本編に出るかは、未定ですよ?多分
ではどうぞ
両者の必殺技がぶつかり、大規模な爆発が生じた。全員があまりの衝撃に目を瞑り、黒煙が辺り一面を覆う。
瀬呂「どうなったんだ…?」
上鳴「何が起きたんだよ…」
出久「2人の必殺技がぶつかり合って、相殺しきれずにエネルギー同士の干渉で爆発が起きたんだ。」
切島「そんなこと起きんのか?」
八百万「…本来なら有り得ませんわ。干渉で生じる爆発というのは、力が拮抗している時に起こる現象なんです。」
轟「オールマイトが放った技は俺達が知るなかでも最強の必殺技だ。なのに…」
勝己「あいつ、オールマイトの必殺技を蹴りで封じ込めやがった。」
晴希「オールマイトが全力で放った技を士さんは“通常態”のディケイドで倒したんだよ。」
黒煙が晴れ始めると、運動場中央には悠然と佇んでいるディケイドと気絶こそしてはいないものの、満身創痍のオールマイトが座り込んでいた。
士「…審判。」
飯田「…はっ‼️し、試合終了‼️勝者門矢士さん‼️」
士の声に、意識を戻した飯田が、士の勝利を宣言した。
プロヒーロー及びヒーローの卵は、仮面ライダーディケイドに完全敗北した。
気を失っていた相澤とエクトプラズム、そして満身創痍のオールマイトは、麗日が呼んできたリカバリーガール(以降RG)によって体力の回復と傷の手当てをしていた。
RG「大人のアンタらがムキになってどうすんだい‼️世話ばっかり妬かして‼️」
模擬戦とはいえ、プロヒーローの意地を見せようと自棄になっていたことをあっさり見抜かれ、治療と同時に説教も受けることになってしまった教師陣…。
相澤「申し訳ありません。」
EP「ツイ力ガ入ッテシマイ…。」
AM「面目次第もございません…。」
1-A((((((((((背中が小さく見える…。))))))))))
…出久達はこの時思った、雄英最強は“リカバリーガール”なのではないかと…。
士「まぁこの世界のヒーローの力は大体分かった。」
そう呟くと同時に、士の後ろに再び“ディメンションオーラ”が出現する。
AM「もう行ってしまうのかい?」
士「ああ。俺は出久と晴希の様子を見に来ただけだからな。出久、晴希。もう少し修行積んどけよ?」
出・晴「はい‼️」
士「他の奴らもな。修行や答えに行き詰まった時はまずは立ち止まれ。そして振り返ってみろ。“過去は振り返るな。”なんて諺があるが、振り返らないと見えないもの、見落としたものがある。それをしっかり見つけて、自分の正しい道に迷わず進んでいけ。1人で悩むな、仲間を頼れ。そうすれば、お前達は誰にも負けないつよさを手に入れられる。」
1-A『はい‼️』
士は、1-Aの生徒達とプロヒーロー達に向けて“己の進む道について”改めて考えるよう諭した。
そして後ろに振り返り、ディメンションオーラを潜ろうとする。
士「オールマイト。」
AM「何かね?」
士は背中を向けてオールマイトに話す。
士「意思は必ず受け継がれる。お前が信じたものを見失わなければ、先代の意思は必ず次の世代へ引き継がれていく。…信じたものを諦めるな。」
AM「…門矢青年、君は一体何者なのかね?」
歩み始めていた足をオールマイトの言葉で止めて、首だけ後ろに向けた。
士「“通りすがりの仮面ライダー”だ、覚えておけ。」
士は再び歩を進め、ディメンションオーラを潜っていく。そして完全に通り終わるとディメンションオーラは消えていた。
1-A生徒及びプロヒーロー達は、次元を超えた仮面ライダーの強さを目の当たりにした。
そして、士の残した言葉にはこれから新たなヒーローになる出久達へのエールが込められていた。
今日も彼は旅を続ける…。新しい出会いと仲間を求めて…。
最後は駄文になりましたが、ディケイド編これでおわりです