魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

62 / 85
佑真の模擬戦回。今回はアリシアとの模擬戦です

チートとチートがぶつかり合います


第57話

ミッドチルダから帰ってきてから数日後。またまた佑真の模擬戦タイムとなった

 

今回はアリシアと戦いたいと佑真が言い、アリシアは二つ返事でOKを出した

 

ちなみに、テスタロッサ姉妹ははやてが聖祥に来ると同時に学校に来るらしい

 

見物人は何時もの人物に加えてフェイトとはやてとヴォルケンズ。防弾ガラス装備で向かい合っているアリシアと佑真を見ている

 

場所は何時もの公園で結界を張ってるため、見られる事はない

 

「模擬戦なんて久しぶりだな~。お姉さん、張り切っちゃうよ~?」

 

アリシアは結構軽口叩いてる。が、腰にさしてある二本の木刀を構える様子はない

 

「……剣は使わないのか?」

「久々にこっちでもやらないとなまっちゃうから」

 

ヒラヒラと手を振る

 

恐らく、体術の事を言っているのだろう

 

「ほら、早く始めよ?」

「そうだな」

 

二人の会話を聞いていつもの如く祈梨が試合開始の合図を出そうとする

 

「始め!」

 

祈梨の声が響く。それと同時に佑真が動いた

 

「突っ込んでくるのは愚策じゃない?」

 

アリシアが足を引き、佑真がある程度近付いてきた所で虚空に向けて思いっきり蹴りを放った

 

アリシアが蹴りを放った瞬間、虹色の渦のようなものが発生し、佑真に向かっていく

 

佑真は驚きながらもそれを気を纏った手刀で振り払うが、先程までの場所に居なかった

 

アリシアはいつの間にか懐に潜り込んでいた

 

そして、無防備な佑真に向けて潜り込んだ勢いのまま、 鉄山靠を放った

 

「ぐぅっ!?」

 

佑真が鉄山靠を受けて吹っ飛んでいく

 

途中でなんとか足をつけて勢いを殺す

 

「鉄山靠……まさかとは思うが中国拳法か?」

「正解。わたしのもう一人の師匠は中国拳法の達人でね。手取り足取り教えてもらったんだよ」

 

もう一度構えを取り、佑真を挑発する

 

「ほら、かかってきなよ」

「言われなくてもやってやるぜ……ハァ!!」

 

佑真がスーパーサイヤ人に変身する

 

そのままもう一度アリシアに突っ込む

 

多分、佑真に気を使った衝撃波での目くらましからの鉄山靠はもう効かない。それは分かっているから、衝撃波は使わない

 

だが、鉄山靠ではなく、ガードを無理矢理崩せる技なら。と、アリシアはなるべく大きめの霊力弾を放つ

 

「あまいっ!」

 

それを佑真は気弾で相殺する。その瞬間、爆煙が二人を遮る

 

(また鉄山靠か……なら止めれる!)

 

佑真はその場で止まって足に力を込める、腕をクロスさせてガードの体勢をとる。そして、爆煙からアリシアが出てくるが、鉄山靠の構えではない

 

「撃符「大鵬拳」」

 

虹色の気が渦巻いた手から放たれた拳は佑真をガードの上から吹っ飛ばした

 

「華符「彩光蓮華掌」」

 

一瞬で吹っ飛んでる佑真と距離を詰めてすれ違いざま、掌底を打ち込む

 

次の瞬間、佑真が爆発した

 

「終わりっと」

 

いきなりの事でギャラリーは目を白黒させてるが、アリシアは自身の気を佑真に流し込み、それを爆発させたのだ

 

勿論、死なない程度に

 

「まぁ、これをくらえば霊夢だって膝ついた位だし。流石に気絶しないわけ……ッ!!」

 

ギャラリーの方へ歩き出したアリシアが表情を険しくして振り返りざま、木刀を抜いた

 

その瞬間、スーパーサイヤ人2となった佑真がアリシアに突撃し、木刀と拳が激突した

 

「まさか起きてるなんてね……!」

「お前も気が使えるなんてな……驚いたぜ……!」

「師匠が気を使えるもんで……ね!」

 

木刀を振り払い、佑真を後方に押し出した

 

「うげっ、さっきのでヒビ入ってるじゃん……安物だったし仕方ないかな……」

 

ヒビの入った木刀を捨てて刀を召喚する

 

「うん。やっぱりこっちじゃないと」

 

それを腰と背中に着けて、背中の方の刀を抜刀する

 

「峰でやるから心配はいらないよ」

「そうか……じゃあお構いなくやらせてもらおうか!」

 

 

 

 

「……まさかスーパーサイヤ人の佑真まで手玉にとるなんてな……」

「姉さん……凄い……」

「今度は全力みたい……って、なんか見えないんだけど」

「と、言うか刀をあんな羽みたいに動かして拳防ぐなんてほんと何者ですか……」

「あれは無理だ。追いつけん」

 

 

 

 

「中々……速いね!」

「そっちもな……!」

 

何度も拳と剣がまじわう

 

アリシアの剣は緋緋色金で出来ているため、刀身は揺らいで見えてる。それはアリシアも例外ではないのだが、アリシアは確実にそれを拳に当てて相殺する

 

昔はこんな芸当は出来なかったのだが、今のアリシアはこれくらいなら朝飯前である

 

「んじゃ……乱舞「秒の太刀」!」

 

アリシアの剣を振る速さがさらに増し、佑真を押し始める

 

「速ッ……!」

「わたしは速さを第一に鍛えたからね。遅いって言われたらへこむよ」

 

佑真は出来る限り防ぐが、刀身が揺らいで見え、さらに速い事から何発かが体に当たっている

 

「瞬速「糸の閃」!」

 

アリシアが腰の刀に手をつけ、姿勢を少し低くすると、勢い良く振り抜き、佑真をガードの上から吹っ飛ばした

 

「ぐっ!」

「ふぅ……」

 

二本の刀を構えなおすアリシア

 

「スーパーサイヤ人2でも追いつけないなんてな……」

「何時もこの速さを維持できるわけじゃないよ。MP消費して……的な感じ」

 

まぁ、わたしのMPはカンストしてるけどね。と付け足すアリシア

 

佑真は拳では不利だと感じたのか、スピリッツソードを出す

 

「ハァ!」

 

そのスピリッツソードを巨大化させてアリシアにその場から切りかかる

 

「おっと」

 

アリシアは剣に青い霊力を纏わせてスピリッツソードを防ぎ、

 

「よっと」

 

もう一本の刀で容易くスピリッツソードを二分割する

 

「そう簡単には当たらねぇか」

「まぁね」

 

佑真は二分割されたスピリッツソードを消して、一瞬でかめはめ波の体勢をとる

 

「まずっ!」

「かめはめ波!!」

 

佑真からかめはめ波が放たれた

 

アリシアは刀を一本地面に突き刺し、もう一本に青い霊力を纏わせて上段に構える

 

「断迷剣「迷津慈航斬」!!」

 

勢い良く霊力を纏わせて下に振り抜き、かめはめ波を中心から真っ二つに切り裂いた

 

「……嘘だろ?」

「いや、結構ギリギリだったんだけど……」

 

冷や汗を垂らしながら、地面に突き刺したと振り抜いた刀を構える

 

佑真は笑いながら拳を構える

 

「何で笑ってられるのかなぁ……」

「強い奴と戦うほど楽しいのは当たり前だろ?」

「わたしはバトルジャンキーじゃないから分からないかなぁ……」

 

苦笑いしながら佑真に答える

 

そして、数秒の後、佑真が突っ込む

 

「ハァァ!」

「……捌ききる!」

 

佑真のラッシュを二本の刀と足を使い、捌いていく

 

そして、アリシアが腕を刀で弾き、腹にヤクザキックを叩きこみ、そこを軸としてそのままサマーソルトを顎に決める

 

「ぐはっ!」

 

佑真がサマーソルトを受けて後退する

 

「今!魂魄……」

 

アリシアが目を閉じ集中する

 

すると、アリシアの体から白色の餅のような物……半霊が浮き出て、アリシアの横につく

 

「「幽明求聞持聡明の法」!!」

 

アリシアが目を開けると共に半霊がアリシアの分身となる

 

「上手くいった……上手く魂を切り離せたみたい」

「おいおい……どういう事だよ」

「幽体離脱の原理で半分だけ魂を幽体離脱させて分身にしたって訳」

「チートだなおい……」

「第何回かのドキッ!人外だらけの決闘大会に強制参加させられてれば嫌でもこれくらいは出来るようになるよ」

 

あれは2度目の死を迎えるところだった。と呟きながら、二人のアリシアが刀を構える

 

「……いいぜ、やってやるよ!」

 

佑真が拳を構える

 

そして、アリシアが動いた

 

一瞬で佑真を挟み、刀で斬りかかる

 

「くっ!」

 

佑真はそれを手で捌いていくが、タダでさえ裁ききれないアリシアの剣が倍となり、手が追いつかない

 

そして、隙を突かれて吹っ飛ばされる

 

「ぐぅっ!」

 

何とか着地するが、既にアリシアは接近し始めている

 

(これは使いたくなかったが……)

 

息を吸えなくなるまで吸う

 

そして、

 

(タイムストップ!)

 

息を止める

 

その瞬間、佑真以外の時が止まった

 

タイムストップは佑真の持つ技の中で唯一時間を止めれる技で、息を止めている間だけ、時間を止めれるという物だ

 

日常だとそんなに役にはたたないが、戦いならば2秒や3秒だって重宝される

 

佑真は一瞬で二人の懐に潜り込み、二人のアリシアの鳩尾に肘鉄を打ち込み、片手で二人のアリシアを地面に叩きつける

 

ここで限界がきた。時が動き出した

 

「ッ!?がはっ!」

「かめはめ……」

「や、やらせない!」

 

アリシアが佑真の足を払って転ばせる

 

分身が消え、アリシアが一人になるアリシアは立ち上がって佑真から離れた

 

「ぐ……時を止めた……?」

 

痛む腹を抑えてまさかと思い声に出す

 

「いっつ……よく分かったな」

「友人に時を止めるのがいるからね……感覚でね」

 

スーパーサイヤ人2の攻撃だからなのか、肉体に戻ってから打たれ慣れてないからなのか。ましてや両方なのか分からないが、鳩尾からジンジンと伝わる痛みに顔をしかめる

 

おそらく、次に攻撃をくらえば膝をついてしまう

 

(参ったな……打たれ慣れてた筈なのに……たった一発でこれなんて……)

 

アリシアは人外の中でもまともにやり会える程の腕と打たれ強さを持っていた。が、一発でこのザマだ

 

自分の自慢出来るものが一つ無くなったのを嘆きながらも剣を鞘に収める

 

そして、居合いの構えを取る

 

(雲耀で決める……!)

 

体勢を低くし、全身に力を込め、霊力を剣に一点集中させる

 

それを見た佑真も10倍かめはめ波の構えを取る

 

『これで終わらせる!』

 

アリシアがさらに体勢を低くし、佑真の赤色の気の塊がさらに輝きを増す

 

「「雲耀の居合」!!」

「10倍かめはめ波!!」

 

10倍かめはめ波が少し先に放たれ、雲耀の居合が少し遅れて放たれた

 

神速とも言える速さで振り抜かれた剣と10倍の威力を持ったかめはめ波が真正面で衝突した

 

そして……

 

「まずっ……!」

 

10倍かめはめ波が真っ二つに切り裂かれ、青色の霊力で構成された神速の刃は佑真に直撃した

 

「ぐぁぁ!!」

「はぁ……はぁ……」

 

佑真が吹っ飛び、アリシアが片手で腹を抑え、剣を杖変わりに、地面に突き刺した

 

「……降参」

「……勝った~!」

 

 

 

 

「あ~……疲れた……」

 

アリシアがベンチに座って太腿の上に手を置いて上体を前の方に倒している。かなり疲れたのだろう

 

「姉さん、凄かったよ」

「ありがと。フェイト」

 

フェイトの言葉にフェイトの方を向いて微笑みながらそういうアリシア

 

「まさかあの佑真に勝てるやつが居るなんてな……」

 

玲音が意外な物を見るような目で佑真を見ている

 

「100倍ビックバンでもよかったんだけどな……それは最低威力でも山一つ吹っ飛ぶから止めておいた」

 

ポンッ。と握った手をパッと離して爆発を表現する

 

「この時点でわたしが遠距離攻撃で負けてる件について」

 

苦笑いするアリシア

 

「まぁ、こいつはチートの塊だし、死にかけて蘇ればパワーアップするし地球破壊できるし」

「え?そんなのと戦ってたの?」

 

ちょっと青ざめるアリシアと、うんうんと頷く祈梨以外の転生者組

 

「まぁ、本気でやったら太陽系いけるんじゃね?ゴッドなら……銀河?」

「もう二度と戦いたくない……」

 

チーンという効果音が相応しいだろう。真っ白に燃え尽きたアリシアだった




東方projectより、撃符「大鵬拳」、華符「彩光蓮華掌」
、断迷剣「迷津慈航斬」、魂魄「幽明求聞持聡明の法」

ドラゴンボールより、タイムストップでした

アリシア姉さん、歳上の意地を見せつけました。大人気ないと言ったら駄目です

100倍ビックバンかめはめ波を撃たれてたらアリシアは万が一も無く、ジュッでした

次回は……ネタが無ければGOD編です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。