Fate/Silverio answer   作:いろはす(*´Д`*)

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やあ、いろはすだ。
今回からエグい描写、残酷かつ悲惨なシーンが相次いで書かれるので、苦手な方は注意してくれ。

じゃあ、オルレアン編第2話です。


神へ捧げよ、汝らの血肉──楽園(エデン)の創世を此処に《2》

 ──悲鳴が聞こえる。

 

 村の人々が狂ったように殺し合い、老若男女問わず血を撒き散らして死んでいく。神に命を捧げよ、魂を売り渡せと彼らを支配する狂気が目で見えるようだ。

 

 父親が娘を犯し、首を絞めて殺していた。

 犯されている娘が、父親の腹を裂いて臓物を浴びて笑っていた。

 

 母親が膨らんだ腹を掻き分けるように抉り、血走った目で赤子を取り出して、供物を捧げるように天に翳していた。

 

 近所の子供が自分の両親の目玉を抉り抜いて、それを飴玉のように舐めている。そして、暴れ回っている馬に潰されて柘榴になって大地に花を咲かせていた。

 

 ──狂った笑い声が聞こえる。

 

 我が家の中から、悦に浸った(家族)の声が聞こえていた。震える手で戸をゆっくりと開き、中を覗くと──嗚呼、やめてくれ、冗談だろう? 嘘だ、嘘だ、何かの間違いだと言ってくれ。

 

 涙を流す両目に映ったのは、互いに殺し合い、交わって嬌声を上げる家族の姿。ぶっきらぼうだけど頼もしかった父が、()を犯して息を荒げ、その()は自分の母の頭を割って脳を啜っている。小さかった(息子)はバラバラに刻まれて、焚き火の中で呆然とする此方を見詰めていた。

 

 それが、まるで「おまえのせいだ」と言われているようで、私は、私は──嗚呼、嗚呼、神よ……ッ!

 

 発狂しそうになる頭を抱えて、一歩後ろに下がると──元凶(神父)爽やかな(悍ましい)笑みを浮かべていた。吐き気を催して、殺意が芽生えて、頭が痛くなって、嗚呼……気持ち悪いッ。

 

 ──私の血を受け入れたまえよ。

 

 手が近づいてくる。いやだ、くるな、やめろ──誰か助けて。

 

 そう叫んでも、ご都合の良い展開は起こり得ない。これは、残酷な現実だから。白馬の王子さまなんか──手を差し伸べてはくれないのだ。頭に触れられ、私の中に何かが侵入する……意識はそこで途切れてしまい、私が最後に見たのは神父が私の家族を貪る(殺している)光景だった。

 

 

 

 

 

 〜γ〜

 

 

 

 

 

「……無事にレイシフト出来たようだな」

 

 特異点へと転移した彼は呟きながら、辺りに異常が無いかを警戒する。周囲には自分達以外の人影は見えず、敵性体は現状いないようだ。目を凝らすと、遠くには森林地帯が広がっているのが確認出来た。シエルの傍には小川が流れており、水を飲みに来た野生動物が集まっている。何処を眺めても異常は見えない、平和で長閑な風景だ。

 

 立香は何処か拍子抜けする光景に目を丸くして、小さく息を吐く。いきなり戦場のど真ん中とか、化け物の巣の奥底に転移されなくて良かった。そんな事態になったら、きっと冷静にはなれないだろうから。

 

「なんか、平和だね……」

「はい。大変長閑な風景です。あ、先輩肩に何か……って、フォウさん!? 付いて来たんですか!?」

「ん? あ、なんか肩重いなぁと思ったらフォウさんだったか。付いて来たんだ? 大丈夫?」

「フォウ!!」

「そっか…なら頼りにしてるねっ」

「こ、言葉が分かるんですか先輩!」

「うん。何となくだけどねー、昔から得意なんだ。私の特技だよ、なんてこと無いものだけどね」

「いえ、そんなことはありませんっ! ぜ、ぜひ私にもご教授をお願いしますっ!」

「ははは、落ち着いた時間があったらね」

「はい!」

「フォウ!」

 

 と、和やかに会話をしている二人と一匹を眺めてニヤニヤしながらクー・フーリンはシエルに話しかける。お前さんも混ざったらいいんじゃないか? といやらしい笑みを浮かべて。しかし、それが聞こえていないのか、彼は睨むように空を見上げていた。クー・フーリンがその目線を辿り、空を見上げると───

 

「これは……スゲェな」

 

 ───空を支配するが如く、膨大な熱量を含んだ光帯が其処に存在していた。立香やマシュもそれに気づいて、呆然と空を見上げる。この時代に、いやこの世界にあんな物が果たしてあったか? 明らかに異常だ。アレはあっていいものじゃない。

 

「キリエライト。ここは1431年で合っているか?」

「は、はい。確かに合っています。百年戦争真っ只中の時代ですね、今は休止状態ですが──このような光帯が存在していた、なんてどの文献にも記されていません」

「じゃ、じゃあアレはなんなの──?」

「この状況を引き起こした犯人の物だろうさ。マスターの生きてる時代にもあんな変なもんはねぇだろう?」

「う、うん。あんな光は見えないよ」

「……現状、アレを解決する手立てはない。この地の探査を優先しよう。先ずは霊脈地を目指そう。全ては其処からだ」

「そうですね……先輩、行きましょう」

「了解。気をつけて行こうか」

「斥候はどうする? 俺が行っとくか?」

「いや、固まって動くべきだ。下手に単独行動して、バラバラになるのは避けたい」

「はいよ、マスターもそれでいいか?」

「うん。私はまだそこら辺分からないし、任せるよ……ごめんね、マスターなのに指示出せなくて……」

「なぁに、気にすんな。少しずつやってきゃいいさ、今は勉強してな。耐えるのも立派な戦いだぜ、マスター」

「う、うん! ありがとう、ランサー!」

 

 フォローが上手いなこいつ、とクー・フーリンを見て思う。冬木でもシエル達を導くようにしていたが、所謂兄貴肌というやつなんだろう。そんなことを考えながら、いつでも刀を抜き放てるように手を柄に掛けて、シエルはデコボコとした道を歩き出した。それに続くように立香達も歩き出し、周囲を見回しながら進んでいく。

 

 ──しばらくの間歩いていると、立香が遠くから立ち昇る黒煙に気づいた。燃え盛る冬木の地で嫌になる程見た黒煙、人を焼いて、建物を焼いて、全てを灰燼にしてしまう火から出るもの……つまり火災である。

 

 横にいたシエルもそれに気づいた様で、眼光鋭く立ち昇る黒煙を見詰めていた。刀を抜き去るため手に力を入れ、強く大地を──蹴り上げようとした瞬間、空から巨大な何か(・・)が飛来した。

 

 その何かは黒く大きな体躯を持ち、体にビッシリと張り付く鱗は触っただけで斬れそうなほど鋭利だ。背中には全長四メートルは優に超える翼が生えており、二本の脚には獲物を引き裂く爪が血に染まっている。そして口から漏れ出る涎は血生臭く、恐ろしい牙がズラリと並んでいた。

 

 ──その存在の名は翼竜(ワイバーン)。1431年のフランス、いや地球には存在する筈の無い幻想種である。ソレが次々と空から降ってくる。数は合計で……六十余り。

 

『ふぅ、やっと通信が繋がっ──わ、ワイバーン!? な、なんで!? フランスだよねここ!? レイシフト失敗してないよね!?』

「ドクター、ちょっと煩いです」

『うぇぃ!? な、なんでぇ!?』

「ドクター、シャラップ!」

『り、立香ちゃん!?』

「はぁ……」

『た、ため息!?』

「……」

『何か言ってよシエルくんっ!?』

 

 危機的状況、そうなのだが……ドクターの通信によって一気に空気が緩んでいく。オルガマリーがかつて言った「貴方がいると、現場の空気が緩むのよ!」が理解できる。──だが、現状は変わらない。依然としてピンチである。

 

 ──しかし、この男はワイバーンの群れを見据えて、獰猛な笑みを浮かべて朱槍を回す。

 

「うっし、坊主。ちょっと俺に任せてくれよ」

「何?」

「召喚されてから霊基の強化(・・・・・)だとか、そんなんばっかで暇だったんだよ。模擬戦もやってたが……ありゃ、ちと違う。久々に暴れてぇんだよ、まあコイツらじゃ準備運動程度だがねぇ」

「……仕方ない、俺は了承しよう。だが、最後の決定権は藤丸だ。どうする?」

 

 突然の問いかけ、それに動揺するが──立香はクー・フーリンの目を真っ向から見つめて力強く言い放つ。力を見せろ、敵を討てと。

 

「やっちゃえ! ランサー!」

「おう! 任せなァ!!」

 

 ──疾走。朱槍を携え、猛犬がワイバーンの群れへと突撃した。

 

 ワイバーンの群れの中へと突入して、すれ違いざまに五、六体を貫いてそのまま回転──槍に貫かれていた死体を吹き飛ばし、空を滑空するワイバーンを墜落させる。牙を剥いて四方八方から突撃してくるが、槍を叩きつけて割れた地面を即席の盾にしてコレを防ぐ。そこで止まらず、空中に飛び上がり、槍を投擲……一気にワイバーン十数体を貫いた。

 戻ってくる槍を待つ間に、殺すチャンスだとワイバーンに襲い掛かられるが──

 

「洒落せぇ!」

 

 ──拳打、蹴り、投げ、と凡ゆる体術で次々と処理していく。まさに無双、これぞ英雄と呼べる光景が広がっていた。そうしてコイツはまずい、と勘付いたワイバーンはシエル達の元へ向かおうとするが…悉くその全てが叩き落とされてしまう。

 

「おいおい、その程度かワイバーンよぉ! テメェらも竜の端くれなら、体が欠損した程度で止まってんじゃねぇぞォ!!」

 

 ──それはおかしい。ワイバーンの意思が統一した。

 

「すぅ──飽きた、こいつでしめぇだ……砕けろ有象無象ッ!!」

 

 帰ってきた朱槍を天高く構え、その真名を解放する──!

 

突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)ッッ!!」

 

 空に舞い上がった朱槍は幾重にも枝分かれして、ワイバーンの群れを貫き穿ち鏖殺していく。血が雨のように降り、ワイバーンの亡骸が次々と墜落していく。漸く終わった頃には、生きたワイバーンは一匹も空に羽ばたいていなかった。

 

 クー・フーリンは「骨がねぇなぁ……」とボヤきながらシエル達の元へと戻ってきて、「よし、行こうぜ!」と次の獲物を見つけたい! と言わんばかりに黒煙を指差して言った。立香とロマンはそれに「『なんて、出鱈目……』」と絶句し、マシュは「凄いです!」と目を輝かせる。

 

 一方でシエルは──俺も負けられん、と刀を抜いて黙って歩き出していた。

 

「あ、ちょ、シエルくん! 単独行動はしちゃいけないんじゃなかったけ!?」

「あ、待ってください!」

「さて、次はもっと遣り甲斐のある奴を期待するかね」

『き、君たち! 慎重にね! 分かってるかい!?』

 

 その後に続き、立香達は走り出した。

 

 

 

 

 

 〜γ〜

 

 

 

 

 

「嗚呼、我が神の為に──!!」

「それは聞き飽きた」

 

 長剣と短刀、左右それぞれに持った武器を自在に操り、鎌を持って突進してきた農夫をサイドステップで回避、すれ違いざまに短刀で首を斬り裂く。さらに横から首目掛けて突き出された槍を頭を逸らして紙一重で避け、長剣と短刀で槍を細切れにしながら懐に潜り込んで──長剣を心臓に突き刺した。即死を確認して、まだ周囲を取り囲む哀れな獣(狂信者)達に目を配らせる。

 

 ──嗚呼、何て残酷な……己を見失いただ神の為と全てを捧げ、悍ましい獣に堕ちるなど。とても、見てはいられない。

 

「だから、刈り取ろう。貴方達は私が裁く──どうか安らかに眠ってほしい」

 

 瀟洒な外套を翻し、帽子を深く被り直して長剣と短刀を構える。ああ、度し難い屑だな私は……そう自分を嗤いながら、彼女は白銀の髪を揺らして獣狩りを再開する。

 

 ──斬り裂き、貫き、心臓を抉り出す。踊るように彼女は血に狂信した獣を刈り取り続ける。老若男女問わず、赤子だってその手で斬殺した。その度に心が悲鳴を上げて軋み、かつて見た光景(許されない罪)が脳裏に過ぎって止まない。

 

 ああ、誰か助けてくれと。何度叫んだことか。

 冷たい牢獄の中、鎖に繋がれた哀れな娘。誰かが目の前で殺されていき、それをただ見ることしか出来ない無力な娘。所詮は私はその程度の矮小な存在だ。しかし、しかし、しかしッッ!!

 

「必ず、必ず殺すぞ狂信者ッッ!!」

 

 怒りのまま長剣を振るい、獣の数匹を両断。短刀で間接を斬り裂き、その場で飛び上がり膝で頭を挟んで、動けなくなった対象の首をへし折る。そのまま一回転して曲芸のような動きで獣を細切れに変えた。ああ、こんな化け物染みた動きも造作も無く出来てしまう──気持ち悪くてしょうがない。

 

 だが、あの狂信者を殺す為なら、辱められるならば──躊躇なくこの力を奮おう。その為に、私は存在しているのだから。

 

「◼️◼️」

「狩人……奴の猟犬か」

 

 気づいたら全ての獣を刈り取っていた。背後に現れた無数の気配に鼻をヒクつかせる。ああ、ああ、一際目立つな……一際獣臭い連中じゃないか。態々此処まで来るなんて、愁傷な事じゃあないか。

 

 

 

 

 

「───匂い立つなぁ、血に狂った獣の匂いだ」

 

 

 

 

 

 長剣と短刀を構える。もっと血を寄越せ、血が足りないんだ、ッグ、違う、いや、違うッ──私は獣ではない。獣を狩る狩人だ……殺すのでは無く、刈り取る者だ。ソレを忘れてはいけない。そうしなければ、奴らのような血狂いと化してしまうだろうから。奴の犬になるのは死んでもゴメンだ。

 

「◼️◼️◼️──ッッ!!」

「ああ、焦るな。私は逃げないよ、貴方達を刈り取らなければならないからね」

 

 三人の狩人が疾走。普通の人間では目に見えない速さで彼女に襲い掛かり、手に持つ血生臭い歪なノコギリ鉈を振り下ろす。ガイィンッッと金属音響かせて、変形。いきなりリーチが変わった武器に動揺──

 

「するわけないだろう。それは見飽きたよ……」

 

 ──などせず、冷静に三つの斬撃を潜り抜けて長剣と短刀を目にも留まらぬ速さで連続して振るう。三人の狩人を過ぎ去り、そのまま残りの狩人へ襲い掛かる。確認? する迄も無い。既に死んでいる(・・・・・・・)

 

 バラ、バラ、バラ……と体がブロック状に斬り刻まれ、地面に落ちていく。彼らはきっと、何をされたのか理解せずに死んでいっただろう。

 

「ほら、まだ終わってないぞ」

 

 古めかしい銃から放たれる鉛玉をステップで回避、体を霞ませるスピードで残党に辿り着き──ガイィィンッッ!! と甲高い音と共に長剣と短刀を変形、合体……それを縦横無尽に閃かせる。シュィン、と遅れて斬撃音がその場に響いて、彼女は変形させた武器を長剣と短刀に戻した。

 

 パシャン、と血が破裂して──雨が降る。瀟洒な外套は血を弾き、ポタポタと彼女の足元に血溜まりを作っていく。全ての戦闘が終了した事を確認して、長剣と短刀を鞘に納める。

 

「……嗚呼、気持ち悪い」

 

 血に濡れた道、それを見て自嘲する。やはり、私は──とそこで近く存在に気付いた。迫る剣に「まだか…」と呟いて、長剣と短刀を引き抜き、鋼を打ち合わせる。目をそちらに向け眉を顰めた。

 

 ──何だ、この少年……?

 

 何処不思議な気配を醸し出している。獣でも無いし、狩人でも無い、まして狂信者にはとても見えなかった。飾り気のない、黒い軍服を着た少年。妙な刀を持っているが、人のことは言えないだろう。考えを巡らせていると、信じられない事に──正気な声が聞こえてきた。

 

「応えろ。この惨状は貴様が起こしたものか」

「ぁ───」

 

 絶句。あり得ない。なんで、どうして、とあんなに冷静だった心に漣が現れる。この少年は、どうして……会話が出来るんだ?

 

「おい。黙っていないで、なんとか──ッッ!?」

「貴公、聞いてもいいか」

「尋ねているのは、此方なんだが」

「……貴公は、正気なのだろうか?」

「貴様、何を──?」

 

 シエルは眉を顰め、目の前に立つ長身の麗人を見詰める。此方を信じられない物を見るような目で見ており、長剣と短刀を握る手が僅かに震えているのが分かった。

 

「まだ、正気な者がいるなんて……」

「正気な者? おい、貴様何を言っている」

「ああ、すまない……人との会話は久しぶりでね。危害を加えるつもりはない、どうか剣を納めてはもらえないか?」

「──いいだろう。この状況を説明して貰えるならな」

「勿論。それと、そちらにいる者達も仲間なのかな?」

「気付いていたか……出てきていいぞ、藤丸、キリエライト、ランサー」

「──ランサー……?」

「どうかしたか」

「いや、何でもないよ。それにしても、正気を保つ人間がまだこんなにも……」

 

 シエルの元へ合流した立香達を見て、彼女は驚きを露わにする。今まで正気を保った人物は見たことない。だからこそ、珍しい存在に驚いたのだ。

 

「さて、説明を受けていいだろうか」

「ええ、勿論。けれど、無粋だな──獣が集まってきたようだ」

「何?」

 

 首を傾げ、獣とは何かと尋ねようとするが──自分達を囲む殺気に溢れた集団に眉を顰めた。何だこの悍ましい気配を放つ人間は……まるで考えなしの家畜のようだ。目は血走り、涎を垂れ流し、全身から血の匂いを漂わせている。

 

「申し訳無いけれど、話は獣達を狩ってからだ」

「そうか……コイツらは敵か」

「狂気に満ちたただの獣、何かを貪ることしか考えていない哀れな者たちさ」

「──ならば、俺も斬ろう。その姿、見るに堪えない」

「……一応、人の形をしているが?」

「問題ない。斬り裂こう」

「分かった。では、半分お願いしてもよろしいか?」

「ああ──藤丸、マシュ。君たちは下がっていろ。狂った者と言えど、人間の形をしたものだ。まだ、荷が重いだろう」

「し、シエルくんっ、でも!」

「シエルさん、私は──」

「ランサー、頼むぞ」

「はいよ、油断すんなよ?」

「当たり前だ。油断などしない──全てを斬り裂こう」

 

 雷霆を刀に集束して付与、身体能力を向上させ──シエルは獣の群れへと斬り込んだ。

 

 

 

 

 

 




狩人の元ネタ分かる人いて嬉しいです。
まあ、本物では無いのですが──かなり参考にしました。

最後の戦闘シーンはカット。あまり長くなってもね。

因みに、登場した名もなき麗人。彼女の容姿はマリア様をイメージしてくださると分かりやすいかと。わからない方はブラボ、マリア様で検索すれば出てくるでしょう。

では、また次回。感想、アドバイスなどお待ちしています。
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