魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
そんな訳で今回は闇倉戦。色々とチートにした結果、ゲストも呼んでしまえと言う事でゲスト参戦。今回のキャラは自分の書いてる小説のキャラです
それでは、どうぞ
「もうちょっと楽しめるかと思ったんだけどよォ……ガッカリだわ。弱すぎんだよ。テメェ等」
息一つ乱れていない闇倉。そして、息が切れているひなた達
條助達はまだこっちに戻ってこない
「固すぎ……」
「私達の攻撃がビクともしないなんて……自信なくしちゃいますね」
「同感です」
「ほんと、嫌になるくらいね……」
そんな愚痴を吐いている未来組だが、まだ諦めてはいない
勿論、ひなたとユーノも
「チェーンバインド、シュート!」
ひなたがチェーンバインドを放つ
「ったく……ワンパターンなんだよ」
闇倉が片手でそれを消し飛ばす
「なら、俺も今までのお返しとでも行くか?」
闇倉の背後の空間が歪む
明らかに、先程までの闇の力では無い。もっと、別の力
そして、ひなたはそれを見たことがあった
(う、嘘でしょ……?
王の財宝。それはFate/stay night及び、Fate/zeroに登場するギルガメッシュが使う宝具と呼ばれる武器
王の財宝は言わばワープ装置で、異次元から無数の宝具を召喚する宝具だ
金色の渦のような物が大量に発生し、そこから大量の武器の先端が見えている
「王の財宝」
パチン。と指を鳴らす。その瞬間、剣、槍、ハンマー、斧。様々な武器……しかも、かなりの量の魔力が込められている武器……宝具が高速で発射された
「ッ……フルドライブ!ムーンライト、フュージョンスタート!」
フルドライブし、さらにムーンライトとフュージョン
「乱れ撃つ……!」
両手でサンライトを持ち、魔力を流し込む
背後に六十ものスフィアが完成する
「行け!!」
トリガーを引く。六十の砲撃が発射され、次々と宝具を撃ち落とすが、発射された宝具がかなりの量なため、何個かを撃ち漏らす
「くっ……!」
「ザ・ワールド!時を止めて!!」
そして、そこで背後からその声が聞こえたと同時に、全ての宝具が撃ち落とされた
「キャロ!」
「すみません、遅れました」
両刃刀を片手で構えたキャロがザ・ワールドを出現させてひなたの前に行く
「俺達も居るぜ!」
さらに條助とシャロが一瞬で闇倉の懐へと潜り込んだ
「無駄ァ!!」
「ハァ!!」
ゴールド・エクスペリエンスの拳とシャロの拳が闇倉に向けて放たれる。が、
「
七つの花弁が闇倉の前に発生し、ゴールド・エクスペリエンスの拳とシャロの拳を防ぐ
「なっ!?」
「ッ!」
「無駄なんだよカス共がァ!!」
そして、闇の衝撃波で二人が吹っ飛ばされた
「くくくく……ギャハハハハハハハ!!いいじゃねぇか。お遊び程度に別世界の奴から奪い取ってきた力だが十分使えるじゃねぇかよ!!」
(まさか……他の転生者から特典を奪ったって言うの!?)
闇倉の言葉から出てきた結論に言葉が出ない
しかも、それが王の財宝や熾天覆う七つの円環と来た物だ。奪われた物の特典は恐らく、Fate系の物
だとすれば、対抗できるのは條助か玲音か佑真位しか居なくなる
「……宝具か」
「條助……?知ってるの?」
「あぁ。こっちに来る前に見た。ある程度は覚えてる」
だが、知ってるからと言ってどうとかなる代物ではない
それは條助も重々承知している
「シルバーチャリオッツ!!」
そして、條助がゴールド・エクスペリエンスをシルバーチャリオッツへと変える
そのまま一気に闇倉へと突っ込む
「ワンパターンなんだよ!熾天覆う七つの円環!」
「行け!チャリオッツ!!」
七つの花弁が展開されるが、構わずチャリオッツの突きを放つ
が、やはり七つの花弁にそれは阻まれる
「今なら!」
しかし、後ろにヴィヴィオとアインハルトが回り込み、上空からエリオが突っ込む
「チィッ!」
「覇王……断空拳!」
「紫電一閃!!」
そして、アインハルトの覇王断空拳とエリオの紫電一閃が闇倉に直撃する
「一閃必中!ディバインバスター!!」
さらにそこにヴィヴィオのディバインバスターが直撃。すぐに三人が闇倉から距離を取る
「雑魚共が。やってくれるなぁ……アァ!?」
闇倉が王の財宝の中に手を突っ込み、一本の剣を引き摺り出す
金色の剣。そして、その剣に宿る膨大な魔力
「こいつで殺してやるよ……
上段から思いっきり振り下ろされたその剣……エクスカリバーから金色の魔力……ではなく、闇に染まったような禍々しい黒に近い紫の魔力の砲撃が放たれる
「やらせません!」
シャロが正面に立ち、アローのトイズとバウンドのトイズを発動し、その二つの合体技を放つ
「無駄なんだよ!!」
が、その攻撃はあっさりと砲撃に飲み込まれた
「ザ・ワールド!」
砲撃が直撃しそうになったシャロをキャロが回収し、難を逃れた
「もう一回!時を止めて!!」
そして、連続でもう一度時を止める
止まった時の中、接近し闇倉にザ・ワールドの全力のボディーブローを叩き込み、距離を離す
これで五秒。時が再び動き出した
「……あ?何かしたか?」
が、闇倉にボディーブローがダメージになった様子は無い
「ザ・ワールドの全力だったのに……」
「マジかよ……」
條助の知る中でザ・ワールドの攻撃の威力はゴールド・エクスペリエンスを遥かに上回る
何せパワーランクAとパワーランクCだ。しかも、パワーランクAと言えば車なんてスクラップに変えれる程だ
なのに、それが効かない
「……物理無効かなんかか?」
「それラスボスが持ってたらマズイスキルですよね……」
勝利のビジョンが思い浮かばない。一体、どうすれば闇倉を倒す事が出来る
闇倉の天敵となるのは玲音だ。玲音の光なら闇倉と対抗が出来る
が、その玲音は今現在なのはが一人で戦っている
「オラオラ!ボーっとしてると死んじまうぜ!!?」
闇倉の手からほぼ一撃必殺の闇の光弾が何十発も放たれる
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!』
それをゴールド・エクスペリエンスとザ・ワールドが全て拳で撃ち落とす
「いっつ……スタンド越しにこれかよ……」
「相当キツイ……」
が、條助とキャロの拳からは血が滲み出している
スタンドですら完全に相殺する事の出来ない光弾。かなりの威力だ
「……つまらん」
闇倉が呟く
「ってな訳で……もう殺すわ」
「何……?」
「来い、エア」
闇倉の手に王の財宝と同じウズガ現れ、そこから槍とも言いづらく、剣とも言いづらい武器が手に握られた
「や、ヤバイ……に、逃げろ!!」
「おせぇんだよ!!」
その剣の刀身は三つに別れており、丸い。その刀身三つが回り出した
「
そして、そこから衝撃波のようなものが発射された
「キャロ!!時間を止めて逃げろ!!」
「え?でも……」
「いいから!!」
「う、うん!ザ・ワールド!時を止めて!!」
キャロがザ・ワールドで時を止め、全員を荒っぽくだが素早く回収して射線から離れようとする
が、そこで目にした。結界がその衝撃波を中心に完全に破壊されているのを
「な、なんて威力……」
その威力に驚愕しながらも、完全に安全な場所まで退避する
そこで時間が動き出した
そして数秒後、その衝撃波が全員の横を通っていった
「……結界が……」
明らかにスターライトブレイカーどころか佑真の10倍かめはめ波でも壊れない程頑丈そうだった結界が、たったの一発で壊されている
さらに、その衝撃波の後には何も残っていない
「……チッ、殺傷設定だと後々が面倒だな」
文句垂れながら、結界を一瞬で修復した
「……実物見ると最早引くね……英雄王の宝具って」
「だな……」
攻撃は効かない。こっちがくらえば一撃で死亡
どんなオワタ式でもこんなにキツくは無いだろう
「ならよぉ……
が、死角から何本もの鎖が王の財宝から発射され、全員が捕まった
「ちょっ、これは洒落になってない!!」
(くそっ!こうなったらなりふりどころか手加減だって必要ねぇ!
家から持ってきた矢。それを取り出そうとゴールド・エクスペリエンスにポケットをまさぐらせる
が、
「世界ごと消えろ。天地乖離す開闢の星」
無情にも天地乖離す開闢の星は放たれた
「ひっ……」
(ま、間に合わねぇ!!)
「バインドブレイクが効かない!?」
「な、なんでちぎれないんですか!?」
「ちょっと冗談じゃすまないわよ!?」
「キャロ!時間止めてなんとか……」
「無理だよぉ!」
「あ、アインハルトさんってこういうの抜けるの得意ですよね?」
「やってますよ!でもヤケに硬くて!」
刻々と迫ってくる死
抵抗も効かない。今度こそ直撃すると思った時、天地乖離す開闢の星と自分達の間が……次元が歪んだ
「零次元斬。こいつごと消滅させる!」
そこから灰色の髪と黒色の目の青年が飛び出し、刀を一瞬で抜刀。振るった
刀の剣筋がぐにゃりと歪み、ブラックホールのようになり、天地乖離す開闢の星を全て吸い込んでいった
「才賀!こいつでその鎖を斬ってやれ!」
その青年が手に持っていた剣を條助達の少し上へと投げた
そして、そこの次元もぐにゃりと歪んだ
「任せておけ!」
さらにそこから銀髪でオッドアイの少年が飛び出し、剣を受け取った
「あらよっと!」
スパンスパン。と少年が次々とその剣で天の鎖を斬っていく
「な、なんでこんな簡単に……」
「神器ってやつだ。宝具なら大体斬れる」
「ほら、返すぜ」
全ての天の鎖を切断した少年が青年に剣を投げ返す
「ってかなんでお前成長してんの?」
「ん?異世界だし姿だけあっちに戻してみた」
「つまり気分って事か」
條助放ったらかしで会話する二人
だが、すぐに條助達に向き直った
「えっと……なんて言えばいいんだ?」
「説明すると、あいつの持ってる力を取り返して元々持ってた奴の所に戻そうと思ってな。ちょいと次元通して世界超えてきた」
『……は?』
ザックリとした説明に開いた口が塞がらない
「まぁ、ついでにあの力が迷惑かけてると思って参戦したって感じだ」
ま、深くは考えるな。と笑いながら青年が言った
「テメェ、無視してんじゃねぇぞゴルァ!」
が、青年の後ろに一瞬で闇倉が突っ込み、メフィストクローで突き刺そうとする
が、青年は目で追うのすら困難なスピードで振り返り、闇倉の手を掴んだ
「ちょっと黙ってもらおうか」
何となく砕けた感じの声だったが、その声に逆らうと良くない事が起こる。そんな雰囲気がその声に含まれていた
「ッ!?」
バッ!と後退する闇倉
いい判断だ。と言う青年
「あ、俺は雷豪寺才賀。こいつのお供みたいな感じでここに来た」
「で、俺は桜庭暮羽」
振り返り、手に持っていた刀を鞘に収めた
「ま、成り行きで現人神やってる。あんまり強くないから期待すんなよ」
さらりと嘘をつくな。と才賀が突っ込んだのだった
「おいおい、事実だろ?」
「嘘つけ。お前に勝てるのなんてまず居ねぇよ」
「これでも結構負けてんだけどな……」
たはは。と笑いながら暮羽は闇倉に向き直った
「まぁ、俺達がやるのはサポート。それ以外はそっちがやってくれ」
「ま、待ってくれ。俺達の攻撃があいつに通らないんだよ……だから」
「ん?……あぁはいはい、あれか。なんか纏ってら」
は?と闇倉を凝視するが、何も纏ってなんかいない
「じゃあ物理で消し飛ばせるか……」
暮羽が体勢を低くし、
「やってみるか」
瞬動を使って一瞬で闇倉へと肉薄した
「三歩必殺!」
そして、力を込め、一歩、二歩、三歩と踏み出し、三歩目で全力の拳を叩き込んだ
パァンッ!!ドゴォ!!
空気が破裂するような音が響いたすぐ後に巨大な鉄球を思いっきり岩にぶつけたような音が響いた
暮羽の一撃を受け、吹っ飛んでいく闇倉
「……ヤベェ、人間ならミンチになる勢いでやっちまった……」
「死んだな。こりゃ」
「けど……なんか手応えに違和感が……」
その瞬間、闇倉の吹っ飛んだ方から宝具が飛んできた
「ま、だろうな」
暮羽は飛んできた剣の宝具を掴み、刀身を撫でながら神力を注ぎ込み、その宝具を自分自身の神器にする
「この程度ならこれで十分だ」
と、言うと残像すら見える速度で剣を振るい、宝具を全て撃ち落とした
「ふん。チェック・メイト……」
「なのはお前だ慢心野郎」
転移して来たのか一瞬で横へと回り込み、エアを振るった闇倉の腕を掴み、エアを逸らした
「外は大丈夫でも中ならどうだ?」
暮羽が拳を握る
そして、トン。と闇倉の鳩尾に拳を当てた
「フッ!!」
ドゴォ!!とまた同じような音が響いた
「霊力と神力を体内に勢い良く送り込んだ。俺流の内蔵潰しだ」
ツゥ……と闇倉の口から血が垂れてくる
「がっ……テメェ……」
「お前のような百年も生きていない小僧に遅れを取るほど俺は弱かねぇぞ」
たったの一撃で闇倉にダメージを与えた。それだけでも條助達は驚いていた
「だがなぁ……俺と目を合わせた時点でテメェはチェック・メイトなんだよ」
「は?」
「俺の駒になれ。クソ野郎」
闇倉の目から洗脳するための闇の光線が放たれる
暮羽にそれが当たった
「……ん?何かしたか?」
「なっ……!?」
が、暮羽はケロリとしていた
「んじゃ、その物理無効の効果は『封印』させて貰おうか」
暮羽が懐から陰陽師が使いそうなお札を取り出した
「その膜を封印するための力をこのお札に込めて『撃つ』」
ほぼ零距離でお札が直撃する
「さて、後はこっちの世界の住人の出番か」
暮羽はそう言うと振り返り、才賀の元へと移動し始めた
「テメェ……もういい。ぶっ殺してやる!!天地乖離す開闢の星!!」
キレた闇倉が暮羽へと天地乖離す開闢の星を放った
「あ~……才賀」
「あいよ。天地乖離す開闢の星をご所望で?」
「おう。やっちまえ」
「オーケー。やらせてもらう!召喚、エア!」
才賀が暮羽と天地乖離す開闢の星の間に入り込み、手をかざした
そこに王の財宝が発動し、才賀の手に一本の剣……二本目のエアが握られた
「天地乖離す開闢の星!!」
そして、そこからも天地乖離す開闢の星が放たれた
「補強しとくか。四重結界!」
二つの天地乖離す開闢の星を囲むように結界が四重に張られる
防音効果もあるらしく、音もなく激突した天地乖離す開闢の星は相殺された
「んじゃ、とっととあの膜消し飛ばして宝具を出す能力を封印しますか」
パァ……と暮羽の体から七色の弾が浮き出た
「霊符「夢想封印」!」
そして、放たれた七つの弾は天地乖離す開闢の星を相殺された事でイラついたように顔を歪めている闇倉に直撃した
「鬱陶しいんだよ!!」
振り払うために腕を振るうが、七つの弾は全て直撃した
「んでもって……」
さらに暮羽が闇倉に瞬動で距離を詰めた
「ハァ!!」
一瞬で放たれた掌底が闇倉に直撃した
「鬱陶しいんだよ!いい加減死にやがれ!!」
「心臓狙いね。生憎、俺は心臓止まったところで死なないんで……ね!」
心臓狙いでエアで突きを放つが、あっさりよけられ、お返しにと額に神速の拳が放たれた
物理攻撃を極力無効にする闇を纏ってるためその程度なら全然効かない。が、
「がっ!?」
「よし、成功」
闇倉にダメージは通った
「んじゃ、後よろしく」
それだけ言うと暮羽は背を向けて條助達の元へと行こうとする
「テメェ……散々コケにしておいて生きて帰れると思ってんのかァ!!?」
闇倉が王の財宝で暮羽を殺そうとするが、王の財宝は発動しない
「……な、なんで王の財宝が発動しねぇんだよ!!」
「あ、その力封印したから。後で回収するんで」
手をプラプラさせて完全にやる気の無い雰囲気の暮羽
闇倉から殺気を当てられているのにケロッとしている
「ふざけんじゃねぇぞ!!このクソカスが!!」
「ふざけてなんかいないって。お前が弱いだけだ。俺はお前よりも強い人間や人外を何百何千と見てきた」
嘘なのか本当なのか。おちゃらけた雰囲気しか出していない暮羽からそんな事は読み取れなかった
「俺が最強だ!俺がこの世界を支配する人間だ!!」
「……少し、痛い目見るか?」
流石に呆れたのか、溜め息をつきながらそう言う暮羽。闇倉は完全に怒りに感情を任せている
「アァ!?痛い目どころかテメェはここでぶっ殺されるんだよ!!この俺に!!」
「……おいガキ。殺すとかそう容易く言ってんじゃねぇぞ」
瞬間、暮羽の雰囲気が変わったが、闇倉は気付かない
「ガキだと!?この俺をガキだと!?よっぽどぶっ殺されてぇみたいだなテメェ!!」
「……救いようがねぇな。あれか。自分がナンバーワンでオンリーワンとか世界の全てとかそんな事本当に思ってる馬鹿なのか?」
実際、その通りである
暮羽の雰囲気は徐々に何か別のものへと変わっていく
目上の者が下の者を見るような雰囲気。だけど、何処か神々しい
「聞け人間。貴様は一度閻魔の裁きを受け地獄へと落ちた。その意味が分かってるのか」
もし、神が目の前にいるのならこんな感じなのか。
「ア?そもそも俺が死ぬこと自体が間違ってんだよ!!この世界を好き勝手にして女共を俺の物にし殺したいやつを殺す。それを俺がやって何が悪い!?」
「限度を考えろ無礼者。その考えを改め、今生の罪を自覚し天上の神からの罰でその罪を償うためために地獄へと送られたのがまだ分からんか!」
口調が変わっている
その言葉一つ一つをズシンとした重みがある
そんじょそこらの説教やなんかよりも違う。まさにこれが正しいと思ってしまう程の重み
「知らねぇなぁそんな事!!折角手に入れた力を自由に使って何が悪い!?」
「悪いに決まっているだろうが!人の生と運命を弄び気分一つで断つ……それがどれだけ罪深いか分かるだろう!」
「分からねぇなぁ!?この俺こそがこの世界の全てだからなぁ!!気に入らねぇ物は消しゃいいんだよ!!」
「戯言もいい加減にしろ!」
「戯言ォ!?気に入らなかったら殺す。気に入れば洗脳して駒にする。女を犯したくなったら犯す。食いたくなったら食う!これが力のある人間の特権だろうが!!」
「そんな物特権でも何でも無い!ただの極悪人の戯言に過ぎん!!その程度の事が何故分からん!貴様も天上の神より魂と器を授かった一人の人間だろう!!」
平行線。話は全くの平行線だ
最も当たり前の事を説く暮羽と力のある者は好き勝手やっていい。つまり自分が世界を好き勝手にしてもいいと言う闇倉
「な、なぁ……才賀」
「ん?なんだ?えっと……」
「あ、條助だ。斎条條助。暮羽って何者なんだ?」
「あぁ、神様だよ。俺達が古代から信仰してご利益を受け取ってきた、神の一人。あいつは人から神になった現人神だ」
確かに、自己紹介の時に現人神と言っていたが、その時は流石に信じる事は出来なかった
いきなり神様ですと言われてもただのジョークとしか思えない
が、目の前の人とは違う信じれそうな雰囲気を纏う暮羽なら、十分に神だと信じる事が出来た
「……じゃあ、なんで神様が……」
「……俺達の世界に天我っていう……まぁ、最低な野郎だ。そいつをとある場所に閉じ込めで反省させてた時にな。急にあいつがその場所に走っていってよ。追いかけてったらフルボッコにされて魔力が無くなってる天我が居たんだ。で、あいつが異世界から何者かが天我の力だけを奪っていったって言ってな。流石に洒落にならないから取り返しに来たわけだ。俺はそのついでだ。そしたらあの闇倉って野郎がお前達を殺そうとしてたから緊急参戦。それだけさ。なんであいつがこの世界のことある程度把握してるのかはサッパリだ」
高坂みたいなやつだったのか……?とか思いながらも何となく理解した
つまり、あの宝具は別の人の力……恐らく特典で、それを奪った闇倉からそれを奪い返すためにこっちに来たら俺達が殺されかけてる所に入り込んで緊急参戦
なんとか條助は自分に分かりやすく理解した
「ケッ、もういい。テメェをぶっ殺して前言撤回させてやるよ!!まぁ、喋れるかも分からねぇがな!!」
闇倉がそう叫びながら、暮羽に突っ込む。手にはメフィストクロー
「……はぁ、あ、そこの才賀の横にいる……そうそう、お前。ちょっとあの馬鹿痛めつけたら交代な。後ろにいる奴らも」
それだけ言うと、暮羽は剣を才賀に投げ渡した
「あと、用意しておけ。この馬鹿を地獄に送り返す準備もな」
そして、暮羽の目の前でメフィストクローが振るわれる
が、それはたった一枚のプロテクションのような物で防がれた
そのままメフィストクローが手刀一発で砕かれる
さらに高速で懐に潜り込む
「殺劇舞荒拳。ブチ込む!」
目にも止まらぬ拳の連撃。残像が見える程の連撃の後、闇倉が吹っ飛ぶ
さらにそこに暮羽が回り込み、闇倉を蹴ってビルに埋めた
「はいパス。ったく、余計な事しちまったな」
「俺は?」
「後はこっちの世界の奴等の仕事だ。ってな訳で頑張れよ。少年少女達」
暮羽と才賀は後衛のルーテシアのさらに後ろへと行った。本気で傍観にカチ込むらしい
「……よし、やるぞ!ゴールド・エクスペリエンス!」
「そうですね!」
「数の暴力でいくよ!」
條助、シャロ、ひなたが構え、さらにキャロ達未来組とユーノも構えた
「クソがっ!この俺が……」
「先手必勝!合わせて、ユーノ!」
「オーケー!」
ビルから出てきた闇倉にひなたが銃口を向け、ユーノが魔法陣を展開して手を向ける
『チェーンバインド!』
二人のチェーンバインドが一瞬で闇倉を囲む
「へいパス!」
「よし来た!」
ひなたが銃口から出てる二本のチェーンバインドを引きちぎってユーノに投げ渡す
「せい!」
そして、二人分のチェーンバインドが闇倉を捕らえる
「このまま大技!アレスターチェーン!!」
そのままユーノがチェーンバインドを爆発させた
さらにひなたがカートリッジを噛み砕く
「チャージ完了!ジェノサイドフルバスター!!」
そしてサンライトからジェノサイドフルバスターが発射され、闇倉に直撃した
一方、その後方
「リトラ、準備いい?」
一鳴きして準備オーケーだと伝えるリトラ
「エリオ、リトラと息を合わせて」
「任せておいて!」
エリオがストラーダを構える
そして、リトラの体が赤く変わっていく
「リトラ!ファイヤーリトラよ!!」
「クイックムーブからの紫電一閃!!」
エリオが一瞬で闇倉との距離を詰め、紫電一閃で闇倉を切り裂く
さらに、その際に慣れないがチェーンバインドを使って闇倉の腕を拘束する
「サンダーレイジ!!」
そのチェーンバインドを通してサンダーレイジを直接闇倉へと当てる
さらにリトラが鳴き声を上げながら闇倉へと突っ込み、炎を纏う
そして、その炎だけを闇倉へと発射した
「この……カス共が!調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」
が、闇倉はそれでも倒れない
チェーンバインドを引きちぎり、技を使って無防備なリトラを殺そうと突っ込む
「やらせねぇ!」
そこに才賀が一瞬で割り込んだ
手には一本の青い両手剣
「エクスカリバーと比べてこいつは避けにくいぞ!」
それを横に構え、
「
真名を開放しながら横へと薙ぎ払った
灼熱の砲撃が放射状に広がり闇倉を襲う
「効かねぇんだよ!」
が、それは闇倉に打ち消された
「残念。俺は囮だ」
才賀がニヤリと不敵に笑う
『肩を借ります!』
「ドンと来い!」
刹那、ヴィヴィオとアインハルトが才賀の肩を踏み台にして闇倉へと突っ込んだ
「チッ!」
二人がそのまま得意なクロスレンジへと持ち込み、ピッタリ息のあった攻撃で闇倉を圧倒する
「鬱陶しいんだよ小娘共が!!」
が、闇倉は闇の衝撃波で二人を吹っ飛ばそうとする
「アインハルトさん!後ろに!」
「はい!」
「セイクリッド・ディフェンダーで……!」
魔力を腕に一点集中。そのまま腕を突き出す
そして、放たれた闇の衝撃波をその腕で受け止める
「そのまま死ね!」
が、闇倉から闇の光弾がヴィヴィオに向かって放たれる。その瞬間、アインハルトがヴィヴィオの前に出た
「旋衝破!」
そして、闇の光弾の衝撃を受け流すようにキャッチし、そのままの勢いで闇倉へと投げ返した
が、闇倉はそれをいとも簡単に消した
「……んじゃ、俺からの出血大サービスだ。決めろよ?」
その瞬間。いや、コンマ一秒もかかってないだろう。ヴィヴィオとアインハルトの背後から声がした
「霊砲「マスタースパーク」」
そして、ヴィヴィオの全力のディバインバスターと同じ位の太さの砲撃が放たれた
闇倉はそれを両手で防いでいる
その隙にヴィヴィオとアインハルトが闇倉を挟むように移動した。そして、背後にいた人物……暮羽が砲撃を止めた
「手こずらせてんじゃ……」
『貰った!』
自分が砲撃を打ち消したと勘違いしてる闇倉だが、砲撃が止まった瞬間、ヴィヴィオとアインハルトの連打が闇倉を襲う
急な事に防御もできず、ボコボコにされていく
返り討ちにしようにも、ヴィヴィオとアインハルトを返り討ちに出来るほど闇倉に技術はない
「覇王断空拳!!」
そして、抉り込むように断空拳が闇倉の顔面を捉えた
「えっと……そこらへん!」
吹っ飛ばされかけてる闇倉がこれから辿るであろう軌跡を予測し、そこにバインドを設置する
見事に引っかかった
「行くよ!一閃必中!セイクリッドブレイザー!!」
そして無慈悲に放たれたヴィヴィオの今持てる最強の砲撃が闇倉を呑み込んだ
「やった!」
そして無邪気に喜ぶヴィヴィオ
「クソが……あんなカス共に……」
「んじゃ、挟み撃ち連撃」
「第二ラウンド!」
まだバインドを外せてない闇倉を挟むように條助とキャロがいきなり現れた
ただ単にキャロが時を止めて條助を配置して自分も場所に着いただけだ
「キャロ!全力で叩き込め!細かい調整は俺がやる!!」
「じゃあお言葉に甘えて!」
二人の黄色と金色のスタンドが拳を握り、振り上げる
闇倉にはそれが見えていない。故に、対処のしようがない
「閻魔でも裁ききれないのなら、裁くのは俺と!」
「わたしの!」
『スタンドだ!!』
『オォォォォォォォ!!』
二人のスタンドが吠える
「ゴールド・エクスペリエンス!」
「ザ・ワールド!」
『叩き込め!!』
『無駄ァ!!』
主の声に反応するように高速の拳が闇倉へと吸い込まれる
ドゴォ!!と一度音が鳴った
それだけでは終わらない。さらに二発、三発と拳は闇倉に突き刺さる
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!』
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!最ッ高にハイって奴だァ!!」
「まだ!この程度じゃ終わらない!!」
さらにゴールド・エクスペリエンスの拳が速度を上げ、キャロが両刃刀を振り上げる
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!』
「シャロさん!パス!!」
さらにキャロの両刃刀が闇倉に当たり、キャロがそのまま闇倉を引っ張ってシャロの待機する場所へとぶん投げた
「前は玲音さんがトドメをさしたけど……!」
今度はあたしが!と心の中で叫び、上昇。吹っ飛んでくる闇倉に狙いを付ける
アローのトイズを発動し、バウンドのトイズも同時に発動する
「これで……前世からの因縁も……今世の因縁も終わりです!!」
そして放たれた矢は一本の眩い光となり、闇倉共々地面へと突き刺さった
Fate/stay nightより、天地乖離す開闢の星、約束された勝利の剣、王の財宝、天の鎖、熾天覆う七つの円環
Fate/extraより、転輪する勝利の剣でした
桜庭暮羽と雷豪寺才賀は次元を司る現人神のキャラです。特典や能力はあっちの小説の設定にあるのでそれをどうぞ
まだまだ最終決戦は終わりません。では、次回会いましょう
次回からは1話完成したらちゃんと投稿しますw