個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

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提案がありましたのでアレンジをしつつ投稿したいと思います。
意外にOVAは入れてる人少ないのかな?


『開眼!!ガヴ!!甘党!?辛党!?グラニュート!!』

ガヴはこんな感じです。
次はゼッツ!!


救え!!救助訓練!!奇術師の脱出劇

 

敵連合によるUSJ襲撃事件と勉強会で仮面ライダーの存在を話してから数日後、出久達は再びUSJに来ていた。

 

 

13号「襲撃事件がありましたがそれはそれ。皆さんの活躍で重傷者がほとんどおらず、支障がないため授業はしっかり行なっていきましょう。」

 

本来は救助訓練が目的でUSJに来ていたが、襲撃事件で有耶無耶になってしまった。幸い重傷者がいないため、メンタルケアのため2日間自宅療養ということで休んでいたが、昨日より通常授業へと戻ることとなった。

 

 

相澤「あんな事があった後だがプロヒーローになればいつか起こり得る事例だ。難しいかもしれないが貴重な体験ができたと心に留めておけ。では行くぞ、時間が惜しい。」

 

 

相澤の言う通り、まだ学生の身でありながら敵と激突することは早々できる体験ではない。出久もライダーワールドを旅しているとき、そんな事はたくさんあった。

しかし学生、つまり子供が経験するにはあまりにも大きな事件であったこともまた事実。今回の事がまた起きるかと言われれば確率は低いが、プロヒーローを目指す生徒にはどんな時でも瞬時に判断しようとする冷静さを育てていく必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

上・切「「たっけぇぇぇぇぇ!!それに深えぇぇぇ!!」」

 

 

13号「今回の救助訓練はこの山岳ゾーンで行ないます。登山者3名が誤って谷底に転落し1人が頭を打って気を失い、残り2名は足を折る重傷で身動きが取れなくなっています。皆さんには4名でチームを組んでいただき、道具を使い負傷者の救助をしていただきます。」

 

 

切島「谷底の深さ200mくらいあんぞ。」

 

 

上鳴「よく後2人骨折ですんだな。」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなあって救助訓練開始

まず負傷者役は出久、お茶子、飯田

 

 

飯田「おーーいここだー!!助けくれぇぇぇ!!」

 

 

お茶子「飯田君必死やね。」

 

 

出久「真面目だから役になりきってるんだよ。だけど…」

 

 

((負傷者にしては元気過ぎる…。))

 

 

と思っている2人だった。

 

 

 

こちら救助役の爆豪、轟、八百万、常闇

 

勝己「デク共助けるなら俺1人で充分だ。てめぇらは下がってろ。」

 

 

轟「どうやって3人を1人で救助するつもりだ?」

 

 

勝己「俺の個性で谷そのものを無くす!!」

 

 

爆豪の案は悪くはないがかなり荒々しく、八百万が待ったをかけ、常闇も賛同して意見を言う。

 

 

八百万「お待ち下さい爆豪さん!!それでは2次災害が発生してしまうではありませんか!!」

 

 

常闇「下手に個性を使えば救助者が埋もれるぞ。」

 

 

普段の爆豪なら個性を理解し上手く立ち回るが出久が絡むと少し単細胞に成りがちなのである。流石に危険な案のため、轟が真面目に案を出すように(爆豪はいたって真面目)言おうとするが、

 

 

出久「かっちゃーん!!まさかと思うけど谷を爆破しようなんて考えてないよねー?」

 

 

谷底からまるで聞いていたかのように出久が問いかけて来た。

図星を突かれた爆豪は押し黙り、

 

 

勝己「…俺と半分野郎の個性じゃこの訓練役に立たねぇ。俺がロープ支える。ハレンチ女はアンカーの準備しとけ。鳥野郎は影出して谷に落ちた連中の容態確認、半分野郎は上がってきた奴が怪我してた場合に個性で冷やせ。それまで待機だ。」

 

 

同じ救助組、見学者達は至極真っ当な救助案と出久の谷底からのほぼ確定の予測に対し

 

 

((((((((((((緑谷ぱねぇぇぇぇ!!))))))))))))

 

 

と驚愕していたのは言うまでもない。

 

 

救助訓練も着々と進み、救助組の僕、麗日さん、尾白君の3人、負傷者役が梅雨ちゃん1人となった。ここで麗日さんが梅雨ちゃんを助けに行き個性で浮かせようとしたが、

 

 

相澤「ここで想定外の事態が起きた。谷の中腹で落盤が発生。負傷者の蛙吹と救助に向かっていた麗日両名が生き埋めになり身動きが取れない状況だ。更に落盤の影響でいつ谷が完全崩落するか分からん。さぁどうする?」

 

 

 

ここで相澤先生がアドリブを加え、いつの間にか呼んでいたセメントス先生に擬似的な落盤を発生させる。

セメントス先生の個性でドームを作り麗日さん達を囲い、その上に落石が落ちて完全に埋まったような状態に見せかける。

 

 

上鳴「いやこりゃ訓練つってもやり過ぎだろ!?」

 

 

葉隠「イヤァァァ!!お茶子ちゃぁぁぁん!!梅雨ちゃぁぁぁん!!」

 

 

飯田「先生ぇぇぇぇ!!これは余りにも度を越えています!!」

 

 

峰田「早く助けて人口呼吸しねぇと!!」

 

 

耳郎「お前は状況考えてから物事言えこの変態ブドウ!!」

 

 

13号「相澤君!!これ僕も聞いてないシナリオなんですけど大丈夫なんですか!?」

 

 

セメントス「やっておいてなんですけど、僕もすごく不安なんですけど…」

 

13号先生とセメントス先生も含めほとんどの人がパニック状態になって収集がつかなくなってきている。

 

 

尾白「ど、どうしたらいいんだ緑谷…。俺達はどうすればいいんだ…?」

 

 

尾白君も混乱していて僕に問い掛けてくる。だけど、

 

 

出久「尾白君落ち着いて。ここで救助側の僕達が焦っちゃ駄目だ。自然災害となればこういうことは起きると想定して動くことも大事だし、パニックになると正常な判断が出来なくなるし、その不安や恐怖が周りに伝染する悪循環が起きる。僕達は今現場で動ける唯一の存在だ、“心は熱く思考はクール”だよ。」

 

 

尾白「ッ!?」

 

 

 

僕の言ったことを理解してくれた尾白君は深呼吸をして落ち着きを取り戻した。

 

 

尾白「スーハー…。ありがとう緑谷、冷静になれたよ。だけどどうやって麗日達を救出するんだ?」

 

 

出久「大丈夫。考えはあるから。」

 

 

僕は1つの眼魂を取り出しドライバーにセットする。

 

 

GD『アーイ!!』

 

『バッチリミロー!!バッチリミロー!!』

 

 

GDから待機音が流れるとパニックになっていた他の皆もこちらに目を向ける。すると、

 

 

 

 

       ブロロロロロロ

 

 

 

 

瀬呂「な、なぁ…なんか聞こえねぇか?」

 

 

芦戸「ホントだ…」

 

 

八百万「エンジン音のような…」

 

 

障子「間違いない、バイクのエンジン音だ…。こちらに向かってきてる。」

 

 

葉隠「えっ!?もしかしてこのタイミングで敵!?」

 

 

上鳴「このクソやべぇ時に!?」

 

 

障子「来るぞ!!」

 

 

バイクのエンジン音が聞こえ、また敵の襲撃かと何人かが身構える。

全員が目を向けた先から、藍色の2本角が特徴的な僕のバイク

“マシンフーディー”が無人の状態でこちらに向かってきていた。

 

 

飯田「あれは緑谷君のバイク!?」

 

 

砂藤「誰も乗ってねぇのに走ってるぞ!?」

 

 

無人のマシンフーディーは皆を飛び越えると胴体が2つに割れパーカーゴーストが姿を現した。

 

 

 

クラスメイト+先生『なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?』

 

 

 

 

 

オーストラリアで生まれ、後にアメリカへ渡米した彼はとある本を読み、縄抜けに興味を持ったことから人生が変わった。

手錠を嵌められ、警官と共に刑務所に収容され共に脱出する等の様々な場所からの脱出劇で彼は時の人となり歴史に名を残す存在になりえた。数々の異名の中に特に印象に残るのが

 

『世紀の脱出王』

 

 

GD『開眼‼フーディーニ!!マジいいじゃん!!すげぇマジシャン!!』

 

 

仮面ライダースペクター“フーディーニ魂”にゴーストチェンジした出久は、麗日と蛙吹が埋もれている瓦礫の山へ飛んでいく。

 

 

出久「麗日さん!!蛙吹さん!!大丈夫!?僕の声聞こえる!?」

 

 

お茶子『デクくん!?聞こえるよ!!私は腕で梅雨ちゃんが脚を少し怪我しちゃったけどなんとか大丈夫!!』

 

 

梅雨『ケロ。緑谷ちゃん、状況的にセメントス先生の個性で作り上げた落石事故だとおもうのだけれど、私達はどうすればいいのかしら?』

 

 

近くに降りた出久は瓦礫の中の麗日たちに声をかけ、これに要救助者の麗日たちは反応し、身体の状態を出久に伝えた。

意図せずして、出久は救助活動における救助者の安否確認及び状況把握を行っていた。

ライダーワールドで旅をする中、怪人達が周辺住民のことを気にすることなどなく市街地で暴れまわり、倒壊した瓦礫の中に埋もれたりすることは常にあった。

その際、出久は戦闘をライダーワールドの“主要ライダー”に任せ、救助・避難活動に専念していた。

そんな経験が出久のヒーロー観察で培われていた目をより強くし、人命の優先度や瓦礫の山の倒壊などを把握できるようになっていた。

人々を守るライダー達にとって出久の行動は非常にありがたく、“是非手元に置きたい”とライダー達が思うほどであった。

 

 

出久「今から僕がドームを上から壊して2人を救助するからなるべくドームの壁側に寄っていて!!安心して!!必ず助かるから!!」

 

 

出久は2人に壁側に寄るように指示を出したあと一度上に戻り、

尾白に指示を出した。

 

 

出久「尾白君、救助者は2人意思疎通は可能で命に別状はないけど腕と脚を負傷しているみたい。相手側の自己判断だから怪我の大小は分からないから担架と応急処置のできる包帯と添木の準備をお願い。後周りの人達に大きな音がするけど救助活動のためって伝えてほしい。」

 

 

尾白「緑谷のことだから救助した後に必要なものは粗方準備しといたよ。避難誘導も終わってるし、声掛けもバッチリだ。」

 

 

出久「ッ!?迅速な対応感謝するよ!!」ニコ

 

 

尾白は出久が麗日達に向かった時点で既に行動を起こしていた。

 

 

尾白(緑谷の力ならあの中から麗日達を救助できるのは確実だ。今の俺に出来ることは救助時に何が起きてもいいように周りの安全を確保して救助後の対応が速やかにできるように準備すること!!)

 

 

“心は熱く、思考はクール”

 

 

尾白は出久の言った言葉に習い、心は落ち着いているが救助するという熱い思い、焦らずクールに思考を働かせ今の自分ができる最適解を導いた。

出久はこの行動力に目を見開くも、笑顔で感謝の意を伝えた。

今この場で最もして欲しかった解答を既に準備してくれていたことに…

 

 

GD『大開眼!!フーディーニ!!オメガドライブ!!』

 

 

GDから合図音が響くと出久は飛翔し、落石ドームの上空で停まる。サイキックハンターフードでドーム内の麗日達の居場所とドーム天井の弱所を特定し、出久の背から無数の鎖が射出される。

ドームを固定する様に鎖を巻き付けると回転をしながら落下していく。

落下と鎖の引き寄せによる回転キックは、セメントスが作り上げたドームを貫通し中に侵入する。

出久(スペクター)の新たな形態をみた麗日と蛙吹は目を見開き唖然としているが、出久は直ぐ様鎖を伸ばして2人を引き寄せ両腕で抱える。

 

 

麗・蛙「「ッ!?」」//////

 

 

2人共顔を赤面させているが、蛙吹はあまりの出来事に固まっており、麗日はちゃっかり出久の首に手を回している。

出久が2人を引き寄せ少しするとドームが崩れ始め、麗日達は恐怖に目を閉じるが痛みが何時まで経っても訪れない。

 

 

出久「大丈夫だよ麗日さん蛙吹さん、目を開けて。」

 

 

出久が優しく声をかけ2人が目を開けると、

 

 

尾白「えっ?」

 

 

『えっ!?』

 

 

麗・蛙「「ほぇ?/けろ?」」

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガ

 

 

全員の唖然と表情を余所にドームは音を立てて崩れ落ちた。

 

出久は2人をゆっくりと地面に座らせた後、全員に向かってお辞儀をした。

その姿はさながら、ショーを終わらせたマジシャンのようであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13号「今回のMVPは冷静な判断力と観察力をした緑谷君とその緑谷君に対して適切なサポートをした尾白君です。」

 

 

出・尾「「ありがとうございます。」」

 

 

本来なら担任の相澤が授業の評価をするところだが、今回の突然な疑似災害について根津校長とリカバリーガールからお説教を受けていてこの場に不在である。そのため13号が評価を行なっていて、疑似災害作りに呼ばれたセメントスが控えている。

 

 

13号「差し支えなければ緑谷君、麗日さん達を救助した時に使った力の説明をお願いできますか?」

 

 

今回の授業内容は“人命救助”

それを踏まえても出久の見せた能力は雄英高校だけでなく全てヒーローやヒーローを目指す者からしてみれば実に魅力的である。

 

 

出久「分かりました。…まず今日の授業で相澤先生が起こした疑似災害は渓谷のような場所では起こる可能性の高いもので、人が生き埋めになって命の危険性があります。そこで今回僕が使ったのは“フーディーニ魂”といって、世紀の脱出王の異名を持つ偉人の力です。“サイキックハンターフード”で瓦礫の状態と瓦礫内にいる麗日さん達の位置を特定、“タイトゥンチェーン”と言う鎖でドームを固定して回転キックでドームに穴を開け中に侵入、侵入と同時に麗日さん達を鎖で引き寄せてフーディーニの象徴である“脱出マジック”で崩落前に脱出したということです。」

 

 

13号「説明ありがとうございます。ご自身が持ちうる能力を最大限に発揮した素晴らしいことでした。他の皆さんもご自分の個性に対しさらに理解を深めていけば、その力は必ず多くの人の命を救えるでしょう。それでは本日の授業は終了です。お疲れでした。」

 

 

『ありがとうございました!!』

 

 

 

 

 

 

〜余談~

 

相澤消太:授業とはいえ生徒を危険な状況にあわせたため、2週間の謹慎と4ヶ月給料を3割カット及び1ヶ月雄英高校周辺の奉仕活動

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上

 

 

 

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