個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

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またコロナ出てきましたねぇ。どこも遠出できない。できても県内。
東京にいる祖母は元気だろうか?

この小説完結できるだろうか?

ではどうぞ


今の彼に必要なもの/事件の裏に起きたこと

心操君が新たに仲間入りすることになった放課後、僕と晴君は相澤先生の後に付いていき校長室に向かっている。

 

何故校長室なのか相澤先生に尋ねたのだが、“すぐに分かる”と言われ、その後は何も聞けなかった。

 

ほどなくして校長室に到着し、相澤先生がノックをしてから中へ入る。

 

 

相澤「失礼します。緑谷と操真を連れてきました。」

 

 

中に入ると校長先生だけでなく、雄英にいる教師達が待っていた。根津校長の前に行くように促された僕と晴君は、校長の前に立つ。相澤先生は、校長の斜め後ろにオールマイトと並ぶように控えている。

 

 

根津「よく来てくれたね。君達を呼ばれた理由はあるものを渡したいからなんだ。」

 

 

教室ではなく校長室で、しかも校長先生が直々に渡すことになるものというのは限られてくるが、ある程度察しているが断定できない。

 

 

根津「君達は今回の体育祭で目まぐるしい活躍を見せてくれた。色々伝えたいこともあるが、君達にはこれを受け取ってほしい。」

 

 

そう言って一度話を中断した根津校長は僕達の前にあるものを出した。やっぱり僕の予想通りなものだった。

 

 

根津「これは君達の“ヒーロー仮免許”だ。」

 

 

晴希「ヒーロー仮免許?」

 

 

僕たちが渡されたのは“ヒーロー活動許可仮免許証”

 

 

ヒーロー志望の生徒達なら誰もが手にしなければならない物の1つだ。

 

 

相澤「緑谷は察していたようだな。」

 

 

出久「はい。なんとなくですが分かってました。“放課後の校長室への訪室”、“体育祭後の呼び出し”、そして“呼ばれた僕達”である程度把握できました。」

 

 

根津「素晴らしい推理力だね緑谷君。相澤君に聴いていたけどこれ程とは思わなかったよ。」

 

 

根津校長が僕の推理力に称賛をくれたことは素直に嬉しい。けど、やっぱり聞いておかなければならないことがある。

 

 

出久「確認のためなのですが、何故僕達に?」

 

 

根津「君なら分かっていると思うが、君達の体育祭での活躍は目を見張るものがあった。これは単にトーナメントの戦闘力だけでなく、第一競技で見せた他生徒の救援救助と事件現場においての柔軟な対応、第二競技での団結力が評価の水準になっている。」

 

 

晴希「それだったら俺達だけじゃなく他の生徒にも当てはまるはずですが、あえて俺達2人なのは他に理由があるということですね。」

 

 

相澤「その通りだ。本来なら体育祭だけで“ヒーロー仮免許”を渡すまでにはいたらない。だがお前達には、他を逸脱したものがある。“仮面ライダーの力”だ。」

 

 

相澤先生の説明も予想の範囲内だ。でもそうしたら、

 

 

晴希「なら何故音黒マミがこの場にいないのですか?彼女も見た目こそ違いますが、“仮面ライダーの力”をもっている人物です。」

 

 

もし“仮面ライダーの力”が条件にあるのならマミさんも仮免許を渡されてもいいはずだ。けどいないと言うことは

 

 

出久「ヒーロー協会ですか?」

 

 

相澤「やはり察しがいいな。」

 

 

晴希「なんでヒーロー協会が出てくるんですか?まさか上の人間が渋ったんですか?」

 

 

根津「彼女はトーナメントに出れたが戦闘をほとんどしていない。“戦闘力の判断ができない”として彼女への仮免許は見送りになったんだ。」

 

 

晴希「…結局お偉いさん方も“戦闘向き”を優遇したいってことですか。」

 

 

相澤「それを言われると耳がいたい。」

 

 

つまりヒーロー協会のほとんどが“戦闘向き個性の優遇”に浸かってしまっているため、戦闘が少なかったマミさんは見送られたことになったということだ。

上の人間がこれでは、“ヒーローの質の低下”が起きてしまうのも頷ける。

 

 

AM「だが、今回の体育祭を経て“ヒーローの本質”を思い出してくれた者達は少なからずいる。それもまた緑谷少年達のお陰でもある。」

 

 

今回の体育祭を観戦していたプロヒーローは“ヒーローの本質”を思い出してくれたようだが、まだほとんどのヒーローが“個性の上部”のみを見ているらしい。つまり、“仮免許”の提示は僕達のヒーロー活動を許可するだけでなく、“ヒーローの本質”を思い出してもらうための抑止力となってもらうということみたい。

 

 

相澤「仮免許があれば、なにか事件が起きればそれに対応できる。緑谷、お前が目指しているものに少なからず近づけるはずだ。」

 

 

出久「分かりました。」

 

 

返事をしたあと、僕と晴君は仮免許を受け取った。この重みを理解しなければならない。だけど、いつかこんな免許証が必要なくても困っている人を助けられるようにしなければならない。

 

 

本当の仮面ライダーになるために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相澤「さて、仮免許を渡したがもう1つ話したいことがある。」

 

 

仮免許を渡され、少し間を空けてから相澤先生が話し始めた。

 

 

相澤「先日プロヒーロー“インゲニウム”が“ヒーロー殺し”に襲われたというニュースを見たと思うが、あれには裏がある。」

 

 

ヒーロー殺しの話が出たとき少し驚いたが、この後更に驚くことがあった。

 

 

相澤「実はヒーロー殺しは、汚職や賄賂をもらっているヒーローや敵と繋がりのあるヒーローを襲っていて、ヴィジランテと認定している。そして、事情を知っているヒーローと警察上層部では“ヒーロー殺しステイン”を“ヒーローの本質”を理解しているものとしてバックアップしている。そのなかには、俺やオールマイト、そしてインゲニウムも含まれている。」

 

 

ステイン“さん”のことは知っていたけど、ここまで色んな手が入っているのは知らなかったので少し驚いた。

 

 

晴希「ちょっと待ってください?インゲニウムはヒーロー殺しに支援していたんですよね?なのになんで襲われたんですか?」

 

 

確かに、支援をしているのに襲うというのはおかしい。それにステイン“さん”は、インゲニウムを襲うことはしないはず。

 

 

相澤「警察が目を覚ましたインゲニウムから事情を聞いたそうだ。それに、ステインに襲われたにしてはおかしい点があってな。」

 

 

相澤先生の話によると、ステイン“さん”に襲われたヒーローや敵の体には鋭利な刃物で斬りつけられた後があったが、インゲニウムには三叉槍(さんさそう)のようなもので刺されたような後があったらしい。この時点でおかしく、さらに目を覚ましたインゲニウムに事情を聞いたところ、

 

 

相澤「インゲニウムを襲ったのは、灰色の体色にひび割れたようなラインが入っていて、悪魔の槍のようなものを持っていて2本の角が生えていたそうだ。更にそいつは1人だけでなく集団で襲ってきたらしく、見た目から武器に至るまで“全て”同じだったそうだ。その後、秘密裏にステインと情報を共有したところ、インゲニウムを襲ったのは“灰色の敵”であることが確定した。ステインが応戦して何人か取り逃がしたみたいだが、倒した敵は“その場で崩れるように消えた”らしい。」

 

 

 

“灰色の体色”

 

“ひび割れたようなライン”

 

“悪魔の槍のような武器”

 

“2本の角”

 

 

晴希「先生、もしかしてその敵、“動き方がさ迷うゾンビ”みたいな歩き方してませんでした?」

 

 

相澤「ッ⁉️なぜそれが分かる操真⁉️」

 

 

晴希「やっぱり…」

 

 

相澤先生が述べたものと晴君が言った歩き方で確証を得たが、どう考えてもおかしい。

 

 

出久「…晴君」

 

 

僕よりも晴君が驚いている。何故なら、

 

 

晴希「あぁ…。なんでこの世界に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“グール”がいるんだ…?」

 

 

なにか良くないことがこれから起こる気がした

 

 

 

 




書き上げました。また投稿にばらつきがありますが、楽しく読んでいただければ嬉しいです
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