キーをセット‼アルトじゃないと‼』
『開眼‼セイバー
開け文献‼かざせ聖剣‼』
『開眼‼リバイス
バイスはバディ‼押印スタンピン‼』
『開眼‼ギーツ
挑めクエスト‼俺のハイライト‼』
『開眼‼ガッチャード
掴め学生‼未来錬成‼』
以上、令和ライダーの眼魂でした
巨悪の存在…しかし生存してるかは別
保須事件で新たな敵の存在が分かったすぐ後、ステインさん達シャドウは警察が駆け付ける前に姿を消した。
シャドウが公認ビジランテと知っているのは、警察上層部と一部のプロヒーローだけなので、ここで警察とステイン達が遭遇すれば色々面倒なことが起こるからだ。
そして今回の事件は警察上層部から緘口令を引かれることになった。
これは、独断行動してしまった飯田君への配慮とステインさん達シャドウの存在をまだ公にできないものだからだ。
仮免許取得をしている僕と晴君が再起動した脳無を撃退、その隙にステインさん達が増殖系の敵(グール)達の混乱に乗じて逃げ出したということになっている。
ステインさん達を逃がした事が批判を受けると思っていたが、体育祭で仮免許を取得した僕と晴君が脳無を撃退した事が話題の上乗せとなり、批判を受けることはなかった。
これは“ヒーローの名声”に目がいっている世間のおかげともいえる悲しい副産物だ。
これは雄英高校でも話題になっていて、職場体験から戻った後クラスの皆にも心配された。
かっちゃんがベストジーニストの事務所に行って髪型が八二分けになった事を晴君を含めて、切島君や瀬呂君が大爆笑してそこに遊びに来ていた徹鐵君も加わり少しクラスが荒れた。
そんなある日、僕と晴君、そしてマミさんはオールマイトに呼ばれて生徒指導室に来ていた。
AM「君達には話しておかないといけないと思ってね。私の個性:ワン・フォー・オールは特別でね。この個性は“もともとある一つの個性”から派生したものなんだ。
その名は、オール・フォー・ワン。他者から個性を奪い己がものとし・・・・それを他者へ譲渡することができる個性だ。」
マミ「皆は自分のために…ですか。直訳するとそうなりますが…。」
出久「オールマイト、もしかして脳無を生み出した奴ではないんですか?」
AM「その通りだ。超常黎明期、まだ社会が変化に対応しきれなかった頃の話だ。かつて、突如として”人間”と言う規格が崩れ去った・・・・・・たったそれだけで法は意味を失い、文明は歩みを止め荒廃した。」
晴希「当然時代はそれに混乱し混沌と…。」
AM「その通りだよ、操真少年。しかしその時代にいち早く人々をまとめ上げた人物がいた。」
出久「それがオール・フォー・ワン…。そしてワン・フォー・オールはオール・フォー・ワンから生まれた“個性”と…。どの時代どの世界でも正義より悪が先に生まれるのか…。」
そう思うと出久達はある人物を思い出していた。
仮面ライダー1号、本郷猛はショッカーによって生み出された改造人間。悪により生まれた正義の味方。それこそが仮面ライダーである。
出久「だけどオールマイト、もしかしたらその人はもういない可能性があります。」
AM「ッ!?どういうことだ緑谷少年!?。なぜそのような事が言える!?」
晴希「…スウォルツのことか?」
出久「うん。…マミさん、オールマイト、2人にも話しておきます。保須事件で何があったのか…」
出久は保須事件で起きた真相を2人に伝えた。
・“ヒーロー殺し”ステインの本来の姿
・脳無のアナザーライダーへの変身
・晴希の変身不能
・ウォズの存在
そして…、スウォルツの存在
AM「…まさか、あの事件の裏にそんな真相があったとは…。だが油断はできない。奴は様々な個性を有している。何かしらの方法で生き長らえている可能性は捨てきれない。」
出久「オールマイト。」
オールマイトの発する言葉からは不安と恐怖が滲み出ているのを感じた出久は仮面ライダーの在り方を伝えることにした。
出久「仮面ライダーはいつだって人類を滅ぼすことが出来る敵を、仲間と共に戦い、そして倒してきました。その悪は何度も蘇りもします。それでも戦っていくんです。人々の笑顔や幸せ、そして平和を守るために。」
晴希「俺達は先達のライダー達からしたらまだまだ生まれたてのヒヨコも同然だ。でもなんのために戦うかはその仮面ライダーにとって変わるけど、みんなに共通しているのは人間の自由と、平和のために戦うってことだ。だから安心して…と言うには力不足だけど、なにもその力に一人で立ち向かっていくわけじゃないでしょ?」
マミ「お二人の言うとおりです。まだまだ若輩者ではありますが、私達もお力添えをさせていただきます。そしてなにより、この世界にはたくさんのヒーローやそのタマゴがいるのですから、全て1人で抱え込まないでください。」
出久「そうですよ。貴方の個性は
ワン・フォー・オール《1人はみんなのために》
なんですから。」
3人のその言葉を聞いてオールマイトは嬉しかった。決して一人ではないと、こんなにも頼りになる仲間が出久の周りにもそして自分の周りにも居るのだと。
AM「君たちは決して未熟者でも若輩者でもましてや力不足でもない。“本当のヒーローの姿”を知る君たちならば私も全力で前に進み、君たちに後を任せられる。」
出久は心が満たされるような錯覚を感じた。
ライダーの力を手に入れる前は憧れだったオールマイトに1度は夢を否定された。
だけどライダーワールドにとばされ、そこで見てきた
そのうちの1人に助けられ共に旅をして、他にも沢山の正義と悪を見てきた。
その後旅が終わり自分の前世界に戻り、“ヒーローとは何か”を改めて考え、1度は憧れだったオールマイトをも軽蔑した。
しかし出久の性根は変わっていなかった。
彼は今も変わらず、
社長、小説家、銭湯、御曹司にして神、学生
次の主人公はどんな人物なのか
お人好しであることは変わらない