魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
あと、漫画版INNOCENT、面白くなってきましたね~
次回がどうなるか楽しみです
「ネブラ~、フォーアラーデ~ン……何処行けばいいと思う~?」
『うむ……私にも分からないな。今回ばかりは手掛かりが無さすぎる』
『同意です』
「じゃあ適当に歩こっか」
ネブラから生えている翼が一回羽ばたき、祈梨がゆっくりと地面に落ちていき、スタッと着地する
フォーアラーデンは自身に内蔵されてる人工リンカーコアの魔力で魔法を使い、周りをサーチする
ネブラも曲がりなりにもロストロギアである自身の感覚をフルに使って周りを探知する
「どこかな~?」
キョロキョロと周りを見る祈梨
『……ッ!何か来るぞ!』
『私の魔法には引っかかりませんでしたが?』
『私の感覚がそう言っている!』
ネブラが無理矢理祈梨を後ろに下がらせる
「きゃっ!?」
その瞬間、さっきまで祈梨が居た場所に黒い球体のようなものが現れた
「えっ!?なに!?」
『やはりか……』
『お見事』
『祈梨、フォーアラーデン。気を付けろ』
『了解。vulnificus form』
ネックレス型になっていたフォーアラーデンが一瞬でレヴィの持っていたデバイス、バルニフィカスと同じ形になった
フェイトのバルディッシュとも同じ形だ
フォーアラーデンは魔法や武装をデータ化して己のものに出来る。今回はバルニフィカスを真似た
ただ、色は白が基調になっている
「ふぇ?」
『無いよりはマシかと』
『そうだな。一々書かなくてもいいだろう』
祈梨がフォーアラーデンを握り、フェイトの真似をして構える
その瞬間、黒い球体が弾けるように消えた
その中には見知らぬ少年と見知った少女がいた
「…………なんともない?」
「……なんやハッタリか……ってここ何処!?」
二人がキョロキョロと周りを見る
対して祈梨はポカーンとしている
『……ごほん。もし、そこの御両人』
『ッ!』
ネブラが声をかけると、二人が祈梨とは逆の方に飛び退きながら、少年は左手のブレスレットのようなもの。少女は本とアクセサリーのような物を構える
「……あれ?女の子?」
「にしては野太い声やったけど……」
「あれはわたしの声じゃないよ!?はやてちゃんも釣られてボケないで!」
祈梨が二人にツッコミを入れる
そう。目の前に現れたのは並行世界に居たはずの直人とはやて(異世界)だった
「え?なんでわたしの名前知っとるん?」
「なんでって……え?」
『これは……どういう事でしょう?』
『分からない……が、私から言えるのはあのはやては私達の知るはやてでは無い。と言う事だ』
祈梨の頭に?が大量に浮かぶが、フォーアラーデンは納得した様子
『ようするに、彼女は可能性の一部。いわゆる並行世界の八神はやて。と言う事でいいのでしょうか?』
『考えられるとしたらな』
『闇の欠片という可能性は?』
『今までの闇の欠片の統計からそれは無いだろう。闇の欠片はオリジナルの負の部分が増幅されて出てくるからな。ついでに騎士甲冑では無いことも判断材料の一つだ』
「……どゆこと?」
『つまりだ。あそこのはやてはパラレルワールドのはやてだ』
「なるほど!」
「パ、パラレルワールド?」
「何言ってるんだ……?」
ネブラとフォーアラーデンが話し合ってる中、直人とはやて(異世界)は放ったらかしだった
「パラレルワールドって言われても……信じられんな」
「流石に初対面の人に言われるとなぁ……」
「どうしよ……」
『大丈夫です。こちらのはやて様と通信が繋がってます』
フォーアラーデンの声と共に祈梨の目の前にモニターが現れた
『どうしたん?祈梨ちゃん。急に通信なんか入れて』
「えっと……見てもらえると分かるかも」
モニターの端と端を持ってくるりと半回転させ、直人とはやて(異世界)を見せる
そして、直人とはやて(異世界)もそれを見て驚く
「わ、わたしがもう一人!?」
『……って、闇の欠片とちゃうん?』
「わたしの事知らないって言ってるから……」
『おぅっふ……』
はやてが変な声を出す
直人もモニターとはやて(異世界)を交互に見て目を白黒させている
「ど、どういうこと!?」
『お、落ち着いて、わたし。まず何が起こったのか話して貰えるとありがたいんやけど……』
「えっと……ミキヤさんと決着をつけようとしてたらミキヤさんの後ろから黒髪の人と灰色の髪の人が出てきて……そしたら黒髪の人が黒色の何かを投げてきて……それに当たったと思ったらここにおったんや」
『ますます分からへん……』
モニターのはやてが額に手を当てている
『でも、この話から彼女は闇の欠片では無いと断言できるな。普通ならもっとまともな嘘をつく』
『せやね……』
「さっきから闇の欠片とか言ってるが……一体なんなんだ?」
『……それじゃあそれについても話したいし……祈梨ちゃん、ちょっとアースラスタッフの溜まり場まで連れてってもらえる?』
「え~……」
管理局嫌いな祈梨は見るからに嫌そうな顔をしている
彼女がここまで嫌そうな顔をするのは滅多にないだろう
ちなみに、アースラスタッフは闇の欠片がまた発生したのでリンディの借りてる家に数人が留まり、作業をしている
その中にはユーノも含まれている
『人助けの一環や。わたしもある程度やる事やったらそっち行くから』
「……分かった」
モニターがプツン。と消える
「……えっと、そんな訳でついてきてもらっていいかな?」
「……断ったら帰れそうにもないし……」
「かと言ってもついてっても帰れそうにないが……ここはついていくか。何が起こってるのか気になるからな」
そんな訳で直人とはやて(異世界)は祈梨についていく事にした
「それじゃあ……リインフォース、ユニゾンアウト」
決戦のため、ユニゾンをしてたはやて(異世界)がユニゾンを解く
勿論、ユニゾンしてたのはリインフォースで、はやてとリインフォースが分離した
「ふぅ……それにしても大変な事になりましたね……」
どうやら、リインフォースもこの自体を把握しているようだ
「リインフォースさんも……」
「……どうやら、こちらの私も健在のようですね」
「そうみたいだな……救われてて良かった……」
ホッとしている直人
そして、転移しようと魔法陣を展開している祈梨の元に近付く
その瞬間
「よう、どうだ?異世界に来た感覚はよぉ」
直人とはやて(異世界)とリインフォース(異世界)の後ろから声が聞こえた
三人がその声を聞き、顔を険しくして振り返る
「ミキヤ……ッ!!」
その声は三人がこの世界に来る前まで対峙していた男、ミキヤの物だった
「おぉ、こわいこわい」
「はやて!リインフォース!ここで倒すぞ!」
「うん!」
「分かっている!」
三人が身構える。が、ミキヤはニヤニヤと不気味な笑を浮かべたままだ
「おっと、俺はプレゼントを渡しに来たんだがなぁ」
「ロクなもんじゃねぇだろうが……!」
「そうだな。テメェ等にとってはな」
ミキヤがパチン。と指を鳴らす
その瞬間、ミキヤの傍に黒色の渦のような物が現れた
「あれって……」
『あぁ……私達の記憶が正しければ……』
祈梨とネブラがそれを見てそんな声をもらした
そして、そこから黒色の、人型のロボットが現れた
そのロボットは左手が銃のようになっている
「殺れ、キングジョーブラック」
そのロボット、キングジョーブラックが手の銃を直人とはやて(異世界)とリインフォース(異世界)に向けて発射する
「クアンタムシールド、お願い!」
『Quantum shield』
祈梨が三人の前に出てクアンタムシールドを展開。キングジョーブラックから発射されたエネルギー弾を防いだ
「……ァ?」
「あの人が関わってるんなら……!」
『私達も参加させてもらおう。どちらにしても参加してるがな』
ミキヤは祈梨とネブラを気に入らない物を見る目で見ている
「……気に入らねぇな」
「え?」
「ってな訳で殺す」
ミキヤの手に魔王剣デジファーソードが出現する
『彼の力……魔法ではありません』
『だろうな』
「待て!お前の相手は……」
「うるせぇんだよ!!」
ミキヤが魔王剣デジファーソードを振り上げ、祈梨に向かって突っ込む
祈梨はフォーアラーデンに内蔵されてるクアンタムシールドでそれを防ごうとする
その時
「ハァァ!」
横から何者かが飛び出し、ミキヤに向けてその手のレイピアを構え、突進する
「ッ!?」
ミキヤはそれを魔王剣デジファーソードで防ぐ。が、不意打ちだったため、思わず吹っ飛ぶ
横から飛び出した人物はそのままミキヤに距離を詰める
「これでもくらっときなさい!」
距離を詰めたまま、中段突き3回、切り払い攻撃の往復、斜め切り上げ、上段への二度突きを一気に放つ
「ぐぅっ!」
ミキヤはそれを同時に出現させたマントも使いながらなんとか防いでいく
「もういっちょ!」
上段への二段突きが終わったところで回し蹴りを魔王剣デジファーソードに叩き込み、ミキヤを吹っ飛ばす
「……え?」
「なんかよく分かんないけど、物騒だったから参加させてもらったわ」
レイピアを下ろし、祈梨の傍までバックステップで下がる
「えっと……一応聞くけど、あっちが悪役でいいのよね?」
「あ、あぁ……」
いきなりの乱入者に祈梨達が困惑する
「テメェ……ぶっ殺されてぇか!!」
「女の子にそんな剣振り回す男に言われたくないわよ」
完全にキレてるミキヤ。そんなミキヤを前にして彼女はかなり余裕だった
「もういい!テメェ等纏めて……」
「待て」
今にも突っ込もうとしていたミキヤに静止の声がかかった
「え……?この声……」
「チッ……止めるな!」
祈梨はその声に聞き覚えがあった
ミキヤが振り返った瞬間、キングジョーブラックが出てきた時と同じような渦が現れ、そこから人が出てきた
「ここで殺すとつまらないだろう」
「……それもあの野郎の指示か」
「そうだ」
「……チッ、ここは従ってやる。ここで殺してもつまらねぇからな」
ミキヤが魔王剣デジファーソードを消す
「そんな訳だ。殺すのは今度にしてやる」
ミキヤの後ろ少年が黒の渦を作り出す
「待て!ミキヤ!」
直人が叫ぶが、ミキヤは黒の渦の中に入っていき、消えていった
「……俺も行くか」
「待って!玲音くん!」
祈梨が先程現れた少年……玲音に静止の声をかける
「……いずれまた戦う事となる」
「なんで!?」
「いずれ分かる」
『……玲音、正気では無いな』
「え?」
ネブラが唐突に声を出した
「俺は正気だ」
『目を見れば分かる。今のお前の目を見れば分かる。お前の目は正気の者の目ではない』
玲音は黙る
そして、暫く沈黙が場を支配する
「……まぁいい。だが、暫く動けないように」
玲音の手に黒色の、先端に何個もの光が灯っている棍のようなものが現れる
「重症くらいは負わせてやる。ベリアルショット」
その棍の先端に闇の塊が出現し、玲音が棍を振り回すと同時にそれが祈梨達に向けて発射された
「ッ!クアンタム……」
「ここは俺に任せろ!」
祈梨がクアンタムシールドを張ろうとした瞬間、祈梨の目の前に誰かが現れ、ベリアルショットを空の彼方へ弾き飛ばした
「佑真くん!」
「ちょっと見知った気を感じたんでね」
「……チッ、面倒なやつが来たか」
佑真が拳を構える
「玲音。今のお前からは邪悪な気しか感じねぇ」
「だろうな」
「……そうかい。なら、手と足を砕いてでも連れ帰って元に戻してやる」
「それは勘弁願いたいな。逃げさせてもらおう」
「逃がすと思うか?」
「一瞬でも隙があれば逃げれるさ」
「そんな隙、作るかよ」
言葉の応酬。佑真の言葉に玲音はやけに余裕だった
「作るさ。出てこい、バードン」
『バトルナイザー、モンスロード!』
玲音の棍の光の内、一つが一際強く輝く
そして、そこから光が飛び出し、一体の怪獣が現れた
「バトルナイザー……?」
「ギガバトルナイザー。それがこのバトルナイザーの名前だ。そして、こいつは火山怪獣バードン。俺の知る中でもかなり強い怪獣だ 」
火山怪獣バードン。かつて、ウルトラ戦士の中でも屈指の強さを誇るウルトラマンタロウとゾフィーを相手にし、ウルトラマンタロウとゾフィーを一度絶命させた事のある、かなり強力な怪獣だ
だが、大きさは二メートル程度だった
そして、ギガバトルナイザー。かつてウルトラマンベリアルが所持し、百体もの怪獣を使役、さらには武器としても使われた究極のバトルナイザー
通常のバトルナイザーより大きく、その分怪獣を保持できる数も三体から百体と、何十倍にもなった
そして、バトルナイザーから召喚した怪獣の受けたダメージはバトルナイザー使用者にもダイレクトで伝わるというデメリットすら無くなっている
「バードン、殺さない程度だ。キングジョーブラックも殺すなよ」
バードンとキングジョーブラックが無言で頷く
そして、玲音が踵を返し、闇の渦を作り出す
「逃がすか!」
佑真が飛び出すが、横からキングジョーブラックの銃撃が飛来し、佑真を足止めする
「……ついでだ。改造レッドキング」
『バトルナイザー、モンスロード!』
さらに玲音のギガバトルナイザーから赤色と黒色の皮膚の改造レッドキングが現れた
改造レッドキングはEXレッドキングとも呼ばれる。通常のレッドキングと違い、皮膚の色は赤と黒。そして、腕が異常に発達している
この改造レッドキングも二メートル前後の身長だった
「じゃあな」
そして、玲音は消えていった
「チッ……最低な置き土産だ……」
「これ、俺達も手伝った方がいいな」
「せやね」
「やれるだけやりましょう」
「怪獣相手に腕試しもいいわね 」
「名前は知らんが、すまないな。俺達の事情に巻き込んだみたいで」
「まぁ、なんかそっちもミキヤ関係に巻き込まれてるみたいだからな。お互い様だ」
「私は帰る宛も無いからね。ギブアンドテイクって事で全部終わったら帰るのに協力してもらうわ」
「それなら玲音くんでも出来るしわたしにも出来るよね?」
『あの時は大変だったな……』
ちょっと前に起きた事件(事故?)の事を思い出す祈梨
「んじゃ、俺はあの赤と黒のやつをやらせてもらうか……ハァァ!!」
佑真が気合いを入れると共にスーパーサイヤ人2へと変身する
そして、改造レッドキングに向けて構える
「なら、私はあの鳥を焼き鳥用に串刺しにしておくわ」
「じゃあわたしもそっちで」
『足手まといにならないよう頑張るか』
「あ、私はアスナ。アスナ・ゼローラよ。呼びやすいように呼んで」
「わたしは絵空祈梨。祈梨でいいよ」
「それじゃあ、やるわよ。祈梨!」
「うん!」
そして、アスナがレイピアを構え、祈梨がフォーアラーデンを構える
「んじゃ、俺達はあの黒色のロボットか」
「キングジョーブラックやて」
「そうか。なら、本気でいくぞ!」
「うん!リインフォース!」
「はい、我が主」
「アクセプター!」
直人のブレスレットがアクセプターへと変化する
そして、
「アクセス・フラッシュ!」
「ユニゾンイン!」
直人がアクセプターの青色のボタンを押す
その瞬間、直人を光が包み、直人が専用の青色のスーツを纏う
はやて(異世界)もリインフォース(異世界)とユニゾンし、同時に騎士甲冑を纏い、杖を召喚する
「アクセスコード、グリッドマン!!」
直人がそれを叫んだ瞬間、スーツは赤くなり、銀色の装甲が直人を包んだ
「電光超人……グリッドマン!!」
電光超人グリッドマン。かつてコンピューターワールドで魔王カーンデジファーと壮絶な戦いを繰り広げたハイパーエージェントだ
「ほな行くで!」
「おう!」
直人がグリッドマンで居られる時間はたった2分40秒。ウルトラマンレオと同じだ
カップラーメンすら出来上がらない位の時間。直人にはたったそれだけしか戦える時間は無い
だが、直人はその僅かな時間で今まで戦ってきた
「俺が前衛、はやてが後衛でいいな!」
「バッチリや!」
そして、
「レッドキング……確かどくろ怪獣だったか……?その強さ、見せてもらうぜ」
昔見たウルトラマンの知識からレッドキングの知識を洗い出す
目の前のレッドキングは何か違う気がするが、気にはしない
一気に目の前の改造レッドキングへと接近する佑真
「まずは一撃!」
そのまま全力の拳を改造レッドキングにくらわせる。が、改造レッドキングは少し後ずさっただけで大きなダメージが入ったようには見えなかった
「硬いな……だが、その分やりがいがある!」
───グウォォォォォァァァァァ!!!───
文字にするのならそんな咆哮。その咆哮を上げながら、改造レッドキングの剛腕が振るわれる
「ふんっ!!」
佑真はそれを受け止める。が、あまりの威力に足が地面に沈み込む
「ぐぅっ!!……だが、まだシャロの方が!」
剛腕を弾き飛ばす
「強かった!!」
そして首を掴んで足を引っ掛け、そのまま背負い投げの要領で改造レッドキングを地面に叩きつける
「お菓子に……」
そのまま改造レッドキングを蹴りあげる
「なっちまえ!!」
そして、改造レッドキングに向けて指先からピンク色のビームを発射
ビームが直撃し数秒後、ボン!という音と共に改造レッドキングは等身大のチョコレートになってしまった
「……デカイな」
そんな巨大チョコレートを持ち上げる
裏にはご丁寧に改造レッドキング/ウルトラマンFERと書いてあった
「……まぁいいか。いただきます」
そして、地面に座り込んでチョコレートに齧り付く佑真だった
やってる事はかなり残酷だった
「祈梨、援護よろしくね!」
アスナがレイピアを構える。それと同時にバードンが火球をはいてくる
「だったら爆弾で!えいっ!!」
可愛らしい声と共に
火球に当たり、ボン!!と火球を巻き込んでの爆発
「行くわよ……!」
そして、アスナがその爆煙の中へとソードスキル、シューティングスターを使い、突っ込んでいく
彼女の特典はランダムで選ばれた物だ。そして、ランダムで選ばれたのはソードアート・オンラインというアニメに登場する彼女と同じ名前のキャラクター、アスナの持つレイピア───とは言っても普通に斬れるから短剣っぽいのだが───とソードスキルだ
さらについでで剣の才能と飛行能力もある
シューティングスターで突っ込み、爆煙を抜けたところでバードンを確認。そのままシューティングスターで突っ込む
が、そう安安と当たる訳なく、バードンは空へと羽ばたいた
「逃がさないわよ!」
アスナは一旦地面に足を着け、もう一度シューティングスターを発動。空中のバードンに向けて突っ込む
「クェェェェェ!!」
そんなバードンの鳴き声と共に火球が放たれる
「クアンタムシールド、届いて!」
祈梨がクアンタムシールドを発動。アスナと火球の間に障壁が現れ、火球を受け止める
「ハァァ!」
火球を受けとめた瞬間クアンタムシールドは消え、アスナがバードンに向けて突っ込む
火球が受け止められた事に驚いていたのか、バードンは動かず、アスナのシューティングスターをモロにもらう
「まだまだ!」
さらにそこに高速の突きを四回、シューティングスターをくらわせた場所に寸分の狂いなく当てる
「これで終わらせるわ……」
バードンが痛みでもだえている。そして、その隙にバードンから一旦距離を取り、すぐに全力でバードンへ向けて飛び出す
「フラッシング・ペネトレイター!!」
彼女の持つソードスキルの中でも上位の技、フラッシング・ペネトレイターを発動
アスナの突撃していく軌跡が彗星の如く光の尾を発していく
そして、バードンに直撃し、一瞬でバードンを貫通した
「大勝利ってね」
後方で、バードンが大規模の爆発を起こし、絶命した
一方、直人とはやて(異世界)は
「フッ!」
直人が突っ込み、キングジョーブラックの銃身による薙ぎ払いを回転しながら跳躍してかわす
そこにはやて(異世界)が魔力弾を数発撃ち込む
「ハァ!」
そして、背後から拳を一発、二発と叩き込んでいく
さらに肘鉄で吹っ飛ばし、そこにはやて(異世界)のバルムンクが突き刺さる
怯んだキングジョーブラックに向けてさらに直人が追撃をかける
が、
「うぉっ!?」
キングジョーブラックは四つのパーツに分離。直人の攻撃を避けて空中へと逃げた
「逃がすか!」
直人は足に着いているグラビティメタルで重力をコントロールし、キングジョーブラックに向けて飛び出す
が、キングジョーブラックの頭の部分のパーツと一緒になっている右手の銃身が直人に向けられ、十発程弾丸が発射される
「やらせへんで!」
が、それをはやて(異世界)が全て打ち落とす
「オラ!」
そして、パーツの一つに殴りかかるも、あっさりとよけられてしまう
ここで1分が経った。残り1分40秒
「どうすれば……」
「こうすればええ!それ!」
直人がどうしようかと考えてるうちにはやて(異世界)が動いた
キングジョーブラックの全てのパーツに一気にバインドをかけ、動けないようにした
「響け終焉の笛!ラグナロク!!」
間髪入れずにはやてがラグナロクを発射
本来は三つの砲撃を纏めて一つの砲撃にする技だが、今回は纏めずにそのまま発射した
キングジョーブラックの胸、腰、足のパーツにヒットし、パーツが跡形もなく消滅した
「だったら俺も……」
左手のグラン=アクセプターにエネルギーを一気に溜める
そして、
「グリッドビーム!」
グラン=アクセプターから一気にそのエネルギーを発射した
避ける術の無いキングジョーブラックにそれがヒットし、爆散した
「よっしゃ!」
「ま、わたし達なら当然の結果や」
『そうですね』
「じゃあ……取り敢えずついて来て?」
「そうね。ここで逃げてどうにかなる問題じゃないし」
「まぁ、俺達の方はミキヤが迷惑かけてるみたいだから呼んでくれれば何時でも協力するぜ」
「こっちの玲音もなんか迷惑かけてるしな。ミキヤってやつの件、協力する」
「サイヤ人が味方か……心強いな」
「直人くん?サイヤ人って何?」
「あっ、やべっ」
とっくに変身を解除した直人が慌てて口を塞ぐ
直人がそそくさと佑真の肩に手を回し、はやてと祈梨に背中を向ける
「(ど、どうやって誤魔化せばいいと思う!?)」
「(知るか!!あと、その様子だとお前も転生者だな)」
「(俺はサイヤ人の時点でわかってたがな!)」
「(ついでに祈梨も転生者だ。多分、アスナもな)」
「(そ、そうか……って、どうやってはやてを騙せば……)」
「(知るかってんだよ!)」
野郎二人がこそこそしてる中、はやて(異世界)が二人に近付く
「お~い」
「シュワッ!」
はやてがちょんちょん。と直人の肩を叩く。そしてウルトラマンみたいな声を上げる直人
「ちょっと説明してもらいたいんやけど……」
「え、えっとだな……その……」
説明できずにしどろもどろ
「俺、とある管理外世界の戦闘民族なんだよ。サイヤ人っていうんだが、どうやらこいつは何処かでそれを聞いたようだな」
そこに佑真のフォローが入った
「そうだよ(便乗)」
「ふ~ん、そうやったんか」
軽く投げやりになった直人だったが、なんとか騙しきれた様子
「あれ?そうだっけ?」
『お前は信じるなよ……』
「うぇっ!?」
『念話だっての……祈梨、お前にもリンカーコアがあるから一応念話は出来るんだぞ』
(そうだったんだ……)
『って、やり方しらねぇか』
二人のそんな漫才(?)も裏方で繰り広げられていた
「んじゃ、送るから俺に触ってくれ。何処でもいいぞ」
「ならば股か……」
「直人、消し飛ばされたいか?」
「ジョークだよジョーク!グリッドジョーク!」
「ったく……ほれ、行くぞ」
「吉幾三?」
「はやては何処の世界でも平常運転だな……」
そんなこんなでアースラスタッフの溜まり場に瞬間移動し、異世界組を一旦保護してもらい、祈梨と佑真は再び別の次元世界へ飛び立った
少し時間は巻き戻り、視点はなのはに移る
なのはは別の次元世界でアミタを発見したものの、アクセラレイターにより逃げられてしまったため、その追跡をユーノと共にしていた
だが、中々見付からず、ユーノとは一旦別れて海鳴を捜索してみることにした
「まぁ、見つからないとは思うけどね」
なんて言いながらふわ~っと飛んでいる
ビットを周囲に展開して不意打ちに備えるのも忘れない
ついでに玲音も見つかったらな~なんて思いながら移動する
すると、
『あっ』
バッタリとシュテルと出会った
「シュテル!久しぶり!」
「久しぶり……と、言うには期間が短かった気がしますけど」
「そうかな?」
「そうですよ」
消して消された仲とは思えないほどほのぼのとした会話だ
「あ、そうそう。この間あなたに消された後、ちょっとだけパワーアップしたんですよ」
「そうなの?」
「なので少しだけ
「そうだね、やろうか!あ、あと一般人には迷惑かけないようにしてね」
「そこら辺はわたしも王も心得てますよ」
なのはがレイジングハートを構える
対して、シュテルは前のようになのはと同じような構えではなく、ルシフェリオンを片手で持ち、もう片方の空いた手に二本のソードビットを装着し、そちらをなのはに向けて構える
ソードビットを装着した手にはブレスレットが着いていた
「行きます」
「うん!」
シュテルが牽制としてソードビットを四本、なのはに向けて飛ばす
なのははそれをフォートレスビットで防ぎながら後方へ飛ぶ
後方へ飛びながら、アクセルシューターを放つ。が、シュテルは手に着けたソードビットに炎を纏わせ一閃。アクセルシューターを全て撃ち落とし一気になのはへと飛び立つ
「シュテルってわたしと同じ後方支援型じゃなかったっけ!?」
「オールラウンダーと言ってくれてもいいですよ!」
さらになのはが放った十五発のアクセルシューターを四基のソードビットが撃ち落とす
「切り裂く……!」
そして、シュテルのブレスレットが一瞬光を放ち、ルシフェリオンが姿を変える
短剣のような姿に変わり、そこにソードビット六基が合体。一振りの巨大な剣となった
本人曰く、バスターソードモード
「本当にわたしをモデルにしたの!?」
「そうですよ!独自に進化しただけです!」
シュテルが一気になのはに近付き、ルシフェリオンを振るう
なのははそれをウルトラブレスレットを盾に変えて防ぐ
盾に伝わった衝撃が倍になってシュテルに伝わり、シュテルが弾き飛ばされる
「ッ……!」
腕が痺れたのか、ルシフェリオンを握っていた左手を抑える
その隙になのはがレイジングハートから手を離し、ウルトラブレスレットを槍に変える
レイジングハートからはフライヤーフィンのような羽が生え、A.C.S時のような形に変化する
「え~い!!」
そのままなのはがシュテルに向けて突っ込む
「ナノハも人の事言えないじゃないですか!」
上段から振られた槍をルシフェリオンで防ぐ
「負けたくないからね!」
なのはがルシフェリオンから槍を離し、シュテルの胸に向けて突きを放つ
シュテルはそれを右に体をずらしてかわすが、なのはは左に回転してそのまま槍をシュテルに当てようとする
シュテルはそれをプロテクションで防ぐ
その隙になのはは右手にフォートレスビットを装着。銃口をシュテルに向ける
「バスター!」
「ッ!」
そして、ほぼ零距離顔面に向けて発射された魔砲を顔をそらして避ける
「何でもありですか!」
「他のみんなはもっとやりたい放題だよ!」
「そうですか!」
シュテルはソードビットを操作し、今度は銃の形を作る
その際にソードビットで槍を弾くのも忘れない
「これは連射も効きますよ!」
シュテルがルシフェリオンの先を向ける。それと同時になのはがマントを翻す
そして、ルシフェリオンから発射された砲撃がマントに直撃し、無効化された
「そのマント、厄介ですね……」
「わたしの自慢の装備だもん」
傷一つないマントを見せびらかすなのは
「……まぁ、時間も時間ですしここらでお暇させてもらいます」
「え?あ、ちょっ」
「ここの人達はこう言うみたいですね……じゃあの!」
シュテルが急に転移して何処かに行ってしまった
なのはは追跡はそこまで得意ではないため、追跡は諦めた
「あ!シュテル達の目的聞くの忘れてた!」
所々抜けてるのは何時もの事だった
一方、視点はフェイトに移る
フェイトもなのはと同様、そこら辺をウロウロとしていた
すると、
「あーっはっはっは!!雷光散らして僕参上!!」
レヴィが飛んできた
「……え?」
「あ、オリジナルだ。やっはろ~」
そしてマイペースなレヴィであった
「あ、うん……君は?」
「僕?僕はレヴィ・ザ・スラッシャー。カッコイイでしょ!」
「うん、そうだね」
ふふん。とまだ無い胸を張るレヴィ
対してフェイトは軽く苦笑い
「えっと……レヴィはマテリアル?」
はやてから聞かされた名前と一致してたし、自分とそっくりだったため、聞いてみる
「そうだよ?」
そしてあっさりと認めるレヴィ
「あ、なら話を聞かせてくれないかな?」
バルディッシュは構えずに聞く
「ん~……じゃあ僕と戦って勝ったらいいよ!」
「分かった。じゃあ早速」
「やろうか!」
レヴィがバルニフィカスを片手で構え、フェイトがバルディッシュを構える
「行っくぞ~!光翼斬!」
レヴィがバルニフィカスを鎌の形に変え、鎌の部分をバルニフィカスを振り回しながら発射する
フェイトのハーケンセイバーと同じ技だ
「だったら……ハーケンセイバー!」
フェイトもハーケンセイバーを発動する
二つの魔力刀がぶつかり合い、爆発を起こした
「ツインブレードザンバー……スタンバイ」
『Yes sir』
バルディッシュがザンバーフォームへと姿を変える
そして、数秒後
「どりゃぁぁ!」
レヴィが爆煙を掻き分け突っ込んできた
そして、上段から振られるバルニフィカスをバルディッシュで弾く
「
そして、バルディッシュの柄から短くなったザンバーを一本射出する
「うわっ!」
レヴィはそれを何とかよけた
射出されたザンバーは繋がっていた魔力糸を思いっきり引っ張って手元に寄せてちゃんと掴んだ
「だったら僕も!」
そう言うと、レヴィもバルニフィカスをザンバーの形にし、二本に分けた
「レヴィも出来るんだね」
「僕に出来ない事はないもんね!」
レヴィはそう言うとフェイトに向けて突っ込んだ
そして、高速で振るわれるバルニフィカスをバルディッシュで捌いていく
(速い……けど!)
「姉さん程じゃない!」
ツインブレードザンバーの柄を繋いでいる魔力糸でバルニフィカスの一本を受け止め、そのままレヴィの上を通過し、背中を取る。その間に糸をレヴィの体に巻き付けておく
「ほぇ?」
そして、バルディッシュの刃の先を無理矢理レヴィの服にねじ込み、
「サンダー……レイジ!」
そのままサンダーレイジ
「あばばばばば!」
勿論避ける術なぞ無く、サンダーレイジが零距離で決まる
「どう?降参する?」
サンダーレイジを発動しっぱなしにしてレヴィに聞く
なんかフェイトがいい笑顔なのは気の所為だろう
「まだ……まだ!」
レヴィがバルニフィカスで魔力糸をに刃を当て、バルディッシュを引っこ抜く
そして、魔力糸を魔力を込めた斬撃で切り裂き、バルディッシュで振り向きざまにフェイトに斬りかかる
「ッ!ザンバー!」
レヴィの持つバルディッシュとフェイトの持つバルディッシュがぶつかりあった瞬間、バルディッシュを一本に戻し、レヴィからの衝撃を殺さず回転しながらレヴィに斬りかかる
「ぐぬっ!」
レヴィはそれを二本のバルニフィカスで受け止める
「ハァァ!」
バルニフィカスからバルディッシュを離し、そのまま高速でレヴィに斬りかかる
「むっ……どりゃぁ!」
「きゃっ!」
そして、レヴィが力づくで二本のバルニフィカスでフェイトを吹っ飛ばした
「凄い力……」
「へっへ~ん!」
フェイトは考える。これだと結構時間がかかるかも。と
一応キリエを追わなくてはいけないため、そんなに時間はかけたくない
と、言う事で何か無いかポケットをまさぐる
すると、何故か棒付きソーダアメが二つほど出てきた
「何それ?」
「あれ?知らないの?」
「うん」
「食べてみる?美味しいよ?」
フェイトがバルディッシュを下ろしてレヴィにアメを手渡す
「くんくん……美味しそうな匂いがする」
「あ、それあげるからわたしの質問に答えて?」
「もぐもぐ……いいけど」
「あ、それは噛むんじゃなくて舐めるんだよ?」
「そうなの?」
最早餌付け以外の何物でもなかった
ペロペロとレヴィがアメを舐め始めた所で質問を開始する
「えっと……じゃあまずは……」
フェイトは自分が覚えている限りの質問をレヴィにした
その結果、
「まず、砕け得ぬ闇はレヴィ達が生きる理由。そして、それは闇の書が闇の書であるために必要。そのプログラムの名前は『U-D』。読み方は『アンブレイカブル・ダーク』。特定魔導力の無限連環機構で、
「そうだよ~」
レヴィがフェイトの言葉を肯定したところでレヴィがアメを全部舐め終わった
「あ、無くなった。それじゃ、僕は行くね~」
「え、あ、ちょっと」
「またね~、オリジナル~」
「わたしの名前はフェイトだよ」
「へいと?」
「フェイト!」
「……まぁいいや。じゃね~」
「って、まだ色々と……」
ぴゅ~っとレヴィは何処かに行ってしまった
「……取り敢えずはなのは達に知らせておこ」
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 the movieより、ギガバトルナイザー、ベリアルショット
ウルトラマンタロウ、ウルトラマンメビウスより、バードン
ウルトラマンFighting Evolution Rebirthより、改造レッドキング
ウルトラギャラクシー大怪獣バトルより、キングジョーブラック
ドラゴンボールより、お菓子にする光線
ソードアート・オンラインより、シューティングスター、フラッシング・ペネトレイター
電光超人グリッドマンより、アクセプター、グリッドマン、グリッドビームでした
と、言うわけで異世界組はアスナはソードアート・オンライン、直人は電光超人グリッドマンの特典でした
あと、改造レッドキングですが、EXレッドキングだろ。と言う声が上がると思いますが、初めて出たときの名前が改造レッドキングだったので、今回は改造レッドキングと表記させて貰いました
普通のバトルナイザーに入ってるゴモラとエレキングはEX化したら改造ではなくEXと表記します。なんかややこしくてすみません
自分はEX系の怪獣を見るとどうしても改造って言っちゃうんですよね……FERやり過ぎたせいでしょうか?
あと、今回の最初の組み合わせで祈梨、アスナ、直人、はやて(異世界)、リインフォース(異世界)、佑真を選んだ訳は祈梨は主人公、他は他人から貰ったキャラという接点で出してみました
では、また次回お会いしましょう