魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
最後のやっつけ具合が半端な(ry
「う~ん……これはかなり損傷が酷いね……直すのには時間がかかるから暫くは何処かに行っているといい。暇だろうからね」
「それじゃあ、そこら辺ブラブラしてるから完成したら通信してね?」
「分かった。ついでに、性能もそれなりに上げておこう」
ひなたの義手がいきなり壊れていた日から数日後の休日。学校がある日は特に不自由もなかったため、放っておいたが、流石に直さないと休日はゲームもロクに出来ないので、スカさんに直してもらうことにした
幸いな事に即日で直してもらえるため、夜は暇しないでも良さそうだった
そんな訳で暇潰しにブラブラと歩く事にした
スカさんの家に居ればいいんじゃないかとツッコミが入るであろうが、ナンバーズは皆出払ってるため、暇なのだ
そしてブラブラとしていると
「あ、ユーノだ」
元の姿に戻って歩いているユーノを見つけた
そのユーノを見てひなたが近付く
「やっ、ユーノ」
「あ、ひなた」
ユーノに後ろから声をかけるとユーノは振り向いた
「あれ、義手は?」
「知らない間に壊れててさ。スカさんに修理に出した所」
ほんと何が起こったんだろ~とか言っているが、内心ではGOD編が起き、そこで壊れたのだと自覚している
「ユーノは何してるの?」
「ここの図書館に行こうと思ってね。無限書庫の仕事も休みだし、なんやかんやで最近行ってなかったから」
ユーノってたまに図書館行ってたんだ。と思い、ついでにもう無限書庫で司書やってたんだ。と思いながらへ~と適当な返事をする
「あ、ついて行っていい?暇でさ」
「僕はいいよ?」
「じゃあ決まり」
と、ユーノについて行くことが決まったところでユーノの隣りにつき一緒に歩く
周りの通行人が微笑ましく二人を見ているが、二人は気付いていない
「ユーノって基本的にどんな本読むの?」
「ん~……特にこれと言って読む本は無いかな?面白そうだな~って思ったやつを読む感じ」
「へ~……」
「ひなたは?」
「ラノベ一択」
「そ、そうなんだ……」
キリッと効果音が出そうな程清々しく言い放ったひなた
ちなみに、海鳴の図書館にはある程度のラノベが置いてある(主にひなたとはやてのせい)
「でも、他の推理小説とかそういうのも読んでみると面白いかもしれないよ?」
「ん~……じゃあユーノが言うなら読んでみようかな」
ひなたのユーノの顔を見ながら作った無邪気な笑顔にユーノが思わずドキッとする
ひなたはそれなりに美少女だ(本人に自覚無し)。同年代の美少女のそんな笑顔を不意に見せられたら流石にドキッとする
「じ、じゃあ今度おすすめの本を紹介するよ。あ、ミッドの文字は読める?」
「義手に翻訳機能がある」
「……それって最早義手と言わないよね」
「自覚はある」
最早義手呼べるのか危うい義手にユーノが軽く引く
スカさんが暇潰しにジャンジャン便利機能をぶち込んでいった結果だ
最近は電子書籍も読めるし、携帯用のゲームも出来る。最早この義手さえあれば暇は潰せるしサバイバルもそれなりに出来る
科学と魔法が組み合わさって最強に見える。とはひなたの言葉
「その義手が無いと暇でね~……ほら、片手だから携帯しか使えないじゃん?テレビゲームも出来ないしさ」
「そうなんだ。そういえば、ひなたって休日とかは何してるの?」
「え、そんなに女の子の私生活が知りたい?もうそんなお年頃?」
「い、いや、そう言う事じゃなくて……」
ユーノが慌てて否定し、それを見てひなたがあははと笑う
「僕は基本的に家ではゲームとかしてるよ。本は学校で暇な時にね」
笑いながらそう答えるひなた
ただ、この一週間はDVD借りてきてアニメ見てたけど。と付け足した
「僕、ゲームはあんまりしないな~」
「ゲーム好きな人と本好きな人は分かれるからね。たまにどっちも好きな人がいるけど」
そんな事を道中話す
案外話のネタは尽きず、話し合いをしたまま図書館についた
「あ、着いたね」
「それじゃあ入ろっか」
と、言って二人はその中に入る
中は静かで、音楽も流れていない
勉強している学生やただ単に本を読んでる人、小声で話しながら一つの本を読んでいる人と様々だ
「それじゃあ、本取ってこようか」
「あ、手伝うよ。片手だと大変でしょ?」
「じゃあお願いしようかな」
二人である本棚に向かっていく
その本棚にはひなたの好きなライトノベルがあった
「む……一番上って……」
ひなたのお目当ての本は棚の一番上。ひなたやユーノが届く場所には無かった
と、すぐにユーノが車輪付きの足場を何処からか持ってきた
「えっと、あれだよね?」
「うん。あれの二巻」
ユーノが足場を留め、それに登る。登るときに車輪が動きやすく、バランスが取りにくかったが、危なげなく登った
それでも本は背伸びして取れるか取れないかギリギリだった
「もう……ちょい……」
ぐぐぐ……と手を伸ばし……指が本の上の角に触れた
やった!と思った矢先、体重が変な方向に偏り、グラっとなる
背伸びしてたため、足をつけてバランスを取ろうとするが、それがトドメになって足場から横に落ちる
そして、足場の横にいたのは
「ちょっ、ユーノ!こっち来な……」
ひなただった
ドサッ!と音が少しだけ響く
ユーノはひなたの上に落下。ひなたが下敷きに
「いった~…………へ?」
「いたたた……ご、ごめん」
ユーノが片手で額を抑えながら体を持ち上げ、ひなたの顔を見る
ひなたの目は自分の胸元にいっている。顔は真っ赤。顔は羞恥でなのか泣きそうな顔に驚いたような顔を足した感じの顔になっている
ユーノがそこに視線を向ける。視線の先にはひなたのそんなに柔らかくない胸の上に置いてある自身の手
理解するのに5秒弱使い、顔を赤くしながら手を離そうとした時
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ひなたの悲鳴と共にひなたの左手がユーノの頬に真っ赤な紅葉模様を作り、ひなたはそれで吹っ飛んだユーノに目もくれず、本にも目もくれず、顔を赤くしながら手で胸を押さえて走っていった
ユーノが不幸だ。と思いながら自分のとったライトノベルに目をやる
そのライトノベルの内容はラッキースケベな主人公が学園生活を波瀾万丈に過ごす物語だったが、ユーノはそれを知らなかった
「ひ、ひなた~?」
ユーノはラノベを手に持ってから自分の読みたかった本を取ってきてから椅子に座ってるひなたを見つけ、そばに寄る
「……」
「さ、さっきはホントごめん……あ、これさっきの本……」
ツーン。としているひなたの横にユーノが座る。ラノベはその時にひなたの前に置いた
「……え、えっと……その……僕もわざとじゃなくて……その……じ、事故なんだよ。そう、事故……」
必死に弁明するが、ひなたはユーノとは逆方向を向いている
とうとうユーノも言葉がつき、手を振ってあわあわとしていると、ひなたがプルプルと震えだした
「……ぷっ」
「え?」
「あはははは!必死過ぎて笑える!」
ひなたが左手で腹を抑えて上半身を曲げて笑う。右手は口を抑えるつもりだったが、その右手はない
いきなりの事に呆然とするユーノ
「そりゃあ事故なんだし許すって。一回目はね。次やったら……分かるよね?」
「ハイワカリマシタ」
笑顔のひなたの背後に何かおぞましい物が見えた気がしたユーノだった
「で、柔らかかった?」
「いや、全く……あっ」
「よっしゃ歯ぁ食いしばれ淫獣」
「ちょっ、理不じ……へぶっ!」
もう一つ、反対側の頬に赤色の紅葉を作ったユーノであった
「……ねー、ユーノってさ」
「ん?」
二人で本を読んでいると、不意にひなたが口を開いた
「なのはの事好きなの?」
「ッ!?」
ひなたの問いにユーノが目を見開いてひなたの方を見る
「いや、結構な頻度でなのはと一緒にいるじゃん?」
「別に好きとかそういう訳じゃ……あ、友達としては好きだよ?」
「へ~……」
内心つまらないな~と思いながらラノベを読み進める
なのユーは無しか……とちょっと落胆しながらもユーノをなんとかからかいたいひなたはまた質問を仕掛ける
「じゃあ好きな人っている?」
「ま、またそっち系の質問?」
「女の子はそういう話題は大好きなんだよ」
ユーノが複雑な表情をしているのを見て笑いそうになるが堪える
「い、今はそういう子はいないかな……?」
「なんだつまんない」
ここで暴露したらもっとからかってやろうと思ってたが、それも叶わず
「……じゃあ、僕がユーノの事好きっていったら?」
「うぇ!?」
勿論嘘である
だが、ユーノは顔を真っ赤にする
「そ、その……ひなたは可愛いし、そんな人が恋人だったらな~……なんて思っちゃうんじゃないかな……」
「へっ?」
予想とは違う答えに顔が真っ赤になる
「よ、よくそんな恥ずかしいセリフ言えるね……」
感覚で真っ赤になってるとわかる顔の目から下をラノベで隠す
「って言うか答えになってないよ!さっきの!」
「あ、気付いた?」
右手があれば指をさしていただろうが、生憎右手は修理中だ
「ん~……付き合っちゃうんじゃないかな……?」
「なななななな……」
「僕、ひなたの事結構好きだし……」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ちょっとからかってやろうとそんな事を言ったユーノだが、言い終わった瞬間、頭に衝撃を受け、意識がフライアウェイ
「はぁ……はぁ……はっ!?つい反射的に手が!!?」
理由は顔を真っ赤にしたひなたがラノベの角でユーノの頭を魔力強化した腕を使って全力で打ち抜いたからだ。血はでてない
「……えっと……どうしよう」
白目向いて倒れているユーノを前に困惑するひなたであった
「……っ……いたたた」
ユーノは意識が戻ったが、意識が戻った瞬間頭に強い痛みを感じた
「あ、起きた?」
目を開けるとひなたがユーノを横から覗き込む形で見ていた
手にはライトノベルが持たれている
「あ、うん……」
頭を押さえながら上半身を起こす
どうやら、横長の椅子の上に寝かされてたようだ
「えっと、何があったんだっけ?」
シチュエーションより先に何が起きたのか気になったらしいユーノは起き上がりながらひなたに聞いた
ひなたは顔を真っ赤にしながらも冷や汗を流すという器用な事をしながらあわあわとしている
とてもじゃないが恥ずかしかったからライトノベルの角で頭を打ち抜きましたとは言えない
「えっと……こ、広辞苑……そう、広辞苑が運悪くユーノの頭に落ちてきたんだよ!」
全くの嘘である。と、言うか図書館で広辞苑が落ちてくること自体が異常なのだが、ユーノは納得してしまったようだ
「そうなんだ……運悪いな~」
「あ、あはは……」
(精神が)十歳近く年下の相手にこんなに良いように弄られてどうするんだと内心自分にツッコミながらもライトノベルで顔を隠すようにしながらそっぽを向く
ショタコンじゃないんだから落ち着けと心に言い聞かせながら本を読むこと数時間
あっという間に図書館の閉館時間になった
「取り敢えずもう時間だし本を片付けてこようか」
「うぇっ!?そ、そうだね!」
「ど、どうしたの?顔赤いけど……」
不意に声をかけられて数時間前のことを不意に思い出してしまい、また顔が赤くなる
何でもないと言おうとしたが、その前にユーノが自分の前髪をあげて顔を近づけてきた
(こ、今度は何~!?)
最早頭の中はパニック寸前。前世でも異性にやられたことの無い事を立て続けにされ顔は茹でタコのように真っ赤になり声を出そうにもあわわわ……としか声が出ない
と、そこでユーノの顔が離れた
「ちょっと熱いけど、熱は無いみたいだね」
目の前でそれを言われ、何をされたか数秒かけて理解。理解したら頭がオーバーヒート。そのまま椅子に倒れた
「え、ちょっ、ひなた!?」
「きゅ~……」
精神年齢は二十歳を越しても心はまだ乙女な上に攻めには滅法弱いひなたであった
次にひなたが目を覚ますとそこはスカさん家だった。右手を見てみると義手が着いている
「ユーノがお前を運んできたぞ」
と、煎餅を齧ってたチンクがひなたが聞く前に答えた
なんでそんなじいさんっぽいものを……と聞きたかったが、なんとか抑えた
「ドクターが言うにはただのパニックだそうだ。何があった?」
「えっと……確か……」
ここでフラッシュバックする記憶
胸(まだ絶壁)を触られたり自分で聞いておいて相手に恥ずかしい事を言われて相手の頭を本の角で打ち抜いたり額と額をくっつけられたり
思い出す度に顔が真っ赤になっていく
ん?どうした?と呑気に聞くチンクだったが、すぐにひなたが立ち上がってお邪魔しましたぁぁぁぁ!!と叫んで家から出ていった
「……乙女ですね」
「ドゥーエ姉。居たのか?」
「居ましたよ……」
原作でもこの小説でも不憫な扱いのドゥーエであったとさ
ちなみに、ドゥーエが原作に出演した時間は僅か3分33秒71だと誰か知っていようか
「うわぁぁぁぁ!!恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし!!もうユーノの顔真正面から見れないよ~!!」
そして家で顔を真っ赤にしたままベッドの上を転がるひなたであったとさ
ちなみに、ユーノが膝枕の件を話したところ(ユーノは気付いてない)クロノにそれ膝枕だろと指摘され、顔を真っ赤にするのは数時間後の話
何げにドゥーエ姉初登場。ちなみに、アニメのOP、ED、等、ナンバーズが集まってる場所でもドゥーエはいません。皆も確認してみよう!
でわでわ、また次回ネタが思い付いたらお会いしましょう