魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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ついこの間第三次スーパーロボット大戦Zを買いました。vita版です

第二次OGとかサルファとかと比べると全体的に命中率が低めに設定されてるような気がしたんですが……気のせいでしょうか?僕は大体運動性と装甲を最初に上げる人間です

ついでに艦これのイベントもやってます。E-2が難しいです

今回は繋ぎ回です


第66話

「ぜぇ……ぜぇ……こ、ここまで来れば流石に振り切れただろ……」

「そ、そうだね……あの人達には勝てる気がしないよ……」

「アイシスが居てもフルボッコだっただろうな……」

 

トーマとリリィはとあるビルの屋上で休憩をしていた

 

シグナムから逃げ出し、ノンストップでここまで逃げてきたのだ

 

乱れた息を整えながら、これからどうしようかと考える

 

二人でう~ん。と唸る

 

銀十字は二人の間でフワフワと浮いている。すると、

 

『魔力反応接近』

「ゲェ!?またかよ!?」

「もう嫌だよ~!」

 

文句垂れながらもリアクトの準備をする

 

そして、その人物は二人の前に姿を現した

 

「……って、トーマ!?」

「トーマさん!?」

「ヴィヴィオ!?それにアインハルトまで!?」

 

現れたのは同じく未来から来て今の今まで逃げていたヴィヴィオとアインハルトだった

 

「よ、よかった~……ようやく俺の事を知ってる人が……」

「でも、わたし達の知ってるトーマよりも背が大きい……」

「なんですと!?」

「……取り敢えず、状況を整理しませんか?もしかしたらトーマさんも……」

 

と、言う事で状況を整理……と、言うかヴィヴィオとアインハルトが元から得ていたここが十四年前の海鳴と言う事と自分達がトーマ達の時間よりも過去から来ていると言う事、トーマはヴィヴィオ達の時間より三年後から来ていると言う事を話した

 

ついでにヴィヴィオ達から見て初対面だったリリィは一応の自己紹介を済ませた

 

「……時間ねぇ」

「こういう時は……」

「玲音さんを探し出して見つけて未来に戻してもらいましょう。この時期なら玲音さんはまだ海鳴に居た筈です」

「そうだな。じゃあここにいる四人で玲音さんを探すか!」

 

だが、どうやって玲音だけを探そうか。その案が思い付かずに唸ってると……

 

「要人発見。捕まえて連れてくね」

『ッ!?』

 

自分達の後ろから聞きなれた声が聞こえた

 

警戒しながらも振り返る

 

「フェイトさん……じゃなくてアリシアさんだ!」

 

後ろにいたのはアリシアだった。右耳にインカムを取り付け、刀を両手で抱き抱えるように持っている

 

「わたしの事知ってるってことは……未来でわたし達と知り合ってるって事でいいのかな?」

 

アリシアは刀を背中と腰に着け、手を掛ける

 

「こ、これは分が悪すぎる……」

「一旦逃げて体勢を……」

 

四人が逃げようと走り出そうとした時、

 

「……シッ!!」

 

四人の真ん中辺りを斬撃が走った。地面も抉った

 

「……あ、無理ゲーだ」

 

流石にこの時期のアリシアなら逃げ切る事位は出来るだろうとタカを括ってたが、素で斬撃飛ばせる人間相手には逃げきれないと観念したようだ

 

「ちょっちついて来てもらうよ?悪いようにはしないからさ」

『アッハイ』

 

にこっと笑いかけるアリシアだったが、四人には一瞬死神の笑顔に見えた……ような気がした

 

 

 

 

一方その頃、アースラスタッフの溜まり場の一室で、アミタの治療が行われていた

 

いや、修理と言った方が正しいのだろうか

 

「ウイルスは完全に取り除きましたよ。エネルギーの方もこっちでなんとかしました」

「腕の方も何とかなったよ。戦闘機人とはまた違ったベクトルのアンドロイドだったけど、楽しめたから良しとしよう」

 

が、すぐに終わった

 

シャロがダイレクトハッキングでウイルスを取り除き、幻惑のトイズでアミタのエネルギーと全く同じ物質の物を作り出した

 

そして、スカさんを招待した結果、一時間足らずで治った。流石天才

 

「それじゃあ、私は帰るよ。U-Dのワクチンも作っておいたから後でチンクに持ってこさせよう」

 

そう言うと、スカさんは窓から飛び降りた。と、思ったら高速で飛来したトーレに回収された

 

トーレの手に酒が入ったビニール袋があったのは気のせいではないだろう

 

「後は目覚めるのを待つだけですね」

 

 

 

 

「へぇ~、キャロちゃんとエリオくんとルーちゃんは未来から来たんだ~」

「はい。詳しい事は話しちゃダメらしいんですけど……タイムパラドックスが起きたら大変なので」

 

一方、別の部屋ではキャロ達となのは達が椅子に座って駄弁っていた

 

「そういえば、キャロちゃん達はなんでわたし達と知り合ったん?」

「えっと……それも駄目みたいです」

「じゃあ何なら話せるの?」

「未来の事は殆ど……ルーはまだ何とかなるかも知れませんけど僕とキャロは一悶着あったので下手に話して何かあったら……」

 

地の文で話してもいいのだが、ネタバレになるので止めておこう

 

「なんやつまらないな~」

「あ、でもこの時代で出会った時点でタイムパラドックス起きちゃうんじゃ……」

『あっ』

 

それを切り出したフェイトを筆頭に全員が黙り込む

 

「き、記憶を消せば何とかなるよ!」

「わ、わたし達の時代ではこの事件は知られてませんから上手くやったんですよ!きっと!!」

 

無理矢理納得。それでいいのかと問い詰めたいが、本人達がいいと言ってるんだからいいんだろう

 

「そういえば、キャロちゃんって玲音くんの使ってた技を使えるんだよね?」

「極一部ですしこれが無いと使えないんですけど、まぁなんとか……」

 

と、言いながらキャロはメビウスブレスを出現させる

 

それを見てなのはがあっ、と声を漏らす

 

「それ……これに似てる」

 

と、言いながらなのははナイトブレスをポケットから取り出す

 

ちなみに、右手にウルティメイトゼロブレスレットを着けており、キングブレスレットはフェイトに預かって貰っている

 

「あ、ホントですね……」

「着けてみたら合体したりして~」

「いやいや、そんなまさか」

 

はやてが笑いながらそう言い、キャロのメビウスブレスにナイトブレスをくっ付ける

 

キャロが右手を振りながら無い無い。と言っていたらメビウスブレスとナイトブレスが合体した

 

『……あれ?』

「合体……したね」

 

ナイトメビウスブレス。かつてウルトラマンメビウスがウルトラマンヒカリから受け取ったナイトブレスをメビウスブレスと合体させた物だ

 

「……合体したって事はキャロちゃんが持ってた方がいいよね?」

「せやなぁ……」

「え?いいんですか?」

「わたしは使えなかったから……キャロちゃんが持ってて」

「……分かりました。わたしが預かります」

 

そんな訳で偶然から生まれたナイトメビウスブレスはキャロが所持する事になった

 

その後は暫く駄弁っていた

 

 

 

 

『クロ助、来航者……えっと、キリエ・フローリアンだっけ?捕まえたよ』

「あぁ、すまない。手間かけさせたな」

『こっちの任務がそれだったから。取り敢えず、アースラマンションに運んでおくから』

「あぁ、ありがとう」

 

クロノは秘密裏に頼んでいたリーゼ達へのキリエの保護の結果を聞き、ホッとしていた。が、自分の目の前に保護対象がいるのを思い出してS2Uを構える

 

「『マテリアル-L』……いや、レヴィ・ザ・スラッシャー。U-Dを止めるために知恵を貸して欲しい」

「え~……」

 

勿論、レヴィはぶー垂れる

 

クロノとてなるべく戦いたくはない。だから、説得できれば……と思ったのだが、口頭での説得は無駄なようだ

 

「……じゃあこれならどうだ?」

 

と、イヤらしい笑みを浮かべながらソーダ味のアメを一つ取り出した

 

既にレヴィがアメ好きなのはフェイトから聞いている

 

ピクッ、とレヴィが動いた

 

「ひ、一つだけじゃ釣られ……」

「三つでどうだ?」

 

さらに懐からソーダ味のアメをもう二つ取り出す

 

「う、うぐぅ……で、でも……」

「グレープ味とイチゴ味の倍プッシュだ。勿論ソーダ味も」

「よし付いていこう」

 

さらにソーダ味を三つ、グレープ味を三つ、イチゴ味を三つ取り出したところでレヴィはおちた

 

そして、クロノは心の中で叫んだ

 

(計画通り!!)

 

 

レヴィが単純でよかったとも思った瞬間であった

 

 

 

 

「成程、親父さんが病気で……」

「はい……エルトリアを博士が生きてる内に復興させてエルトリアの緑を見せてあげたいとキリエは思っていて……あ、勿論私もですよ?それで、キリエはこの時代に来てU-Dを……」

 

條助は目の覚めたアミタからここに来た目的などを聞いていた

 

目的はU-Dの力をエルトリア再興に使いたい。そして、もう病死してしまいそうな自分達を作ってくれたグランツ博士に復興したエルトリアを見せたい。だそうだ

 

キリエはその為にここに来て、アミタは迷惑になるからそれを止めようとここに来た。という事だった

 

「……その親父さんの病名は?」

「よくわかりません……」

「じゃあ、症状は?」

 

條助がそう聞くと、アミタはグランツの病気の症状を話し始めた

 

「……よし、治せる」

「え!?」

「俺のパール・ジャムはどんな病気だろうと俺の作った料理を食べれば絶対に治すことができる」

「パ、パール・ジャム?」

「俺の力のヴィジョンの一つなんだ。スタンドって言うんだけどな」

「ほ、本当にそのパール・ジャムで博士を救えるのですか!?」

「勿論だ」

「お願いします!博士を助けてください!」

 

そう言いながら、アミタは頭を下げた

 

「任せておけ。絶対に治せるから」

「ありがとうございます!」

「じゃあキリエさんにもそう言っておいてくれ。俺はこの事件が終わったらすぐに料理を作るから」

 

その後、アミタにキリエが話した所、一応信じるとの事だった

 

別に駄目だったとしても佑真の仙豆があるから別にどうとでもなるのだが

 

 

 

 

さてさて、それから数時間後。シュテルとディアーチェが復活した

 

ついでに簡素な自己紹介を済ませ、U-D対策会議が開かれた

 

参加者はなのは達仲良し三人、クロノ&ユーノ&アルフ、ヴォルケンズ&リインフォース、未来組、フローリアン姉妹、転生者ズ(玲音を除く)、異世界ズだった

 

マテ娘達も勿論参加だ

 

「さて、レヴィから話を聞いた結果、U-Dに関する情報を幾らか入手する事が出来た。レヴィ、ありがとう」

「いえ~い」

 

クロノに餌付けされてたレヴィだったが、今度は佑真に餌付けされてた。飴玉で

 

案外この二人は波長が合うのかもしれない

 

「U-Dは防衛プログラムをそのまま人と同じサイズにしたような相手だ。しかも、バックに闇倉と玲音、ミキヤという人物がいる」

 

U-Dだけなら玲音が居ればフルムーンレクトでなんとかなるのだが……と皆が思ったが、今更そんなことを思っても変わらない。と割り切った

 

「今回はマテリアル達の協力の元、U-Dの機能停止。そして、闇倉と玲音とミキヤを倒す」

「玲音くんも……?」

「今は玲音は敵だ。割り切ってくれ」

 

クロノが悔しそうな顔でなのはに言った

 

「執務官。ここからはわたしが」

「あぁ、頼む。シュテル」

 

クロノと入れ替わりでシュテルが出てくる

 

「短時間なので少数ですが、ミッド仕様とベルカ仕様の対U-D用ワクチンの入ったカートリッジを用意しました」

 

と、言いながら懐からカートリッジを数個取り出す

 

「これをロードした状態で魔法を当てれば少しの間だけ『砕け得ぬ闇』を砕く事が出来ます」

 

と、言いながらカートリッジをクロノに手渡そうとする……その時

 

「おいおい、そんなモン使っちまったらつまんねぇだろうが」

 

第三者の声と共にカートリッジが闇の光弾によって消滅させられた

 

「……え?」

「チィ、アロンダイト!!」

 

ディアーチェが反射的に魔法を発動し、声のした方へと発射する

 

が、それはいとも容易く弾かれた

 

「闇倉ッ!」

 

夢咲がその人物……闇倉の名を呼びながら手にマスケット銃を召喚する

 

「お情けは無用な殺し合いだぜ?んなもん使わずに……殺し合おうや」

 

闇倉は下衆な笑みを浮かべる

 

「貴様……そこに直れ!ぶち殺してくれる!!」

「ア?格下がいきがってンじゃねぇぞ」

 

ディアーチェが一歩前に出て杖を向ける。が、闇倉は平然としている

 

「下がりなさい、ディアーチェ!!」

 

が、夢咲がマスケット銃を握ったまま高速で闇倉へと突っ込んでいく

 

「夢咲!なら私だって!」

 

今度はアスナがレイピアを取り出し、シューティングスターを発動しながら突っ込む

 

「邪魔クセぇんだよ!」

 

が、闇倉は衝撃波を発して二人を吹っ飛ばした

 

「夢咲、アスナ!……アリシア、やるぞ!!」

「ガッテン!」

 

二人が條助とキャロにキャッチされたのを確認して、佑真とアリシアが同時に突っ込む

 

「ウゼェ……ウゼェんだよ格下共がァ!!」

 

闇倉が地面を蹴った瞬間、障壁が発生し、佑真とアリシアを止めた

 

「今回は宣戦布告ってやつだ。結界を張った海鳴であの二人とU-Dと待っておいてやる。死にたけりゃ来い。格下共」

 

そう言い残すと闇倉は消えていった

 

「チッ、逃げられた……」

「逃げられただけならいい……だが、ワクチンが……」

 

クロノの言葉に全員が沈黙する

 

その時、バン!と扉が開いた

 

「すまない、遅れた…………なんだこの葬式ムードは」

 

入ってきたのはチンクだった。手には飛行用のボードを持っている

 

「あ、チンクちゃん」

「それが……」

「あぁ、そうだ。先に渡しておくものがある」

 

クロノの言葉を遮ってチンクが飛行用ボードの一部をパカッと開けて中からカートリッジをゴロゴロと取り出した

 

「おっとと……これを」

「これは……?」

 

チンクがクロノに手渡し、シュテルがそれを一つ手にとった

 

「……これ、U-D用のワクチンプログラムじゃないですか!」

『え!?』

 

シュテルの言葉に全員が驚きの声を上げた

 

「ドクターが持っていけと言ってな。持ってこれるだけ持ってきた」

 

あぁ、スカさんか。と、スカさんを知っている人はそれだけで納得した

 

「なんでも隙潰しになったとか」

「隙潰しでこれを作るなんて……ドクターとは何者なんですか?」

「天才だ。この世の誰よりもな」

 

ふふん。と何故か得意気のチンク

 

「おっと、この世で誰よりも天才なのはグランツ博士ですよ」

 

と、珍しくアミタが反論

 

「何をいう。ドクターに決まっているだろう」

「いいえ、博士です」

 

ぐぬぬ……と睨み合う二人をまぁまぁ。と祈梨とキリエが押さえ込んだ

 

「これだけあればなんとかなるかもしれません」

「じゃあ、戦力を分断したいんだが……」

 

と、クロノが何処からかホワイトボードを取り出してくる

 

「俺とはやてとリインフォース……あ、異世界の方な。俺達はミキヤをやらせてくれ。これは俺達の戦いなんだ」

 

真っ先に直人がクロノに言った

 

「しかし、三人では……」

 

流石にこれだけいるんだしもう一人や二人……と、言おうとした時

 

「なら私もやるわ。同じ境遇の人間だしね」

 

アスナが直人と共に戦うと言った

 

「いや、これは俺達の……」

「いいから手伝わせなさい。同じ異世界から来た仲間でしょ?」

「だが……」

「ええやん。困るもんでもないやろ?」

「そうだな。三人で行って負けては元も子も無い」

「……じゃあ、手伝ってくれ」

 

そんな訳でミキヤには直人、はやて(異世界)、リインフォース(異世界)、アスナの異世界組が相手をすることになった

 

「で、次に闇倉だが……」

「ここは魔法の使えない俺とシャロと佑真が行こうか?魔法を使えるやつは極力U-Dに当たった方がいいだろう」

 

條助が転生者の中で魔法の類を使えない三人でやると言った。シャロと佑真も頷いている

 

「三人か……やれるのか?」

「やらなきゃ駄目なんだ。やるっきゃない」

「あ、あの~……」

 

決定しかけた時、エリオが恐る恐るクロノに声をかけた

 

「僕達も條助さん達と戦います」

「いや、ここはU-Dを……」

「三人でやるよりも危険度は下がると思います。それに、僕達が一緒に戦いたいんです」

 

うんうんとキャロとルーテシアも頷く

 

「じゃあわたしも!」

 

と、ヴィヴィオも立候補した

 

「パ……じゃなくて玲音さんをあんな感じにした闇倉って人を許せないから、わたしにもやらせてください!」

「じゃあ私も……」

 

と、アインハルトもついでに。と立候補した

 

「それじゃあ、僕も立候補しようかな。なんやかんやで一度ギャフンと言わせて見せたかったから」

 

と、さらにひなたまで立候補

 

「……じゃあ補助として僕も」

 

さらにさらにユーノまで

 

『……ハァ、もういい。好きにしてくれ』

 

條助とクロノが同時に言った

 

結果、闇倉には條助、シャロ、佑真、ひなた、ユーノ、キャロ、エリオ、ルーテシア、ヴィヴィオ、アインハルトが相手をすることになった

 

「じゃあ、続いて玲音だが……」

「クロノくん。玲音くんはわたし一人にやらせて」

 

誰がやる?と聞く前になのはがそう言った

 

「……一人でか?」

「うん」

「何でだ?」

「……分かんない。けど、玲音くんはわたしの手でなんとかしたいって思ったから」

 

もしかしたら自分を何度も助けてくれた恩返しをしたいのかもしれない。そう思いながらも、なのははクロノに言う

 

「……君は一度そう言うこと言うと人の事は聞かないからな。好きにやるといい」

「うん!」

「だが、ピンチになったら言うこと。いいな」

「は~い」

 

全く……と、頭に手を当てる苦労人、クロノであった

 

「めんどくさいから他はU-Dでいいな。異論は認めん。以上だ」

 

空き部屋使って自由に準備してくれと言うと、クロノは出て行った

 

 

 

 

「王」

「王様」

「ん?なんだ、シュテル、レヴィ」

 

とある一室。マテ娘達はそこで準備をしていた

 

「わたし達三人がまとまって戦うのとわたし達二人の力を全て王に託した状態で王が戦う事……どちらが勝率が上がると思いますか?」

「いきなりだな……今回は混戦となる。不本意ながらな。U-D一人に大勢でかかっても邪魔し合う可能性もあるやも知れんな……って本当にいきなりどうした」

「いえ……なんでもありません」

「おい」

 

ケロッとしているシュテルに掴みかかりそうになるディアーチェ

 

が、レヴィがディアーチェの手を取った

 

「どうした、レヴィ」

「ついでに」

 

そう言ってシュテルもディアーチェの手を取った

 

「お、おい、どうしたんだ。貴様ら」

「わたし達の力を王に託します」

「僕達よりも王様の方が強いからね」

「な、何を言うか!」

 

自分達の力を託す。それはユニゾンのように合体するのと同じ事だった

 

構築体である三人だからこそ出来る荒業だが、そう安安と使えるものではない

 

「戦いは数……とも言いますが、今回は質の方が大事です」

「だからといって……」

「もう決定なの!」

「勝手に決めるでない!」

「王。わたし達二人が王に力を託せば王は無敵です。だから、受け取ってください。嫌と言っても受け取らせますが」

「待て!勝手に決めるな!」

 

ディアーチェの言葉を無視するシュテルとレヴィ

 

二人の手から赤色と水色の光が発せられ、ディアーチェに移っていく

 

それと同時にシュテルとレヴィが段々と足元から薄くなっていく

 

「死ぬ訳じゃ無いんですし大丈夫ですよ」

「し、しかしだな……あぁもう!分かった!好きにせい!!」

 

ディアーチェがヤケクソ気味に叫んだ

 

そして、数秒後、シュテルとレヴィは消えた

 

ディアーチェの背中の三対の羽は紫、赤、水色の三色に別れていた

 

「……もう時間だな。行くぞ、シュテル、レヴィ」

『はい、参りましょう』

『王様頑張ってね~』

 

どうやら、普通に二人の意識はあるようだ

 

「レヴィ……後で管理局の輩にペチャクチャ情報話した上に独断でこんな事やってさらに人任せにした罪で我直々にお仕置きしてくれる」

『ウェ!?』

 

そう言いながら、ディアーチェは杖を握り、紫天の書を小脇に抱え、部屋の外へと出て行った

 

そして、最終決戦が始まる




と、言うわけでキャロのメビウスブレスがナイトメビウスブレスに、ディアーチェがTrinityDになりました

次回から決戦です
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