魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
暗記とかで効率のいいやり方とかありますかね?あったら教えて欲しいです
そして、理系志望なのに数学と物理苦手って……どないせぇゆうねん\(^o^)/
あ、ちなみに今回はBOA編です
「ったく……なのはのやつ……もう夏休みは残り少ないってのに宿題全然やってねぇなんて……」
玲音が自分の部屋に持ってきた机をよっこいしょ。と声を出しながら持ち上げ、物置へと運ぶ
何故いきなりこんな事をしているか。それはなのはが宿題が全然終わってないと泣きついてきたのだ
玲音にとって小学校の宿題は1日2日、適当にやってればすぐに終わる物だ。闇の書の事が終わった2日後には全部終わっていた
自由研究は適当に小学生らしく紙粘土で出来た貯金箱にした。これだけで数時間かかった
「そぉい!……さて、やってない宿題あるか確認するか」
物置に机を投げ入れ、自分の部屋に戻る
この物置はウルトラアイテムが置いてある物置とは別の物置だ
玲音が学校から貰ってきたプリントに目を通す
(抜けは……無いか?)
何度も重複して確認してると、コツン。と自室の窓に何かが当たった
(何だ?子供の悪戯か?)
窓には特に何も異常はない
取り敢えず外を確認してみよう。と窓に近づき、外を確認する
「……風か?ってか、何が当たったんだ?」
石だったら人為的だよなぁ……と思いながら窓を開けて身を乗り出す
「……特に何も落ちては……ないな」
まぁ、気にしないでもいいか。と自己完結させて室内に体を戻して窓を閉めようとした時
「……ッ!?ぐっ!」
首に何かが押し付けられた
(これは……腕!?しかも力が普通じゃねぇ……!)
振り解こうとしても尋常ではない力のせいで振り解く事が出来ない
「よぉ、久しぶりだなぁ?光玲音」
その腕の主が窓から玲音の部屋へ、片手で玲音の首を持ち上げながら入ってくる
「テ……メェ……は!」
「早速だが……お前には俺の『駒』になってもらうぜ?」
その人物から黒い何かが発生し、玲音を包む
「ぐっ……ぁぁぁ!」
「俺の支配下に置かれるのも時間の問題だぜ?」
(光が……!力が出ない……!)
「せめて無駄な足掻きでもしてるんだな」
腕を掴んでいた玲音の手から力が抜けていき、ダラリと垂れ下がる
そして、全身の力も無くなり、全体重が腕にかかる
カラン……とウルティメイトゼロブレスレットとキングブレスレットが落ち、ナイトブレスも落ちた
そして、玲音を包んでいた黒い物が消えた
「…………」
玲音の髪は黒色に染まり、体の所々に闇の書の意思のような模様が浮き出ていた
「くくく……後はあっちのあいつを連れてくるだけか……おい、行くぞ」
その人物が玲音の部屋を窓から出て、その後ろを玲音が光の失った目でついていく
そして、二人が黒色の何かに包まれ、その場から消えた
玲音に連絡がつかなくなったのは、この時からだった……
一方、夜の海鳴では
「いや~、すっかり遅くなっちゃいましたね~」
「もう真っ暗……ゲームって怖いわね……気付いたらこれだもの」
シャロとアリサ(ローウェル)が夜の海鳴の街を歩いている
理由はつい先程までこの二人はシャロの家で遊んでいたからだ
アリサがもう帰らなければならない時間はとうに過ぎ、外は真っ暗。初めて会った時のように誘拐されては困るのでシャロが一緒に帰っている
「なんか恋人になってもやる事は何時もと変わらないわね~」
「そうですね~」
そんな事を駄弁りながら歩いていく
この数ヶ月で色々と凄いことに巻き込まれたが、そのままグッバイ日常、ハロー非日常なんてことにはならず、ちゃんと普通の生活に戻れている
戻れたのだが
「……あれ?なんか空の色が……」
急に空の色が変わった
あ、これ結界だ。と思うまでに時間はそうかからなかった
「またですか……」
「巻き込まれ体質って災難ね」
「今度は何ですか……ロストロギアですか?戦闘ですか?」
「……あ、誰か飛んでるわよ」
アリサが指をさした方に誰かが飛んでいた……と、言うよりはフワフワと浮いていた
髪の色が金色。小柄な体で背中と腰に大きな二本の刀
「アリシアさん……?」
「あの刀はそうよね……?」
何であんな所で……?と思いながらも、シャロが飛んで近付いた
「アリシアさん、どうかしたんですか?」
シャロが話しかけても、アリシアは俯いて黙ったままだ
お~い、と呼びかけても返事がない
どうしようかと思った時に不意にアリシアの口が開いた
「……だ」
「……へ?」
「嫌だ……」
アリシアの瞳から何故か涙が落ちる
いきなりの事に戸惑うシャロ
「お母さんに……もう会えないなんて……」
アリシアが静かに背中の刀を抜く
そして……
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
叫びながら斬りかかってきた
「ッ!?」
咄嗟にトライアセンドで体を硬質化させ、振るわれる刀を手で防ぐ。が、余りの威力に地面に叩きつけられた
「ぐっ……!」
地面のアスファルトにヒビが入るほどの衝撃。トライアセンドを使ってなかったら良くて吐血。悪くて死んでただろう
咳き込んで悶えたいが、アリシアはこっちへ向かって突っ込んできている
バク転の要領で後ろに飛んでその場を離れる
さっきまでシャロが寝てた所に刀がザクッ!!と刺さった
「なんて力……!」
両腕を見てみると血がドクドクと流れ出ている
しかも、かなり深くまで斬られている。刀が良いのも幸いしたのだろう
(でも、太刀筋が速さよりも一撃の重さに頼った感じになってる……何時ものアリシアさんじゃない?)
血をサイコキネシスで無理矢理止めて拳を握る
(一体何が……)
「う……ぁ……あぁぁぁ!!」
アリシアが刀を振り上げて突っ込んでくる
どうする……!そう考えた瞬間
「一閃「忽の瞬速」」
「ッ!?」
シャロの後ろから何者かが飛び出し、アリシアをガードの上から刀で吹っ飛ばした
「流石わたし……ガード硬いね」
「え……?」
シャロの後ろから飛び出した人物。それは
「や、お二人さん」
「アリシアさん!?」
「……頭痛くなってきたわ」
アリシアだった。シャロは吹っ飛ばされたアリシアと吹っ飛ばしたアリシアを交互に見て、アリサは頭を抱えている
「どういう事ですか?」
「あれ、わたしの偽物。ちょっと事情があってね」
チン。と刀を鞘に収める
「わた……し?」
吹っ飛ばされたアリシア……以下、偽アリシアがアリシアを見て驚いている
「そうだよ」
「なんで……?」
「そっちは悪い夢を見てるんだよ」
「夢……?」
「だから……」
スッ。と拳を偽アリシアに向けて構える
「わたしが覚ましてあげるよ」
その拳が虹色の気に包まれる
「芳波!」
その虹色の気を佑真の気弾と同じように偽アリシアに向けて飛ばす
偽アリシアは困惑しながらも刀でそれを切り払う
その隙にアリシアは偽アリシアに接近する
「拳一つで戦える……なんて事は言わないよ」
偽アリシアの懐に潜り込み、肘鉄を鳩尾に当てる。そのまま流れるように首、人中、左胸の順に拳を当てていき、左手を掴んで手首を肘と膝で思いっきり挟む。グシャッ!と人から鳴ってはならない音と共に偽アリシアの手から刀が落ちる
そのまま今度は右手を掴んで棒を叩きおるように膝で攻撃する。ゴキッ!!と嫌な音が響く
偽アリシアの右手からも刀が地面に落ちた
「もっと強くなるんだよ」
足を引っかけ、仰向けになるように転ばす
偽アリシアが重力に従って地面に落ちる最中、頭を掴み、勢い良く地面に叩きつける。余りの勢いにアスファルトが割れる
「彩華」
偽アリシアの様子を確認せず、気を足にまとわせ振り上げ、
「「虹色太極拳」」
額に向けて振り下ろした
グシャッ!!と音が響き、虹色の気が波紋のように広がった
偽アリシアはピクリとも動かなくなり、足元から消えていった
「所詮過去のわたし。今のわたしが負ける筈無いよ」
消えて行く偽アリシアを見ず呟き、シャロに近付く
「ちょっと見せて……うわ、ざっくりいってるね……」
シャロの腕を無理矢理取って切り傷をよく見るアリシア
流石緋緋色金の剣……と、思いながらも、気での応急処置を施す
「……強いですね」
「まぁね。熊位なら素手で撲殺出来るよ」
素のスペックで鬼や地獄鴉等と殴り合う巫女を思い出しながら苦笑いして答える
これでもアリシアは周りの中では弱い部類だった
一応シャロも熊を撲殺する事は出来るが、それはトイズを使った時に限る
アリサのアリシアを見る目が、軽く人外を見る目になっていたが、人外魔境で戦い抜いてきたアリシアは人外だと言ってもいいだろう
「そ、それにしても凄い切れ味ですよね……その刀」
「まぁね。使い方によっては世界変えれるらしいし」
『え』
アリシアが応急処置を施しながらそんな事を言った
「今は幻想となった天叢雲剣。別名、草薙の剣。ヤマタノオロチを討伐した時に出てきたと言われる剣で、緋緋色金で出来てたと言われるよ。三種の神器とも言える物だね。その剣には緋緋色金が使われてたらしいんだけど、わたしの剣も100%純正な緋緋色金で出来てるの。切れ味はお察しの通り」
大分傷口が塞がってくる
「オリハルコンとも言われるけど、わたしはよく分からないかな。まぁ、そう簡単には折れないし、傷つきもしない。錆もしないよ」
限界まで治癒を施し、ふぅ、と一息つく
「もし、わたしの偽物と戦うことになったらわたしを呼ぶか、遠距離から攻撃して。わたしの遠距離攻撃は注意して見たらちゃんとよけれるから」
そんじゃ、わたしは他の所に行ってくるから。とアリシアが飛び立った
まだ少し血が流れる手をサイコキネシスで無理矢理止血しながら、アリシアを見送る
「……ちょっと行ってきますね」
「まぁ、結界の中なら安心して帰れるものね」
シャロがアリシアの方を向いて、微笑みながらそう言う
唇を合わすだけのキスをした後、シャロはアリシアとは真逆の方向に飛び立って行った
「……怪我しても良いように救急箱は用意しておこうかしら」
そして、孤児院へと帰っていくアリサだった
「……感度良好。ちゃんと見えてる」
『障害物は無いな』
『目標、射程範囲内です』
祈梨は高いビルの上でとあるデバイスを手に目を凝らしていた
祈梨の目にはコンタクトのような物が入っており、頭にはヘッドコントローラーが着けられている
「ハイパースキャニング」
『ハイパースキャニング、発動』
そのデバイスに元から搭載されてる解析魔法を発動。敵を解析する
『確かに闇の欠片です』
「うん、ありがと、フォーアラーデン」
フォーアラーデンと呼ばれたデバイスはスナイパーライフルのような形をしている。搭載されてる魔法はクアンタムシールド、インペリアスト、ハイパースキャニングの三つのみだが、普通に増やす事も出来る
インペリアストは攻撃魔法で、約十キロ先の敵を狙撃する事が出来る魔法だ
フォーアラーデンはとある事が切っ掛けで別世界へ飛ばされた時、その別世界の転生者にこの世界へ飛ばしてしまったお詫びに。と貰ったものだ
名前は無かったので、ドイツ語で召喚の意味を持つフォーアラーデンと名付けた
コンタクトレンズとヘッドコントローラーも別世界の転生者から受け取った物で、夢咲と佑真も同じものを持っている
祈梨が覗きこんでるスコープには闇の欠片のクロノが映っていた
「……インペリアスト!」
『インペリアスト、発射』
祈梨が引き金を引くと同時にインペリアストが発射され、闇の欠片のクロノを一撃で吹っ飛ばし、戦闘不能にした
このインペリアスト、リミッターが掛かっており、リミッターを外そう物ならスターライトブレイカーにも撃ち勝てるトンデモ魔法だ。さらに、フォーアラーデンに人工リンカーコアが積まれてるため、魔力はフォーアラーデンからも供給されるため、魔力消費はそれなりに少なく済む
そして、フォーアラーデンは魔法や武装をデータ化し、コピーする事が出来る。スナイパーライフルの形態なのは祈梨がネットの画像を見て書いたスナイパーライフルをコピーしたからだ
基本的には遠距離はフォーアラーデンを使い、中距離で実体化ペン、近距離でネブラを使う戦闘スタイルになった
が、祈梨自身に戦闘の才能は殆ど無いので、メンバーの中でもまだ最弱のままだ。狙撃を除けば
「よし!」
祈梨はトテトテと場所を変えてフォーアラーデンを構える
『後ろです』
「え?」
フォーアラーデンのいきなりの声に驚くが、ネブラが瞬時に反応して盾を作り出す
そこに青色の魔力刀が突き刺さった
『離れろ!』
ネブラの声でその場を飛び退き、実体化ペンで空中に爆弾を描いてそれを投げ付けた
「うわっ!?」
襲撃者がそれに驚いて飛び退く
『ハイパースキャニング』
敵の解析を始めたフォーアラーデンを待機状態に戻し、実体化ペン片手に襲撃者を見る
「決まったと思ったんだけどな~」
その襲撃者はアリシアとフェイトに瓜二つだった
ただ、違う点は髪の色が青色だという事だろう。バリアジャケットらしき物はフェイトの物と殆ど同じだ
「……え?」
「まぁいいや!尋常に勝負!」
その少女はバルディッシュにそっくりなデバイスを振り上げ高速で迫る
「えい!!」
振るわれるバルディッシュもどきをネブラが弾き飛ばす
祈梨がその間にポケットから爆弾の書いてある紙を取り出して投げつける
「こんなもの!」
スパン!と紙を真っ二つにする。が、そこから爆弾がポンポンポンと実体化し
「……え」
ボン!!と一斉に爆発した
「あ~……また面倒な事に巻き込まれた……」
「まぁ……ドンマイや」
海鳴の空をふら~と飛んでいるのは夢咲とはやて
ヴォルケンズ&リインフォースは別行動中だ
「言っておくけど、私は面倒事は嫌いなのよ?」
「その割には協力的やけど?」
「なぁんか断り切れないみたいなのよね……私って」
何でなのかしら……と言いながら明後日の方向に弓を射った
その方向には闇の欠片がフワフワと飛んでいて、頭に矢がサックリと刺さってたりした
「そういえばはやて。足はどうなの?」
「もうリハビリだけなんやけど……そこが一番の天敵やね」
「素直に佑真に仙豆貰ったら?」
「まぁ、そこは自分でやりたいと言うか何と言うか……」
「そ……まぁ、私も手伝うから頑張りなさい……っと」
また弓を射つ
そして、暫く経って顔をしかめた
「……パロットラ・マギカ・エドゥー・インフィニータ!!」
「夢咲ちゃん!?」
急に夢咲が弓を射った方に無限の魔弾を放った
そして、無限の魔弾が放たれた方からはお返しと言わんばかりに紫色の砲撃が迫ってきた
「チィッ!」
それを黄色の魔力を纏わせた蹴りで明後日の方向へと弾き飛ばす
「ダインスレイヴ!」
「もういっちょ!」
さらに砲撃の飛んできた方から紫色の魔力を纏って突っ込んできた少女に向けてもう一度蹴りを放ち、無理矢理明後日の方向に進路をねじ曲げる
「ティロ・ボレー!」
さらにその少女に向けて4丁のマスケット銃を一斉発射する
「甘いわ!!」
少女は魔力弾でそれを相殺する
「あれ……わたし?」
少女の容姿ははやてとそっくりだった。が、髪の色や目の色、目元、騎士甲冑の色が違う
「夜天の主と……そのおまけか」
ブッチkillと言いながら刀を構えた夢咲をはやてが羽交い締めにして止める
「まぁよい。探す手間が省けた」
「はぁ?」
夢咲が聞き返すが、少女ははやてだけを見ている
「貴様は我が野望の障害となるからな。始末させてもらう」
少女がはやてに向けて杖を向ける
「え~、なんか物騒やな~」
と、呑気なはやて
「そんな軽口を叩けるのも今の内……」
カチッと音がした
「無視してんじゃないわよ」
夢咲が時間を止めて少女の後ろに回り込んでいた
夢咲の手にはハンドガンの形になったマスケット銃。勿論弾丸も込めてある
「なにっ!?」
少女が振り向いた瞬間、発砲する
丁度弾丸が額に当たり、仰け反る
「一応死なない程度にしといたわよ」
フッ。と銃口から出る煙を息を吹いて吹き飛ばす
「貴様……死にたいようだな」
「ふっ……来いよはやてもどき。杖なんて捨ててかかって来い」
「我は闇統べる王、ロード・ディアーチェだぞ」
「私も魔法少女だ」
そんな会話をしている二人の額には青筋が浮かんでいた
「ん~、わたしまた空気や」
はやては取り敢えず観戦する事にした
「フォートレスビット(物理)!」
「いだっ!?」
なのはのフォートレスビット(物理)を受けたヴィータ(闇の欠片)が消えながら地面に落ちていった
注意、フォートレスビットで人を殴ってはいけません。最悪死にます
「えっと……次々……って、あれ?」
なのはの視界の端に一人の少女が見えた
その少女はなのはと同じバリアジャケットを身にまとっていたが、色が違った
赤紫のような色のバリアジャケットで、髪の毛はショート。周りにはフォートレスビットのような物ではなく、剣のような物が浮いている。ウルトラマントのような物も羽織ってるが、こちらも色が違った
「え~っと……どなた?」
なのはがその少女に近づく
「……タカマチナノハ……」
「え?わたしの事知ってるの?」
その少女にいきなり名前を呼ばれてちょっと驚くなのは
「君って……なんでここに?」
なのはが聞く
「そうですね……目覚めたらここに居ました」
「じゃあ……他の次元世界の人?」
そうだったら丁度今、地球にいるリンディ達に引き渡さなければならない
「いえ……言うならば、この騒ぎの元凶でしょうか?」
「え?」
「ブラストファイヤー!」
いきなりその少女が砲撃を放ってくる
それをウルトラマントで無力化させる
「なんでいきなり!?」
「わたし達の目的に邪魔だからですかね?まぁ、そんなところです」
「すっごく曖昧な理由で砲撃を撃たないでよ!」
「でも、大体そんな感じです」
フワフワと浮いていた剣のような物六つがピタッと止まる
「ソードビット!」
その剣のような物が一斉になのはに向かって襲いかかる
「ッ!?フォートレスビット!」
それをフォートレスビットで防ぐ
「どうです?戦う気になれました?」
「やらなきゃやられるって事は分かったよ!」
「そうですか……なら、始めましょうか」
少女がレイジングハートによく似た杖をなのはに向ける
「その前に名前を聞かせてほしいかな」
「名前ですか……?わたしの名前は」
ガシャン!とレイジングハートに似たデバイスが変化し、レイジングハートのバスターカノンモードと同じ外見となる
「シュテル・ザ・デストラクターです」
そして、デバイスに炎熱変換により発生した炎の魔力が纏われた
『マズイな……こっちにとっては分が悪すぎる相手だ』
「離れられないもんね……」
「ほらほら!早くしないと僕が勝っちゃうよ!」
場所は変わってとあるビルの屋上
祈梨とフェイトに似た少女が戦ってるが、祈梨は防戦一方だった
フェイト似の少女が速いため、距離を開ける事が出来ず、折角の爆弾とデバイスも使う事が出来ていない
ネブラと実体化させた剣でバルディッシュ似のデバイスを防いでるが、重く、そして速いため、攻撃に移ることが出来ない
「この剣かったいな~!僕のバルニフィカスでも斬れないなんて!」
少女は自身のバルディッシュ似のデバイス……バルニフィカスで剣を叩き斬れない事にちょっとイライラしていた
実体化ペンで実体化させた物はそう簡単に壊れたりはしない
「こうなったら……!」
祈梨は懐から実体化ペンを取り出し、急いで爆弾を描き、手に握る
それを剣とバルニフィカスの中間辺りにポイッと投げ捨てる
「え?」
「ネブラ!」
ボン!!と爆弾が爆発する
爆煙の中から祈梨が飛び出してくる
祈梨の前にはネブラが覆い被さるように身体を変えていたため、祈梨は無傷だった
「これならどうかな……」
『何とも言えんな』
そして、爆煙が張れる
「いたた……酷い目にあったよ~」
少女に特に目立ったダメージは与えられてなかった
「どうしよ……」
『インペリアストは使えないしな……』
『せめて十キロは離れてください』
「フォーアラーデン……無茶言わないでよ……」
フォーアラーデンの言葉に苦笑いを浮かべるが、目の前の少女はまたこっちに突っ込んできそうだった
「……全力で逃げる?」
『いや、その必要は無さそうた』
「え?」
少女が突撃しようとした瞬間、横から銀色の何かが飛んできた
「IS、ランブルデトネイター!」
「ふぇ?」
ドン!!とその銀色の何か……投げナイフが爆発した
「チンクちゃん!?」
「ふぅ、間に合ったか」
ナイフの飛んできた方にはチンクがいた。ボードに乗ってる所を見ると急いで飛んできたのだろう
そして、
「僕は無視か……そうか……」
隣にはクロノも居た
「そこの子は僕に任せてくれ。君は避難するか遠方で狙撃していてくれ」
「む~……」
「祈梨、ここは指示に従うぞ。こういうのは社畜……ではなくあいつに任せた方がいいだろう」
「おい、社畜ってなんだ。社畜って」
「……チンクちゃんがそう言うなら……」
二人がクロノを置いて何処かに飛んでいく
「あれ?選手交代?」
少女はそんな事があっても呑気そうだった
「彼女は戦闘要員ではないからな。代わりに僕が相手になろう」
自身の愛機、S2Uを構えるクロノ
懐にはデュランダルも待機状態でしまってある
「ふ~ん……まぁいいや」
少女がバルニフィカスを構える
「すぐに終わらせてあげるよ!」
「なら、そうならないようにやれるだけの事はやろう」
クロノもS2Uを構える。一瞬、魔法陣が出たが、すぐに消えた
「行っくぞ~!!」
少女が突っ込む。が、一瞬でピタッと止まる
「あ、あれ?」
少女の手と足にバインドが施されていた
「くくく……気持ちいいくらいに引っかかってくれたな」
「え?」
「あぁ、前から分かってたよ。正攻法で戦っても何時もトラップやら不意打ちやらでやられ続け……この間だって第三者の攻撃で空を舞って……その時気付いたんだよ 」
クロノは悪役みたいな笑みを浮かべた
「勝てば官軍だってな」
実は、クロノは一瞬で設置型のバインドを自分達の間に設置していたのだ
「ちょ、ちょっと?悪役みたいな笑顔浮かんでるよ?」
「言っただろう。勝てば官軍だと。デュランダル」
『OK Boss』
氷の杖、デュランダルがS2Uの代わりにクロノの手に収まる
「これで終わりだ!エターナル……」
「ちょ、卑怯!卑怯だ!再戦を申し込む!!」
「知ったことか!勝てば官軍だ!!エターナルコフィン!!」
「みぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クロノが真面目を捨てて少女を氷漬けにした
少女は闇の欠片のように消えていった
「……次、行くか」
他にも少女のような、知り合いの誰かに煮た者が居ないかどうか、探すために飛び立った
「刀身爆破!」
「なんの!」
夢咲とディアーチェがほぼ互角の戦いをしていた。夢咲は時止めや魔女召喚を使ってないため全力ではないが
「アロンダイト!」
「パラ・ディ・キャノーネ!」
夢咲の蹴り出した光球とディアーチェの砲撃がぶつかり合い、爆発する
夢咲はその間に魔法で銃を作り出す
「ならばこれをくらえ!!」
ディアーチェが大量の魔力弾を生み出し、一斉に夢咲に放つ
夢咲はそれを全て手元の銃で撃ち落とし、ディアーチェに向けて極太のビームを銃から放った
ディアーチェはその場を離れてそれを避ける
夢咲は銃を投げ捨て、左手に赤色の西洋の刀を作り出す
そして、アレグロを使って加速し、斬りかかる
「ハァァ!!」
「当たるものか!」
ディアーチェはそれをプロテクションで防ぐ。が、プロテクションと刀の接触部分から煙が上がっている
「セコンド・スタジオーネ!」
その瞬間、刀から炎が広範囲に拡散した
「ぐぅっ!」
その熱さに顔をしかめるディアーチェ。だが、夢咲の攻撃は終わらない
左手の刀を右手に持ち替える。右手に持ちかえられた西洋の刀は日本刀に変わった
「カーゾ・フレッド!」
その日本刀でプロテクションに斬りつける。今度は冷気が放出され、プロテクションが凍っていく
「バカな!」
「私の魔法はあなた達の魔法とか違うのよ!」
もう一度日本刀を振りかぶり、振りおろしてプロテクションを破壊する
そして、左手に西洋の刀を作り出す
「ピッチ・ジェネラーティ!」
ほぼ零距離で炎の砲撃と氷の砲撃を発射。大爆発が起きた
「ふぅ……使い慣れてない魔法だったけど、案外なんとかなったわね」
夢咲は爆発に巻き込まれず、爆煙から抜け出した
両手の刀を消し、爆煙の方を見る
「貴様……よくもやってくれたな」
爆煙が晴れた場所にはボロボロのディアーチェがいた
「しぶといわね」
「ふん、貴様の魔法なんぞで負ける我ではないわ!」
杖を構えるディアーチェ
夢咲は溜め息をつきながらテディベアを一体、魔法で作り出した
「……ふざけてるのか?」
「さぁね」
「……ならば死ねい!エクスカリバー!!」
ディアーチェが切り札でもあるエクスカリバーを放った
「ラ・ベスティア!」
夢咲がテディベアを放り投げる。放り投げられたテディベアは大量に分裂し出した
「ラ・ベスティア・リファーレ!」
そして、テディベアはそれぞれで合体し、巨大なテディベアとなった
それが夢咲の前で盾となり、エクスカリバー代わりに受ける
夢咲はテディベアの後ろで新しく作った杖を構え、魔法で巨大な剣に変える
そして、テディベアを足場にして一気にディアーチェに接近する
「ハァァ!」
そのままのいきおいでディアーチェを斬り飛ばす
「ぐはっ!」
「これで終わりよ」
剣を消して黒色の十字の杖を作り出す
「リミーティ・エステールニ!」
そこから砲撃を発射。ディアーチェに直撃した
「ぐぁぁ!!」
ディアーチェが墜落しながら、消えていく
「ぐっ……次は貴様を叩きのめしてくれる!!」
「次があったらね。まぁ、面倒だからやらないけど」
三流悪役が吐きそうな台詞を言いながらディアーチェは消えていった
夢咲は杖を消して待機していたはやてに近付いた
「終わったわよ」
「やっぱ夢咲ちゃんには勝てる気せぇへんわ」
「そうかしら?これでも弱いほうよ。さ、行きましょ」
「モードリフレクト!」
「厄介ですね……」
なのはとシュテルの戦いはまさに互角だった
シュテルの砲撃はウルトラマントとフォートレスビットで防がれ、ソードビットはプロテクションとフォートレスビットで防がれる
逆になのはの砲撃は、シュテルの冷静な判断で殆ど当たっていない
シュテルのマントはウルトラマントのような特殊な効果は無く、ただ普通にバリアジャケットの一部で、ソードビットはフォートレスビットのように守って撃つ物ではなくひたすらに斬る物なので、砲撃を防げない。一応防御の手段はあるが、それを使えばフォートレスビットとなのはの砲撃により、いずれ砲撃を貰ってしまう
「パイロシューター!」
牽制に。とパイロシューターを放つ
なのははそれをフォートレスビットを使って防ぐ
その間に、ソードビットはなのはの後ろに移動した
それに気付くが、もう遅い。ソードビットはなのはにその剣先を向けて突っ込んできてた
「うわっ!?」
それを咄嗟にウルトラブレスレットを盾にして、防ぐ
「あれを防ぎますか……」
「危なかった~……」
何てことを言いながらちゃっかりフォートレスビットを気付かれずにシュテルの後ろに配置する
にこにことしながらなのはがパチン。と指を鳴らした
「え……」
シュテルが後ろを向いた時には既に桜色が視界一杯に。避けれる訳なく、直撃した
「けほっ……まさか当てられ……」
「バインド!」
「ちょっ」
隙を生じぬ二段構え。シュテルが拘束された
そして、次になのはがする行動は
『Starlight breaker』
「これがわたしの全力全開!!」
魔力の収束が始まり、桜色の巨大なスフィアが出来上がる
さらにフォートレスビットからの魔力供給もあり、何時ものスターライトブレイカーよりもさらに大きい
「それ(拘束して身動き取れなくして一撃必殺)が主人公のやる事ですか!」
「勝てばよかろうなの!スターライトブレイカー!!」
シュテルのメタ発言も虚しく、ジュッ。と一瞬だけ音がした
名付けるなら、スターライトブレイカーex+だろうか
「……負けましたよ」
「やった!」
「えぇ。あなたの勝ちですよ。なのでバインド解いてくださいその桜色退かしてください」
「念のため……ね?」
「オーバーキルにも程がありますって!あなた本当に主人公ですか!?ラスボスじゃないんですか!?」
「第二形態とか出てきそうだから追い討ちなの!エクセリオン……」
「わたしは何処ぞの魔王じゃありませんよ!!本当に止め……」
「バスター!!」
シュテるん、オーバーキルされて消えていきました
そんなこんなで闇の欠片達は一掃され、マテリアルS(シュテル)、L、D(ディアーチェ)も倒された
なお、アリシアがなのは、フェイト、はやて、ユーノ、クロノの五人の闇の欠片を同時に相手してたり、佑真が條助、夢咲、シャロの闇の欠片を纏めて相手してたりと、苦笑いするしかない光景も見られたそうな
描写は無かったものの、ひなた、條助、アリサ(バニングス)、すずか、フェイト、ユーノ等の闇の書事件に関わった人物全員、今回の騒動で戦っていた
が、唯一玲音は何処にも居なかった
「玲音く~ん」
ピンポ~ン。と呼び出し音が鳴る
なのはが玲音の家の前で宿題の入った手提げ鞄を手に扉が開くのを待っている
玲音が夏休みの終わりまで用事がないことは知っている。だから、すぐに開くかと思ったが、中々開かない。それどころか物音一つしない
「……あれ?」
なのはがドアに手をかけ、ゆっくりと開ける
鍵はかかっておらず、中には普通に入れた
「鍵かかってない?」
中を覗いたが、人がいる気配はしなかった
寝てるのかな?と思い、無断で中に入る
玲音の部屋とトイレと風呂以外は探したが、誰も居なかった
トイレは鍵がかかってなかったし、風呂も水音等は全くしなかった
そして、玲音の部屋に入る
「窓……空いてる?」
まず目に入ったのは窓だった
留守にしてるのなら閉めているはずだ
閉めておいてあげよう。と思って窓の方に歩いていったら、何かが足に当たった
「ん?」
足元を確認すると、そこにあったのはキングブレスレット、ウルティメイトゼロブレスレット、ナイトブレスレットの三つが無造作に落ちていた
「これ、玲音くんの使ってた…… 」
自分の手に着けているブレスレットと似たブレスレットを拾う
「ん~……あ、そうだ!」
しめしめ。と玲音の机から白紙の紙を一枚取り出して、鉛筆で文字を書く
白紙には出かけるんなら窓とドアは閉めないと駄目だよ。と書き、その少し下に落ちてたブレスレットとかは借りてくね。と書いておいた
何となくキングブレスレット等は気になっていた物だったため、これよがしにと手提げ鞄の中に入れる
紙をベッドの上に置き、窓を閉める
「今日は家でやろっと」
そして、何事もなかったかのように玲音の家を出て、自分の家へと帰っていった
玲音がブレスレット返せ。とメールを送ってくるだろう。と思いながら
なのはの携帯に玲音からのメールが来ることは、夏休みが終わっても無かった
東方projectより、芳波、彩華「虹色太極拳」
魔法少女かずみ☆マギカより、パラ・ディ・キャノーネ、ユウリの魔法、セコンド・スタジオーネ、カーゾ・フレッド、ピッチ・ジェネラーティ、ラ・ベスティア、ラ・ベスティア・リファーレでした
今回はかずみ☆マギカの魔法を多めに使いました。戦闘だとかずみ☆マギカの魔法は使いやすいですね
それと、シュテルのソードビットですが、ダブルオークアンタ(劇場版機動戦士ガンダムOOより)のGNソードビットの色違いの物を想像してもらえると有難いです。何故ソードビットかと言うと、シュテルが近距離もそれなりに出来る事と、ビット系で近距離型と考えて一番に浮かんだのがGNソードビットだったからです
そして、祈梨のフォーアラーデンですが、void0様とコラボさせてもらった時に、祈梨が貰った名無しのインテリジェントデバイスに勝手に名前を付けさせてもらいました。フォーアラーデンと言う名前も本編で説明しましたが、実はフォーアラーデンは『召喚』ではなく、『召喚する』という意味です。『召喚』はフォーアラードゥングというらしいです
勝手に形をスナイパーライフルにしてしまった事、この場で謝罪させて頂きます。void0さん……本当にすみませんでした!!
では、次回はいきなりGOD編です。GOD編では、ナハト・リコリスさんとウィングゼロさんに頂いたオリキャラ達と将来魔改造される原作キャラ三人も交えてやっていきます
学校での心労とか、テストの結果で落ち込まなければ、早目に投稿出来ると思います
長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。ではでは