魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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ジョジョのエンヤ婆戦見てたら書きたくなったのでつい衝動的に書いてしまいました

クオリティは察してください


空白期
第77話


「負けてたまるかァーーーッ!!シルバーチャリオッツッ!!」

 

とある旅館の中。條助をシルバーチャリオッツを出現させる

 

冷や汗を垂らしながら、條助の視線の先には一人の老婆。小さな体だが、顔は狂ったような笑顔を浮かべていた

 

辺りには室内なのに霧。そして、老婆の後ろには何人もの人が立っていた。だが、顔色は真っ青……どころか色白く、血の気がない

 

(どうする……相手は霧ッ!俺のスタンドは剣と拳しかない!絶体絶命……ッ!!)

「行けェーーーーいッ!!ゾンビ共ォーーーーッ!!」

「殺られるわけ無いだろうが!チャリオッツ!!」

 

老婆がゾンビと称したそれは條助へと襲いかかってきたが、條助はそれをチャリオッツで切り裂く

 

切り裂き真っ二つになったゾンビは地面に倒れるが、上下に亡き別れなら上半身が、左右に亡き別れなら左右両方が地を這いずって條助へと近づいて行く

 

(クソっ!なんでこんな事に巻き込まれてんだよ畜生!!)

 

何でこんな事になっているか。それは数日前まで遡る

 

 

 

 

條助は自宅でごろりと寝転がっていた

 

特にやることは無く、事件も起きないため、何かをやろうという気が起きないからだ

 

回転の特訓や最近偶然にも出来るようになった『あれ』を実用できる段階まで強化する特訓もやる気は起きなかった

 

「呼吸変えるだけ……とも言えるけどな」

 

読んでいた『ダークピンクの少年』という漫画を閉じて寝ているベットの枕元に置く

 

(澤部露伴先生……紛らわしいぜ。最初は岸辺露伴の『ピンクダークの少年』かと思ったのによォ……まぁ、ジョジョみたいな絵で話も面白いからいいけど)

 

特別アニメやラノベが好きと言うわけでも無いため、見たいDVDや本が無く、本当に暇をどうしようかと弄んでいた

 

勉強も元中学三年生の條助にとっては学ぶ事はなく、宿題もパパッと終わった。英語以外は

 

「……なんかゲーム買ってくるか。ひなたに勧められたやつもあったし」

 

渋々。と言った感じで立ち上がって財布をポケットに突っ込み、携帯をポケットに突っ込もうとした時、電話から着信音が鳴った

 

「ん?……すずかから?」

 

着信に応答し、通話に入る

 

「もしもし?」

『あ、條助くん?』

「おう。なんだ?」

『えっとね、さっきお姉ちゃんから日帰りの温泉のチケット貰ったんだけど……こんど一緒に行かない?』

 

ほう。と内心声を上げる

 

『三人まで一緒に行けるから、アリサちゃんも誘おうかなって思ってるんだけど……』

「俺は構わないぜ。やる事無かったしな」

『ほんと!?じゃあ……あ、そうそう』

「ん?」

 

すずかが何か言おうとしたが、ハッとしたような形で声をあげ、條助に話す

 

『温泉ね……ちょっとそこの旅館がいわく付きで……』

「いわく付き?」

『なんでも何人も行方不明者が出てる、とか……』

「んなもん迷信だよ迷信」

『そうかな……魔法とかスタンドとかある時点で迷信とか……』

「……言ってやるなよ……」

 

そういえばアリシアって元幽霊だっけ……なんて事を思い出した

 

「まぁ、とにかく、俺は行くぜ」

『いざとなったら條助くんが守ってくれるもんね』

「俺のスタンドに勝てない相手は無いからな。絶対に守ってやるよ」

 

じゃあその時はよろしくね。とすずかが言うと、どちらかともなく通話を切った

 

「……旅行用品買いに行くか」

 

條助の買い物も買う物が変わったのは言うまでもなかった

 

 

 

 

数日後、電車を乗り継ぎ小一時間。その温泉宿はあった

 

宿でもあるが日帰りでも大丈夫なそこはちょっとした山の奥にポツン。と建っていた

 

「えっと……温泉宿エンヤ。うん、ここだね」

「案外電車降りてから歩いたわね~」

(え、エンヤ?ジャスティス?いやいや、んな訳ないか)

 

三人とも日帰りのため、持ってきている荷物は少数だ

 

変えの服と下着、それからバスタオルやタオル、シャンプーやボディーソープ位だ

 

引率の大人は特に居なくてもいいとの事だったため、子供のプチ旅行と言う事ですずかとアリサは子供三人で行くことを許可してもらった

 

三人は場所を間違ってないことを確認して中に入った

 

中には一人の小さな老婆が大きな杖を持って待っていた

 

「おやおや、よく来てくださいました」

 

その老婆を見た瞬間、條助の顔が強ばった

 

何故ならその人物は

 

(え、エンヤ婆ッ!!?)

 

そう。ジョジョの奇妙な冒険に出てくる『正義(ジャスティス)』の暗示を持つスタンドの使い手、エンヤ婆そのままだったからだ

 

その証明とも言わんばかりに、両手とも右手だ

 

「おやおや、どうかなされましたか?」

「條助くん?」

「あ……あぁ、いや、女将さんの左手が右手なんでな……驚いたんだよ」

 

両手とも右手、それは余りにも奇怪

 

すずかとアリサもエンヤ婆の手を見て驚いた

 

「これですかな?これは先祖からの遺伝でしてな。余り不自由もしませんでしたので放っておいたのですじゃ」

「そ、そう……ですか……」

 

これは平行世界のエンヤ婆で自分の知ってるエンヤ婆じゃない。そう言い聞かせてなんとか平静を装う

 

「申し遅れましたが、私はここの女将をしているエンヤと申しますじゃ。気軽にエンヤ婆と読んでくだされ」

「エンヤ……?珍しい名前ね」

「源氏名ですじゃ。漢字だと永遠の遠に野内の野と書いて遠野ですじゃ」

 

さらに名前まで一緒。それを聞いて今度は背中から冷や汗が浮き出る

 

この世界にDIOはいない。だから、エンヤ婆がもしジャスティスを使えても、使って自分達を襲う意味がない

 

そう納得しながらも、何故か冷や汗は止まらない

 

何か、違うものを感じるのだ。人の発する、狂気のような狂った者の感覚を

 

「今日は客が来る予定はありませんじゃ。お好きに使ってくだされ」

「じゃあそうさせてもらうわね、エンヤ婆」

「貸し切りか~……凄いね~」

「あ、あぁ……そうだな。貸し切りなんて初めてだ」

 

靴を脱いで温泉宿に上がり、スリッパを履く

 

「では、お部屋に案内しますじゃ」

「部屋?わたし達は日帰りだけど……」

「少しでも休まってもらう為ですじゃ。遠慮はしなさんな」

「そういう事なら使わせてもらいましょ?ね、條助」

「そ、そうだな……」

 

どうにも感じる嫌な予感を拭いきれず、先を歩くエンヤ婆についていく

 

(何か……嫌な予感が……)

 

その時

 

(ッ!?視線!!?)

 

腰のホルスターに手を伸ばしながら、真横の部屋に視線を向ける

 

が、その部屋は襖で、ちょっと開いているが、誰もいない

 

(……気のせいか?)

 

ホルスターから手を退けてエンヤ婆について行こうとする。が、その時。條助は見た。襖からいきなり現れた目を。何とも形容し難い感情が篭った目をッ!!

 

「ッ!!?シルバーチャリオォーーーッツ!!」

 

その視線を見た瞬間、條助は突いたッ!!その目をッ!!

 

だが、チャリオッツのレイピアは何も突き刺さなかった

 

「じ、條助!!?何いきなりチャリオッツを出してるのよ!」

「わ、悪い……ハエがな……」

「ハエくらい放っておこうよ……」

 

な、何だったんだ。そう思いながらも條助はアリサとすずかに手を引っ張られてエンヤ婆の後を追った

 

 

 

 

「はぁ~……気持ちいい……」

 

あの後、條助達はエンヤ婆に部屋を案内され、荷物を置いた後にタオルなどを取り出して温泉へと向かった

 

「もうすぐ冬だな……あったかい温泉が気持ちいいぜ……」

 

風呂は露天風呂で、山の景色を思う存分見ながらあったまる事が出来た。勿論、室内の風呂はある

 

さっきまでの嫌な予感を温泉で流しながら、肩まで浸かる

 

隣の大人が登れそうな壁の向こうからアリサとすずかの騒ぐ声が聞こえるが、気にしない

 

流石にあの二人相手に覗きなんてしたらカラカラ死体にされてバラバラにされかねない。されかねなくともする気は無かったが

 

「俺のタイプはどちらかと言えばリサリサ先生だからな~……ホリィさんも可」

 

なんてことを呟く

 

本当はおとなし目の可愛い系女の子が好みのタイプなのだが、條助は本当の好みのタイプは口に出さない

 

「……そろそろ出るか」

 

ザバッと音を立てながら湯船から上がる。そして体を拭いて脱衣所に戻り、着替えの服を着る

 

アメリカンクラッカーの絵が左の胸元に書いてあるシャツにその上からJとOの文字が背中にデカデカと書かれた上着を羽織り、適当なジーンズを履く

 

上着は偶然服屋で発見した條助お気に入りの一品だ

 

「コーヒー牛乳飲むか。温泉と言ったらこれだよなぁ」

 

自販機まで歩き、財布から百円玉を取り出す

 

「コーヒー牛乳をお求めですかな?」

「ッ!?あ、あぁ、エンヤ婆。よく分かったな」

「最近の若者はよく飲みますからな。大体分かりますのじゃ」

 

やっぱり色んな人が飲むのか。と思いながら百円を入れてコーヒー牛乳を購入する

 

ガコン。と音を立ててコーヒー牛乳が自販機の取り出し口に落ちてくる

 

コーヒー牛乳は瓶に入ってるタイプだが、何処にも瓶用の栓抜きが無い

 

「これですかな?」

 

が、エンヤ婆が袖から栓抜きを取り出して渡してきた

 

栓抜きは針が先っぽについてるだけの少々危なっかしい物だった

 

「あぁ、ありがとう」

 

それをコーヒー牛乳の栓に刺してキュポッと音を立てて栓を抜く

 

「返すよ」

 

エンヤ婆に針の方を自分の方に向けて渡す

 

エンヤ婆は笑顔でそれを受け取った

 

自販機を見ながらそのコーヒー牛乳に口をつける

 

他に何か売ってるかと見ていたその時!後ろにいるエンヤ婆が自分に向かって栓抜きを振りかぶって飛びかかってきていた

 

「ッ!!?」

 

コーヒー牛乳から口を離して後ろから飛びかかってきているエンヤ婆を躱す

 

エンヤ婆が真横を通り過ぎた所でさらにバックステップで距離を離す

 

「何しやがんだ!!」

「チィッ!外したか!!」

 

エンヤ婆の顔は先程の優しい笑顔からは豹変し、邪悪そのものの表情をしていた

 

「えぇい!次こそは当ててくれる!!」

(コイツッ!!豹変しやがった!!)

 

自分へと飛びかかってきているエンヤ婆。すぐに手に持っていたコーヒー牛乳の瓶を歪だが回転させる

 

「このっ!」

 

それを投げつける

 

歪に回転している瓶は中身を飛び散らしながらエンヤ婆へと迫っていく

 

(ジョースター家伝統の戦い方!逃げる!!)

 

その瞬間、後ろへ向けて全速力でダッシュする

 

向かうは玄関。外に出れば迂闊に攻撃はできないはず

 

おのれぇぇぇ!!とエンヤ婆の声を聞きながらダッシュする

 

何個目かの角を曲がった時、目の前に男が現れた

 

「き、客か!あんた、警察呼んでくれ!女将が俺を殺そうと……」

 

が、ここで違和感に気付いた

 

男の肌が血が通ってないかのように色が青白いのだ

 

「な、なぁ……聞いてるか?」

 

こちらへと歩み寄ってくる男から後ろに歩いて距離を保ちながら聞く

 

そして、下がっていた頭が上がった

 

その男の顔には無数の穴が空いていた

 

「う、ウォォォォ!!」

 

條助はそれを見た瞬間、男を突き飛ばして走り出す

 

その瞬間、室内なのに霧が出てきた

 

(ま、間違いねぇ!あの症状にいきなり現れた霧!こいつはジャスティスだ!!)

 

走りながらも敵の正体……スタンドの名前と能力を思い出す

 

正義(ジャスティス)』の暗示を持つスタンド。スタンドの姿は霧。その能力は本体か操った人間に傷をつけた時、その傷を巨大な穴にし、さらにその人間を操る事が出来る能力。そして、幻覚

 

「ッ!行き止まり!!?」

 

どうやらデタラメに走ってしまったらしく、目の前は壁だった

 

「やぁっと追い付いたぞ小僧!!」

「チッ!やっと本性表したな、エンヤ婆!」

「五月蝿い!ワシは貴様のような小僧や人間を殺して操るのが生き甲斐なんじゃ!とっとと我が術中に落ちんかい!!次期にあの小娘共も我が術中に落とすがな!!」

 

エンヤ婆の背後に大量の体に穴が空き、血の気の失せた人間が出てきた

 

この人間全員がエンヤ婆の術中に落ち、既に死んでいるのだろう

 

そして、エンヤ婆の背後にさらに霧が集まり形を成した

 

その姿は骸骨でできた死神のようだった

 

「我が幽波紋(スタンド)正義(ジャスティス)が貴様を操り人形にしてくれるわ!!」

「されてたまるか!シルバーチャリオッツ!!」

 

條助がシルバーチャリオッツを出現させる

 

「我が幽波紋、シルバーチャリオッツは戦車の暗示を持つ幽波紋!この銀の戦車(シルバーチャリオッツ)が貴様の幽波紋を打ち貫いてくれるッ!!」

 

シルバーチャリオッツがレイピアを構え、神速の突きをジャスティスへと放つ

 

が、ジャスティスは霧。突きは空を切るだけだ

 

「やっぱりダメか……ならば、ゴールド・エクスペリエンスッ!!」

「なんじゃと!!?二体目の幽波紋!!?」

「行け!」

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!』

 

ゴールド・エクスペリエンスがジャスティスへと連打を放つが、やはり空を切るだけだ

 

「無駄だ小僧!!剣で霧が斬れるかよ!!拳で霧が砕けるかよ!!」

 

ゴールド・エクスペリエンスを戻して後ろに下がる。が、すぐに壁が背を打った

 

「く、クソっ!! 負けてたまるかァーーーッ!!シルバーチャリオッツッ!! 」

 

そして、冒頭へと至る

 

「や、やっぱり斬っても動きやがるッ!!」

 

ジリジリと近寄ってくるゾンビ

 

もう後がない

 

(や、やるしかない!あれを!!)

 

條助は一度呼吸を止め、通常の呼吸とは違う呼吸をし始める

 

「コォォォォォォ……」

 

力を抜いて呼吸に神経を注ぎ込む

 

イメージするのは太陽の力。邪悪を討ち滅ぼす太陽の力

 

「コォォォォォォ…………!」

 

キィィィィィィン……と條助の周りを闘気のようなものが包む

 

色は青色。呼吸に合わせてその闘気はハッキリとしていく

 

そして、ゾンビがもう目の鼻の先まで来た瞬間、闘気のようなものを手に纏わせる

 

バチバチッ!!と音を立てる拳

 

「ハァァァァ!!床を伝わる波紋疾走(オーバードライブ)ッッッッ!!!」

 

ドンッ!!と音を立てて突き立てられた拳から稲妻のようなものが床を伝わり、ゾンビに直撃。ゾンビが動きを止めた

 

「な、なんじゃと!!?」

「上手く行ったぜ……波紋が!!」

 

波紋。それは、太陽と同じ力を持つ力

 

とある呼吸法が生み出すその力は吸血鬼を討ち滅ぼし、肉体の老化を防ぐ神秘の力ッ!!

 

「なら、これを使うッ!!」

 

條助は腰のホルスターから鉄球を取り出し回転させる

 

「コォォォォォォ……!」

 

波紋の呼吸をして波紋を体内に練る。それを手を伝わらせて回転している鉄球に纏わせる

 

「回転と銀色の波紋疾走(メタルシルバーオーバードライブ)の合わせ技ッ!!」

 

キィィィィィィン……!と音を立てる銀色の波紋を纏った鉄球を振りかぶる

 

「正真正銘のッ!回転鉄球の波紋疾走(ジャイロボールオーバードライブ)ッッ!!」

 

そのまま投げられた鉄球はゾンビに直撃。ゾンビを吹っ飛ばしながら、波紋による電撃のような痺れで動けなくさせる

 

鉄球が手に戻ったところでホルスターに戻し、さらに波紋を練る

 

(まだあの波紋は使えない……だからこいつで!)

「震えるぞハートッ!燃え尽きるほどヒートッ!刻むぞ、血液のビートッ!!」

 

バチッ!バチバチッ!!と波紋が音を立てて色を変えながら條助の手に纏われる

 

色は緋色。燃えるような炎の色ッ!

 

緋色の波紋疾走(スカーレットオーバードライブ)ッッ!!」

 

拳を構え、一気にエンヤ婆に向けて突っ込む

 

「盾になれゾンビ共ォーーーッ!!」

 

が、その拳は五人以上のゾンビに阻まれた

 

「くっ!!」

 

相手は吸血鬼ではない。波紋の一撃ではゾンビ達を倒しきれない

 

「今度こそ我が術中に落としてくれるわァーーーッ!!」

 

エンヤ婆が栓抜きを振りかぶって條助の後ろに回り込み、そのまま振り下ろす

 

「しまっ……」

 

前にはゾンビ。後ろにはエンヤ婆。しかも、エンヤ婆の速さはかなりのもので、もう避ける事は出来ない

 

が、

 

「スティッキー・フィンガーズ!」

 

聞きなれた声と共に波紋を纏った腕をスタンドの手が掴み、ゾンビ達を薙ぎ倒しながら前へと引っ張った

 

「いでででで!!?」

 

無理矢理引っ張られた事で体が痛いが、なんとか我慢する。が、途中で手を離され、地面に落下。顔面スライディングをかます

 

「あばっ!!?」

「ったく、何厄介事に巻き込まれてんのよ」

 

声のした方を向けば、そこにはスティッキー・フィンガーズを出現させたアリサと鉄球を手に持ったすずかがいた

 

「で、なんなの?この状況。バイオハザード?」

「似たようなもんだよ……あ、傷をつけられたら操られてゾンビの仲間入りだからな」

「それは嫌かも……」

 

ゾンビ達は振り返って三人にジリジリと寄ってくる

 

「なら、ここにいるの全員動けなくさせればいいのよね?」

「そうだが……」

「じゃあこうよ!スティッキー・フィンガーズ!ジッパーを着けなさい!!」

 

スティッキー・フィンガーズが床に拳をぶつける

 

その拳から巨大なジッパーが一気にエンヤ婆の手前まで伸びた

 

「そんでもって開く!」

 

そしてアリサの声と共にジッパーが開くと、ゾンビ達は全員地面の中に落とされ、ジッパーが締まるとともに出れなくなった

 

「ぜ、全員居なくなっちゃった……」

「私のスタンドでボッシュートしたのよ」

「埋葬とも言う」

 

スタンドが見えないすずかには急に消えたように見えたらしい

 

「お、おのれェーーーーッ!!」

「この館に来た人が行方不明になってたのはエンヤ婆のせいだったのね……なら慈悲はないわ。警察に突きつけてあげる!」

 

エンヤ婆がアリサへ向けて走る。が、スティッキー・フィンガーズがすぐに臨戦態勢を取る

 

「スティッキー・フィンガーズ!!」

『アァリィッ!!』

 

スティッキー・フィンガーズがエンヤ婆の首を叩いた

 

エンヤ婆はその一撃で気絶した

 

「本体は呆気なかったわね……アリーヴェデルチ(さよならよ)

 

 

 

 

その後、エンヤ婆には体の力が入らないように回転させた鉄球を当てて警察を呼んだ

 

証拠として動かなくなったゾンビ一体と栓抜きを一緒にやって来た警察に受け渡した

 

その後、警察の調べでエンヤ婆の部屋から乾ききった血のついた包丁やら栓抜きやらがゴッソリ出てきた

 

何故洗わなかったり捨てなかったのかは疑問だったが、これでエンヤ婆は逮捕された

 

そして、エンヤ婆を警察に突き出したあとの帰り道

 

「あ~……今回は疲れたぜ……」

「温泉に行った筈なのに疲れるなんてアンタも不幸ね~」

「ちくしょう、帰ったらスーパー銭湯行ってやる。金はあるからな」

「じゃあわたしも行こうかな?あそこって水着で混浴行けたよね?」

「そうだな。まぁ、ちょっと熱目の温泉プールって感じもするけどな」

「ちょっと、何愉快に綺麗に私をハブってくれるのよ。私も行くわよ」

「んじゃ、夕方に三人でか。そういえば、なのはは誘わなくてよかったのか?いつも三人で纏まって行動してるのに」

「やっと玲音くんが戻ってきたからべったりで……」

「あぁ……そんな事玲音も言ってたな……」

 

結果、数時間後にその日2回目の銭湯に行きましたとさ

 

 

 

 

数日後の警察署で

 

「母さん……俺は止めたんだぜ?老い先短いんだしさ……俺もあの旅館継ぐ準備できてたんだから俺に一声かけてくれればすぐに変わってやって楽しい老後の生活送らせてやったのにさ……」

「ごめんよJ・ガイル~!!」

「頼むからちゃんとここから出て来てくれよ?母さん」

 

この世界のJ・ガイルは常識人でしたとさ




條助は波紋を取得しました。本格的な修行をしてないので何時もは普通の呼吸をしています。すずかに当たってもすずかは太陽平気なので灰にはなりません

そんな訳でこの世界のエンヤ婆との対決でした。書いててジャスティスって滅茶苦茶な能力だなと実感させられました

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