個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

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【前回のあらすじ】
トリップしていた2人が戻ってきて自己紹介を始めたパラレル組。少し和やかなムードになっていたが、爆豪が出久を見下していたことに、親友である晴希と“出久至上主義”のマミが出久の力が爆豪を含めた原作組より上だと伝わる。しかし、自分の方が上だと疑わない爆豪は切れ、出久の強さを否定した。
さすがに晴希が腹を立て、原作組との模擬戦を提案した。


原作世界との邂逅【3】1-A女子vsマミ

突如行う事になった原作組との模擬戦。

その始めとなるのが、1-A女子vsマミの模擬戦である。

 

 

八百万「すみません音黒さん。爆豪さんが失礼なことを。」

 

 

マミ「八百万さんが謝罪したところで意味はありません。貴女が出久様を侮辱したわけではないのですから。」

 

 

八百万の謝罪をマミは否定した。

本来ならば、爆豪が謝罪をしなければならない事なのに、何故八百万が爆豪の代わりに謝罪しなければならないのか、それは八百万を含めたクラスメイト達も、爆豪の発言に対してパラレル組が憎悪と悲哀の感情を出したことに気が付いたのだ。

晴希とマミにとって出久がどのような存在なのか感情だけで理解することができた。だからこそ謝罪したのだ、彼らの支えである出久を侮辱したことを…。

 

 

マミ「それに私達が戦ったところで意味はありません。」

 

 

耳郎「それはウチらが弱いってことか?」

 

 

マミ「そうではありませんわ、耳郎さん。この模擬戦は爆豪さんに私達の力の強さを見せつけるためです。ですがおそらく、この模擬戦でどちらが勝っても爆豪さんに響くことはないでしょう。そちらの爆豪さんは、自分以外のクラスメイトの皆さんの力を下に見ているのですから。」

 

 

1-A女子『…。』

 

 

原作組女子にもマミが言っていることはよくわかっていた。爆豪は自分以外の全てを下に見ている。それは体育祭の選手宣誓にも表れていた。

 

“俺が1番になる。”

 

 

“せいぜい良い踏み台になってくれ。”

 

 

他クラスのみならず、クラスメイトまで敵に回しかねない発言は、自分以外を見下すような発言であった。

しかし、それだけの実力を爆豪は持っているため、強く否定することができない…。

 

 

マミ「ここでどちらが勝ったとしても、爆豪さんからは“戦った相手が弱かっただけ”としか思わないでしょう。」

 

 

蛙吹「確かにマミちゃんの言う通りだわ。でも、私達には意味があるものよ。マミちゃんと戦うことで、新たに学べることもあるし、別世界の私達がどれくらいの力を持っているか少なからず分かるはずよ。」

 

 

この模擬戦に意味はないと考えていたマミ、しかし梅雨は別世界のクラスメイトと戦うことで、自分達の強さを知り、マミの力を知るいい機会だと考えた。

 

 

マミ「やはりどこの世界でも蛙吹さんは蛙吹さんなのですね。とても安心しましたわ♪」

 

 

芦戸「まぁせっかくの機会なんだし、模擬戦しようよ。爆豪に少しでも私らの実力見せつけてやんなきゃ!」

 

 

葉隠「うん!そう考えると燃えてくるよ!」

 

 

耳郎「まぁやるならやらなきゃね。」

 

 

麗日「みんな頑張ろう!」

 

 

八百万「そうですわね。」

 

 

梅雨の発言でやる気を出し始めた原作組女子。気合いをいれるが、マミの力は彼女達の予想を遥かに上回るものである…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MN「それではこれより、1-A女子vs音黒マミさんの模擬戦を開始します‼️ルールはどちらかが戦闘不能になった時点で、終了となります。」

 

 

 

瀬呂「どちらか戦闘不能って…」

 

 

切島「明らかに音黒の方が不利じゃねぇか‼️」

 

 

上鳴「6vs1じゃほぼ勝ち目ないじゃんか‼️」

 

 

審判のミッドナイトが付けたルールに異議を唱えるが、これはパラレル組の要望である。

 

 

飯田「大丈夫なのかい?出久君、操真君。」

 

 

出久「これでも足りないくらいかな。」

 

 

晴希「正直マミには、まだハンデが必要かもな。」

 

 

峰田「おいおい!それじゃあ女子組は勝てねぇってことか⁉️」

 

 

晴希「現状マミに勝てるのは、俺かいずっくんだな。」

 

 

この自信がどこから来るのか分からない。男子達が不満を持つまま、女子組の模擬戦は開始された。

 

 

 

 

MN「それでは…、始め‼️」

 

 

女子組は開始の合図と同時に一斉に散らばる。

そしてマミも、メガウルオウダーを装着する。

 

 

MU『スタンバイ。』

 

『イエス、マム。ローディング。』

 

 

ネクロム眼魂をセットし、ボタンを押すとマミの周りをパーカーゴーストが飛び回る。

 

 

原作組『ッ⁉️』

 

 

突然のパーカーゴーストの出現に原作組は驚愕する。

 

 

マミ「変身。」

 

 

MU『点眼、ネクロム‼️メガウルオウド。クラッシュ、インベイダー‼️』

 

 

パーカーゴーストを纏い、マミはライダー少女ネクロムに変身する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相澤「あれが音黒の個性か?」

 

 

CM「あれは一体…。」

 

 

教師陣はマミが変身したことで生徒達との力量差を直感した。

 

“たとえクラス全員で戦っても勝てない”と…。

 

 

AM(音黒少女、一体どれ程の修羅場を潜り抜けてきた‼️)

 

 

EP(我々ガ模擬戦ヲシテモ、本気ヲ出シテモ勝テナイカモシレナイ…。)

 

 

離れた場所から見ている相澤達が冷や汗をかくほどのプレッシャーを感じている。審判を勤めているミッドナイトと対面している女子組は、尋常ではない。

 

 

MN(な、何よこれ‼️このプレッシャーはなんなの⁉️本当にあの子達と同じ16歳なの⁉️こんなプレッシャー、この年齢の子に出せるものじゃない‼️)

 

 

ミッドナイトはネクロムになったマミを見て震え出してしまった。押し潰されるようなプレッシャーを放つマミに、まるで強敵と対面したかのような重圧を受けていた。

 

 

トサッ

 

 

MN「えっ?ッ⁉️」

 

 

何か倒れる音に正気を取り戻したミッドナイトは、音のした方を見ると…、

 

 

葉隠「あっ、あぁっ…。」ブルブル

 

 

蛙吹「む、無理よ…、私達が勝てる相手じゃないわ…。」

 

 

芦戸「無理無理無理‼️無理だよ‼️こんなの勝てるわけないって‼️」

 

 

耳郎「はぁっ…はぁっ…はぁっ…‼️」

 

 

麗日「無理や、絶対勝てん…。」

 

 

女子全員はマミのプレッシャーに充てられ顔面蒼白の状態となっており、完全に戦意を喪失させてしまっていた。

 

 

八百万「す、すいません…ミッドナイト先生…。私達…、き、棄権…します…。」

 

 

なんとか喋ることのできた八百万は、棄権を申し出た。

 

 

MN「…音黒さん、構わないかしら?」

 

 

マミ「構いませんわ。私も少し気が立っているようですので。」

 

 

マミに同意を求めてから、ミッドナイトは勝敗を宣言した。

 

 

MN「じょ、女子組の棄権により、勝者音黒マミさん‼️」

 

 

マミが変身を解除すると同時に、プレッシャーから解き放たれた女子組は、ミッドナイトも含めて震えが止まらなくなっていた。

 

 

原作組とパラレル組の模擬戦は、マミのプレッシャーにより、女子組の戦意喪失から始まった。

 

 

 

 




爆豪の発言に怒りを隠しきれず、変身と同時にプレッシャーとして解き放ってしまったマミ。


爆豪の発言は、それだけマミを怒らせるものだった。
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