1981時は止まった   作:ぴのこ

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木戸聖哉の最初の活動は
1981年の日本に移動することだ。


セットアップ

1981年 日本 沖縄 恩納村ナップ島

セットアップ開始

 

グググググ・・・・・

 

(1990年代半ばになると沖縄へのツアー客が増え始めるが

この頃はまだ無人島のリゾート開発は行われていないはずだ。

短期間ならここにマシンを置いても問題ない。

干潮時に徒歩で恩納村まで移動し、満潮時に活動してまた干潮時に戻る。

 

本土からは飛行機でM県までの直行便がある。タクシーで空港まで

移動すればよい。もうこの頃は沖縄までのパスポートは必要ない。

 

1972年に米国領から日本に返還され、それ以降は国内便での

移動が可能になった。

 

M県からの移動は高速バスと市営バスで研究所までの移動が可能だ。

移動手段は確認済みだが、どうやって木戸勇哉博士を説得しようか・・・)

 

木戸は、時空間移動中にすべての必要道具をチェックした。

書類関連はマシン内PCで作成、プリントアウトが可能だ。

 

木戸博士に見せる書類を手早く作成し、ブリーフケースに入れ

それをバックパックに詰め込んだ。島での移動はバックパックがないと

不便だからだ。

 

ガガガガガガタン

およそ1時間程かかっただろうか。マシンが陸地に着したようだ。

 

(とりあえずこの【調査中につき立ち入り禁止】の立て看板を置き

万が一に備えよう。)

 

木戸は三重ロックを解除し、マシンのドアをゆっくりと開けた。

季節は春、沖縄ではすでに30度を超す暑さだったが、森林に囲まれている為

東京や大阪のようなコンクリート輻射熱による暑さとは質が違うため

海風が心地良い。

 

目的地は20度前後であるから、衣類の予備も持参し、いざM県への

移動を開始しようとしていた。海を徒歩で渡るため、ビーチサンダルに履き替えようと

腰をかがめたその時

 

目の前をシュッ!と何かが横切った。

鳥ではない、また動物でもないなにかだ。

 

人間のようでもあったが、振り向いてもその姿はない。

 

「すいません!どなたかおられますか?」

 

木戸は声をあげてみたが、返答はなかった。

地図上では降り立った地は、間違いなくナップ島のはずだ。

ナップ島は正式名をヨウ島といい、無人島である。

 

住人はいないはずだが、調査員や研究員の類が訪れている可能性も

なくはない。もし、人間がいるならば、木戸が研究目的で

マシンを設置していることを告げる必要がある。

 

マスコミ関係でなければ、特に広まる心配はないが、

恩納村からきている人間であれば、まずはコンタクトを取り

怪しまれないようにしなければならない。。M県に到達するまでは

慎重に行動することを心がける木戸だった。

 

しばらく島を歩いてみたが、人気はなかった。

 

(気のせいだったか・・・)

 

とりあえず、マシンにロックをし、立て看板を数か所設置してから

潮が引いた海から徒歩で恩納村へと向かった。

 

 




どこでもドアがあったらいいのに!

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