仮免を受け取り、オールマイトから個性の継承の真意を聞いた(番外編に少し記載されてます)翌週。僕達ヒーロー科は職場体験をするヒーローの事務所へ向かうため駅に集まっていた。
駅から各々の事務所に向かい、そこで一週間プロヒーローの仕事を体験して自分の将来に役立てるのだが、それと平行して相澤先生から“各ヒーロー事務所がヒーローの本質を理解しているか査定してこい”というクラス担任相澤消太としてではなく、
プロヒーロー“イレイザーヘッド”
として依頼されたのだ。
そしてここには、今現在普通科の心操君もいる。職場体験には、他の生徒に声を掛けて一緒に行けるシステムがあるらしく、そのシステムを利用して僕は心操君と一緒に、オールマイトからの依頼で“あるヒーロー”の元へ向かうことになった。
相澤「それではこれから一週間、お前達は各ヒーロー事務所に赴き職場体験を行う。雄英の生徒としての自覚を持って行ってきてほしいのと、“ヒーローの本質”を頭に入れて行ってこい。そして間違っても“イエスマン”にだけはなるな。ヒーローとして違うと思ったことははっきり言って来い。それで苦情が来たら、お前達がそのヒーローから学べることはないからな。」
生徒全員『はい‼️』
僕は心操君と、晴君は轟君と一緒にバイクで目的地のヒーロー事務所へ向かうことにした。
出久「じゃあまた一週間後に。」
轟「あぁ、気をつけてな。」
晴希「心操もしっかりな。」
心操「できる限り頑張ってくる。」
軽く挨拶をしてこれから一週間お世話になるヒーロー事務所へ向かう。
心操「ところで緑谷、俺はお前に声を掛けられただけだから行き先が分からねぇんだけど何処のヒーロー事務所に向かうんだ?」
出久「僕達が向かうのはヒーロー“グラントリノ”のヒーロー事務所だよ。」
心操「グラントリノ?聞いたことないな。どういうヒーローなんだ?」
出久「僕も詳しくは分からないんだけど、オールマイトに闘い方を教えた師匠らしいよ。オールマイトの個性は少し特殊らしくて教えられる人に限りがあるみたいで、オールマイトを鍛えるためだけにヒーロー免許取っただけらしいから、ヒーロー活動そのものはあまりしてないみたい。」
僕達は道中、一週間お世話になるヒーローのことについてOFAのことは伏せて話していた。
心操「オールマイトの師匠?大丈夫なのかそれ?話を聞いた限りだとオールマイトが学生時代の頃になるから結構高齢なんじゃないか?」
出久「僕も聞いてみたけどそこは問題ないみたい。これかららしいけどまだ現役だって。それにオールマイトがグラントリノのこと話してるとき、冷や汗かきながら見て分かるくらい震えてたよ。」
あんなオールマイト、きっと後にも先にも見れない気がする。
心操「オールマイトが震えてた?…それはちょっと興味あるな。」
出久「どんな戦闘スタイルなのかとかは分からないけど、この一週間はきっと価値のあるものになると思う。」
心操「だな。」
そんな話をしながら僕達は目的地に向かってバイクを飛ばした。
そして3日後、後に保須事件と呼ばれる事件が起こり、この世界に新たな敵が誕生する。
しかもその敵は、プロヒーロー達では敵わない存在であり、現ヒーロー達を脅かすものになるとはまだ誰も予想できていない。
それは出久達雄英生だけでなく敵連合の死柄木でさえ同じこと
駆け足短めです