魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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今年のアニメは豊作だと思うのはぼくだけでしょうか?

ノゲノラとかブラブレとか。メカクシティアクターズも見てます。勿論ジョジョは当たり前

それでは、今回はアリシアと佑真です




第70話

「改めて名乗ろう。拙者は宇宙剣豪ザムシャー。そして、愛刀星斬丸!」

「アリシア・テスタロッサ。流派は魂魄我流。愛刀は白桜剣と桜東剣」

「一本を相方に渡してたようだが?」

「わたしは一刀流と二刀流どっちも出来るから」

「そうか。なら、容赦はせん!」

「こっちも冥界代表って事で……本気で行く」

 

佑真に渡してない方の剣……白桜剣を腰に吊り、居合のように構える

 

「行くぞ!」

 

ザムシャーが星斬丸を構え、アリシアに突っ込む

 

「断命剣「冥想斬」!」

 

居合のように高速で振るわれる刀に霊力が纏われ、刀身が巨大化。その刀身がザムシャーを襲う

 

ザムシャーはそれを刀を刀身に添え、自分の少し上へと軌道を逸らした

 

が、すぐに刀身は消え、アリシアは刀を反対の手に持ち、構える

 

「剣技「桜花閃々」!!」

 

そのままザムシャーの懐に潜り込み、連続斬りからの横一文字の斬撃を放つ

 

「甘い!」

 

が、ザムシャーはそれを全て刀で防ぎきった

 

(ザムシャー……雰囲気から分かってたけど相当の剣の使い手……ナメてちゃ斬られる!)

 

桜花閃々の攻撃が終わっても休む事無く、サマーソルトやローキック、正拳突きを放ち、ザムシャーに攻撃の暇を与えない

 

アリシアは元々親友の魂魄妖夢と同じ流派の剣術を習っていた。が、師匠である魂魄妖己が何処かに行ってしまったのを堺に自分のやりやすく、確実に連撃を与える我流の技を魂魄流に加えていき、自分だけの剣術を完成させた

 

妖夢よりも体全体を使い、素早く、尚且つ重い一撃を相手に叩き込み、細切れにする事を得意とする剣術

 

さらに、その連撃と緋々色金の特性でゆらゆらと揺れるように見える刀身が相きわまり、見極めるのがかなり困難な剣術になっている

 

そこに剣を自在に操る程度の能力が加わり、まさに変幻自在の高速の剣術が生まれた

 

(刀身が揺らいで見える……だが!)

 

ザムシャーは力づくでアリシアの剣を振り払った

 

「見切った!」

「ッ!」

 

パリィのような形で刀を振り払われ、大きな隙が出来る

 

その隙を逃さず、星斬丸が風を切り、アリシアを襲う

 

アリシアは冷静に鞘を腰から抜き取り、鞘で星斬丸を受け止めた

 

「何っ!?」

「悪いね。二刀流もこの通り」

 

鞘で刀を振り払い、回し蹴りをザムシャーの首に打ち込む

 

「ぐっ……!」

 

怯んだものの、ザムシャーは距離を離す

 

「星斬丸を鞘で受け止めるか……」

「この鞘、ちょっと特殊な木で出来てるからね。神様の一撃でも無い限り叩き切るなんて到底出来ないよ」

 

鞘を刀のように構え、二刀流の構えを取る

 

「ならば、その神の一撃を超えた剣で叩き切ってやろう!」

 

ザムシャーも両手で星斬丸を握り直し、構える

 

「行くぞ……アリシア!」

「望むところだよ、ザムシャー!」

 

二人が同時に飛び出そうと、体勢を低くした時……ドスッ!と刃物が何かを突き刺す音が鈍く響いた

 

「なっ……!?」

「……え?」

 

ザムシャーが驚きの余りに声を漏らす

 

何を驚いているんだ。そう思いながら、何故か違和感のある腹を見ると、そこからは赤のついた銀色が飛び出していた

 

「アリシア!!」

「っ……げほっ!」

 

確認した為か、痛みが襲ってくるが、この程度の傷なら霊体の時に受けた。そう割り切りながら咳き込み、逆流してきた血を吐き出しながら振り返り、背後にいるであろう敵に刀を振るおうとするが、体が思うように動かない

 

(やっぱ肉体は打たれ弱いなぁ……)

「ふふふふ……流石は俺だ。完璧だな」

 

背後からの声。顔だけで振り返れば、そこには鬼のような顔をした怪獣がいた

 

えんま怪獣エンマーゴ。かつて、ウルトラマンタロウの首をその手の剣ではねた怪獣だ

 

「こいつを殺せば後はあいつを殺すだけだ」

 

そう言いながら、アリシアに突き刺さっている剣をさらに動かす

 

「いッ……ッ…………!!」

「アリシアァ!!」

 

言葉にし難い痛みがアリシアを襲う。ザムシャーの声が聞こえるが、大丈夫だと返す余裕がない

 

「ほぅ……悲鳴を上げんか。ならこれならどうだ?」

 

エンマーゴがその手に持つ剣を引き戻し、抜けそうな所でさらに傷口に突き刺しとそれを何度も繰り返す

 

「あッ……ぐぅ……ぁぁぁぁ!」

 

余りの痛みに思わず悲鳴が口から溢れ出る

 

さらに、手に持った剣を離しそうになるが、気合でなんとか持ち続ける

 

「げほっ……がはっ!」

「もう抵抗する力も無いか」

 

エンマーゴはそう言うと、アリシアから剣を引き抜いた

 

重力に従って落ちそうなアリシアの腕を掴み、宙吊りにする

 

すると、エンマーゴの姿が一瞬にして変わる

 

灰色の顔のような物。そしてシンプルな体

 

「ザラブ星人……貴様だったのか!」

 

ザラブ星人。ウルトラマンに化け、街を襲ったりウルトラマンベリアルを牢屋から出したりなどした星人だ

 

「ザムシャー。手柄は貴様にやろう。この小娘を斬れ!」

「ッ!?」

「どうした?貴様の星斬丸ならこの小娘程度簡単に斬れるだろう」

 

ザラブ星人の手には息を切らし、意識も朦朧として、血を流しているアリシア

 

ギガバトルナイザーから召喚された自分の使命は敵を何としても倒す事

 

アリシアを殺せばそれは手柄となり、これから優遇される事だろう

 

だが、自分の武士としてのプライドが手負いの少女を斬る事を許さない

 

「さぁ、斬れ!ザムシャー!!」

「……拙者は……!」

 

どうすればいい。主人に従うか、自分の心に従うか

 

「ザ……ムシャー……」

 

アリシアの口からザムシャーの名前が出た

 

「後悔の……無いよう……に…………」

「黙れ!」

「あぐっ!!」

 

ザラブ星人がアリシアの傷口を蹴る

 

後悔の無いように

 

ここでアリシアを斬ったら自分は後悔しないだろうか。ここでアリシアを斬らなかったら後悔しないだろうか

 

「……拙者は」

 

ザムシャーはゆっくりと星斬丸を構えながら、アリシアとザラブ星人へと近付く

 

「そうだ!斬れ!ザムシャー!!」

「そうだな。斬らせてもらおう」

「…………」

 

ザムシャーは刀を横に構え、

 

「目の前の武士の勝負を邪魔した外道をな!!」

 

ザラブ星人の腕を斬った

 

「…………は?」

「アリシア、大丈夫か」

「……な、んとか……ね」

 

ザラブ星人から開放されたアリシアを抱える

 

「ぐ、ぐぉぉぉぉ!!?貴様ァァァ!何をしたか分かっているのかァァァァ!!」

 

ザラブ星人が腕を抑えながら発狂したかのように喚き散らす

 

「分かっている。拙者は、己の意思を貫く!この星斬丸と共に!!」

 

ザムシャーはザラブ星人に向け、星斬丸を構える

 

「ま、待て!落ち着け!!」

「問答は無用!!」

 

星斬丸を横に構え、姿勢を低くし

 

「星斬丸-閃-!!」

 

一気に横に星斬丸を振るった

 

「おのれぇぇぇぇぇ!!」

 

ザンッ!!と振り抜かれた星斬丸はザラブ星人を真っ2つにした

 

ザラブ星人は光となって消えた

 

「……大丈夫か、アリシア」

「うん……もう手を離していいよ」

 

ザムシャーは星斬丸を鞘に収め、アリシアを離した

 

「生身は辛いな……幽体の方が良かったかも……」

「お、おい。血が……」

「止めたから大丈夫」

 

確かに、アリシアの腹からは血は流れていなかった

 

「霊力のちょっとした応用だよ」

「そうか……だが、これでは勝負にならんな」

「ううん。出来るよ。居合いでの勝負ならね」

 

アリシアは腰に吊った鞘に一度刀を収め、ザムシャーから少し離れて居合いの構えを取る

 

「……そうか。だが、怪我してたから負けたなどという言い訳は聞かんぞ」

「当然」

 

ザムシャーは刀を鞘から抜き取り、切っ先を下にし、構える

 

そして、両者を静寂が包む

 

数秒か数分か……時間が経った時、両者が動いた

 

「「雲耀の居合」!!」

「星斬丸-奥義 惑星断-!!」

 

アリシアの鞘に収められた剣からの文字通り神速の居合とアリシアを真っ2つにしよと振るわれる星斬丸

 

神業対奥義。その二つがぶつかり合った

 

 

 

 

ヒュルヒュルヒュル……と何かが風を切り裂く音が響く

 

ザムシャーの首元には、揺らぐ刀身を持つ刀が突き付けられていた

 

「わたしの勝ち……だよ」

 

アリシアがヒュルヒュルヒュル……と落ちてきた星斬丸を見ずに片手でキャッチする

 

「……拙者の負け……か。不思議と悔しくはないな」

「全力でぶつかったんだもん。そりゃあね」

 

刀を引き、チン。と鞘に収める

 

「殺さないのか」

「殺す訳無いよ。ほら、星斬丸」

 

アリシアはザムシャーに星斬丸を渡す

 

「いい刀だね」

「……当然だ。拙者の愛刀だからな」

 

星斬丸を受け取り、鞘に収める

 

「いや~、いい勝負だったな」

 

と、横から賞賛の声と拍手が送られてきた

 

「佑真……怪獣は?」

「自然の元気で作った元気玉と10倍かめはめ波とスーパーギャリック砲と気円斬とアリシアの刀で全部殺った」

「まさかの全カットだよ……」

「……こいつ、何者だ?」

「決闘馬鹿」

「おい、アリシア」

「ふっ……違いない」

「よし、喧嘩しようぜ」

『望むところ』

「すんませんアリシアは下がっててください割とマジで」

 

そんな友達同士のするような会話をする三人

 

「あ、アリシア。仙豆食っとけ」

「ありがと。これでこの痛みともおさらばだよ」

 

佑真が渡した仙豆を食べるアリシア

 

「それはなんだ?」

「食べると傷も空腹も何もかも治る万能豆」

「まるで意味が分からんぞ!」

「まぁ、事実治るんだよ。ほら」

 

と、言いながら服を少しだけ上にあげる

 

確かに、血のついてる部分には傷跡が無かった

 

「ほぅ……」

「原料は謎」

「愛じょ……アリシアさん、冗談なのでそんな冷めた目で見ないでください。ってかたまにボケたらこんな扱いかよ……」

「冗談じゃなきゃ困……」

 

ドォォォォォン!!と爆音が鳴ったのはその時だった

 

海から巨大な怪獣が現れたのだ

 

「……え、何この急展開……」

「デカイな……」

 

その姿はアンモナイトのような感じだが、触手やらハサミのようなものやらが生え、かなり不気味だ

 

邪神、ガタノゾーア。それが、この怪獣の名前だった

 

ちなみに、全長は40mだ

 

「ふん。どれだけ大きかろうがこの星斬丸で……」

「俺がやる!!ハァァァァ!!」

 

佑真がスーパーサイヤ人2となり、両手を目の前で手のひらを前に向けるようにして合わせる

 

「100倍ッ!!ビックバン……」

『グォォォォォォォォォン!!』

 

ガタノゾーアから触手が伸びてくる。が、佑真はそれにお構いなしだ

 

そして、

 

「かめはめ波ァァァァァァ!!」

 

瞬間、視界が光で染まった

 

 

 

 

「……やり過ぎた」

 

結果、ガタノゾーアは光になった

 

100倍ビックバンかめはめ波の直撃をもらったガタノゾーアは塵一つ残さず光となった

 

(……もう佑真とは戦わない)

(一度手合わせしてみたいな)

 

アリシアとザムシャーの心境は真逆だった




大怪獣バトルより、星斬丸-閃-、星斬丸-奥義 惑星断-

ウルトラマンタロウより、えんま怪獣エンマーゴ

ウルトラマンよりザラブ星人

ウルトラマンティガより邪神ガタノゾーアでした

まさかの佑真戦全カット。書いても佑真が無双するだけなので。まぁ、佑真にはまだ出番はあります
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