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敵連合の頭目である“オール・フォー・ワン”がタイムジャッカーと名乗る“スウォルツ”に消滅(?)させられたことを彼を知る存在が気づかずにいる今、雄英体育祭が佳境を迎えようとしていた。
相澤の提案で異例の緑谷出久・操真晴希・爆豪勝己による三つ巴の決勝戦が行われた。
開始と同時に、騎馬戦で煽られた恨みを晴らすため勝己は晴希に標的を定めて猛攻を繰り出していた。“仮面ライダーウィザード”としての戦闘経験がある晴希は難なく爆豪の攻撃を避けるも、威力と破壊力に特化し、尚且つ怒りと恨みの影響でその強さが増している勝己に若干ながら劣勢をしいられていた。
あまりのしつこさに、勝己の幼馴染であり晴希の親友で恩人でもある出久に助けを求めるが、
“自分の悪い癖が蒔いた種、自業自得だよ。”
とぐうの音も出ない正論で押し返されてしまった。
PM『開始早々爆豪が操真に猛攻撃‼️騎馬戦で挑発された恨みを張らさんとばかりにメチャクチャやってるぜぇ‼️爆豪は結構根に持つタイプか?』
相澤『爆豪は個性や性格も相まってプライドが高い。だがそのプライドに見合う実力を持っている分質が悪い。緑谷の話では幼少期から爆豪に敵う奴がほとんどいなかったからな。自分を馬鹿にした操真が許せないんだろうな。』
一応学校行事なので私情を加えるのは良くないが、これも晴希の自業自得なのでちょっとした罰である。
晴希(くっ、このまま避け続けてもらちが明かない。爆豪の爆撃を止めたいけど、あんなに熱くなってるアイツをどうやって止めれば…。ん?熱い?もしかして…)
勝己の攻撃を避け続けていた晴希は“ある予想”を立て指輪を変える。その動作に真っ先に傍観に徹していた出久が気付く。
出久(晴君が何か思いついたな。可能性としてはかっちゃんの個性の特徴に。だから次に晴君のとる動きは…)
勝己「しぃぃぃぃぃぃぃぃねぇぇぇぇぇ‼️」
晴希「そうカッカしなさんな。少し頭を冷やしなさい。」
WD『シャバドゥビタッチヘンシン‼️シャバドゥビタッチヘンシン‼️』
『ウォーター‼️プリーズ』
『スイースイースイスイー』
真正面から突っ込んでくる勝己に左手を向けて、青い魔方陣を当てようとする。
出久「かっちゃん‼️前方爆破‼️」
勝己「ッ⁉️オラァァァァァァァッ‼️」
しかし出久の声に反応し何かを感じ取った勝己は、出久の指示に従い進行方向にある魔方陣を爆撃する。するとステージ一体が煙に覆われる。
ステージ後方に下がった勝己とその隣に立つ出久、二人の見る煙の向こうには晴希がいる。
晴希「やっぱりいずっくんには気付かれたか。」
煙が晴れるとウィザードの姿が変わっていた。赤を基調としていたヘルムとアーマーが青になっており、顔のヘルムは赤の丸から青のひし形になっている。
“仮面ライダーウィザード ウォータースタイル”
勝己「どういうこったデク。」
出久「かっちゃんの個性を見抜いたみたいだよ晴君。」
拳藤「操真の色、また変わってる。障害物競争の時は緑に変わってたけど。」
徹鐵「なんだありゃ?」
マミ「あれは“エレメントチェンジ”です。」
拳・徹「「エレメントチェンジ?」」
B組観客席では障害物競争で行動を共にした拳藤が、操真の新たな姿に驚いていた。徹鐵も疑問に思っていたなか、出久と“ついでに”晴希のことを知るマミが補足を始めた。これには同じく疑問に思っていたB組メンバーも聞き耳を立てる。
※物間は悪態をつけかねないので、試合が始まる前にマミに意識を刈り取られている…
マミ「エレメントチェンジとは晴希さんが変身するウィザードに備わっている能力です。赤のフレイム、青のウォーター、緑のハリケーン、黄のランド。これらのスタイルにチェンジすることで、使える指輪の魔法や能力が変わります。そもそもエレメントとは、この世に於ける自然の物、火・水・風・土を表しています。おとぎ話でも魔法使いは火や水を出したり、風を生み出して箒で空を飛んだり、大地を耕したり岩を浮かばせたりと様々なことをしていますでしょう?そのおとぎ話の魔法が、忠実に表れているのが晴希さんの使う“ウィザードリング”なんです。」
PM『なんだなんだ⁉️煙が晴れたと思ったら操真の色が変わっているぞ‼️こりゃとんだサプライズだぁ‼️』
相澤『操真の使うウィザードリングにはそれぞれ魔法が込められているらしい。操真から渡された資料によると、あれは“エレメントチェンジ”と呼ばれるものだそうだ。基本スタイルが赤の“フレイム”、水を操る青の“ウォーター”、風を操る緑の“ハリケーン”、そして大地を操る黄の“ランド”と合計4つが存在するそうだ。』
PM『イレイザーそんなの貰ってたのか⁉️後で貸してくれ‼️』
相澤『嫌だ。』
エレメントチェンジによる魔方陣の展開で勝己の猛攻をはね除けた晴希は、ウィザーソードガンをガンモードにして戦闘態勢をとる。
晴希「爆豪、お前は確か自分の汗を爆発させる個性なんだよな?」
勝己「それがどうしたッ‼️」
晴希「つまり、汗が出ないと爆発させることが出来ない訳だ。」
WD『バインド。プリーズ。』
晴希は水の鎖で勝己を拘束する。
勝己「こんなもんッ‼️」
勝己は鎖を解こうと個性を発動しようとするが発動しない。ウォータースタイルの影響で水の鎖となったことで、勝己から体温を奪うことで爆破を封じたのだ。そして鎖が水で構成されているため上手く動くこともできない。勝己は完全に動きを封じられてしまったのだ。
勝己(動けねぇッ‼️これじゃああの時と同じ…)
今の状態は自分がヘドロ敵に捕まっていたときと似ていた。その事を思い出し、勝己のなかで沸々と沸き上がるものがあった。
“自分の個性を勝手に使った敵”
“自分が苦しんでいるのに助けようとしない現在のヒーロー”
“自分が見下していた出久に助けられたこと”そして、
“なにも出来なかった自分”
勝己「ッがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ‼️」
晴希「ッ⁉️」
雄叫びを上げたと同時に激しい爆発が起こり、晴希のバインドを力づくで打ち破った。
爆発により起きた衝撃で隣にいた出久が押されてしまった。
勝己「俺をあの時と一緒にすんなァァァァァッ‼️」
晴希「爆豪は水に濡れたら個性使えなくなるんじゃないの?」
出久「どうも晴君がウォータースタイルでバインドしたのが駄目だったみたいだね。拘束されて動けないっていう状況がかっちゃんがヘドロ敵に捕まったことと似てたんじゃないかな?」
晴希「…冷静な解説どうも。」
だがそんな出久も冷静では入られない。元々体が冷えていた状態から怒りによる感情の高ぶりで体全体を爆発させたような勝己。本来は“掌”にのみ発動するはずの個性が、体全ての汗腺から出ているのだ。勝己は今ほとんど意識がない状態だろうが、意地とプライドでギリギリの状態だ。
この状態には、ステージの外で待機しているセメントスとミッドナイトも気付いている。
出久(かっちゃんの状態を考えると長く持たない。一撃で“撃ち抜く”‼️)
出久は結論が出て直ぐ様【6】と書かれた眼魂を取り出し、ゴーストドライバーにセットする。
GD『アーイ‼️』
『バッチリミナー‼️バッチリミナー‼️バッチリミナー‼️バッチリミナー‼️』
ゴーストドライバーからパーカーゴーストが現れ、出久の周りを飛翔する。
アメリカで産まれた少年は、母と平和に暮らしていた。しかし彼は10代の時に、アウトローと呼ばれる法外追放者となった。その後少年から青年に成長した彼は、生きていくために様々な偽名を名乗りながら、窃盗や罪人を殺していった。
彼は愛用する2丁の銃を持って、弱き民を守ってきたが銃撃戦で射殺されてしまった。
銃の名手とまで言われた男の名は
GD『開眼‼️ビリー・ザ・キッド‼️百発百中‼️ズキュン‼️バキュン‼️』
西部のガンマン“ビリー・ザ・キッド”
フードとくっついた様なカーボーイハット、中世の保安官を彷彿させるような茶色い長袖のパーカー、そして銃口と銃弾を発射したようなフェイス。
仮面ライダーゴースト“ビリー・ザ・キッド魂”
PM『出た出たァァァァァ‼️緑谷の真骨頂ゴーストチェンジ‼️今回のはなんかカウボーイっぽいぞ⁉️』
相澤『あれは“ビリー・ザ・キッド”だな。アメリカ西部で存在していた伝説のガンマンだ。2丁の銃を使っていたことから、銃の名手とも呼ばれていたが齢21でこの世を去った義賊だ。』
PM『説明サンキューイレイザー‼️しかしさっきから会場の隅っこでスナイプが嬉しさのあまりはしゃぎまくってねぇか⁉️』
相澤『あいつの“個性”の原点になってる存在なんだろう。』
実況席の解説と会場の隅っこで興奮するスナイプ先生を無視して、出久はガンガンセイバーをガンモードにして飛んできた“バットクロック”を合体させてライフルモードにする。
出久「一撃で決める‼️」
GD『大開眼‼️ビリー・ザ・キッド‼️オメガドライブ‼️』
『ガンガンミナー‼️ガンガンミナー‼️ガンガンミナー‼️ガンガンミナー‼️』
出久の様子を見て晴希もウィザーソードガンをガンモードにして構える。
晴希「あんな風にしちゃったのは俺の責任だしね。俺もケジメつけないと。」
WSG『キャモナシューティング‼️シェイクハンズ‼️キャモナシューティング‼️シェイクハンズ‼️』
2人が必殺技を構えた瞬間勝己の全身爆破の威力が上がり、勝己の周りを火花がバチバチ音を経てている。
すでに勝己は半分意識が飛んでいるが、ステージ中央まで爆破の衝撃でいつも以上のスピードで特攻する。
さすがに危険だと判断したセメントスとミッドナイトが各々の個性を発動して勝己を止めにはいる。
CM「ミッドナイトこれ以上は‼️」
MN「彼の体が持たない‼️」
が、一足遅かった。
GD『オメガインパクト‼️』
WSG『ウォーター‼️シューティングストライク‼️』
『スイスイスイー‼️スイスイスイー‼️』
出久「命、燃やすよ‼️」
晴希「フィナーレだ‼️」
勝己「オラァァァァァァァァァァァァ‼️」
3人の攻撃がステージ中央でぶつかり、激しい爆発とフラッシュで会場全体がつつまれた。
会場全体が見えるまでに爆煙が晴れると、壁にぶつかって気を失っている勝己。衝撃に耐えられず場外へ押し出された晴希。そして、ステージ上でガンガンセイバーを構えた状態で立っていた出久だった。
MN「け、決勝戦終了‼️勝者緑谷出久君‼️」
観客や実況があまりの衝撃で静まり返っていた会場は、正気を取り戻したミッドナイトの声で大歓声につつまれた。
~とある路地裏~
???「この世を正さねばならない。今のヒーロー達は己の欲や利益のためにしか動かない…だが、“あの少年”の約束は守らねばならない。」
暗い路地裏では先程まで戦闘があったのだろうか、周りに血が付いている。そして数人の人間が横たわっていた。
しばらくしてから住民から通報を受けて駆け付けた警察が身元を確認すると、とあるプロヒーロー達と敵の集団だった。調査を進めていくにつれて、路地裏に倒れていたプロヒーロー達と敵集団は裏で繋がっていることが分かった。プロヒーロー達に金を掴ませる代わりに、敵集団達の犯罪を揉み消すというヒーローにあるまじき行為だった。
実はこの事実を最初に知ったのは、飯田の兄でありプロヒーローの“インゲニウム”だった。インゲニウムは密会場所として使われていた路地裏に様子を伺いにきたまではよかったが、“何処からか”現れた異形によって重傷を負ってしまった。異形はインゲニウムに止めを刺さんとばかりに攻撃をしようとするが、突如現れた男によって攻撃を阻まれそのまま逃げてしまった。
男は異形を追わず、インゲニウムに駆け寄る。
インゲニウム「…あ、あな…たは…一体…」
???「本来なら名乗るつもりはないが、“ステイン”だ。」
“ステイン”
今世間を騒がせている別名“ヒーロー殺し”。
しかしヒーロー殺しとは名ばかりか、実際には死んではいない。警察が調べるとステインが襲ったヒーローのほとんどは、闇取引や敵と繋がりを持っているものばかりであった。
警察は“ステイン”を“ヴィジランテ”として行方を追っていた。
しかし、警察上層部とプロヒーローの一部はステインの活躍を知っているため少ないながらも支援していた。インゲニウムもその1人なのである。
ステイン「傷の手当てを…」
インゲニウム「お…俺の…ことは、いい…から、は…早く…あ、あいつら…を」
自分のことよりも犯罪者を捕らえてほしいというインゲニウムの言葉に、
ステイン「…分かった。お前の事務所に連絡を入れた。直に助けが来るはずだ、それまで耐えろ。お前の任務は俺が遂行する。」
ステインはインゲニウムの思いを優先した。
インゲニウム「た…頼み…ます…」
そこまで言うとインゲニウムは気を失った。だが、そんなインゲニウムの耳には確かに聴こえた。
ステイン「…お前は、“あの少年”と同じ“本物のヒーロー”だな。」
その言葉を残して、ステインは路地裏に向かった。
明けましておめでとうございます。書こう書こうと思っているのですが、なかなか進められず申し訳ないです。なるべく頑張っていきますので、今年もどうかよろしくお願いいたします。
爆豪オリジナル技
負の感情が高まると本来は掌のみに発動する爆破が、身体全体の汗腺を通って発動する。身体全体を包むように常時小規模の爆発が起きており、火花がバチバチ音を立てている。発動中は、身体能力が上がっており攻撃力も上がる。
しかし、現段階ではコントロール出来ず発動中に気を失ってしまう。反動で2、3日は体を動かすことが出来ずその間汗腺が閉じてしまう。