魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

58 / 85
一気に突っ走りますよ~


第53話

闇の書の意思を爆煙が包む

 

スターライトブレイカーとコスモストライクの競り合いはコスモストライクが打ち勝ち、闇の書の意思に直撃した

 

「あ~……疲れた。すっげぇ疲れた」

「にゃはは……お疲れ~」

「あの破壊光線に競り勝つなんてねぇ……」

「もう玲音さん一人でいいんじゃないですか?割とマジで」

「手も足も出ずにフルボッコにされたのをお覚えで?」

 

玲音は軽く息を切らしながらも案外余裕そうだった

 

そして、爆煙が晴れると共に闇の書の意思が姿を現す。が、

 

「ぐっ……うぐぁ……」

「あれ?なんか苦しんでる?」

「コズミューム光線とコスモストライクは浄化技でもあるからな。闇の書の闇を浄化したんだろう。完璧とは言えないが」

 

フルムーンレクトなら多分完全に分離させれただろうな。と軽く言う玲音だった

 

「後はワクチンを撃ち込めばはやてが自力で戻ってくるだろう」

 

 

 

 

「……ぅん?」

 

真っ暗な何処か分からない空間の中、はやては目覚めた

 

「主。眠っててください。寝ている内に全て終わります」

 

はやての目の前には銀色の髪と赤色の瞳が綺麗なナイスボデーの女性がいた。そして、はやてに話しかけていた

 

が、寝ぼけてるはやてにその言葉の意味は分からず

 

「うへへ……だ~いぶ」

 

女性の豊満な胸にダイブ

 

「あ、主!?」

「……で、ここどこや?」

 

胸から顔を離してキョロキョロとする

 

「お姉さん、今北産業」

「い、今北……?」

「三行で説明して」

「えっと……ここは闇の書の中

防衛プログラムとかが暴走中

主の願いを叶えるために色々とやっちゃってます」

 

なるほど。とはやてが声を出す

 

「よし、ここから出よか」

「えっ?」

「いや、なんかロクでもない事してるんでしょ?」

 

はやてが言ったことは大体合ってた。と、いうかやっちまった後だ

 

「……分かりました。私も協力します」

「ほな、とっととここを……あ、せや。管理人格って誰が知っとる?」

「あ、闇の書の管理人格は私です」

「あら、これまたアッサリと」

 

アッサリと管理人格に会えたことに少し驚いた

 

「そういえば、闇の書やなくて夜天の書やで?」

「は、はぁ……」

「で、どうやったら出られるん?」

「……出られません」

「あ、そういえば防衛プログラムを夜天の書から切り離すとどうなるん?」

「おそらく私達は外に弾き出されるかと。そういえば先程防衛プログラムが分離させられかけた気が……」

「あ、それが来たってことは……何時でも外に出れる準備しといてな」

 

 

 

 

「さて、苦しんでる内に……一本イっとく?」

 

ひなたがスッとワクチンプログラムが込められたカートリッジを取り出し、なのはに渡す

 

「うん」

 

なのはが受け取り、先程空きが出来たマガジンにセットし、レイジングハートにセットする

 

「行くよ、レイジングハート!」

『All right my master』

 

ガシャン!とワクチンプログラムの入ったカートリッジが使われ、ワクチンプログラムだったカートリッジの空薬莢が排出される

 

そして、桜色の砲撃スフィアがレイジングハートの先端に作られる

 

「フォートレスビット、セット!」

そのスフィアをフォートレスビットの先端が囲む

 

「なのは、ついでにこいつも持っていけ」

 

玲音が即席のフルムーンレクトをスフィアに撃つ。桜色と金色が混ざり合う

 

「行くよ……ハイペリオンスマッシャー!!」

 

桜色と金色の砲撃がなのはから放たれた

 

 

 

 

一方、闇の書に吸収されたアリシア

 

既に時間は昼になっていた

 

「そろそろお昼だね」

「そうですね」

 

二人は朝の訓練を終えて昼食作りにかかっていた

 

二人の手際はかなり鮮やかだった。何十年も作り続けてきた事でここまで鮮やかになったのだろう

 

「……アリシアさん。何時までここに居るつもりで?」

「……え?」

 

アリシアが思わず手を止めて妖夢に聞き返す

 

「あなたは戻らなければならないのでしょう?」

「……」

「幽々子様も既にご理解してますよ」

「幽々子も?」

「遅れる前に行ったらどうですか?」

「……そうだね」

 

アリシアは久々の白玉楼での生活が楽しかった

 

出来るなら、せめて一日でも長く居たかった

 

ここで戻れば何十年もの別れが待っているのだから

 

「私達は何時までもここに居ますよ。私に寿命はあってないような物ですし」

「……でも」

「ほら、行った行った」

「え?ちょっ!」

 

背中を押されてそのまま庭まで連れていかれる

 

「よ、妖夢!」

「妹さん、居るんでしょう?」

「……」

 

アリシアの手に白桜剣と桜東剣が握らされる

 

「ほら、行ってください」

「でも……」

「大丈夫です。また会えます」

 

アリシアに向けて妖夢が微笑む

 

「……うん。またね」

「また会いましょう。なんでしたら紫様に……」

「その手があった!今度遊びに来るね!」

 

紫は白玉楼とを行き来出来るらしい

 

アリシアはそれを思い出せなかったようだ

 

そして、アリシアは白桜剣を腰にさし、桜東剣を後ろ腰にさした

 

そして、白桜剣を握り込む

 

繰り出すはアリシアの限界の速さの剣

 

三十年の修練で得た最速の一撃

 

「「雲耀の居合」……!」

 

雲耀。 それは忽よりも速く忽の十分の一の速さ

 

時間にして0.0005秒。脈拍の八千分の一のまさしく神速とも言える速さ

 

アリシアが刀を握る手に力を入れた瞬間、刀は既に振り終えていた

 

剣に関してはアリシアよりも長く修練してきた妖夢ですらそれを見ることは出来なかった。斬られた者は斬られた後も暫くは斬られたと理解する事が出来ないだろう

 

そして、数秒後、空間にパキパキッとヒビが入り、次の瞬間には割れた

 

アリシアは上に向けて飛び立った

 

 

 

 

そして、悟空と修行してた佑真

 

「はぁ……はぁ……」

「大分強くなれたんじゃねぇか?」

「はい……自分でも強くなれたとわかります……疲れましたが……」

「そうか。なら良かった」

 

佑真の戦闘力と気は短時間の修行だったが、なかなかのパワーアップが出来た。修行としては悟空の気を弾いたり何時間ものランニングだったりスーパーサイヤ人ではない状態で十倍以上の重力の中、人差し指だけで腕立て伏せをしたり悟空と模擬戦したり……等々

 

新たな力もこの短時間で身につけていた

 

「そろそろ行くんだろ?」

「……分かってましたか 」

「まぁな」

「……ありがとうございました。悟空さん」

「そんじゃ、最後にこれを持ってけ」

 

悟空は佑真に近付くと、青色に揺れる何かを佑真の胸に当てた。すると、青色の何かは佑真に吸い込まれた

 

「これは……?」

「多分二回が限界だ。使いどころを考えろよ?」

 

佑真自身は特にパワーアップした感じはしなかった

 

「あの……さっきのは……」

「言っちまえばここはオメェの夢の中だ。これは夢の中のオラ達からのプレゼントみてぇなもんだ」

「はぁ……ん?達?」

「休憩を挟んだだろ?そん時にベジータ達と会ったんだけど……すぐに消えちまった。気の塊だけ残してな」

「そうだったんですか……」

「ベジータと悟飯、悟天、トランクスの気にオラの気を合わせたんだ。合計『五人』分だ」

 

五人という言葉に佑真は反応した

 

あれへの変身条件を満たしているのだ

 

「知ってるんだろ?『ゴッド』を」

「まさか……」

「オラはすぐになっちまったが、佑真は自分の気持ち次第でなれる。けど、二回が限度だ」

「……分かりました。ありがとうございました……もうお別れです……」

「おう。頑張れよ」

 

佑真は悟空に背を向ける

 

「かぁ……」

 

両掌を虚空に向ける

 

「めぇ……」

 

その両掌を腰に持っていく

 

「はぁ……」

 

両掌の間に青色の圧縮された気が出現する

 

「めぇ……」

 

気はさらに大きさを増し、青色の光が現れる

 

「行け!佑真!」

「破ァァァァァァァァッ!!」

 

佑真の放った渾身のかめはめ波が闇の書が作った夢を壊す

 

「ハァ!」

 

佑真はスーパーサイヤ人になり、飛び立った

 

 

 

 

なのはの放った砲撃が闇の書の意思に直撃する。そして、そのまま闇の書の意思を海の方へと吹き飛ばしていく

 

その最中、白色の光と金色の光が飛び出し、闇の書の意思は真っ黒な球体に変わって海に落ちた

 

「出れた!」

「ん?こりゃ出てくるのが遅かったか?」

 

金色の光は佑真とアリシアだった

 

そして、白色の光はさらに大きくなり、中からはやてと銀髪の女性が現れた

 

「いくよ。『リインフォース』」

「はい、主」

『ユニゾン・イン!』

 

はやてとリインフォースと呼ばれた銀髪の女性がユニゾンする

 

はやての髪は金色になり、目は青色に

 

「リインフォース。わたしの杖と甲冑を」

 

そして、はやての杖、シュベルトクロイツが現れ、はやての騎士甲冑が展開される

 

さらにバグが完全に消えた夜天の書がはやての手に現れる

 

「皆、出てきて」

 

はやての言葉と共に夜天の書からピンク、緑、青、赤のリンカーコアが現れる。そして、それを中心に人の形を成していく

 

「我ら、夜天の主の元に集いし騎士」

「主ある限り、我らの魂尽きることなし」

「この身に命ある限り、我らは御身のもとにあり」

「我らの主。夜天の王、八神はやての名のもとに」

 

ヴォルケンリッターの四人、シグナム、シャマル、ザフィーラ、ヴィータが姿を現した

 

そして

 

「はやてぇぇぇ!!」

 

ヴィータがはやてに抱きついた

 

「もう、ヴィータは甘えんぼやね」

 

そんなヴィータを抱きとめながら、頭を撫でる

 

はやての元に皆が飛んでくる

 

「はやて、やっと戻ってきたわね」

「なんや迷惑かけたっぽいね」

「若干二名死にかけたけど……」

「え゛っ」

「まぁ、何とかなってなによりだわ」

「ちょ、ちょい待ち!どういうこっちゃ!死にかけた!?」

「首折られて腹に風穴だっけ?」

「そうですね。脊髄も逝った気がしましたけど」

「僕も肺が削れてた気が……」

「なんちゅー事してくれとるんや!リインフォース!!」

『私ですか!?』

「んな訳あるかいな!!」

『えぇっ!?』

 

理不尽に怒られたリインフォースだった

 

「でも……ほんとにごめんな?」

『生きてるから問題ナッシング』

「お、おう……」

 

サムズアップする二人にちょっと汗をかきなから何とか返事を返す

 

「そういえば、はやてちゃんの横にいた人は?」

 

祈梨がリインフォースの事を聞く

 

「リインフォースならわたしと融合しとるで」

「融合?」

「ん~……モンスターカード二枚で融合したと思ってもらえれば正解やね」

「???」

「祈梨は遊○王知らないわよ?」

「あ~……カー○ィのコピー能力」

「なるほど!」

「いやいや、違うでしょ」

「でもだいたいそんな感じやろ?」

 

ちなみに、祈梨以外の人物は遊○王の例えで理解していた

 

「そういえばひなたちゃんも……」

「あ、僕はスカさんに作ってもらったフュージョンデバイスってやつ」

『聞いたことないな……』

「スカさんが作ったユニゾンデバイスの失敗作のパーツを寄せ集めで作った物らしいから。世界に一つだけだと思うよ?」

「あの人ほんとなんやねん」

「変態」

「なるほど。変態に技術を与えた結果やね」

「流石はやて。理解が早い」

「じゃあ、なのはちゃんのそのデッカイファン○ルみたいなやつもスカさんお手製?」

「うん、そうだよ?あとファンネ○って?」

「気にせんでもええで」

 

何時ものような感じで話しているはやて達

 

「あと、見慣れない人は管理局の?」

「管理局についてた人間だ。波風佑真だ」

「斎条條助だ」

「アリシア・テスタロッサだよ。フェイトのお姉さんだよ~」

「ユーノ・スクライア。よろしくね」

「アリサ・バニングスよ」

「月村すずか。よろしく」

「えっと、佑真くんと條助くんとアリシアちゃんとユーノくんとすずかちゃんと……アリサ?」

「そうよ?」

「えっと……これだとアリサちゃんが二人……」

 

アリサ・バニングスとアリサ・ローウェルの二人がいるため、二人ともアリサと呼ぶとややこしい

 

「じゃあ、私はローウェルでいいわよ。玲音は元から呼び分けてたし。ただし、シャロは除く」

「なんで?」

「アリサ。こっちこっち」

 

ひなたがアリサをちょいちょいと手招きしてゴニョゴニョと話す

 

一言二言聞く度にアリサがニヤニヤと笑ってる

 

「そう。そうだったの。シャロは私の事、バニングスでいいわよ?」

「え?あ、はい 」

 

ニヤニヤとしたままアリサがシャロに言った

 

(あれ?なんでニヤニヤしてるんでしょうか……付き合ってるのバレてる筈ありませんし……あれ?)

(覗かれてたとかは無いわよね?結界の中だったし)

 

はやて側の皆はサーチャーで盗聴&覗きをしてたためバレッバレです。祈梨となのはとヴィータは知らないが

 

「あと、なんですずかちゃんは條助くんにお姫様だっこされてるん?」

「え?」

「あっ」

 

どうやら二人ともすっかり忘れてたそうで

 

「お、下ろして!! 」

「お、おう」

 

條助が地面に下りてすずかを下ろし、アリサもついでに下ろした

 

シャロもアリサ(ローウェル)を下ろした

 

「後はあれを消すだけやね」

 

はやては遠目に見える闇の書の闇を見る

 

まだ黒い球体のままだ

 

「確か、あれには何重にも結界が張ってあった筈だからそれを破壊してからコアの破壊。それで終わりだよ」

「まぁ、あれね。いつも通り全力全開って事ね」

 

夢咲がそんな事を言った瞬間、黒い球体が無くなり、中身が現れた

 

中身は……そこら辺の動物を特徴的な部分だけくっつけてみました的なことになってる

 

キメラと言ってもいいだろう。正直グロイ

 

「気色わる……」

「まさにキメラね……キメェキメェ」

「はいはい。上手いこと言っとらんではよやっつけよ」

 

はやてがパンパン。と手を叩いてピューっと防衛プログラムに向かって飛んでいく

 

それを追って皆が飛んでいき、防衛プログラムを囲むように配置につく

 

「結界は?」

『四重です。ですが、ここにいる全員でなら楽勝かと』

「せやね。なら皆……せーので行くよ!」

 

はやてが夜天の書を開いて杖を掲げる

 

「そうね……私も全力全開の一撃で行かせてもらうわ」

 

夢咲が金色と桃色の弓を召喚し、背後に超巨大な魔法陣を浮かべる

 

「あたしも全力で!」

 

シャロもアローのトイズで弓を召喚し、バウンドのトイズを目の前に召喚する

 

「なら、俺もいっちょやりますか」

「わたしも全力全開なの!」

「じゃあ合体技いくか」

「うん!」

 

玲音のウルティメイトブレスレットが輝き、ウルティメイトイージスが玲音の体に装着される。そのウルティメイトイージスが変形し、腕に弓のような形で装着される。ファイナルウルティメイトゼロモードと呼ばれるウルトラマンゼロの最強の必殺技だ

 

なのははカートリッジを何個も使い、スターライトブレイカーの特大スフィアを作り出す

 

「じゃ、お姉さんもやれるか分からないけど雲耀を飛ばしてみようかな」

「雲耀?」

「あ~……気にしないで」

 

アリシアは居合の構えを取り、霊力を刀に集中させる

 

フェイトはバルディッシュをザンバーにしてカートリッジを使う

 

「悟空さんとの修行の成果……試してやる……ハァァァァァ!!」

 

佑真はスーパーサイヤ人の状態でさらに気を膨れ上がらせる

 

自分の周りにバチバチと稲妻が発生し、髪の毛がさらに逆立つ

 

「ハァァ!!」

 

気合いの咆哮と共に変身は完了した

 

スーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人。スーパーサイヤ人2

 

これが悟空との修行で身につけた力の一つだった

 

「10倍で決めてやる!」

 

右手と左手にかめはめ波を一つずつ作り出し、一つに合わせる

 

そして、腰にそれを持っていく。すると、赤色の光を放った

 

「俺達、遠距離攻撃の手段を持ってねぇよな……?」

「……ふふふ」

「祈梨……?」

「今まで空気だった分、ここで暴れさせてもらうからね!!」

 

祈梨の手には何故かレイジングハート

 

そしてヒラヒラと舞い落ちている紙

 

「まさか……描いたのか?」

 

祈梨はレイジングハートを描いて実体化させたのだ

 

祈梨だって魔力持ちだ。デバイスさえあれば魔法は使える

 

『すたーらいとぶれいかー』

 

手描きだからなのか、レイジングハートの声は何処か気が抜けている

 

が、祈梨の魔力で特大スフィアが出来上がる

 

「粉砕!玉砕!大喝采!!」

「あ、駄目だ。ドSスイッチ入ってる」

『仕方ない。好きにやらせよう』

 

最早祈梨を止めることは不可能だった

 

「うわぁ、なんかあっちが凄いことに……(笑)」

 

ひなたもひなたでジェノサイドフルバスターの発射準備を既に完了させていた

 

「レヴァンティン!」

「アイゼン!」

 

シグナムとヴィータはカートリッジを使い、デバイスを変形させる

 

レヴァンティンは弓の形のボーゲンフォルムに

 

ヴィータのグラーフアイゼンは超巨大になる

 

「翔けよ隼!」

「轟天爆砕!」

 

一方、狼組&ユーノは

 

「どうする?」

「とりあえずバインドであの触手切っておこうか」

「そうだな。それがいい」

 

バインドでサクサクと触手の切断作業に勤しんでいた

 

そして、

 

「皆!せーの!!」

 

はやての掛け声がかかった

 

「響け、終焉の笛!ラグナロク……」

「シューティングスター……」

「名前……思いつかない!けど……」

「ファイナルウルティメイトゼロ……」

『スターライト……』

「「雲耀の居合」……」

「プラズマザンバー……」

「10倍かめはめ波……」

「ジェノサイドフルバスター……」

「シュツルムファルケン……」

「ギガントシュラーク……」

 

そして、

 

『ブレイカァァァァァァ!!』

 

 

 

 

「……ねぇ、ローウェルさん」

「何かしら?アリサ?」

「……あれ、核の炎とかじゃないですよね?」

「えぇ、多分魔法よ」

「魔法ってさ……もっとこうキラキラした感じじゃなかったっけ?」

 

結界の中で良かった。そう思ったのは待機していたアースラスタッフとスカさんズ、それとクロノ、アリサ、アリサ(ローウェル)、すずかだった

 

 

 

 

「えっと……コアは健在。だけど虫の息よ」

 

防衛プログラムだが、ぐっちゃぐちゃのドロドロだった。よく健在してたなとほぼ全員が思ったのは言うまでもなかろう

 

「はやて、こっちこっち」

「ん?」

 

夢咲に呼ばれてはやてが夢咲の元に飛んでいく

 

「トドメ、やっちゃいましょ?」

 

夢咲の服装はドレスから何時もの紫色に戻っており、はやてに持っていた金と桃色の弓を渡す

 

夢咲の手には紫色の弓

 

「え?わたし……使えへんよ?」

「使える使えないじゃなくて使うのよ」

 

いや、意味わからへんしと、はやては最もな事を言っているが、夢咲はお構いなく紫色の弓と金と桃色の弓をくっつける

 

すると、眩い光が発せられたと思うと、二つの弓は合体し、完全な金色に

 

そして、弓の端は繋がって、円のようになり、二人はそれに乗っていた

 

ちなみに、地面まで装飾のようなものが伸びている

 

「な、なんやこれ!?」

「ほら、やるわよ」

 

夢咲が自分の真上の部分を掴むと、紫と桃色が半々の弦が現れる

 

はやてもおろおろとしながら、夢咲と同じようにかなり形の変わった弓を手にとった

 

そして、夢咲が弦を引っ張った。はやてもそれを見て弦を引っ張った

 

夢咲が魔力を送り込み、魔力の矢が半分出来上がる。はやても魔力を送り込むと、一本の矢が完成した

 

はやては直感で()てると理解した

 

「はやて、終わらせるわよ」

「うん。この一撃で……」

『闇の書の悲劇を!』

 

二人が同時に弦を離す

 

それと同時に矢が空へ向かって飛んでいき、見えなくなったところでパッと光った

 

その瞬間、上空からまさに無数と言える数の矢が防衛プログラムに向けて降り注いだ

 

「ひゅ~」

「えげつない魔法やな~……」

「でも綺麗でしょ?」

「せやな……弾ける血肉がなければ……うん」

 

元はかなりの範囲にいたとある生物(なまもの)を殲滅する時に使った魔法だ

 

そんなものをほぼ一点集中で当てれば……言う必要はあるまい

 

矢の雨あられは五分ほど続き、ようやく止まった

 

「……えっと、コアどころか色々と消滅よ」

「クレーターどころか地面がかなりの深さまで掘られてるんだが……」

「わ~……岩盤が見えますね……」

『……てへっ☆』

 

やり過ぎた張本人等はてへぺろしただけだった

 

ちなみに、弓は二本共元に戻っている

 

「あ~……疲れた……あふん」

「ちょっ!?」

 

はやてが夢咲の胸に向かってダイブ

 

初めての魔法行使でかなりの疲労が溜まったようだ

 

「……硬い」

「死に晒せ!」

「へぶっ!?」

 

はやてが素直に感想を言ったところで夢咲の黄金の右腕が後頭部をカチ割らんばかりの勢いで直撃し、はやて撃沈

 

はやてが撃沈したと同時にリインフォースとのユニゾンは解除された

 

「あ、主!?」

「小学三年生でそんなにあるわけ無いでしょうが!?」

「夢咲、多分もう聞こえてない」

 

チーン。と効果音が聞こえそうだった

 

南無

 

「……一応、はやては私の家に運んでおくわ。後片付けは……しなくていいのかしら?」

「そうだね。結界も直に無くなるだろうし」

 

結界が無かったら地図が変わっていただろう

 

これにて闇の書の件は一件落着。皆が近い内に祝勝会でもするか。なんて話してると、丁度そこにチンクがやって来た

 

「なんだ、もう終わってたか」

「あ、チンクちゃん」

「実はドクターから伝言を預かっててな……と、言うか通信が入ってる」

 

チンクが足元のボードをちょちょいと操作すると、モニターが現れた

 

『やぁ、皆』

「ジ、ジェイル・スカリエッティ!?」

 

ユーノがスカさんを見て驚く

 

『初めましての人もいるから自己紹介しておくよ。私はジェイル・スカリエッティだ。今回は裏方でやらせてもらったよ』

「い、いや、次元犯罪者じゃ……」

「え?そうなの?」

『そんなの上から無理矢理命じられたから渋々やってただけだ。だが、楽しかったときもあったからね。自分がマッドサイエンティストというのは理解してる』

 

まぁ、反省や後悔は少ししてるけどね。とスカさんが言葉を付け足す

 

『それと、私は捕まる訳にはいかないのだよ。自首しろ。とかは言われても聞かないよ』

「……何を企んでる?」

『そうだね……娘達を育て、社会に送り出すことかな?』

「…………は?」

 

スカさんの言葉にユーノが思わず聞き返す

 

あのスカリエッティが子育て?そんな馬鹿なと

 

『チンクが私の娘だ。戦闘機人と言ってね。サイボーグみたいな感じなんだが……』

「えっ!?」

「すまんが、首を外したりロケットパンチとかは出来んぞ」

『元は最高評議会が戦闘機人とか言ってきたから作ってみたんだがね。どうせなら私の子にしてちゃんと社会に送り出そうとね』

「……なんか頭痛い」

 

ユーノが頭を抑える

 

「スカさんは特に何もしてないしいいじゃん。僕のこれだって作ってくれたんだし」

 

ひなたが義手をとってユーノに見せる

 

「……いいのかな?」

『グリーンダヨー』

 

スカさんがネタで返す

 

「……どうもあなたがジェイル・スカリエッティとは思えないのですが……」

『まぁ、ジェイル・スカリエッティは昔とは違ってただの親馬鹿の天才と思ってくれればいい』

 

HAHAHAと笑い出すスカさんを見てユーノがまた頭を抑える

 

「……僕じゃなければ即確保でしたよ?」

『おっと。それは怖い。せめて孫の顔を一目見るまでは捕まりきれんさ』

 

いや、全員分の孫を見るまでか?と顎に手を当てて首を傾げるスカさん

 

ユーノは本当に目の前のモニターに写ってる男があの、極悪次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティなのか段々と疑わしくなってきた

 

「ジェイルさんはプロジェクトFの基礎も作ったんだって」

『プレシア君から娘が出来たと言われたときは二人でモニター越しに乾杯したものさ』

「プレシアさんとも知り合いって……」

 

さらにユーノが頭を抑える

 

『なのは君のレイジングハートとフォートレスビット。そしてフェイト君のバルディッシュは私が改修したんだ。使い勝手はどうだったかい?』

「凄く使いやすかったの!」

「うん。カートリッジも問題なく使えたし」

『それは何よりだ。あと、ひなた君のムーンライトは?』

「自分が魔力を無駄に使い過ぎてたのが身にしみたよ。もう最高」

 

なのは達の感想にスカさんは笑顔で頷いた

 

自分の作ったものを褒められて嬉しくない人間なんていない。勿論、スカさんだってそうだ

 

『おっと、本題を忘れるところだった』

 

スカさんがゴホン。と咳払いをして本題に入る

 

『闇の書についてだが、まだ一つ終わってない事がある筈だ』

『えっ!?』

 

ひなたとリインフォース以外の全員が思わず声を漏らす

 

『リインフォース君。君の体の中にはまだバグがある筈だ』

「ッ……バレていたか」

「ほ、本当なのか!?」

 

シグナムが掴みかからん位の勢いでリインフォースに迫る

 

『おそらく、このままだと数ヶ月の内に防衛プログラムが復活し、バグがまた夜天の書を侵食し、闇の書に早戻りだ』

「……その通りだ」

 

スカさんの言葉をリインフォースが肯定し、皆の雰囲気が暗くなる

 

「バグは私の融合機としての機能とほぼ一体化している……もうどうにもならない……」

『だが、玲音君。君ならなんとかできる』

 

スカさんの言葉に皆が玲音の方を見る

 

「あぁ。だが、その融合機としての機能は無くなると思うぞ」

『だが、玲音君がバグをリインフォース君から引き剥がすことは容易いだろう?』

「その通りだ。あのユニゾンってやつが出来なくなる代わりに生きるか……死ぬかだ」

 

リインフォースが生きるための代償。それはリインフォースの融合機としての機能を全て捨てるということだ

 

つまり、リインフォースは融合機ではなくなる

 

「私は……主と共に生きたい……」

 

リインフォースは確かにそう言った

 

「なら決定だ。明日、結界の中でリインフォースの中のバグを浄化する。何かあった時のためにみんなも来てくれ」

『ならば、ここは解散としよう。はやて君も疲れて寝ているからね』

 

スカさんの言葉で現地解散となった

 

残る問題はリインフォースの中のバグ、ただ一つ




ウルトラマンコスモスより、フルムーンレクト

ウルトラマンサーガより、ファイナルウルティメイトゼロ

ドラゴンボールより、(以下、名前だけの登場)ベジータ、悟飯、悟天、トランクス

魔法少女まどか☆マギカより、シューティングスター

漫画版 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語より、まどかとほむらの合体魔法

はい。A'S編も残り僅か!そして防衛プログラムをここまで早く倒したのはこの小説だけなんじゃないでしょうか?

そして、佑真がアレになるフラグも建ってます。多分次回になります。無理がある?だって出したかったんだもん

では、次回、また会いましょう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。