魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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これにてGOD編は解決。チート軍団VS闇倉の闇倉の悲惨さをお楽しみ下さい


第75話

海を隔てて対峙する玲音達とダークザギ

 

ダークザギはその巨大さ故に圧倒的な威圧感がある

 

「作戦は?」

「遊撃だ!」

「分かりやすくていいな。よっしゃぁ!」

「ま、とっととお片付けしますかね!」

 

四人がダークザギへ向けて一斉に飛び立つ

 

「んじゃ、まずは目くらましだ。魔符「スターダストレヴァリエ」!」

 

暮羽が途中で止まり、手のひらから超大量のカラフルな弾幕を視界を埋めつくす程放つ

 

「お前らは気にせず進め。当てないように計算してある」

 

暮羽が動き回りながら大量の弾幕を放っていく

 

そして、その弾幕の間を3人は進んでいく

 

『この程度で殺せると思ってんのかァ!?』

 

だが、ダークザギは目くらまし程度の弾幕で戸惑う事無く、暮羽に向かって腕を振るって闇のエネルギーで出来た刃を飛ばした

 

刃は弾幕を打ち消しながら暮羽に向けて突き進んでいく

 

「ひゅ~。なかなか強力な攻撃だこと。だがな……」

 

暮羽が一瞬で刀を構え刃が残り一メートルのところまで来た瞬間、残像が何個も見える程の速さで刀を振るった

 

「この程度で神を殺せると思うなよ。神のコピー(ダークザギ)の劣化コピーが」

 

刀を鞘の中にしまい、居合の構えを取る

 

「これが神の剣だ。「マスターブレード」!!」

 

一瞬。雲耀にも感じれる速度で振るわれた剣は一瞬だけ虹色の光と共にその刀身を伸ばし、ダークザギを切り裂いた

 

『ぐおぉぉぉぉ!!』

 

切り裂かれた部位を抑え悶えるダークザギ

 

「なら追い討ちだ!オーバーレイ・シュトローム!!」

 

途中で静止し、玲音から放たれたオーバーレイ・シュトロームがダークザギの傷を抑える手に直撃する

 

『鬱陶しいぞ!!』

 

が、それは弾き消された

 

「ならこいつだ!アローレイ・シュトローム!!」

 

さらに玲音の手から矢を模した光弾、アローレイ・シュトロームが放たれる

 

『効かねぇんだよォ!!』

 

が、それも弾き消されてしまった

 

「なら!オーバーアローレイ・シュトローム!!」

 

さらに玲音の手からウルトラマンネクサス最強の必殺技、弓矢の形をした光弾、オーバーアローレイ・シュトロームが放たれる

 

『効かねぇっつってんだろうが!!』

 

が、それすらもダークザギは弾き消した

 

「おいおい、玲音。腕が鈍ってるんじゃないのか?」

「案外そうかもな!」

 

佑真の軽口を返しながら玲音が攻撃を受けない為にその場を離れる

 

「牽制だ。ギャリック砲!!」

 

佑真がダークザギの背後からギャリック砲を放つ

 

『くらうかよ!!』

 

が、それは振り向きざまに振るわれた腕で弾き消された

 

「……こりゃちょっとやそっとじゃキツイか?」

「なら俺も試しに。ディメンジョンバスター!」

 

さらに尚哉の手にあるディエンドからディメンジョンバスターを放つ

 

が、これも弾き消された

 

「これはまた……」

「そんじゃ、俺も。霊砲「マスタースパーク」」

 

さらに暮羽が真正面から灰色のマスタースパークを放つ

 

が、これも弾き消された

 

「ほぅ、霊力のマスタースパークだったが弾き消すとはな。耐久力は中々だな」

 

パン、パン。と手をたたいて軽く賞賛する

 

『褒めてる場合か!』

「ははは、まぁ長生きしてると楽観的になるもんさ。一部を除いてな」

 

何てことをいいながらシャキン。と刀を抜いた

 

『一々鬱陶しいんだよカトンボが!!』

 

闇倉が叫びながら一番近くにいた玲音に向けて拳を振るう

 

「おっと、こういうのは任せてもらおう」

 

が、一瞬で暮羽が玲音とダークザギの間に割り込み、片手でダークザギの拳を防いだ

 

「鬼の拳はもっと強かったぜ?」

「マジか……」

 

下手をしたら純粋な力では佑真よりも強い暮羽に軽く引く玲音

 

「隙有りだ。ロックオン……ディメンジョンバスターハイマットフルバースト!!」

 

尚哉がダークザギの背後からディエンド二丁による砲撃、ディメンジョンビットと呼ばれる支援ユニットを4基召喚、さらにクロスファイアを展開し、エナジーウィングも発動して一気にそれらを発射する

 

『ぐぅっ!?』

「おっ、通った通った」

 

背中にそれが着弾し、よろけるダークザギ

 

「じゃあ転ばせてみるか!ウルトラ念力!!」

 

さらにバランスを崩したダークザギに向けて玲音がウルトラ念力をかける

 

両腕をクロスし、力を込めながらゆっくりと拳を作っていく

 

『な、なんだ!?動けん!?』

「フゥゥ……ッラァ!!」

 

そして一気に両腕を振りおろした

 

一テンポ遅れてダークザギの体が宙に浮き、グルンと回転して背中から海面に叩きつけられる

 

『ガッ!?』

「ほう、念力か。面白い技を使うな」

「い、いや……そうでもない……」

 

軽く息が切れてる玲音

 

ウルトラ念力はかける対象が大きく、力が強大である程使った後の疲労が増えていく

 

「追い討ちだ!ディメンジョンバスター!!」

 

すっ転ばせたダークザギへと尚哉がディメンジョンバスターをお見舞いする

 

ディメンジョンバスターの直撃で軽い爆発が起きるが、流石に相手がデカすぎるため、ダメージが通ってるかも分からない

 

そして、ダークザギが起き上がった

 

『クズ共が……調子に乗ってんじゃねぇぞ!!』

 

ダークザギが周囲に闇の波動のようなものを放つが、全員が結界を張ったり等してそれを防いだ

 

「お返しにいいもんやるよ!ディメンジョン……ブレイカー!!」

 

尚哉がプロテクションを解いて魔力をチャージ。収束させ、一気にダーグザギへと放った

 

『ぐっ!?』

「お、効いた効いた」

 

クルクルと両手のディエンドを回す

 

『こんなクズの攻撃で……』

「クズはお前だ。闇倉」

 

暮羽がダーグザギと比べればかなり小さい体でダーグザギの腕の下に回り込んだ

 

「こんな姿になってまで欲望を叶えたいか」

『うるせぇんだよ!』

 

ダーグザギが暮羽を捕まえようと手を伸ばす

 

「哀れだな。さっきまでの……何と言うんだ?悪のカリスマ?まぁ、そんなモンか。それがあったお前と比べれば今のお前は……」

 

暮羽が残像が残る程の速さで闇倉の手に拳を放った

 

パァンッ!!と空気が爆ぜる音が響き、グシャッ!!とダーグザギの腕がちぎれとんだ

 

「ただのクズ野郎だ」

 

さらに暮羽が刀に手をかけ、ダーグザギの腹に向けて一閃

 

スパッ!!と音が響き、ダーグザギが腹部から真っ二つになった

 

『なっ……』

「覚えておけ。神はお前のようなやつが殺せる程……弱くねぇ」

 

ズズッ……と音がなり、ダーグザギの上半身と下半身がズレ、上半身が海に落ちた

 

「おいおい……一撃かよ」

「……これが神様なのか……」

 

チン。と刀が鞘に仕舞われる音が響いた

 

「……さて、帰るか」

 

と、暮羽がヘラッとしながら振り返った

 

その瞬間だった。ダーグザギの下半身がかなりのスピードで動いたのは

 

「ッ!?」

 

横薙ぎに振るわれたダーグザギは暮羽に直撃し、暮羽を吹っ飛ばした

 

「暮羽!」

 

尚哉が暮羽の名を叫び、暮羽の元に行こうとするが、足元の海が揺れた

 

「ッ!エナジーウィング!!」

 

尚哉がその場を離脱する

 

その瞬間、さっきまで尚哉が居た場所にダーグザギの上半身が海から飛んできた

 

「っぶねぇ!!」

『チッ』

 

ダーグザギの上半身は舌打ちしながらゆっくりと下半身へと戻っていく

 

『その程度で俺が殺せるとでも思ってたのか?アァ!?』

「だったら光をぶつけてやるよ!」

 

玲音が両手を下げ、体勢を低くする

 

「なのは……力を貸してくれ……」

 

玲音が目を閉じる

 

すると、なのは達の居る方から緑の光がゆっくりと飛んできて、玲音の両腕にゆっくりと馴染んでいく

 

「ギガッ!スペシウム光線!!」

 

そして、両手を十字に組む

 

その瞬間、玲音の両手からウルトラマン最強の光線、ギガスペシウム光線が発射された

 

『チィッ!!』

 

ダーグザギは舌打ちをしながら両手をクロスし、それを防ぎ、数秒の後に打ち消した

 

「まだだ!ワイドショット!!」

 

さらに玲音が両手をL字に組み、ウルトラセブンの最強の光線、ワイドショットを放つ

 

が、これも打ち消される

 

「シネラマショット!!」

 

さらにウルトラマンジャックのスペシウム光線をも超える最強技、シネラマショットが発射される

 

が、これも数秒の拮抗の後に打ち消される

 

「スペースQ!!」

 

それでも諦めず、ウルトラマンエースがウルトラ兄弟からのエネルギーを受け取って使った技、スペースQを発射する

 

が、これは明後日の方向に弾き飛ばされた

 

「コスモミラクル光線!!」

 

さらに玲音はスペースQをも超えるウルトラマンタロウ最強の必殺技、コスモミラクル光線も放った

 

が、これも数秒の拮抗の後、受け流された

 

「スパーク光線!!」

 

さらにウルトラマンレオのスパーク光線を放つも、弾き消される

 

「まだだぁ!!ロッキングスパーク!!」

 

だが、それでも諦めずにウルトラマンジョーニアスの必殺技、ロッキングスパークを両手の拳から放つ

 

が、それも弾き飛ばされた

 

「このっ!!サクシウム光線!!」

 

さらにウルトラマン80の決め技、サクシウム光線も放った

 

が、これも弾き消されてしまった

 

「ハァ……ハァ……」

『どうした?もうネタ切れか?』

「ウルトラ兄弟の最強技にジョーニアスの必殺技すら効かないなんてな……」

 

連続での大技に流石に息が切れる

 

スペースQやコスモミラクル光線はウルトラ兄弟が力を合わせてやっと使えるような光線だ。そんなものを一人で使えばどれだけの疲労がかかるかなんて想像がつく

 

『時に光玲音。テメェのパワーアップには大抵あのガキが関係してるなァ?』

 

と、ダーグザギがなのはを指さす

 

『そのガキを殺せば……おもしれェ事になりそうだよなァ?』

「ッ!?」

『ってな訳だ。そこの周辺の奴等ごと殺す』

 

その言葉と共に、さっきまでの闇倉が放ってた闇の光弾よりも何百倍もの威力がありそうな闇の光弾をなのは達が集まってる場所へと無慈悲に放った

 

「くそが!!」

「チッ!!」

 

玲音と佑真が全速で光弾の射線に割り込む

 

「ウルトラマント!!」

 

そして、玲音がウルトラマントを手に召喚し、それを光弾と接触させる

 

が、あの一度も破られなかったウルトラマントは一瞬で燃え散った

 

「マジかよ……ウルトラディフェンサー!!」

 

が、すぐにキングブレスレットをウルトラディフェンサーへと変化させ、光弾を防ぐ

 

しかし、そのウルトラディフェンサーでさえ、はじき飛ばされてしまった

 

「なっ!?」

「くそっ!!」

 

それでも尚迫ってくるその光弾を玲音はウルトラバリアで、佑真は気を全開まで高め、その手で受け止める

 

「玲音!佑真!くそっ、こうなったら本体を叩く!」

 

尚哉はディエンドを構え、ダーグザギの周りを飛び回りながら、超大量の魔力弾と砲撃を撃ち込んでいく

 

が、一向に倒れる気がしない

 

(くっ……どうも張りボテくさいな……本体があるのか?この五十メートルの中に……)

 

焦りながらも、着々と魔法を撃ち込んでいく

 

時には貫通するが、ダーグザギは怯まない

 

「くっ……」

「ぐぅぅ……!」

 

時間が経つ事に玲音のバリアにヒビが入り、佑真の手からは血が滴り落ちる

 

「こんなところで終われるかよ……!」

「俺がやらなきゃ……誰がやる!!」

 

玲音の周りを金色の光が飛び交い始め、佑真の髪が段々と伸びていく

 

玲音がバリアを張りながら、両手のメビウスブレスとナイトブレスに力を送り込む

 

佑真は片手を引き、拳を構える

 

そして、

 

「メビュームナイトッ!シュート!!」

「龍拳!!爆ハァァァァァツッ!!」

 

玲音の両手からウルトラマンメビウスフェニックスブレイブの必殺技、メビュームナイトシュートが

 

佑真の手から孫悟空の必殺技、龍拳が放たれた

 

メビュームナイトシュートと龍拳は闇の光弾を打ち砕き、一直線にダーグザギへと向かっていく

 

『なっ!!?ぐぉぉぉぉぉぉっ!!』

 

メビュームナイトシュートと龍拳から発生した黄金の気で出来た龍がダーグザギのコアに突き刺さり、吹き飛ばした

 

「はぁ……やっと全力か?」

 

尚哉がホッとしたように言う

 

玲音は金色の光を纏ったグリッターとなり、佑真は夢の中で会った孫悟空のなれるスーパーサイヤ人としての限界であるスーパーサイヤ人3となっていた

 

「あぁ。こっからはワンサイドゲームだ」

「俺は今ブチ切れてるぜ……そこのクズ野郎にな」

「そうか。なら安心だな」

 

と、言いながら二人の背後からニュルリと無傷の暮羽が現れた

 

「無事だったか」

「あんなもん指一本でも止めれるさ。まぁ、隙をつかれたフリしただけさ。ピンチになったら駆けつけようと準備もしてたけどな」

 

ヘラヘラとしながらも受け答える暮羽

 

「あと、多分あいつはあの赤い部分をぶっ壊せば倒せる」

 

と、暮羽が気を軽く引き締めながら言う

 

「知ってる」

「なんだ、知ってたか」

 

と、残念そうに笑う暮羽

 

「じゃあ、俺がダルマにするから……トドメは譲る」

 

スッ……と暮羽の刀を握る手が一瞬ブレた

 

その瞬間、ダーグザギの四肢が切断された

 

『ッ!?』

「餞別だ、持ってけ。究極「トワイライトスパーク」!」

 

そして、さらに放たれる暮羽が持つ最大の砲撃。なのはのスターライトブレイカーを元とした霊力版の収束砲撃、トワイライトスパークが放たれた

 

トワイライトスパークはダーグザギに有無を言わせずに飲み込んだ

 

「……えげつねぇ」

「お前らの技もな」

 

と、ヘラヘラしながら返す

 

そして、佑真がかめはめ波の構えを取る

 

「あのY字を撃ち抜けばいいんだな」

「そうだ」

「分かった……かめはめ……!!」

 

ギュィィィィン!!と佑真の手のひらに青色に光る気が凝縮されていき、一気に膨れあがった

 

「破ァァァァァァ!!」

 

そして、その手から超かめはめ波が放たれた

 

『グォォォォォォ……!!』

 

超かめはめ波の一撃でダーグザギが空へと打ち上げられた

 

「最後の花火の用意だ……地球よ……自然よ……俺に元気を……少しでいい。分けてくれ」

 

佑真の手にキラキラ……と地球中から少しずつ、元気が集まっていく

 

「なら、俺はその間の時間稼ぎだ」

 

尚哉がそう言いながら、二丁のディエンドを連結させ、空中のダーグザギへと銃口を向ける

 

「大技行くぜ!ディメンジョンマキシマム

!ブレイカー!!」

 

連結されたディエンドの銃口から尚哉の最強威力の魔法、ディメンジョンマキシマムブレイカーが放たれ、ダーグザギのコアを中心から半分ほど吹き飛ばした

 

「玲音。合わせるぞ!」

「あぁ、やってやる!!」

 

玲音が両腕を掲げる。すると、背中にノアイージスが出現する

 

そして、両腕の間でスパークするエネルギーを抑え、両腕を振り上げ、もう一度右手を掲げ、左手を内側に十字に組み、左手を左側に振り払う

 

佑真は手に溜まった元気を放出し、玉を作り出す

 

それを右手の人差し指と中指で操る

 

「ライトニング・ノア!!」

「元気玉!!」

 

玲音は振り払った左手を今度はその側にして十字に組み、ライトニング・ノアを。佑真は玉を操り、ダーグザギに向けて発射した

 

『こ、こんな奴等にィィィィィィ!!』

 

ライトニング・ノアと元気玉の同時の直撃。ダーグザギから火花が飛び散り、そして、

 

『ウォォォォォォォォ!!』

 

爆発した

 

「……言う言葉は分かってるな?」

「……あぁ、勿論だ」

『きたねぇ花火だ』

 

 

 

 

「ぐっ……ハァ、ハァ……!」

 

玲音達との決戦から離れた場所の陸地に、闇倉はなんとか辿りついた

 

ダーグザギとなり、爆発しても、彼は生きていた

 

「くっ……ここは退散して力を蓄えて……」

 

闇倉がここは退散しようと立ち上がろうとする。が、

 

「行かせねぇよ。闇倉」

 

一人の少年が歩いてきた。手には、石で出来た矢尻

 

「……斎条條助か……まぁいい。テメェ一人ぶっ殺さねぇと気がすまねぇ……」

 

と、いいながら闇倉はメフィストクローを装備する

 

「……闇倉。前から聞きたかった」

「ア?」

「……お前、『覚悟』してきてるんだよな?人を始末するって事は逆に始末されるかもしれないという危険を常に『覚悟』してきてきるんだよな?」

 

條助が何時もはしないような目をして言う

 

「……ハッ!俺が殺されるだと?んな事あるわきゃねぇだろぉがよ!!」

「……そうか。ついでに教えておいてやるよ」

 

條助が矢尻を自身のスタンド、ゴールド・エクスペリエンスへと向ける

 

「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!()()()()()()()()()()()()ッ!」

 

條助は叫びながら、矢尻を振りかぶる

 

「ゴールド・エクスペリエンス!!矢のパワーをッ!!」

 

そして、あろう事かその矢尻で自身の分身とも言えるゴールド・エクスペリエンスの腕を貫いた

 

「……意味分かんねぇ事言ってんじゃねぇぞ!!」

 

闇倉が條助に向けて駆け出す。が、もう遅い

 

一気に條助に肉薄し、振り上げ、突き出されたメフィストクローは空を切った

 

條助は、一瞬でその場から消えた

 

「なっ!?」

「お前は出してはいけない物を出させた。相手にしてはいけない物を相手にした」

 

ゴゴゴゴゴ……と背後からの殺気

 

闇倉が背後からなるべく離れながらメフィストクローを構える

 

條助の側には、ゴールド・エクスペリエンスが……いや、矢のパワーを受けたゴールド・エクスペリエンスの姿があった

 

「『ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム』……ッ!」

 

ゴールド・E・レクイエム。鎮魂歌を奏でる、最強のスタンド

 

「ハッ……たかがスタンドでどうか出来るとでも思ってんのかァ!?」

 

闇倉が先程よりも速いスピードで條助に肉薄し、予備動作をせずにメフィストクローを突き出し、條助を突き刺した

 

(勝った!!)

 

血を吹き出しながら倒れる條助……だが、

 

「0に戻る」

 

次の瞬間には、闇倉は條助に肉薄する前の場所に戻り、條助には傷一つ付いていなかった

 

「ッ!?な、何が……」

「……」

 

條助が、ゆっくりと、ゆっくりと歩いてくる

 

この時、闇倉は未知の恐怖を味わったッ!

 

「く、来るんじゃねぇ!!」

 

闇の光弾を放つ。條助の頭が吹っ飛ぶ。だが、次の瞬間には條助は何事も無かったかのように歩いてくる

 

足を吹き飛ばす。次の瞬間には治っている

 

灰も残さず消し飛ばす。それでも次の瞬間にはいつの間にか生き返っている

 

「な、何なんだ……何なんだよこれはァ!!」

 

闇倉が叫びながら後ろを向いて走り出した

 

だが、次の瞬間には後ろを向く前に戻っている

 

「く、くそっ!何なんだよ!!何なんだよこれは!!何で元に戻ってんだよ!!」

 

ゴールド・E・レクイエム。その能力は、『0に戻す』事

 

相手の運動や意志のエネルギーを全て0に戻す

 

つまり、闇倉は……

 

「お、俺は……最初から何もしていないッ!?俺はずっとここでつっ立って……」

 

気付いた時にはもう遅い。いや、ゴールド・E・レクイエムが発現してしまった時点でもう遅いのだ

 

「ゴールド・E・レクイエムッ!!」

『オォォォォォ!!』

 

そして、目の前まで来た條助。そのスタンドのゴールド・E・レクイエムが拳を振りかぶる

 

その拳は闇倉へと吸い込まれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!』

「ヤッタバァァァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ハッ!?」

 

闇倉が気が付いたのは下水道のような所の中だった

 

「……夢、か?」

 

そうだ。自分が條助に遅れを取るはずが無い。そう思い、周りを見渡す

 

すると、何故かコートが落ちており、その横には色々とゴミがあった

 

「チッ……体が冷える。無いよりマシか」

 

そう言いながら、コートを手に取る

 

「お、おいガキ!お、俺っちのコート返しやがれ!」

「……ア?」

 

か、後ろから包丁を持った……恐らくコートの持ち主のホームレスだろう。そのホームレスが声をかけてきた

 

「こ、こ、殺されたくなかったら、そ、それを返せ!」

「……っせェな。コート一つでケチんな。ぶっ殺すぞ?」

「う、うるせぇ!死ねぇぇ!!」

 

そう言いながら包丁を構え、ホームレスが突っ込んでくる

 

「チッ」

 

闇倉が舌打ちしながら、メフィストクローを出現させ、ホームレスの首を跳ね飛ばそうとする。が、足に力を入れ、軽く踏み込んだ時、不幸な事に足元が軽く濡れていたため、足が滑った

 

(し、死ぬッ!?こんなにあっさりと!!?)

 

そして、ホームレスの包丁はさらに運の悪い事に闇倉の額に深く突き刺さった

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

闇倉は海鳴の街で意識を取り戻した

 

額に包丁なんて突き刺さっておらず、傷もない

 

「……チッ、なんなんだ?一体……」

 

舌打ちを一つし、街を歩き始める

 

そして、前方から犬の散歩をする女性が歩いてきた

 

が、考え事をしている闇倉は気付かない

 

(何なんだ……さっきの夢は……いや、俺は確かあのクズ共と戦っていた。なんで下水道なんかに……)

「ワンッ!!」

「うぉっ!?」

 

考え事をしていた為に犬に気付かず、思わず横に向かって飛ぶ

 

が、その時に軽い段差に足を取られ、バランスを崩して道路に向かって倒れ込む

 

さらに運の悪いことにすぐそこに荷物を大量に積んだトラックが……

 

「と、止まりやが……」

 

グチャッ!!と音が鳴り、闇倉の頭が潰れた

 

 

 

 

(ハッ!?)

 

さらに目を覚ました

 

今度は、真っ白な天井が見えた

 

(な、なんなんだ……さっきから糞みてぇな夢ばかり……)

「今度の遺体は?」

「心臓麻痺かと思われます。ですが、殺人の可能性があるので司法解剖を……」

(遺体……俺は生きてんだぞ……って声が出ないだと!?)

 

生きているのに腹を割かれる。しかも、麻酔もなしに

 

そんなの、耐えられた事では無い

 

が、司法解剖の準備は進められ、メスが腹に当てられた

 

(い、痛くない……?ど、ドッキリかなんか……)

 

と、思った瞬間、腹に突っ込まれた手には臓器のような物が……

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

また目が覚めた

 

「い、一体なんなんだよ!!さっきから気味の悪い夢ばかり……」

 

その時、周りの人間が皆上を見上げて指をさしていた

 

「な、なん……」

 

その瞬間、頭上から鉄骨が降ってきて、闇倉を串刺しにした

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

また目が覚めた

 

「な、なんなんだよ……さっきから死ぬ時の痛みはダイレクトで来やがるし……なんでこんな気味の悪い上に痛みまである夢を……」

 

その時、唐突に目の前に現れた車がスピンし、闇倉を吹き飛ばし、運が悪いことに露出していた鉄骨に頭から突き刺さった

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

また目が覚めた

 

「ま、またかよ…………ま、まさか……あの時あのクズにくらったスタンドの能力なのか……こ、これは……」

 

闇倉の予想では、これは、條助のスタンドの能力

 

今までの事から推測されるその能力は

 

「ま、まさか……倒した相手を永遠の死のループに誘う……」

 

と、言った瞬間、何故か墜落してきた飛行機が闇倉を押しつぶした

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

さらに目が覚めた

 

「い、嫌だ……もう死にたくねぇ!!」

 

思わずそこから逃げ出す。そして、その先には小さな女の子……

 

その瞬間、足が止まり、逃げ出しそうになる

 

「……どうしたの?おにいちゃん」

 

と、女の子は無邪気に聞きながら、近寄ってくる

 

「く、来るな……」

「?」

「お、俺のそばに近寄るなァァァァァァ!!」

 

 

 

 

「闇倉。もう、お前は俺達の目の前には二度と現れない」

 

條助はゴールド・E・レクイエムがゴールド・エクスペリエンスに戻った事で手元に戻った矢尻を懐に収めた

 

「終わりが無いのが終わり……それが、ゴールド・E・レクイエム……」

 

ゴールド・エクスペリエンスを戻す

 

「楽しみな。永遠の死を……」

 

條助は皆に合流しようと歩き始めた




東方projectより、魔符「スターダストレヴァリエ」

ウルトラマンネクサスより、アローレイ・シュトローム、オーバーアローレイ・シュトローム

ジョジョの奇妙な冒険より、ゴールド・E・レクイエムでした

これで闇倉は二度と戻ってきません。條助にも、レクイエムの効果を解除する気はサラサラありません

なんかGERを独自解釈とかしまくった結果こうなりました。まぁ、GERだしこれくらい強すぎてもいいよね

それでは、次回はエピローグみたいな感じです

あと、活動報告でも書いた通り、GODが終わったら一時的に更新を停止します。StS編のプロットを見直しがてら修正を加えていくつもりです

たまに空白期の話を投稿しますので、完全に停止するわけではありません

その間にまた新しい小説を始めたら……まぁ、馬鹿だこいつ。とプギャーしてください

でわでわ
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