個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

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クラスに仮面ライダーについて説明しようかと思います。

今回会話と回想が中心です


出久の力と異世界の戦士【1】

出久「僕は学校で進路希望の授業を受けたとき、雄英に受験するつもりだったんだ。でも、その頃の僕はまだ無個性。クラス中から笑われたし、かっちゃんにも止めるように言われたんだ。

その日の下校中に、ある事件で来ていたオールマイトに会って僕は聞いたんだ。“無個性でもヒーローになれますか?”って。」

 

出久は皆に自分が力を手に入れた経緯を話し始めた。

 

障子「それでオールマイトはなんて答えたんだ?」

 

出久「オールマイトから返ってきた言葉は“夢を見るのは悪いことではない。だが、現実も受け入れなくてはな‼️”だった。」

 

『ッ‼️』

 

一同出久から聞いたオールマイトの言葉に唖然とした。オールマイトは誰もが認める正義のヒーロー、“平和の象徴”である。個性無個性関係なく、今の社会でオールマイトに憧れない人は少ない。

そんなNo.1ヒーローの言葉は精神的に突き刺さるものなのである。

 

出久「オールマイトは僕の目の前から立ち去ったけど、その言葉を聞いて僕は何も考えられなくなった。憧れのヒーローに“ヒーローになるのは無理だ”って言われたんだから…」

 

 

八百万「違いますわ緑谷さんッ‼️オールマイトは決してそのようなつもりでおっしゃったわけでは…」

 

出久「八百万さんの言いたいことは分かるよ。でも、当時の僕はその言葉の意味を理解することが出来ないほど心が弱くなっていたんだ。」

 

八百万「緑谷さん…」

 

出久「その後僕は、家に帰る気にもなれなくてふらふら歩いてたんだ。そしたら目の前に黒い靄みたいなものが現れてね。なにかと思ってたら、僕は急にその靄の中に吸い込まれちゃったんだ。」

 

切島「黒い靄って…まさか緑谷ッ‼️お前昨日の敵にッ⁉️」

 

黒い靄と聞いて、切島は先日襲撃してきた敵のことを思い出した。

 

出久「大丈夫だよ切島君。敵の仕業じゃないから。」

 

切島「そ、そうか。」

 

出久「吸い込まれた後、気がついたら路地裏に倒れてたんだ。黒い靄も無くなってたし、なんなんだろう?って思って大通りに出たんだ。そしたら、すごく違和感を感じたんだ。」

 

麗日「違和感?」

 

芦戸「なにがあったの?」

 

出久「今はどの街に行ってもヒーローのポスターとか異形型の個性の人とかたくさんいるよね?でも、そういうものが一切無かったんだ。不思議に思って周りの人にオールマイトとか個性のことを聞いてみたんだ。」

 

尾白「そしたら?」

 

出久「返ってきた言葉は“知らない”だったんだ。」

 

葉隠「どういうこと?」

 

出久「そのままの意味だよ。誰もオールマイトや個性のことを知らなかったんだ。もしかしてって思って近くの本屋に立ち寄って、地図や歴史の本とかを読んでみたんだ。そしたら、ヒーローのこと、個性のことは何にも書かれてなかった。」

 

青山「それってつまり?☆」

 

出久「うん、僕は異世界に来たんじゃないかって思ったんだ。」

 

一同『異世界ッ⁉️』

 

全員出久の言葉に驚愕する。当然だ。異世界なんてそんな夢物語を信じるはずがない。しかし、今は昔と違い“個性”が存在する。一概に夢物語で片付けることができないのだ。

 

出久「皆が驚くのも分かるよ。僕も最初はとても信じられなくて、“これは夢なんだ”って思ったくらいだもん。そんな事を考えながら宛もなく歩いていたら、前方から爆発音が聞こえてね。何か起きたのか分からなかったんだけど、こっちに逃げてくる人達は皆口々に“ショッカー”って言ってたんだ。」

 

『ショッカー?』

 

出久「僕もなんだろうって思ったんだ。そしたら、全身黒タイツの変な集団が人を襲ったり、建物を壊しながらこっちに近づいてきたんだ。その黒タイツの集団がショッカーだったんだ。」

 

心操「俺らでいう敵のことか?」

 

出久「そう。僕も他の人と一緒に逃げていたんだ。そしたら、僕の後ろで逃げていた親子がいたんだけど、お母さんが転んじゃってね。もう後ろにはショッカー軍団が迫ってきてたんだ。」

 

峰田「おいおい、それってやばくねぇか⁉️ヒーローはなにやってんだよ⁉️」

 

蛙吹「峰田ちゃん忘れたの?緑谷ちゃんは異世界に飛ばされたのよ?ヒーローがいないのよ。」

 

出久「お母さんは子供だけでも逃がそうとしたんだ。でも子供がそれを嫌がったんだ、“お母さんと一緒じゃなきゃヤダ”って。僕はその時立ち止まったんだ、“助けたい。でも無個性の僕になにが出来る”って思ったんだ。でも、子供は必死にお母さんを連れて逃げようとしてたんだ。確かに僕は無個性だからヒーローにはなれない。でも、困ってる人を見捨てるのはもっと出来ないって思ったら、体が動いてて親子のところに走ってたんだ。一緒に逃げようとしたんだけど、そのころにはショッカー軍団に囲まれてたんだ。」

 

上鳴「おいおい、大ピンチじゃねぇか⁉️」

 

常闇「まさに絶体絶命だな」

 

口田「…」コクコク

 

轟「で、その後どうなったんだ?」

 

出久「僕も親子も“もうダメだ”って思って目を瞑ったんだ。そしたら、声の後に大きな爆発が起きたんだ。」

 

蛙吹「声って?」

 

出久「“大開眼”と“オメガドライブ”」

 

飯田「ッ⁉️待ってくれ緑谷君‼️それはつまり…‼️」

 

出久「飯田君が思った通りだよ。僕達を助けてくれたのは、僕に“ゴーストドライバー”と“眼魂”を託してくれた人で、僕の師匠の1人“異世界のヒーロー、仮面ライダーゴースト”天空寺タケルさんだったんだ。」

 

 




続く
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