個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

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ではどうぞ


現れたのは10番目【3】ディケイド対プロヒーロー

しばらくして皆が意識を取り戻したが、早々に暴れだそうとしていた人がいた。お察しの通りかっちゃんである。

 

 

勝己「クソがぁぁぁぁぁ‼️俺は負けてねぇぇぇぇ‼️」

 

 

現在かっちゃんは、瀬呂君のテープと晴君のバインド、僕・切島君・砂藤君・障子君で止めている。

自分の攻撃が届く前に攻撃を交わされただけでなく、背負い投げされて気絶したのだから、全く納得いっていないのだ。

しかも、士師匠は全く本気になっていなかった。何故なら“ディケイドの能力”を何も使っていない。

 

 

士「それじゃあ次は、あんた達とだ。プロヒーロー。」

 

 

相澤「ああ。よろしく頼む。」

 

 

AM「貴方の強さはよく分かった。我々も本気を出さねばな‼️」

 

 

EP「相手ハ1人デスガ油断ナドシナイヨウニ。」

 

 

そしてすでに、士師匠と先生達の模擬戦が始まろうとしていた。

 

 

飯田「開始の合図は、クラス委員の飯田天哉が務めます‼️ルールは先ほどと同様に、どちらかが戦闘不能になったら終了です。」

 

 

士師匠はディケイドのまま、先生達も臨戦体勢に入った。そして、

 

 

飯田「それでは…はじめ‼️」

 

 

今プロヒーローと異世界のヒーローの戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

最初に仕掛けたのは、オールマイトだった。高速で士の前に移動し攻撃を仕掛ける。

 

 

AM「テキサス スマーッシュ‼️」

 

 

攻撃の余波で風圧が生じる。ある程度のヴィランならこの攻撃で倒すことが出来るが、

 

そこは仮面ライダー。

 

危なげなくオールマイトの攻撃を交わすと、エクトプラズムが追い討ちをかけるように蹴りを連続してはなってきた。

エクトプラズムの攻撃を避けきった士だが、腕に何が巻き付いた。相澤の特殊ロープである。

動きを制限された士に、相澤の攻撃が襲い掛かる。更にそこへ再びエクトプラズムの蹴りが追加された。

しかし、そんな状況でも士は2人の猛攻を全て受け流し、往なしていた。

そして2人が離れると、2人の後方、士の正面からオールマイトが接近していた。

 

 

AM「カロライナ スマーッシュ‼️」

 

 

誰もが当たると思っていた。相澤とエクトプラズムの連携攻撃から、オールマイトの急接近からの攻撃はさすがに交わすことは出来ないと…。

しかし、予想は悪い意味で裏切られた。

 

 

NDD『アタックライド。インビジブル。』

 

 

AM「なにッ⁉️」

 

 

目の前にいた筈の士が突如として消え、オールマイトの攻撃が地面にあたった。

 

肝心の士は、オールマイト達から少し離れた距離にいた。

 

士「思ったよりやるなぁ。さっきのは少し焦ったぞ。流石はプロヒーローといったところか。連携も悪くないし、攻撃のキレもアイツらとは全然違うな。」

 

 

相澤「そりゃどうも。」

 

 

AM「プロヒーローであり、1教師だからな‼️少年少女達に遅れをとるわけがない‼️」

 

 

EP「シカシ貴方モヤリマスネ。教師トハイエ、我々プロヒーロー3人ヲ相手ニ互角トハ。」

 

 

士の称賛に三者三様で答えるが、心中穏やかではない。

 

 

相澤(よく言うぜ。俺達の動きを全部見てやがる。)

 

 

AM(相澤君達の連携もあるというのに、攻撃が一度も当たっていないどころか掠りもしないとは‼️)

 

 

EP(互角デハナイ。相手ノ方ガ実力モ格闘センスモ上ダ。)

 

 

この攻防で相澤達は士の実力を測っていた。そして分かったことがある。

 

 

相・E・O(((俺達じゃ/私達では/我々デハ/勝てない/勝てん/勝テナイ‼️)))

 

 

士「それじゃあそろそろ、こっちも攻撃させてもらうか。」

 

 

ここから士“仮面ライダーディケイド”の猛攻が始まる。

 

 

 

 

 

峰田「ウソだろ⁉️オールマイト達の攻撃が全然当たってねぇ‼️」

 

 

上鳴「ヤバいってあの人‼️」

 

 

1-Aの生徒達はただ驚愕していた。プロヒーロー3人を相手に互角の攻防を繰り広げている士という存在に…。

 

 

轟「緑谷、操真。あの人の実力はどこまでなんだ?」

 

 

轟は気になっていたことを出久達に聞いた。

 

 

出久「正直なことを言えば、プロヒーロー全員集まっても士師匠には勝てないと思う…。」

 

 

1-A『ッ⁉️』

 

 

出久の答えに全員が信じられないような顔をする。

 

 

出久「士師匠のディケイドは“世界の破壊者”っていう異名を持つライダーなんだ。」

 

 

1-A『世界の破壊者⁉️』

 

 

芦戸「なんでそんな物騒な呼び名なの⁉️」

 

 

正義のヒーローである筈の仮面ライダー。しかし、ヒーローなのに何故破壊者なのか…。

 

 

晴希「ディケイドは元々、ライダーワールドの悪の秘密結社“ショッカー軍団”が作り出したものなんだ。」

 

 

八百万「どうして敵の組織が、そのようなものを?」

 

 

晴希「ショッカー軍団を含めた怪人組織は、ライダーを倒すために数多くの怪人を産み出してきた。だけど、どんなに強力に作っても、最後は必ずライダーに倒されてしまう。そこで、ショッカー軍団はある結論に辿り着いた。“怪人で倒せないなら、ライダーに倒させればいい。”」

 

 

仮面ライダーディケイドは“仮面ライダー殲滅用仮面ライダー”なのだ。ショッカー軍団の科学力と技術、そしてライダー達のデータを元に作られたのが、

 

“仮面ライダーディケイド”である。

 

 

出久「ある時間軸では、平成1番目から9番目までの全ライダーが“1つのターゲット”に集中攻撃を仕掛けたんだ。主要ライダーからサブライダー、ダークライダーまでもが手を組んで“たった1人”を相手に勝負を挑んだんだけど、そのたった1つのターゲットに仮面ライダー達は全滅したんだ。」

 

 

9つの世界の全てのライダーが、たった1人の敵に殲滅された。

これがどういう意味なのか、その意味が分からないものはいなかった。

 

 

麗日「ね、ねぇデク君、そのたった1人の敵ってもしかして…。」

 

 

出久「そう、それが“ディケイド”なんだ。」

 

 

出久の話がここで途切れ、模擬戦に目を向けると“ディケイド”士の攻撃が始まった。

 

そして、この世界のヒーロー達は知らしめられる。

異世界のヒーローとの実力差を…。




もう少し続きます。

駆け足だから、駄作ですが…。

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