八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
あらすじ
愛の力ってすげー!
#タマムシデパート『2階』
はちまん「ぱちマッカンはと…お、もう並んでんのか。入荷早いな」
俺はお目当てのぱちマッカンを見つけ買い物カゴに入れていく
えーと、1、10、20本…また20本か
ニンとシオン、あとエリカが頼んだのに必要なのが3本
俺のはまだ本部のテーブルに置いたままなのでいまは必要ないとして
結果、残機27本
あとはココア2本だな
よし、あった
これで頼まれたのは全部だな
一応技マシンを買っておくか
ん?そう言えばここに『あなをほる』の技マシンがあるな
ここで買えるならハナダのロケット団がこの技マシンを盗む必要がないじゃないか
やっぱり俺の仮説は間違っていたのかな
まあ参考に1つ買ってみるか
それで後は
『かわらわり』はもう1つあるからいいとして
使えそうなのは『はかいこうせん』くらいか
でも俺のポケモンって特攻がそんなに高くないんだよな
強いて言えばロコンくらいだが
残念ながらロコンでは覚えられない
この技マシンはあまり効果的ではなさそうなので諦めよう
あ、技マシンと言えば
エリカとのジム戦(?)で俺が勝ったから技マシンが貰えるはずだよな
マチスの時は忘れてて、無駄な時間を使ったからな
二の舞にならないように帰ったらエリカにこの事を言っておこう
さて話しを戻して
とりあえずいまは他の技マシンは必要なさそうなので
『あなをほる』の技マシンだけを買い物カゴに入れ
会計を済ませて、買った物をバッグに入れた
はちまん「ん?そういえばこのデパート、まだ上の階があるんだよな」
昨日デパートでニンにぬいぐるみを買ってやった時は4階へ上がって、途中3階を見たがテレビしか置いてなかったな
もしかしてあの中にも技マシンを教えさせられる『おしえテレビ』があるのだろうか
…あのテレビを想像したらイライラしてくる
特にあのお兄さん
アイツだけは絶対に許さん
俺は怒りを抑えながらデパートの地図を見る
はちまん「3階は置いといて、4階はぬいぐるみ屋の他にまだ区画があるのか。それと行ってないのが5階と屋上。屋上は確かレインがライブしていたところだったな」
それじゃ先ずはまだ行ってない4階の区画に行ってみるか
俺は階段を上がる
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#タマムシデパート『4階』
3階を飛ばして4階へ到着
えーと、まだ行ってない区画は、と
あった
売っているのは…
はちまん「石?」
そこで売っていたのは石だった
種類は
・ほのおのいし
・みずのいし
・かみなりのいし
・リーフのいし
これらはもちろんただの石ではなく
とあるポケモンを進化させるための道具だ
例えばみんな大好きピカチュウは
かみなりのいしを使う事でライチュウになる
そしてほのおのいしは…
…いや、いまは必要ない
他に目ぼしい物は売っていなさそうだし
上の階へ行こう
俺は逃げるように5階へ向かう
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#タマムシデパート『5階』
はちまん「栄養ドリンクに戦闘中に使える道具…あまり興味ないな」
5階で売っていたのは少し異質な物
栄養ドリンクと呼ばれるものは
ポケモンに使うと基礎ポイントがアップする
主に上げたい能力がある時に使う
使ったほうが強くなれるのだが、値段が高い
買えない事もないが、これ旅中にはあまり使わないんだよな
後々にポケモンを育成する時に使う事が多いからいまはいいかな
ちなみに種類は
・HPを上げるマックスアップ
・攻撃力を上げるタウリン
・防御力を上げるブロムヘキシン
・特殊攻撃力を上げるリゾチウム
・特殊防御力を上げるキトサン
・素早さを上げるインドメタシン
もう一種類は戦闘中にポケモンの能力を上げられる道具で
種類は
・プラスパワー
・ディフェンダー
・スピーダー
・スペシャルアップ
・ヨクアタール
・エフェクトガード
・クリティッター
こっちも使えるのは使えるが、使うのを忘れてポケモンの技で能力を上げてしまい、結局最後まで使わない事が多い
というかこの二種類の道具、正直言って…いやメタイ事を言うが
小説でこれらの道具使えねえ
能力の基礎値とか努力値も計算してないのにどれだけ上がるとかわかるか
それに戦闘中で使うやつも戦闘シーンが長くなるから使えない
ご覧になっている方、申し訳ございません
これらの道具はこの小説では使いません
と言うわけで
この階はこれらの他に売っていないようなので次の階、屋上へ行こう
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
タマムシデパート『屋上』
デパートの屋上
そこは自動販売機やテーブルがある休憩施設のようなもの
自動販売機のラインナップを見る
何故か『おいしいみず』『サイコソーダ』『ミックスオレ』の3種しかない
…しかも全てぱちマッカンより高い
マッカン、やっぱ至高の飲み物やで
この屋上で自動販売機以外に目ぼしい物は
強いて言えばレインがライブをしていたお立ち台くらいか
こんな高いところにあるお立ち台によく上れるよな
ていうかここ、下から見上げると首が痛くならないか?
んーやはりアレは必要かな
さて、このデパートをひと通り回ってみたわけだが
もう特に用はないかな
空ももう暗くなってきてるし帰ろう
その前にポケモンセンターでポケモンを回復させるかな
そう思いデパートを後にする
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#カントーガールズ本部
はちまん「うーす」
デパートから出た後
迷子になる事なくポケモンセンターへたどり着き
ポケモンを回復させ本部に戻ってきた
本部に入ると何故か
ギスギスしていた
なにここ
ギスギスしないといけない決まりでもあるの
しかし機嫌が悪いのはニンだけ
他のウキワやコブキさんはそのニンを見てどうしようかと困っている
たがシオンやエリカはいつも通り
レイン「あ!おかえりはちまん君!」
レインもいつもの陽気な感じで入口まで出迎えて来てくれる
はちまん「おう、ほれココア」
レイン「わーい!ココア!」ごくごく
レインはココアを凄い勢いで飲み干した
ははは、一度見たら慣れるなこれ
さて、何があったか聞いてみるか
はちまん「で、レイン。何があったんだ?」
レイン「うーん、それがね。ニンちゃんがすねちゃって」
はちまん「すねる?なんでまた」
レイン「またシオンちゃんがはちまん君と一緒なのかーって」
ああなるほど
エリカに勝った事で俺がこの街にいる意味もなくなり
一緒にセキチクシティへ行って欲しいというシオンの頼みを受ける事が出来る
そうなるとまたシオンと共に行動する事になるから、それで拗ねているんだろう
ニンが俺と一緒にいたいから、とか驕るつもりはないが
ニンのやつ結構子供っぽいところがあるからな
ま、しょうがないか
はちまん「わかった、何とかするわ」
レイン「え!何とかできるの!」
はちまん「どうせニンがワガママ言って、コブキさんとウキワがそれを諌めようとしたけど、あの2人無駄に真面目だから難しい事色々言ったからさらにややこしくなったんだろ?」
レイン「おおー!全部あたってる!そーなんだよー、ニンちゃんに『ニンには街を守る義務があります』とか『貴方、自分の立場わかってる?』とか言ってさー!もー空気が不味かったよー!」
はちまん「おお、コブキさんとウキワのモノマネか?なかなか上手いな」
レイン「ふっふーん!演技は得意なんだ!」
はちまん「ま、そんなとこだろうと思ったがな。でもニンの役目の話しはしなかったのか?」
レイン「役目?何かあったっけ?」
はちまん「いや、お前は覚えてなさそうだが…」
はぁ、コイツらときたら
はちまん「ま、いってくるわ」
レイン「いってらっしゃーい」
俺はニンの元へ向かう
でもどこに座らせてもらおう
席順は
ウキワ、コブキさん、エリカ
ニン、シオン
シオン「………………………はち、おかえり」すっ
座るところを悩んでいるとシオンがここは座れと言ってきた
そこはシオンとニンの間
前と一緒だが、機嫌の悪いニンのそばへこさせるとは
シオンさん鬼畜やでー
まあ他に座るところもないのでそこへ座る
隣にはぷんぷんなニンが
コブキ「はちまんさん、おかえりなさい」
ウキワ「はちまんおかえり」
エリカ「おかえりなさいませ、はちまん様」
はちまん「おう、ウキワとエリカ、頼まれてたやつだ」
俺はウキワにココアをエリカにぱちマッカンをあげる
俺のぱちマッカンはまだテーブルの上に健在
よかった誰にも飲まれていない
はちまん「ほい、シオン」
シオン「………………………ありがと」
シオンにもぱちマッカンをあげる
そういえば本日2本目のはずだが、まあ大丈夫か
そんで
はちまん「ほれ、ニン」
ニン「む〜」むす
はちまん「はぁ、ニン。何で機嫌が悪いのかは大体わかるが、いまはこれでも飲んで落ち着け。話しはそれからだ」
ニン「…わかった〜ありがと〜アホ毛くん〜」
はちまん「はちまんだ」
ニン「え〜?」
ウキワ「ん?」
コブキ「どうなされました?はちまんさん」
はちまん「いや、ニンに言ってるんだ。ニン、俺の名前ははちまんだ」
ニン「え〜?えっと〜どういうこと〜?」
はちまん「そういえばお前にはちゃんと自己紹介してなかったからな、教えてやる。そのかわりもうアホ毛くんはやめろ、いいな」
ニン「それって〜でも〜」
はちまん「お前も知ってるエリは教えたらちゃんと名前で呼んでくれたがな」
ニン「エリちゃんが〜うん〜わかった〜わたしも〜はちまん〜ううん〜はちくんってよぶ〜ふふふ♪」
はちまん「お、機嫌直ったな」
ニン「あ〜わすれてた〜む〜ふふふ♪」むす
はちまん「はは、笑いながらむくれても意味ないだろ」
ニン「えへへ〜もういいかな〜って〜ふふふ♪」
コブキ「な、なんと…」
ウキワ「ニンの機嫌をあっというまに直した…」
機嫌が直ったニンはぱちマッカンを飲む
ニン「あまあま〜ふふふ♪」
シオン「………………………ふっ、あまあま」
シオンはそれを見ると安心したようにぱちマッカンを飲む
俺も置いたままだったぱちマッカンを飲む
ふむ、いい甘さだ
しかも室温で温かくなった分甘さが増している
ふっ、置いといたのはこれが狙いなのさ!
エリカ「あ、あま〜」
だがエリカの口にこの甘さは合わなかったらしい
険しい顔でちびちび飲んでいる
可愛いそうなやつめ
ニン「ふ〜ふふふ♪」
ニンがひと息ついたところで
ニンの頭を撫でる
はちまん「よーしよし」なでなで
ニン「ん〜?えへへ〜ふふふ♪」
俺が頭を撫でると嬉しそうな顔で身をよじる
ははは、可愛いやつめ
頭を撫でながらニンに問いかける
はちまん「ニン、お前の機嫌が悪かったのは俺とシオンがまた一緒に行動するから、だよな」
ニン「うん〜シオンばっかりずるい〜ふふふ♪」
はちまん「けどなニン。お前にはやるべき事があるだろ」
ニン「わかってる〜おつきさまの〜ポケモンを〜かえしてあげなきゃ〜ふふふ♪」
はちまん「そうだ。シオンがアミー…えっと、年上か?」
コブキ「はい、わたしと同い年です」
はちまん「へぇ、そうなんだ。それで、アミーさんをここへ連れて来るまでには時間がかかるだろう。だからその間に少しでもポケモン達をもとの場所に帰さなきゃいけない」
ニン「うん〜わたしも〜おつきさまの〜ポケモンが〜しんぱいだから〜かえしてあげる〜ふふふ♪」
はちまん「ま、お前の事だから心配しなくてもそのくらいはわかってたか」
ニン「うん〜じぶんのやるべきことは〜わかってる〜ふふふ♪」
はちまん「で、わかった上でお前はどうしたい?俺と一緒に来たいって言うならついてきてもいいが」
ニン「ついていきたい〜けど〜ポケモンたちが〜ふふふ♪」
はちまん「お前がポケモン達を心配して、早く元の場所へ帰してやりたいと思っているのはわかっている。だがお前がする必要はあるか?他のやつに頼んで、お前はお前のやりたい事をやればいい」
ニン「それはだめ〜わたしは〜おつきさまの〜ポケモンが〜いじめられたから〜くろいひとをやっつけたの〜それなのに〜そんなわがままは〜言えないよ〜ふふふ♪」
はちまん「何だ?ロケット団に気を遣っているのか?」
ニン「そんなわけない〜でしょ〜?ただ〜わたしが〜かっこわるいから〜ふふふ♪」
はちまん「ポケモンの為にあそこまで怒ったお前をカッコ悪いとは誰も思わないと思うが。それでもしっかりと自分の責任をとりたいって事だな?」
ニン「うん〜シオンは〜ちこくしたことに〜きちんと〜せきにんをとろうと〜してるから〜わたしも〜シオンに負けないように〜せきにんをとる〜ふふふ♪」
シオン「………………………にん」
はちまん「そっか、ならお前はついてこないって事でいいんだな」
ニン「うん〜じぶんのために〜そうしたいから〜ふふふ♪」
シオン「………………………はち」
はちまん「ん?どうしたシオン」
シオン「………………………わたしはついていってもいいの?」
はちまん「は?お前は遅刻した責任を取るためにセキチクまで俺についてくるんだろ?それにこれからの事も考えてアミーさんは本部にいてもらったほうがいい」
シオン「………………………せきにんはとる、でも」
はちまん「でも?」
シオン「………………………わたしもにんとおなじで、はちといっしょにいたいきもちがあるから」
はちまん「いや、それは…」
ニン「シオン〜まさか〜わたしにきをつかってる〜?ふふふ〜♪」
シオン「………………………そんなこと」
ニン「シオン〜あほのくせに〜よけいなこと〜かんがえなくて〜いいよ〜ふふふ♪」
シオン「………………………あほじゃないわ、ばか」
ニン「そんなこと〜きにしなくても〜はちくんには〜いつかうめあわせ〜してもらうから〜ふふふ♪」
はちまん「何を勝手に…いや、これはまあいいか」
ニン「ふふ〜ん〜さっきシオンと〜ちかつうろにいった〜のとあわせて〜2こぶんだね〜ふふふ♪」
はちまん「え、2個いっぺんにか?」
ニン「そ〜だからこんど〜わたしとデートして〜はちくん〜ふふふ♪」
シオン「………………………え」
ウキワ「で、デートって…」
はちまん「デート…俺と?」
ニン「はちくんって〜いったよ〜?ふふふ〜♪」
はちまん「でも、どこに?」
ニン「ん〜それは〜そのときまでに〜きめとく〜ふふふ♪」
シオン「………………………に、にんだけずるい」
ニン「これは〜はちくんが〜わたしにする〜うめあわせだから〜シオンは〜かんけいないよね〜ふふふ♪」
シオン「………………………はち、わたしもなにかない?」
はちまん「ん?お前とはナナシマに行く約束があるだろ?それじゃ駄目か?」
シオン「………………………そうだった」
はちまん「おい、お前が行きたいって言ったんだろ」
ニン「え〜はちくん〜シオンとまた〜おでかけするの〜?シオンばっかり〜ぶ〜」むす
はちまん「それじゃお前も来ればいいだろ、ナナシマに」
ニン「お〜そっか〜そこでデートしようかな〜もちろん〜ふたりきりで〜ふふふ♪」
シオン「………………………え」
はちまん「それなら俺も色々楽でいいかもしれないが、ナナシマに何があるかわからないぞ?」
ニン「それでも〜いいから〜ふふふ♪」
はちまん「わかった。ただしそこへ行くには俺の知り合いの船に乗せてもらわないと行けないんだ。だからもしその船が定員オーバーで誰かが乗れないって事になったらシオンを優先させてくれ」
シオン「………………………はち」
ニン「ん〜まあシオンが〜先に〜やくそくしたからね〜しかたないか〜ふふふ♪」
はちまん「悪いな、もしそうなっても後でお前も連れて行くから」
ニン「うん〜やくそく〜ふふふ♪」
はちまん「ああ」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さて、ニンの機嫌も直ったし
そろそろ時間も遅いから寝るかな
でもその前にやりたい事があるからまたあの部屋を借りなきゃな
はちまん「ウキワ、また部屋を借りてもいいか?」
ウキワ「は?何言ってるの?貴方」
はちまん「あ、やっぱり2日続けて借りるのは駄目か?」
ウキワ「いや、まだ話しは終わってないでしょ」
はちまん「あれ?そうだっけ?」
ウキワ「はあ…貴方寝る事しか頭にないの?」
まだ話す事あったっけ
特にないと思うが
エリカ「はちまん様、流石にそれは阿呆ですわよ?まだあの交渉の意味の3つの内2つしか説明されてはおりませんわ」
はちまん「あーそうだったな、忘れてた」
コブキ「それで、それはどのような?」
はちまん「ん、そんな難しい事じゃない。ただあのゲーセンをタマムシ側が改装できないかなってくらいだ」
ウキワ「え…?それだけ?」
はちまん「うん、それだけ。まあ改装にあたって色々アイデアは言っておきたいが」
エリカ「では、タマムシ側の人間としてわたくしが参考までに聞いておきましょう」
はちまん「ま、ひとつぐらいしかないんだが。レインのライブ会場をあの敷地に作れないか?」
レイン「ほぇ?私のライブ会場?それならデパートの屋上にあるよ?」
はちまん「でもあそこ、下から見上げると首が痛くならないか?」
ウキワ「確かに5階分上を見上げないといけないから首に負担はかかるわね」
はちまん「まああのゲーセンの立地的に動員数は稼げそうにないと思うが、ロンドと戦う時にレインが『これはパフォーマンスの練習だ』って言ってたが、この街の住人はゲーセンがいきなり壊されてて驚いているはず、だったら改装記念とかなんかでレインを出して言い訳を取り繕えばいいだろ」
エリカ「ほう、それならばわたくしが街の皆様に壊れた理由をご説明する手間が省けますわね」
レイン「ふーむ、私もそれでいいけどー。そうやって街のみんなに言い訳をするって事はロケット団の事をみんなに言わないの?」
はちまん「んーいや、このゲームセンターを改装する事にはまだ理由があってな」
ウキワ「それはロケット団に関わる事よね?」
はちまん「一応そうなんだが、これは結構望みが薄いと言うか…」
コブキ「構いません、お話しください」
はちまん「ロケット団がゲームセンターに居たと言う事実を隠蔽して、ロケット団を誘き寄せる」
レイン「え?ど、どう言う意味?」
はちまん「まあ簡単に言えば、あそこはロケット団のちょっとした遊び場だったかもしれないって、さっき言っただろ?」
レイン「うん!あとロケット団の本拠地でもないって!」
はちまん「そ、いまロケット団はあのゲーセンとは別の場所にいる。そしてあそこはロケット団の遊び場。つまり…」
コブキ「つまりゲームセンターに居るロケット団が私達に追い払われた事を知らないまま、遊びに来たロケット団を捕まえられるかもしれないと言う事ですか?」
ウキワ「でもロケット団内で情報が隅々まで行き届いていなければそんな事は起きないわ。それに貴方、ロケット団は捕まえたくないって言ってなかった?」
はちまん「でもさ、あのゲーセンにロケット団がのこのこ遊びに来たらそれは、ロケット団内で情報統制が取れていないって言う事実が浮かび上がってくるだろ。それに捕まえたくないとは言ったがあそこに来るのは恐らく比較的身分の高いやつだと思うんだよ。ロロットは遊ぶのが目的で来てたみたいだしな」
レイン「簡単に言うと?」
はちまん「エビでタイを釣る」
ウキワ「奇跡的に近いけれど、得るものは大きいと言う訳ね」
はちまん「まあやるにしてもタマムシ側が決める事だがな」
はちまん「あとどうでもいいが、あのゲーセンで働いていた他の従業員も戻って来るかもしれない。俺が見たトキワの森で戦った奴も青いスカーフをしていた奴も、あの時いなかったみたいだからな」
ウキワ「確かにいなかったわね。どこに行ったのかしら」
はちまん「さあ?あの時奇跡的に休暇でどこか遊びに行ったか、それともまだわかっていないロケット団の本部へ行ったか」
コブキ「それともはちまんさんの言ったヤマブキシティを襲撃する作戦に参加しているのか、ですね」
はちまん「あ、その話し何だがな。少し怪しい点が」
エリカ「先程『でぱーと』へ行かれたのですね。そこで技マシン『あなをほる』が売られていたのを見て、ハナダシティで『あなをほる』を盗んだロケット団の動向がわからなくなり、結果はちまん様の考えた『あなをほる』を使ったヤマブキシティ襲撃作戦の信憑が怪しくなった、といったところでございますか」
はちまん「…何でわかったの」
エリカ「あら、この街のジムリーダーはわたくしですわ。『でぱーと』に売られている商品も少しくらいは記憶しておりますわ」
はちまん「…何でそれを知っててさっきの話しの中で言わなかったの?」
エリカ「例え『でぱーと』で売られていたとしても、ハナダシティのロケット団が何かしらの理由で『あなをほる』が必要になったと考えられるからですわ。それに『あなをほる』がハナダシティで盗まれたのは紛れも無い事実ですわ。これに理由をつけるとするならばはちまん様の理屈が正しいと考えたからですわ」
ウキワ「ロケット団は作戦のため『あなをほる』を手に入れなければならなかった。だから技マシンを盗んだ」
コブキ「技マシンは使い捨てです。人数分の『あなをほる』が用意できなかったというのが可能性としては濃厚ですね」
ウキワ「それではロケット団はヤマブキシティに多面攻撃を仕掛けるつもりでは」
コブキ「他に考えられるとすれば、ハナダ・クチバ間の地下通路にいるロケット団とシオン・タマムシ間の地下通路にいるロケット団は別に動いているかですね」
ウキワ「その2つの地下通路でロケット団が繋がっていないとすればタマムシシティのデパートで買えるはずの『あなをほる』がハナダ・クチバ間のロケット団に行き渡っておらず、人から盗むしかなかったと」
コブキ「しかしそうなると、はちまんさんに技マシンを取り返されたのですから何か別の手段を取るでしょう」
ウキワ「『あなをほる』が必要ならばポケモンがレベルアップで覚えるものもあります。それが使えるポケモンを捕まえるか、それともトレーナーから奪うか」
コブキさんとウキワによってどんどん話しが進められていく
しかし俺の仮説が正しい事前提で話し合いをしている
いまは別にどう話し合っても構わないが
後々コブキさんはメンバー全員と話し合う
その時に俺の仮説が正しいと決めつけていては危ない
それが間違っていた場合、どうなるかわからない
今のうちに釘を刺しておくか?
しかしその前に気になる話題があがってきた
はちまん「トレーナーから奪う?それって」
コブキ「はちまんさん、何か心当たりが?」
はちまん「ナァから聞いたと思うが、俺がハナダの北にある『ゴールデンボールブリッジ』で戦った奴らがそんな事してたなーって」
ウキワ「またハナダ方面…まさかそいつらも『あなをほる』が必要になって…?」
はちまん「いや待て、そう決めつけるのは早計だ。まだ確実な証拠はないんだからもっと慎重に…」
エリカ「あら、いま話し合う分には構わないのでは?」
はちまん「それはそうだが、あんま決めつけて行動すると危ないというか」
ニン「だいじょ〜ぶ〜はちくん〜みんなで〜はなしあうときは〜しっかりとかじを〜とるから〜しんぱいしないで〜ふふふ♪」
はちまん「…本当だな?信じていいんだな?間違えてもメンバー全員で地下通路を見張るなんて事はないんだろうな?」
ウキワ「私達を何だと思っているの?貴方に心配されるようなチームではないわよ」
はちまん「……ゲームセンターの名前を見落としていたのはどこのどいつらだよ」
ウキワ「うっ…それは…」
はちまん「はぁ…、別に責める気はない。お前らチームの管轄がカントー全域と考えればそういう見落としもあるはずだ。だが敵を前にして自分達を見失う事だけはやめてくれ」
コブキ「それはわかっております、ゆきのさんにも言われましたから」
はちまん「雪乃に?」
コブキ「はい」
そういえばアイツ、このチームのアドバイザーみたいな事してるって言ってたな
コブキさんとも電話番号を交換しているらしいし
…ん?…雪乃…
はちまん「なぁエリカ、雪乃達はお前に勝ってバッチは貰っているんだよな?」
エリカ「はいその通りですわ。ゆきの様もゆい様もいろは様もわたくしに勝利いたしましたわ」
はちまん「…ニン、確か雪乃達はもうこの街を出たんだよな?」
ニン「うん〜ゆきのちゃんたちは〜ここにきて〜わたしたちに〜おせわになりましたって〜あいさつして〜まちをでたよ〜ふふふ♪」
はちまん「…それが昨日の昼頃だから…ウキワ、お前もその場にいたんだよな?アイツらはどっちの方角へ向かった?」
ウキワ「それはシオンタウンからセキチクシティへ行くって…」
はちまん「…何でシオンに向かったんだ?」
ウキワ「西には『サイクリングロード』があって、あの子達自転車を持ってなかったみたいだから」
はちまん「…ちなみにコブキさん、またヤマブキシティをアイツらに通らせたって事は?」
コブキ「いえ、流石に2度も封鎖を解くのは…だから…はっ!」
エリカ「…まさか地下通路を通ってシオンタウンに?」
はちまん「いまから地下通路に向かってもアイツらは既に通り抜けて…何もなければシオンタウンに辿り着き、いまはセキチクに向かっているはず。確かめようにもロケット団がアイツらを拘束し、どこかへ監禁していれば見つかりっこない。もし監禁されていたとすれば地下通路にいるはずだ、隈なく探せば見つかる…いまから行くか?しかしアイツらを拘束する理由がロケット団には…あ、そういえばサカキにアイツらの顔はわれているんだったな。…何かの取り引きにアイツらを使ってくるか?だとすれば何かしらのコンタクトを俺にとってくるはず、だが今日の昼に会ったロロットからはそんな素振りがなかった。アイツらが捕まる時間帯は昨日の昼頃、あのゲーセンにロロットが来たのは今日の昼だからその時にコンタクトを取ってきてもおかしくない。しかしそれがなかったとするとやはり雪乃達は捕まっていない?いや、襲われて動けなくなっていたとすれば…待て落ち着け、アイツらが無事かどうか確かめる手段は…俺もセキチクシティへ向かうしかない」
ウキワ「は、はちまん…?」
はちまん「シオン!いつ頃セキチクシティへ行くんだ!?」
シオン「………………………あしたのあさ」
はちまん「時間も遅いし仕方ないか…ならもしロケット団が何かしてきた場合に備えて…」
はちまん「悪い!ウキワ!また部屋を借りるぞ!」
ウキワ「え、ええ…」
はちまん「ニン、シオン!また俺と一緒に寝るって言うなら別に俺は構わないが、少しやる事があってうるさくなるかもしれないが我慢してくれよな」
ニン「う、うん〜わかった〜」
シオン「………………………わかった」
俺は急いで明日に備えるべく本部をでようとする
ドアに手をかけたところで思い出した
はちまん「あ、後エリカ!俺はジム戦に勝ったって事になってんだよな!?確か技マシンをくれるんじゃ!」
エリカ「え、えっと少しお待ちを…こちらの『ギガドレイン』を…」
はちまん「サンキューエリカ!愛してるぜ!」
エリカ「え!?」
俺はエリカから技マシンを受け取ると本部を出て急いで昨晩寝た部屋に戻った
早速明日の準備に取り掛かる
ポケモン達に技マシンを使い新たな技を覚えさせ
持ち物もしっかりとチェックし
あとはこの焦った気持ちを落ち着かせるため早めに寝た
くそ、明日には本調子に戻ってるといいが
と言うわけで、慌ただしいですが今回はここまで
次回でこの章も完結です
変わったステータスも次回に発表します