個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

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そろそろビルドも佳境ですねぇー。

難しい親子愛だと思いました。

この作品は、どうやってビルド出しましょう。


ここでライダー眼魂だします。


障害物競争の行方と音速の昆虫

第一関門を切り抜けると次に待っていたのは足場がわずかしかない場所であった。

 

 

PM『緑谷と操真のレスキューがあったが、第一関門なんなく終了!んじゃ第二はどうだ!?落ちればアウト!!それが嫌ならはいずりな!!ザ・フォーーーーーーーーーール‼️』

 

 

 プレゼント・マイクがノリノリで実況をする中、蛙吹は綱を渡り始める。

 

 

蛙吹「大げさな綱渡りね。」

 

 

 麗日と芦戸が立ち止まっている隣でサポート科の発目がその状況を喜んでいた。

 

 

発目「フフフフフフ、来たよ来ましたよアピールチャンス!私のサポートアイテムが脚光を浴びる時!見よ、全国のサポート会社!ザ・ワイヤーアウト&ホバーソール」

 

 

麗日「発目さん⁉️」

 

 

芦戸「えー、アイテムの持ち込みいいの⁉️」

 

 

驚く二人に発目は説明をした。

 

 

発目「ヒーロー科は普段実践訓練を受けているでしょう?“公平を期す為”私たちは自分の開発したアイテム・コスチュームに限り装備オッケー!と言われています。むしろ…」

 

 

発目はワイヤーを対崖の方へ跳ばす。

 

 

発目「サポート科のわたしたちにとっては己の発想・開発技術を企業にアピールする場なのです、フフフフフ‼️」

 

 そう言うと発目は飛び降りる。断崖をホバーソールで登りスムーズに進んでいく。

 

 

発目「さぁ見てくださいデカイ企業―!!私のドッ可愛いぃぃぃベイビーを‼️」

 

 

その光景に呆気を取られていた二人は我に返り追いかけ始める。

 

 

麗日「すごい!負けない!」

 

 

芦戸「くやしー!悪平等だ!」

 

 

出久は“ゴースト”の特徴をフルに生かしていた。“空中浮遊”を使い、そのまま行こうとしたが、

 

 

出久「峰田君いつの間に…。」

 

 

峰田「緑谷がいれば、確実に抜けられると思ったので。」

 

 

“もぎもぎ”を使い出久にくっついている峰田がいた。

 

 

上鳴「峰田ぁぁぁぁぁ‼️ずりぃぞ‼️」

 

 

晴希「ゴールするまでは“なんでもあり”だからねぇ。個性使って他を利用するのも大事だよ。」

 

 

拳藤「それっていいの?」

 

 

晴希と一緒に来ていた拳藤が疑問に思った。同時に到着した他の生徒たちも疑問に思っていたのか、立ち止まった。

 

 

晴希「別に悪いことじゃない。戦場において向き不向きは必ず存在する。それをカバーする上で、相手の力を利用して勝利に導くのは時には必要なことさ。敵がヒーローを誘き寄せるのに、市民を襲ったり街を破壊するのは、ヒーローの正義感を利用した戦法の1つだよ。」

 

 

一同『へぇー。』

 

 

一同が晴希の話に納得している間に、晴希は“赤”のウィザードリングから“緑”のウィザードリングに付け替えた。

 

 

晴希「それじゃ、俺も行くね?」

 

 

WD『ハリケーン。プリーズ。フーフー、フーフーフー、フーフー‼️』

 

 

晴希は炎を司る“フレイムスタイル”から風を司る“ハリケーンスタイル”にフォームチェンジする。

 

 

晴希「お先に失礼。」

 

 

拳藤「あっ、待って‼️」ガシッ

 

 

風の魔法で飛んでいく晴希の足に拳藤が掴まり、そのまま先へ進んでいく。

 

 

一同『お前も飛ぶのかぁぁぁぁぁ‼️』

 

 

 

 

 

 

 

“ザ・フォール”を最初に切り抜けたのは轟、次に爆豪であった。その後を飯田が続くがバランスを取るために両手を広げ直立と理にはかなっているがカッコ悪い姿であった。

 

 

PM『先頭が一足抜けて下はダンゴ状態!上位何名が通過するかは公表しねぇから安心せずにつき進め‼️そして早くも最終関門‼️かくしてその実態はーーーーーーッ。面地雷原‼️“怒りのアフガン“

地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ!目と足、酷使しろ‼️ちなみに地雷!威力は大したことねぇが音と見た目は派手だから失禁必至だぜ!』

 

 

相澤『人によるだろ。』

 

 

 ノリノリで解説するプレゼント・マイクに相澤はツッコミを入れた。

 

 

峰田を引っ付けた出久と拳藤に足を掴まれた晴希、そしていつの間にかマミが“怒りのアフガン”の前で立ち止まっていた。

 

 

マミ「峰田さん、出久様にくっついていた件、後で詳しくお聞かせ願います?」ニコッ

 

 

峰田「美人の笑顔なのにめちゃくちゃ恐ぇぇぇ‼️」

 

 

拳藤「マミ、いつの間に…。ってか恐ッ‼️」

 

 

晴希「そりゃいずっくんにくっついて来たんだから怒られるわな。…後で骨は拾ってあげるよ。」ボソッ

 

 

出久「ボソッと恐いこと言わないの晴君‼️マミさんも落ち着いて‼️」

 

 

マミ「はい出久様♪」

 

 

出・峰「「はぁぁ~。」」

 

 

拳藤「変わり身はや⁉️」

 

 

晴希「いつものこと。」

 

 

軽くコントをしている間に、轟と勝己がトップ争いをしていた。飯田は爆発する前に速く走って切り抜けようとするが、足が着いた瞬間爆発するのでなかなか前に進めないでいた。

 

 

峰田「なぁ緑谷、どうやったら抜けられんだここ?」

 

 

拳藤「地道に地面見ながら地雷避けて行った方がいいんじゃない?」

 

 

拳藤の考え方が一番この状況を楽に突破できる。そのため、他の生徒たちも次々と地雷を避けて進んでいく。

 

 

晴希「それだとリスクが高すぎる。」

 

 

マミ「ええ。轟さんは地雷を凍らせて進み、爆豪さんは自身の爆破の衝撃で進んでいます。互いに得意分野を生かしているのでほぼノーリスクで行けるのに対し、他の皆さんは地雷を避けながら進みつつ、轟さん達の妨害を警戒しなければなりません。」

 

 

峰田「じゃあどうすりゃいいんだよ⁉️」

 

 

マミの解説に峰田は完全にテンパる。

 

 

 

出久「爆発する前に移動すればいい。」

 

 

峰・拳「「はい?」」

 

 

出久の答えに、峰田と拳藤は思わず呆けてしまった。

 

 

峰田「なに言ってんだよ緑谷⁉️飯田の速さで爆発するんだから無理だろ⁉️」

 

 

出久「飯田君より速く移動すればいいんだ。」

 

 

拳藤「無理でしょ‼️」

 

 

飯田の個性は、スピードに特化した個性。それより速く移動出来るものなど今現在ここに存在しないのだ。

 

 

 

この世界では…

 

 

 

出久の発案を否定している峰田と拳藤をよそに、出久は“メタリックレッド”の眼魂を取り出した。

そこには、【07】の間に、小さく“R”と書かれていた。

 

 

晴希「…なるほど、“クロック・アップ”か。」

 

 

マミ「流石ですわ、出久様♪」

 

 

峰・拳「「クロック・アップ?」」

 

 

出久が出した眼魂をみて納得した晴希とマミ。知らないワードが出てきて疑問符を浮かべる峰田と拳藤。

 

 

出久「貴方の力を使わせていただきます、“総司師匠”。」

 

 

GD『アーイ‼️』

 

 

GD『バッチリミナー‼️バッチリミナー‼️』

 

 

眼魂をセットするとパーカーゴーストが出現する。しかし、いつものパーカーゴーストと少し違っていた。

赤を基調とした鎧のようなパーカーゴーストが、右手の部分を上に上げるようなポーズをとると、パーカーゴーストの横に“カブトムシ”を連想させる赤い戦士の幻影が出現した。

 

 

拳藤「な、なにこれッ⁉️」

 

 

峰田「確かあれって…。」

 

 

 

 

東京渋谷に突如飛来した隕石。隕石の衝突で東京の人口の半分以上が死亡した。それだけでは留まらず、隕石の中から異形の生命体が地球に放たれた。

地球外生命体“ワーム”は、人間に“擬態”して人間を捕食していた。

ワームに危機感を抱いた日本警察は、ワームに対抗するためある組織を設立した。

 

 

その名は“ゼクト”

 

 

警察はワームの脅威に対抗するため“ライダーシステム”を造り出した。

数ある“ライダーシステム”の中でも特に強い力を持つ“それ”は、ある男が所有していた。

 

 

総司『おばあちゃんは言っていた。“世界は自分を中心に廻っている”と。』

 

 

男の名は“天道総司”

 

 

天の道を行き、総てを司る彼は“カブトゼクター”を使い、ワームの脅威から人々を守るヒーローに変身する。その名は…

 

 

 

GD『開眼‼️カブト‼️今すぐ加速‼️キャスト・オフ‼️』

 

 

“仮面ライダーカブト”

 

 

光速の仮面ライダーである。

 

 

メタリックレッドのパーカーを羽織り、フードにはカブトムシを思わせる角があり、“仮面ライダーカブト”の顔が浮かび上がる。

 

出久は仮面ライダーゴースト“カブト魂”へと変身した。

 

 

PM『なんじゃこりゃぁぁぁぁぁッ‼️緑谷のゴーストチェンジは偉人だけじゃねぇのか⁉️そんなカブトムシみたいな偉人っていうかヒーローはいねぇぞ⁉️』

 

 

相澤『…(あれが緑谷達以外の仮面ライダーの力か。どんな世界観か聞く必要があるな。)まあなんにせよ、あれにチェンジしたってことはいい方法が浮かんだんだろ。』

 

 

 

 

出久「もう時間がないし、一気に行くよ。峰田君はもぎもぎの準備。マミさんと拳藤さん、晴君は掴まって。」

 

 

峰・拳「「は、はい‼️」」

 

 

晴希「了解。」

 

 

マミ「畏まりました。」

 

 

出久の発言に動揺する峰田と拳藤だが、出久の言うとおり“もぎもぎ”を発動する峰田。もぎもぎを背中に着けた出久に、もぎもぎを利用して晴希・拳藤・マミがくっつく。

そして出久は、峰田を左腕で担ぐ。

 

 

峰田「なぁ緑谷、なんでオイラ担がれてんだ?」

 

 

出久「このままだと峰田君、マミさんと拳藤さんにセクハラ紛いなことをしそうだからね。」

 

 

峰田「ギクッ。」

 

 

もぎもぎで出久にくっついていることに便乗して、マミと拳藤の身体を触ろうと画策していた峰田。

それを察知した出久は峰田を担いで拘束することにした。そして、峰田も否定しないあたり図星だったらしい。

 

 

 

晴希「隠す気ないなぁ~、峰田。」

 

 

拳藤「…最低(でも、操真ならいいかなぁ…って何考えてんの⁉️)。」////ブンブン

 

 

晴希「?」

 

 

マミ「峰田さん?あまりにオイタが過ぎると、殺しますわよ?」ニコッ

 

 

峰田「ヒィィィィ。」ガタガタブルブル

 

 

出・晴・拳(((恐ッ⁉️)))

 

 

出久「そ、それじゃ行くよ‼️」

 

 

GD『大開眼‼️オメガドライブ‼️』

 

 

オメガドライブが発動すると、出久以外の動きが止まったような現象になった。

 

 

“クロック・アップ”

 

 

カブトシリーズの仮面ライダーが使う特徴的な能力。

空気中にあるタキシオン粒子を吸収し、爆発的な速度で移動することができる。

クロック・アップ使用中は、光速移動中のため発動者以外の動きがまるで止まったかのように見える。雨やビルから落ちてくる瓦礫でさえ、空中に留まる。

 

 

出久はクロック・アップの世界を走り抜け、動きを止めている轟と勝己を追い抜いてゴールする。

 

ゴールと同時にオメガドライブの効果が切れる。そして峰田のもぎもぎの効果も切れ、晴希達もゴールした。

 

 

轟「何⁉️」

 

 

勝己「デクッ‼️いつの間に俺の前に⁉️」

 

 

2人が驚愕していると、後方にある地雷がゴールに向かって爆発した。

 

 

 

PM『ゴ、ゴーーーーーーーール‼️なんだなんだ⁉️何が起こりやがったぁ⁉️緑谷達が消えたと思ったらいつの間にか轟、爆豪を追い抜いてゴール‼️しかも勝手に地雷が爆発したぞぉ‼️』

 

 

相澤『恐らくあのゴーストチェンジの能力だろう。瞬間移動のように見えるが、それだったら地雷が爆発するのはおかしい。俺達が肉眼では捉えられない程の速度で移動したんだろう。踏んで直ぐに爆発する地雷が遅れて爆発したのは、爆発する前に走り抜けることができる程の速度ってことだ。』

 

 

 

PM『長ったらしい説明サンキュー、イレイザー‼️何はともあれ、第一種目障害物競争の勝者は、1年A組緑谷‼️それにちゃっかり便乗した同じくA組の峰田と操真、そして1年B組の拳藤と音黒だぁぁぁぁぁ‼️』

 

 

 

ワァァァァァァァァァ‼️

 

 

怒号のような歓声が響くなか、爆煙を背に出久は右手を伸ばし、人差し指を空に向けてポーズをとっていた。

 




結構強引にライダー眼魂出しました。

次誰出そうかな?

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