巨大化する

 

「エクセリオンバスター!!」

 

そして、なのはの放ったエクセリオンバスターが闇の書の意思に直撃した

 

「よし!」

「やった!」

 

自分達の技が上手く決まった事で2人は声を出して喜んだ。が、疑問を持っているのは原作知識持ちのひなた

 

(あるぇ~?なんかフェイトはライオットザンバーみたいなの使ってるしなのはに至ってはフォートレスビット?なんか色々と違う……スカさん、あんたやり過ぎっす)

 

(いい意味の)変態に技術を持たせた結果がこれだよ!と内心で叫びながらも、闇の書の意思に目を向ける

 

パイルバンカーは壊れて、服も所々切られては焼け焦げ……と、満身創痍だった

 

アリシアと佑真にフルボッコにされたのもあってか、闇の書の意思は少し弱体化していた。その為、ここまでボコボコにする事が出来た

 

そして、最大の誤算はなのはとフェイト。スカさんがかなりデバイスに手を加えたため、魔法のバリエーションが増え、かなりの強化がされていた

 

「なんかこのフォートレスビット、盾みたいだな」

「ジェイルさんは盾にもなるって言ってたよ。装着するとこんな感じ」

 

なのはのレイジングハートを握ってない右手にフォートレスビットがガシャン。と音を立てて装着される

 

ちなみに、なのはの腕に機械が巻き付くように装着されるため、どれだけブンブンと腕を振ってもとれることはない

 

「一気にメカメカしくなったな」

「そうかな?」

「まぁ、かっこいいからいいんじゃないか?」

「ありがと~。えへへ~」

 

玲音に褒められてなのはが顔を少し顔を赤める

 

「あ、ひなたちゃん。ジェイルさんから手紙を渡すように言われてたんだけど……」

「手紙?」

 

なのはが懐から手紙を取り出してひなたに渡す

 

手紙はミッドの言葉で書かれてたが、なんとか読めた

 

『ひなた君。実は君にもなのは君と同じように追加武装を作っていてね。君の声で召喚されるようにしたよ』

 

あの変態め……と思った。そして、その下にはその追加武装について色々と書かれていた

 

ちょっと吹きそうになったが何とかこらえ、ポケットに手紙を仕舞う

 

「……ふぅ、転送、スタンバイ!」

 

ひなたの足元に魔法陣が展開される

 

「召喚、ムーンライト。フュージョンスタート!」

『System all green.Fusion』

 

ひなたのすぐ前にネックレスのようなものが現れ、ひなたの中に入っていく

 

その瞬間、髪の色が青色に変わり、目の色は翠からオレンジと黄色のオッドアイに

 

『Complete』

「……まさか最低限のAIしか搭載してないネックレス型ユニゾンデバイスなんて……色々と常識が壊れてるよ。いや、フュージョンデバイスだっけ?」

 

スカさんがひなたの為に作ったのはユニゾンデバイス……ではなく本人曰くフュージョンデバイス。名前はムーンライト

 

主にひなたの魔法の補助とマルチタスクの強化、魔力運用の効率を数倍まで引き上げるデバイスだ

 

実はユニゾンデバイスを作ろうとしたスカさんが作成に失敗したため、その失敗作集めて分解してくっつけてちょちょいとひなた用にアレンジした物だったりする

 

「ほぇ~……」

「……なんか凄いことになってんな……」

「あはは……まぁ、ちょっと試し撃ちしてみるね」

 

サンライトを構え、闇の書の意思に向ける

 

「サンライト、ロングバスターモード……フルバースト!」

 

闇の書の意思に向けて引き金を引く。瞬間、ひなたの背後に計三十一……ではなく六十二のスフィアが現れ、闇の書の意思を六十三連続で撃ち抜いた

 

「……なんか凄いことになってるぅ~」

 

思わず呟いたひなただった

 

 

 

 

「無駄ァ!」

「ハァァ!」

「どっせい!」

「ドォリャァ!」

「くっ!」

 

前衛四人は闇の書の意思相手に息が完璧にあったコンビネーションで善戦していた

 

闇の書の意思が攻撃しようとしたらそれを誰かが止め、止めた隙に誰かが攻撃する。その連続

 

「ぐぉぉ!!」

 

だが、闇の書の意思が叫び、魔力の爆発のような物で四人を吹っ飛ばした

 

「うぉっ!?」

「きゃっ!?」

「あぶぶっ!」

「くっ!」

 

吹っ飛ばされた四人が体勢を立て直すが、闇の書の意思は魔法の用意をしていた

 

巨大な桜色のスフィア。そして何処からか集まってくる魔力

 

『スターライトブレイカー!?』

 

前衛、後衛のひなたを抜いた全員が声をあげて驚く

 

「咎人達に、滅びの光を。星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ。貫け、閃光……」

「なのは!お前なんていうおぞましい詠唱考えてんだよ!」

「あれはわたしの知ってるスターライトブレイカーの詠唱と違うの!」

「痴話喧嘩は後にしてくれない!?」

 

玲音となのはの言い合いをひなたが拳骨で終わらせる

 

「取り敢えず逃げましょう!」

「何処に!?」

「……何処かに!」

「シバきますよ!?」

「大丈夫だ。まだ慌てるような時間じゃない。まずは誰が囮になるか……」

『お前が落ち着け!』

 

夢咲の提案をシャロか却下し、ひなたがとんでもない事を口走り、それを全員で止める

 

「とりあえずだ。皆、俺の後ろに」

「え?」

「ちょっくら相殺すらぁ」

「無茶だよ!」

「無茶も抹茶もあるか!不可能は俺が可能にする!」

 

ひなたが玲音の提案を止めようとするが、玲音は断固として引かない

 

ひなたはアニメで見てるのだ。闇の書の意思が放つスターライトブレイカーの狂った性能を

 

「……大丈夫だよ。玲音くんを信じよう?」

 

なのはがひなたに言う

 

「玲音くんなら大丈夫だから」

「……みんな、後ろに下がるよ。凄い衝撃が来るから病院にいる三人も連れてくるよ」

 

ひなたが皆に指示を出す

 

シャロがアリサ(ローウェル)を背負い、條助がすずかをお姫様だっこで抱き上げ、ゴールド・エクスペリエンスの腕にスティッキー・フィンガーズでアリサがしがみついている

 

お姫様だっこされたすずかは最初はわたわたとしてたが、次第に顔を赤くしながら落ち着いた

 

そして、玲音が闇の書の意思から数百メートル距離をとり、他の皆が玲音の五十メートル程後ろでプロテクションやバリアー等を何十にも張っている

 

「浄化の光……効くか分からんがやって見るか」

 

玲音が胸の前で両手を交差させる。その瞬間、金色の光が発せられる

 

そして、両手をゆっくりと下から上へ、円を描かように動かしていく。その軌跡に沿うように金色の光が尾を引いている

 

(頑張って……)

 

なのはが声を出さずにレイジングハートを両手で握るように手を合わせて静かに祈る。すると、不思議な事に桜色の光がなのはから発せられ、玲音の金色の光と合わさった

 

(これは……)

 

それを不思議に思いながらも、玲音は真上まで行った両手を動かし、右手に左拳を付けて、左手のエネルギーを全て右手に移す

 

金色の光と桜色の光が右拳を中心に渦巻く

 

「スターライト……」

「行くぜ……!」

 

桜色の砲撃スフィアと金色の光と桜色の光がさらに光を増す

 

そして、玲音が拳を引き、

 

「ブレイカー!」

「コズミューム光線ッ!!」

 

スターライトブレイカーの発射と同時に金色と桜色のコズミューム光線が発射された

 

 

 

 

一方、チンク対仮面の男'Sの戦いだが、既に決着がついていた

 

チンクが戦闘機人であり、ISも戦闘特化だった事もあったので、開戦した瞬間、ランブルデトネイターで牽制し、誘導してハイパーオメガ砲で一網打尽にした

 

そして、途中で来たクロノは

 

「さぁて、どうやって今まで弄られた借りを返そうか?」

「ま、待てクロ助!私達の正体分かってるんだろ!?」

「いいや?知らないなぁ。お前らがギル・グレアム提督の双子の使い魔で猫が素体のリーゼロッテとリーゼアリアなんてぜ~んぜん。全く、これっぽっちも分からないなぁ」

「分かってるじゃないか!」

「問答無用!デュランダル!」

『Ok boss』

「さぁて、どんな氷像にしてやろうか?」

 

チンクは何だこいつら。と呟いた後、ボードに乗ってゆっくりと祈梨達の方に移動し始めた

 

暫くしてからパキパキパキ。と何かが凍るような音と仮面の男の悲鳴が聞こえた気がしたが、チンクは無視した

 

そして、思った事は一つ

 

人はどれだけ真面目でも壊れる時は壊れるもんなんだな……と

 

 

 

 

「その程度か?」

「ぐぬぬぬ……!」

 

玲音と闇の書の意思との撃ち合いだが、玲音の方が不利だった

 

闇の書の意思のスターライトブレイカーが予想より遥かに強かったのだ

 

突き出した拳から放たれているコズミューム光線はスターライトブレイカーを押し留める……いや、押し留めきれていない

 

徐々にスターライトブレイカーは玲音に迫っていく

 

「終わりだ」

 

闇の書の意思の声と同時にスターライトブレイカーの威力がさらに増し、玲音のすぐ前までスターライトブレイカーが迫る

 

「駄目だ……夢咲!リボンで玲音を回収……」

「大丈夫だよ」

 

ひなたの指示を途中で遮るなのは

 

「ほら」

 

玲音の金色の光は段々と青く染まっていった

 

そして、その光は桜色の光と共にスターライトブレイカーを押し出していく

 

「こんな所で負けて未来を閉ざされる訳には行かねぇんだよ!」

 

金色の光が完全に青く染まる

 

コスモストライク。コズミューム光線にフューチャーエナジーが加わったウルトラマンコスモスの最強の必殺技

 

ルナの『優しさ』、コロナの『強さ』、エクリプスの『勇気』。そして未来を信じる『希望』の光線

 

「コスモストライクだ!貰っていきな!」

 

そして、このコスモストライクにはもう一つ。なのはの『信頼』が加わっている

 

「こうなれば……!」

 

闇の書の意思がスターライトブレイカーの威力を最大まで上げる。が、コスモストライクは止まらない

 

「こっちも……フルパワーだ!!」

 

コスモストライクもフルパワーとなり、さらにスターライトブレイカーを勢い良く押し込んでいく

 

「くっ……うぉぉ!」

「終わりだぁぁ!」




東方projectより、魂魄妖夢、西行寺幽々子

ドラゴンボールより、孫悟空、スーパーサイヤ人2、スーパーサイヤ人3

ウルトラマンAよりメタリウム光線

なのはのフォートレスビットですが、Force編のAEC00X《フォートレス》の三つのシールドのうち、一番デカイシールドだけが四つある感じです。なので、なのはが飛んでないと手に着けていると引きずります。ガリガリと

フェイトのツインブレードザンバーですが、こちらもForceのライオットブレードⅡを想像していただけるとありがたいです。ただ、変更点は連結モードか無く、StSのライオットのように金色の紐みたいな物がついています

ひなたの方は無理があるかもしれませんが、オリジナルのフュージョンデバイスです。ユニゾンデバイスとは違って魔力を効率よく運搬出来たりするだけですが、ひなたの場合無駄に魔力を使ってたので、三十一のスフィアが六十二と倍に変わりました。撃った時に六十三になってたのはスフィア+銃口の数です。三人の新たな装備はこんな感じです

アリシアと佑真は原作のフェイトのように闇の書の中へ……ですが、特に佑真は凄いことにw

既に次回は八割方書き終えてるのですぐに投稿出来ると思います

ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLEより、コスモストライクでした

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