個性:『ゴースト』   作:ゲイツ幻夢アーマー

64 / 72
アナザーライダーもだけど、ダークライダーも出したい


ちなみに、現在アニメで放送中のクラス対抗の訓練では、ある方に出てもらう予定です。


痛みは一瞬だ…


脳無の変貌とウィザードの異変

それは、出久達が東京に着く数分前に遡る。

 

 

保須市のヒーロー事務所を希望した飯田は、指導役のヒーローとパトロールをしている際、路地裏に入っていく“ヒーロー殺し”と思われる人物を目撃する。

ニュースで聞いていたヒーロー殺しの特徴と似ていたため、飯田は指導役のヒーローの静止を聞かずにヒーロー殺しと思わしき人物の後を追い、路地裏に入っていった。

 

 

この時、飯田の脳内にはヒーロー殺しに対する復讐心しかなかった。尊敬する兄が、ヒーロー殺しに襲撃されたという“誤報”を兄から直接聞いてしまったからだ。

 

 

飯田(ヒーロー殺し‼️お前は僕が倒す‼️兄さんの敵を討たせてもらう‼️)

 

 

ヒーロー殺しに復讐することを考えていた飯田は、更に路地裏の奥へ行った。

 

 

 

…ヒーロー殺し“ステイン”が誘導したとも知らずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指導役のヒーローは、パトロールに来ていたエンデヴァーと付いてきた轟と晴希に事の顛末を説明していた。

話を聞いたエンデヴァー(「」前の名前はE)は

 

“指導者の立場にあるものがそんなことでどうする⁉️”

 

と説教するが、

 

 

轟(…それをアンタが言うのかよ)

 

 

晴希(思いっきりブーメランになってる気がするなぁ)

 

 

と子供2人に呆れられてることは知らない。

そんな中、悲鳴が聞こえ全員が視線を送るとUSJ襲撃時のものとはかなり違うが、脳が剥き出しになっている特徴から翼の生えた“脳無”が人々を襲っていた。

 

エンデヴァーはそれに対抗するために動きだし、

 

 

 

E「ショート‼️ウィザード‼️お前達は“ヒーロー殺し”と思われる奴の後を追ったインゲニウム2号を探せ‼️こちらが片付き次第我々も向かう‼️」

 

 

轟「…言われるまでもねぇ」

 

 

晴希「了解しました‼️」

 

 

エンデヴァーからの指示を受け、轟と晴希は“ヒーロー殺し”を追った飯田を探すために路地裏に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステインに誘導されていた飯田は、曲がり角に差し掛かった瞬間ステインと目があった。

 

 

ステイン「…ようやく追い付いたか、インゲニウムの弟よ」

 

 

飯田「ッ⁉️ヒーロー殺しステイン‼️何故兄さんを襲った‼️」

 

 

対面したために少し動揺を見せるも、飯田は溜まっていた怒りとともにステインに理由をぶつけた。

ことと次第によっては、今すぐにでも攻撃をしたいところだがステインから予想外の言葉を告げられる。

 

 

ステイン「…やはり兄の話を聞いていなかったか」

 

 

飯田「ど、どういうことだ‼️」

 

 

ステイン「お前が見舞いに行った後、兄から連絡が来たのだ。『弟が貴方に会おうとするはずです。弟は俺と似たようなコスチュームをしていますので、もし会うことがあったら事の真相を教えてやってください。正義感と使命感にとらわれて、貴方に復讐しようとするかもしれないので』ということを聴いてな。」

 

 

飯田「何故兄さんがお前と連絡を取っているんだ⁉️それに真相とはなんだ‼️」

 

 

兄を襲ったはずのステインから、兄の言伝てを聞いて困惑する飯田は訳が分からなくなっていた。

 

 

ステイン「真相は話してやろう、だが少し待て。お前を探しに来た者たちも加えて話す。」

 

 

ステインがそういうと、飯田の後ろの道から晴希と轟がやって来た。

 

 

轟「飯田見つけ…ッ⁉️…お前がヒーロー殺しか?」

 

 

晴希「飯田君、どういう状況?説明プリーズ」

 

 

飯田を探した2人も現在の状況を理解できずに困惑した。

 

 

ステイン「揃ったな、ではまずインゲニウムに起きた経緯は説明するがこの事は他言無用だ」

 

 

 

こうしてステインの口から当時のことを説明された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンデヴァーが脳無を制圧した直後、エンデヴァーに話しかけるものが現れた。

 

 

?「…エンデヴァー」

 

 

E「…何者だ貴様は?」

 

 

エンデヴァーに話し掛けた人物は、逆立った薄紫の髪をしており、外見はトカゲの姿をしていた。

 

 

?「…失礼。俺の名はスピナー、

 

 

 

ヴィジランテ“シャドウ”の一員だ」

 

 

E「ッ⁉️」

 

 

スピナー「…路地裏にて我が主ステインと雄英の生徒3名が接触、先日起きた事件の真相と我々の関係性を説明している」

 

 

E「…そうか、ならば俺達も路地裏に向かおう」

 

 

スピナーの報告を聞いて路地裏に向かおうとしたエンデヴァーは、脳無を駆け付けた警察に任せようとした。

 

 

しかし、

 

 

 

『ギシャァァァァァァァァァァァ‼️』

 

 

 

 

 

 

 

制圧されたはずの脳無が再度動きだし、奇声を上げて飛び去ってしまった。

 

 

スピナー「ッ‼️エンデヴァー、あの方向にはステイン達がいる‼️」

 

 

E「ッ⁉️警察はこの付近の警戒をしろ‼️脳無が他にもいるかもしれん‼️俺は奴を追跡する‼️」

 

 

警察『了解‼️』

 

 

E「スピナー案内しろ‼️」

 

 

スピナー「承知」

 

 

 

警察に指示をだし、スピナーの案内でエンデヴァー達はステインのところへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステインは飯田達に自分の立ち位置と先日のインゲニウム襲撃事件について話を終える。

 

 

ステイン「…ここまでが今に至るまでの経緯だが納得できたか?」

 

 

轟「はっきり言うと納得しにくいが理解はした…」

 

 

晴希「…理不尽な大人の世界を垣間見た気がしたよ」

 

 

轟はあまりのことにあまり納得していなかった。それもそうだろう、巷では数多くのヒーローを殺してきたと言われている“ヒーロー殺し”が、実は警察上層部と一部プロヒーローと協力関係をとっており、ステインの支援に飯田の兄や自分の父が関わっていたのだ。全てをのみ込もうとするのには時間がかかる。

 

対して晴希は話を聞いて納得はしたものの、ヒーローが汚職や賄賂に手を着けていることに大人の世界の醜さを知り、“本当のヒーローってもしかしてステインなんじゃないの?”と思うのでさえあった。

 

 

飯田「…ステイン、聞いてもいいか?」

 

 

なんとか状況を整理した飯田は、ステインに聞いてみることにした。

 

 

ステイン「なんだ?」

 

 

飯田「…お前が兄を襲ったというのは誤解だと分かった。そして、兄との関係性も…。でも何故表に出ない?社会でヒーロー活動をすればしっかりとした評価をもらえるはずだ。なのにどうして裏の社会に身をおくんだ?」

 

 

ステイン「…表の社会ではすでに“オールマイト”という象徴が存在する。しかし、そのオールマイトという強い光に隠れて裏で悪事に染まる偽物のヒーローが現れたのだ。“この世界を正す”という信念で偽物達を粛清していたが、“世界の裏側の一辺”を見て“現在のヒーロー社会に復讐”しようとしていたのかもしれないな。」

 

 

 

“復讐”

 

 

ステインの話を聞くまで飯田は兄への復讐をしようとしていたため、ステインの言っていることがとても他人事のように聞こえなかったのだ。

 

 

ステイン「しかし、偽物達を粛清している時にある少年に会った。少年にも話した、“この世界を正す”という信念と思いを…。誰かが悪になり正さねばならないと。」

 

 

 

『確かに今のヒーロー達は名誉や人気、報酬で動いている人達がほとんどです。しかも善意で個性を使って人助けをしたとしてもヒーロー免許がなければ犯罪者扱いされてしまうのが今の社会の理不尽なところです。今の世の中に対して“復讐”しようと思うのは分かります。

 

ですが、その後は?

 

その復讐が終わった後に貴方には幸せが訪れるのですか?復讐を成し遂げた人に待っているのは達成感ではありません、喪失感です。

復讐という人生の目標を達成してしまったとき、その復讐が終わった後、これから何を目的に生きていけばいいか分からなくなってしまいます。

貴方の“世界を正すという復讐”を止めるつもりはありません。ですが、どうか歩む道を踏み外さないでください。貴方の信念に賛同してくれる人達はきっといるはずですから。』

 

 

 

ステイン「年端もいかぬ少年に言われたことは今でも鮮明に覚えている。そして、少年の目を見て言っていることにはとても重みを感じたのだ。

 

“復讐の先にはなにもない”

 

少年の言葉を聞き、目を見たことで俺は上位に位置するヒーローを通して今までの経緯を警察に説明した。全てのヒーローに伝えることはせず、警察の信頼をおけるヒーロー達に俺の存在を認知させ、汚職等の犯罪に手を染めている偽物達を粛清することにしたのだ。そして俺は思った。俺を正しき道に連れ戻してくれた少年は、俺が求めている“本物のヒーロー”になり得る存在だと。」

 

 

 

その話を聞いて、ステインをヒーローの道に戻したのが誰か、飯田達はなんとなく分かった気がした。彼と触れ合って数ヶ月(晴希は数年)だが“誰よりもヒーローになることに誇りと憧れを持っている”彼だからこそステインを説得し、正しい道へと連れ戻すことが出来たのだろう。

 

 

そんな話をしているなか、

 

 

 

『ギシャァァァァァァァァァァァ‼️』

 

 

 

大きな奇声を発しながら、脳無がステイン達のもとに現れた。

 

 

ステイン「ッ⁉️脳無‼️」

 

 

飯田「なんで脳無がここに⁉️」

 

 

晴希「なぁ轟、あの脳無って…」

 

 

轟「クソ親父が相手をしてたやつだ、取り逃がしやがって…‼️」

 

 

脳無の出現に動揺するが、戦闘態勢を整えると

 

 

スピナー「ステイン‼️」

 

 

E「ショート‼️無事か⁉️」

 

 

脳無を追ってきたスピナーとエンデヴァーと合流した。

 

 

ステイン「スピナー、やはりお前は仕事が早いな。すでにエンデヴァーと合流していたか。」

 

 

スピナー「ありがとうございますステイン。」

 

 

轟「クソ親父、取り逃がしてんじゃねぇよッ‼️」

 

 

E「しっかり息の根を止めて確認までしたわ‼️しかし何故か再度動きだしたのだ‼️」

 

 

それぞれが話をしているなか、

 

 

 

 

『ギシャァァァァァァァァァァァ‼️』

 

 

 

再び脳無が奇声を上げると

 

 

ウィザード

 

 

不気味な音が鳴ると脳無の姿が変わり始めた。

顔が赤いフェイスに覆われ、恐怖に満ちた表示がうっすら浮かんでおり、何処か指輪を彷彿させるような頭、腕は肥大化しており右手の指には歪な指輪をしている。ボディは赤いアーマーを纏っているが、まるで人が絶望の表情を浮かべているようにも見える。腰にはベルトをしているが中央には骸骨の手が装飾されている。両肩と腰付近には破れたローブが付いている。

 

 

脳無が“アナザーウィザード脳無”へと変貌したのだ。

 

 

飯田「のっ脳無が姿を変えた⁉️」

 

 

ステイン「変異型の個性が含まれているのか⁉️」

 

 

飯田達は脳無の変化に驚愕しているなか、

 

 

WD『シャバドゥビタッチヘンシーン‼️シャバドゥビタッチヘンシーン‼️』

 

晴希「変身」

 

WD『フレイム、プリーズ。ヒーヒー、ヒーヒーヒー‼️』

 

晴希もウィザードに変身するが

 

 

 

ジジッ

 

 

晴希「ッ⁉️」

 

 

体にノイズが走りウィザードの姿が霞む

 

 

轟「どうした、操真」

 

 

晴希「力が安定してない…ッ‼️」

 

 

そういった瞬間、ウィザードの姿が更に霞み、変身が解けてしまった。

 

 

E「ウィザード‼️何故変身を解いた‼️」

 

 

晴希「変身が解けた?違う…、変身できなくなったんだ」

 

 

晴希が変身不能になり、全員が驚く中

 

 

脳無『ギシャァァァァァァァァァァァ‼️』

 

 

アナザーウィザード脳無は、問題無用で襲いかかってきた

 




ヴィジランテ『シャドウ』
ステインにより構成されている公式ヴィジランテチーム

個性差別により理不尽に迫害された者達が集まっており、ステインが掲げる“この世界を正す”という信念の元、汚職や脱税等に手を染めるヒーロー“いわゆる偽物”を粛清することを中心に活動している。メンバーの中には、殺人未遂を行っているものもいるが、精神未発達の子供を追い込んだことで暴走してしまったということで、ステインの監視という名の保護を受けている。

また、警察上層部やトップヒーロー達と連携することにより、ある程度の支援を受けている。

組織の全員がステインの意思に賛同しており、ステインを影のヒーローとして導いてくれた少年を神のように思っており崇拝している。ステイン以外少年のことを知らないが、会えたとき最大のもてなしと感謝、そして信仰していこうと考えている。
基本ステインの指示には絶対的に従っている
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。