八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
次回は恒例のステータス回です
#タマムシシティとあるマンションの一室
オニスズメー
オニドリルー
はちまん「うん…朝か…」
ポケモン世界19日目
鳥ポケモンの鳴き声を聞き眼を覚ます
俺は体を起こし、あたりを見渡す
昨日と同じくニンとシオンが俺に抱きついて寝ている
2人とも服装は昨日と同じ黒いパーカー
腕にはシオンはゲンガー、ニンはゴローニャのぬいぐるみを持っている
そういえばこの2人ゲームセンターでこのポケモンを使っていたな
やはり自分のポケモンは可愛いものなんだろう
まあニンとシオンが一緒に寝ているのは問題ない、可愛いし
しかし俺が気になるのは
エリカ「すー…すー…」
何故お嬢様まで一緒の部屋で寝てらっしゃる?
幸い俺に抱きついていないが、それでも結構近い
この前みた寝巻きの浴衣姿ではなく、俺と同じ黒いパーカーを着ている、ズボンは履いてない
…寝る時は下をつけないと言っていたが…本当だろうか?
って、いかんいかん何を考えてんだ落ち着け!
流石にパーカー1枚で寝るわけがない
…もし履いてなかったら、エリカの足の方から見れば…
って、だから何を考えてんだ落ち着けっつの!
…でも履いてたとしても下が見える…
って、いい加減にしろ!それを言ったらニンとシオンだってズボン無しのパーカー1枚だから足の方から見れば…
はちまん「ぐっ…煩悩よ立ち去れ…!」
せいっ、煩悩鳳!
…よし、とりあえずは収まった
また出て来る前に昨日の事を整理しよう
まずロケット団についてコブキさんやウキワ達と話し合い
俺は地下通路にロケット団が存在しているのではないかと考えた
だがその場合
タマムシシティのジムバッチを手に入れ、次の街セキチクシティへと向かった雪乃、結衣、いろはの3人に危害が及んでいるかもしれない
今の俺がアイツらの安否を知るには、セキチクシティへ向かう事しか出来ない
昨日の夜はアイツらが心配で少し慌てたが
眠った事で少し頭が冴えてきて、気分も落ち着いてきた、煩悩が出て来るくらいに
んで、寝る前にポケモン達を強化するため
テレビの中のお兄さんに殺意を覚えながら、技マシンを使った
あのテレビ、ポケモンに技を教えるかわりに、トレーナーに嫉妬心を教えるらしい
…みんな…目を…キラキラ…くそっ
ロンドと戦ったり、エリカと戦ったためレベルも少し上がっている
それでこれがステータス
[カラカラ]
レベル 29
持ち物 ふといほね
<覚えている技>
・ホネブーメラン
・アイアンヘッド
・かわらわり
・きあいだめ
[ゴルバット]
レベル 26
持ち物 なし
<覚えている技>
・そらをとぶ
・かみつく
・あやしいひかり
・すいとる
[ロコン]
レベル 24
持ち物 なし
<覚えている技>
・ひのこ
・おにび
・だましうち
・あなをほる
[カビゴン]
レベル 31
持ち物 なし
<覚えている技>
・のしかかり
・かわらわり
・ねむる
・あくび
こういう感じ
とある事情で誰から貰ったかは言えないが
ゴルバットに秘伝マシンの『そらをとぶ』を覚えさせた
この技は1ターン目で上空へ飛び上がり
次のターンで攻撃するひこうタイプの技
飛び上がっている状態に、相手はほとんどの攻撃技を当てる事が出来なくなる
しかし癖のある技のため対策されやすく
1ターン目の飛び上がっている状態にも当てられる技があるし
2ターン目の攻撃に合わせて『まもる』や『カウンター』を使われる事がある
この技を使うには要注意だ
そして秘伝技であるがゆえに戦闘以外でも使える
効果は知っているポケモンセンターへ移動する事が出来る
これで街へ戻る時に面倒がなくなる
ちなみにお兄さんは鳥人間コンテストっぽい事をして、崖から転落
ロコンには『あなをほる』
これはロコンのとくせい『もらいび』がほのお技を吸収することから
ほのおタイプに効果抜群の技を覚えさせる事で、こちらは攻撃を受けず効果抜群を叩き込む戦法
ちなみにお兄さんはスコップで地面に穴を掘ろうとしたが、偶々そこにいたディグダを怒らせて『すなじごく』で地面の中に
カビゴンには『かわらわり』
カラカラと同じものだが、やはりかくとう技はあって困らないと思ったので、攻撃力が高いカビゴンに使った
本当は『がんせきふうじ』か『でんげきは』が良かったが、それは取っておこう
ちなみにお兄さんは前回と同じくかわらを割ろうと挑戦、結果はお察しの通り
レベルもゴルバット、ロコン、カビゴンがアップしている
だがやはりレベルが低い、圧倒的に
ロンドの時はレインがいたからどうにかなったが
今度は一対一で戦えと申し込まれている
…今日は朝にシオンとセキチクシティへ向かう事になっているが、その出発を少し遅らせてもらい
これから先、ロンドもしくはロロットがで出来た時を考えて鍛えるか?
だが鍛えると言ってもどこで…
エリカ「お〜い」
はちまん「あん?何だ起きたのか」
俺がどうしようか悩んでいるとエリカがいつのまにか起きていて、呼びかけて来た
寝起きエリカだから口調ものろーりしている
エリカ「なやんでいるようだねー少年」
はちまん「ああ、鍛えようと思ってんだがどこでやろうかと。やっぱりこの街を出た7番道路の草むらしかないか」
エリカ「いやいやーそれよりもいい方法があるんですがねー少年」
はちまん「いい方法?何だそれ?」
エリカ「ふっ、私が誰か忘れたのかいー少年」
はちまん「エリカ」
エリカ「ふんっ、それは仮の名前…私の本当の名は…ジムリーダーエリカ!ー少年」
はちまん「ジムリーダーがどうしたんだよ、てかその語尾の少年やめろ鬱陶しい」
エリカ「少年ーでは問う、ジムでは何が出来るのかを…!」
はちまん「前に持ってきても鬱陶しいからな。ジムで出来る事?ジムリーダーと戦ってバッチを貰うくらいだろ?」
エリカ「ふはっ!笑止、ふはは!まだ他にもあるではないか!」
はちまん「笑止って言った後に笑うな。他に出来る事…あ、トレーナーと戦えるのか」
エリカ「そのとおーり!それに勝てばお小遣いももらえちゃうよ?」
はちまん「確かに鍛えるならジムでトレーナーと戦う方がポケモンの経験も、人と戦う事の経験も上がるか…。しかしそんな時間があるか?レベル上げは重要なのは確かだが早くセキチクシティへ行かないと…」
エリカ「あーもうよく考えて、早くいく必要はある?」
はちまん「…それは」
確かに早く行く必要も意味もない
ただ俺が雪乃達の安否を早く知りたいと言うだけ
エリカ「それにね?昨日はちまんくんは焦ってたけどさ、あの子たちがそう簡単に危険な目にあうと思う?」
はちまん「…」
エリカ「あの子たちははちまんくんよりも私よりも強いよ。多分今この瞬間もすごく強くなっていってると思う。だからさ、はちまんくんも少しくらいは強くなっておこうよ。守りたいんでしょ?」
はちまん「…そうだな」
エリカ「大丈夫、はちまんくんならあっという間に強くなるよ。だって今はちまんくんのポケモンってものすごいレベルが低いだよね?それでも私やあのロンドって人に勝てたんだから」
はちまん「いや、どっちも俺だけの力じゃない。お前の時はロコン頑張りが、ロンドの時はレインがいたから勝てたんだ」
エリカ「それも含めて、はちまんくんは強いんだよ」
はちまん「?」
エリカ「はちまんくんもはちまんくんのポケモン達も、レベルや技の強さだけじゃない、もっと別の大きな力を持ってるんだよ」
はちまん「…大きな力?」
エリカ「あれー?まだわかってないの?んー、まあいいか。その内わかるだろうし、いやわかったとしてもはちまんくんは変わらないか」
はちまん「よくわからんが、まあ強くなれって事だな」
エリカ「そうだね」
エリカ「それじゃあ今からジムに案内するよ。シオンちゃんも連れて行って、それなりに強くなったらジムからこの街を出ればいいんだよ」
はちまん「わかった、そうするわ」
エリカと話し終わった後
ニンとシオンを起こして、本部の方へ向かった
どうでもいいけど
『大きな力』って
『大きなか』に見えるよね
大きな蚊…ひっ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#カントーガールズ本部
本部にはコブキさん、ウキワ、レインがいた
ウキワとレインは黒いパーカーからそれぞれの着ていたドレスに着替えている
メンバー全員が集まるから、チームの制服みたいな物であるドレスに着替えたのだろう
コブキ「おはようございます」
ウキワ「おはよう、エリカ様おはようございます」
レイン「おっはよー!」
ニン「おはよう〜ございます〜ふふふ♪」
シオン「………………………おはよ、ねむ」
エリカ「おはようございます、コブキ様、ウキワ様、レイン様」
はちまん「うーす」
エリカはここへ来る途中で本調子に戻った
ウキワ「ニン、シオン。貴方達もドレスに着替えなさい。その服装だと他のメンバーに何を言われるかわからないわ」
ニン「は〜い〜ふふふ♪」
シオン「………………………わたしも?」
ウキワ「シオンもアミーさんと会うのだからいらぬ詮索をされないように着替えなさい。後二人共、持っているぬいぐるみはここへ置いて行きなさい。失くしたくないでしょう?」
ニン「わかりました〜ふふふ♪」
シオン「………………………はい」
ニンとシオンは持っていたぬいぐるみを部屋のソファーに置き
ウキワについて部屋を出て行った
レイン「あー、そーそー!はちまん君!はいこれ私のドレス!」
はちまん「え?あー、忘れてた。そう言えばお前とも服の交換を約束してたな。てか本当に貰っていいのか?」
レイン「いいよ!だって約束だもん!」
はちまん「わかった、ありがたくないけど貰っとくわ」
レイン「はいどうぞ!」
俺はレインからレインボードレスを受け取り、バッグにしまう
これで4人分のドレスが集まった
7つ揃えると何か起こるかもな
コブキ「して、はちまんさんはこれからどうするのですか?」
はちまん「今からジムに行ってレベル上げ。その後セキチクシティに向かう」
コブキ「そうですか。…申し訳ございません、私が雪乃さん達をヤマブキシティからシオンタウンへ行かせておけばこんな事には…」
はちまん「いや、地下通路にロケット団がいるかもしれないなんて誰も思いつかないし、そもそも俺の仮説が間違っているかもしれないだろ?コブキさんがそんなに思い詰める必要はない」
コブキ「はちまんさん…」
レイン「でもはちまん君はどうやってセキチクシティへ行くの?地下通路は危ないかもしれないし、ヤマブキシティも通れないし」
はちまん「俺には自転車があるから『サイクリングロード』を通って行く」
レイン「おお、あの道ならあっという間にセキチクへ着いちゃうよ!」
エリカ「それならば、時間も沢山とれますわね」
はちまん「うーん、夕方近くまでなら鍛える時間があるか…」
エリカ「それでは今すぐジムへ向かいますでしょうか?」
はちまん「そうだな。少しでも時間が欲しいし、シオンが戻って来たら出発するか」
コブキ「では、はちまんさんとはここでお別れですね」
はちまん「ああ、世話になったなコブキさん」
コブキ「何を仰います。お世話になったのは私の方です。ここ数日ロケット団の動向がわからずに私達チームは右往左往しておりました。しかしはちまんさんがやるべき事を示してくださったおかげで、私達も少し前へ進める気がします。本当にありがとうございます」
はちまん「いえいえ、こちらこそありがとうございました」
コブキ「またタマムシシティへ立ち寄る事がありましたら、その時は是非おもてなしをさせてください。はちまんさんの飲んでいらっしゃった黄色いお飲み物を用意してお待ちしております」
はちまん「おお、本当か!」
コブキ「はい、いつでも気軽にお越しください」
はちまん「ああ、わかった」
レイン「それじゃあまたね、はちまん君!」
はちまん「おう、レインもな」
レイン「私はいつでもこのタマムシにいるから!会いたくなったらいつでもきてね!」
はちまん「ほう、アイドル様にいつでも会えるのか」
レイン「うん!ライブ中でも私に会いに来て!なんだったらそのまま一緒に共演しよ!あのコウモリのやつやってさ、『バサァ』って!」
はちまん「やだ」
レイン「ぶー!ケチ!」
はちまん「ケチで結構。てかあの演出が気に入ったのなら羽繋がりでウキワに頼めば?アイツのバタフリーで同じような事が出来るだろ」
レイン「おお!コウモリじゃなくてちょうちょだね!」
ウキワ「何を勝手に決めているの?はちまん」
はちまん「うわ!もう戻って来たのかよ」
ウキワ「貴方レインさんにいらない事吹き込まないでよ」
はちまん「いいじゃないか、蝶々娘とアイドルって事で一緒に出れば」
ウキワ「その蝶々の格好で貴方に襲いかかればいいのね?」
はちまん「やめてくださいお願いします」
ウキワ「まったく、レインさんもあまり乗り気にならないでくださいよ?」
レイン「えー!?でもウキワ絶対可愛いって!」
ウキワ「か、可愛い?」
レイン「そーだよ!あ、だったらはちまん君とウキワで出ればいいじゃない!おそろいで!」
ウキワ「お、おそろいっ…」
はちまん「いや、バタフリーが怖いからやらない」
ウキワ「…そう」しゅん
レイン「ありゃま、ウキワがしぼんじゃった」
はちまん「あれ?ウキワ、ニンとシオンは?」
ウキワ「…そろそろ戻って来ると思うわ。 シオンが来たらもう行くの?」
はちまん「おう、時間が惜しいからな」
ウキワ「そ、ならはちまん。今回はありがとね、色々と助かったわ」
はちまん「だったら、トキワの森で言ってた借りはもう返したって事でいいのか?」
ウキワ「借り?そんなのあったっけ?」
はちまん「おい、覚えてろって言ったのお前だろ」
ウキワ「貴方って案外律儀なところがあるわね」
はちまん「ふふん、そうだろ」どやぁ
ウキワ「…そのドヤ顔が腹立ったから、借りはそのままにして置くわ」
はちまん「あんまりだ」
ウキワ「はぁ…、貴方凄いのか凄くないのかよくわからないわね…」
はちまん「俺が凄い?あれ?お前にあの吸血鬼演出見せたっけ?」
ウキワ「何でそうなるの…」
はちまん「いや、俺の凄いところって言うとそれくらいしか」
ウキワ「…もういいわ。それじゃ、また会いましょ」
はちまん「おう」
3人と別れの言葉を済ませてニンとシオンを待つ
少しすると
灰色のドレスに赤い帽子のニンと
紫色のドレスに紫色の帽子を被ったシオンが戻って来た
シオンは小さな鞄を背負っている
ニン「ただいま〜ふふふ♪」
シオン「………………………もどった」
はちまん「よし、シオン。戻って来たところ悪いが、今からジムへ行くぞ」
シオン「………………………ん、わかった」
ニン「それじゃ〜すこしの〜あいだ〜おわかれだね〜はちくん〜ふふふ♪」
はちまん「ナナシマに行く時は、お前も連れて行くからな。あ、でも普段どこにいるかは教えてくれないか?当てもなく探すのは面倒だし」
ニン「しばらくは〜たまむしか〜やまぶきに〜いるとおもう〜でも〜ポケモンたちも〜かえさなきゃいけないから〜ニビのほうにも〜いくかも〜ふふふ♪」
はちまん「それならこの本部に来ればいいな。もし俺が来た時のために置き手紙はしといてくれ」
ニン「りょうかい〜ふふふ♪」
はちまん「またな、ニン」
ニン「うん〜またね〜はちくん〜ふふふ♪」
ニンとも別れ
カントーガールズの本部を出る
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はちまん「さて、行くか」
シオン「………………………うん」
エリカ「それでは、タマムシジムまでご案内いたしますわ」
シオンと共にエリカの後をついて行く
しばらく歩くと花の香りがするタマムシジムに着き中に入る
ジムの中は小さな外観と変わらずこじんまりとした空間
花や草木が沢山あり
ジムと言うより小規模なジャングルっぽい
ジャングルジムってか
利用者も少なく、2人だけ
ポケモンバトルを行えるバトル場は3つしか設置されていない
そしてジムの真ん中に花に囲まれたバトル場
恐らくあの場所でエリカが挑戦者と戦うのだろう
はちまん「トレーナー2人しかいないって、あの2人と戦ったらもう特訓が終わるじゃないか」
エリカ「いえいえ、あの方々以外にも『とれーなー』はいらっしゃいますわ」
はちまん「え、どこに」
エリカ「こちらへ」
そう言うとエリカはジムの奥へ
俺とシオンはそれについて行く
そしてドアの前に立ち止まり開ける
そこには
女の子「あ!エリカ様!」
男の子「エリカ様!おれと戦ってください!」
『わー!エリカ様!戦ってー!』
トレーナーらしき人が沢山いた
みんなはエリカの姿を見ていきり立つ
何だこれ
はちまん「おいエリカ、何だコイツら」
男の子「おい!そこのお前!エリカ様になんて口の聞き方だ!」
女の子「失礼よ!」
エリカ「いえ、その方はよろしいですわ。わたくしのお客様でございますから」
男の子「で、でも礼儀が」
はちまん「ん?ここではお前への口調を気をつければいいのか?」
エリカ「いいえ結構ですわ。貴方様はそのままで充分でございます。貴方様の丁寧な口調はわたくしは気に入りませんので。それにコブキ様も苦手なご様子でございましたし」
はちまん「嘘っ!?コブキさんに敬語をやめてくださいって言われたのはそう言う理由があったの!?」
エリカ「ご冗談でございますわ、ふふ」
はちまん「ほっ、よかった。まあお前に口調がどうこう言われたくないしな」
エリカ「あら、それはどう言う意味でございましょうか」
はちまん「だってお前いきなり変な口調になるし」
エリカ「貴方様が変えろと仰ったのではありませんか」
はちまん「それは1回だけだろ。お前昨日今日でどれだけおかしかったかわかってるのか?特撮戦隊ヒーロー1ヶ月分の変身量だったぞ」
エリカ「そんな事ありませんわ。仮面『らいだー』くらいですわ」
はちまん「どっちも同じだろ」
エリカ「いいえ、人数が違いますわ」
はちまん「いや、最近の仮面ライダーも複数人変身するからな。敵も味方も変身して、もうどれを応援すればいいのかわからなくなるんだぞ?」
エリカ「主人公様を応援して差し上げればよろしいのでは」
はちまん「敵にも格好いいのがいるんだよ」
エリカ「それは他の作品や物語でも同じなのでは、応援したいお方は人それぞれですわ」
はちまん「確かに『バッファ○ーマン』とか好きだけどさ」
エリカ「その方も悪魔から正義に変わりましたでしょう?ならば主人公様と言ってもよろしいのでは?」
はちまん「いいや、主人公は『キン○マン』とリングに上がった者だ。『マンモ○マン』とか格好いいんだから」
エリカ「あら、獣系がお好きなので?」
はちまん「いや『ロビ○マスク』も『ラーメ○マン』も好きだ」
エリカ「『ラーメ○マン』様が味噌らーめんだったのは驚きましたわ」
はちまん「俺もだ。まさか味噌ラーメンだったとは…」
女の子「あの…エリカ様…?」
男の子「そんな…味噌ラーメン…?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はちまん「それで、ここはなんなんだ?お前と戦いたいって言ってるけど」
話が脱線してしまったのを何とか戻し、1度部屋を出てエリカと話すのが
危ない危ない
新シリーズに『ウル○マン』がいつ出てくるかの談義はまた今度にしよう
エリカ「ここはわたくしに挑戦する方々の控え室でございますわ」
はちまん「控え室?そんなのがいるのか?」
エリカ「わたくしは騒がしいくなるのが苦手でして。わたくしが挑戦者の方と戦っている間、他の挑戦者の方々にはここでお待ちになるようお願いしております」
はちまん「そういえばバトル場の周りに観客席とかなかったな。でも挑戦者を応援したい奴らはどうするんだ?」
エリカ「その辺りはご自由にさせておりますわ。挑戦者の関係者である事が条件でございますが」
はちまん「でもここにいる人数…20人くらいいないか?いつもこんなにいるのか?」
エリカ「今日は特別に以前からわたくしと戦いたいと仰っていた方々にお越し頂きました。しかしわたくし1人で捌き切るのは至難の技…そこではちまん様の出番という訳でございます」
はちまん「…?俺にコイツらと戦わせてふるいにかけるって事か?でも実力的に俺で大丈夫なのか?」
エリカ「さあ、それはわかりませんわ。しかしこれは貴方様の特訓になり、尚且つわたくしが楽になりますわ」
はちまん「それが本音か。しかしお前に挑戦しに来て俺と戦うってのは…」
エリカ「以前申し上げました通り、わたくしはその方の実力を認めてバッチをお渡ししています。なのでわたくしの認めた貴方様と戦い、勝利した者をわたくしの挑戦者といたしますわ」
はちまん「んー」
エリカ「しかしそれを決めるのはあの方達でございますわ。その条件はのめないと仰られるなら致し方ありません、わたくしがお相手致しますわ。それでもいいと言う方と貴方様は戦ってくださいませ」
はちまん「ん〜、納得はいかんが…。まあ当人達がそれでいいなら…」
エリカ「では、お聞きしてきますね」
そう言ってエリカは部屋に戻っていく
はちまん「シオン、お前は俺が戦っている間どうする?」
シオン「………………………ここではちをおうえんしてる」
はちまん「それでいいのか?どれだけ時間がかかるかわからないぞ?」
シオン「………………………だいじょうぶ」
はちまん「そうか、悪いな」
しばらくしてエリカが部屋から出てきた
結果はなんと20人全員俺と戦うと言う
何で全員そんなに乗り気なんだよ
エリカが何か余計な事を言ったのでは?と思ったが
戦う相手が多ければこちらも都合がいい
エリカを怪しみつつもそれを了承し
20人もの大人数と戦う事に
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はちまん「……き、きつ」
シオン「………………………おつかれ」
夕方
俺は20人と戦い、今はジムの芝生で座り休憩している
隣にシオンも座って、俺を労ってくれた
そして結果は最後の2人に負けて、その前の3人くらいが危なかった
ポケモンの体力の問題だが、1人1人戦うたびにエリカが回復してくれた
そのため敗因は恐らく俺の集中力不足
全員実力はさほどではなかったが、手持ちのポケモンが全員6匹の連戦で俺も疲れていた
合計120匹との戦闘…マジか…
エリカと戦うために来ていただけあって戦法は似ていた
後、相手はほのおタイプのポケモンが多く
じめんタイプのカラカラと
ロコンの『あなをほる』が大活躍、計画通り
そしてこれが連戦した後のポケモン達
上の方にある元のステータスの見比べてほしい
[カラカラ]
レベル 37
持ち物 ふといほね
<覚えている技>
・ホネブーメラン
・アイアンヘッド
・かわらわり
・きあいだめ
[ゴルバット]
レベル 35
持ち物 なし
<覚えている技>
・どくどくのきば
・そらをとぶ
・きゅうけつ
・あやしいひかり
[ロコン]
レベル 36
持ち物 なし
<覚えている技>
・かえんほうしゃ
・あなをほる
・だましうち
・じんつうりき
[カビゴン]
レベル 35
持ち物 なし
<覚えている技>
・のしかかり
・かわらわり
・ギガインパクト
・あくび
カラカラはほのおタイプのポケモン相手に活躍した結果
レベルが10近くアップ
新しい技は覚えさせなかったが、いまはこれでいいかな
しかし相手にひこうタイプのポケモンも多く
『がんせきふうじ』を覚えさせようかと悩んでいる
ゴルバットの新しい技は『どくどくのきば』と『きゅうけつ』
『どくどくのきば』は以前に紹介した、相手を『もうどく』状態にできる技
『きゅうけつ』は虫タイプの技
シリーズ全てをやった事のある俺にとっては違和感ありまくりなのだが、結構高威力な技
効果は『ギガドレイン』と同じ体力吸収
ロコンはほのおタイプのポケモン以外にむしタイプのポケモンも多くいたためレベルがかなり上がった
新しい技は『かえんほうしゃ』
高威力で命中率も安定した『ほのおタイプ』の技
今まで『ひのこ』しか頼れる技がなかったためこれは嬉しい
それと『じんつうりき』も覚えた
『おにび』を忘れさせるのは抵抗があったが
『じんつうりき』はエスパータイプの技、覚えさせない方が色々ともったいないので優先した
カビゴンは少しレベルの上がり方が遅いのかそれほど上がらなかった
しかしどくタイプの相手にとくせい『めんえき』で活躍
そして高威力技『ギガインパクト』を覚えた
反動を受けるのは『はかいこうせん』と同じ
しかしこちらは物理技のためカビゴンと相性ばっちり
格下が相手なら先ず負ける事はないだろう
攻撃力的に見るとかなり強化された
だが死活問題と言っていい大きな問題が1つ
それは…
あんまりゴルバットとの吸血鬼演出が受けなかった
な、何故だ…!?
ゲームセンターではあんなに受けたのに!
いや、受けが悪かったのは女性ばかりだった…
あとそのほとんどが怯えていた
雪乃にも不評だったし…
まさか女の子は吸血鬼が嫌い?
でもレインは格好いいって言ってくれたし
うーんわからん、全くわからん
どこか改善すべきところがあるのだろうか
あの格好よさに甘えていたが、改良してみるか…
もう少しゴルバットの位置を肩の方へ上げるとか
1度ゴルバットに俺の周りを一周飛んでもらった後であの演出とか
うーむ
エリカ「はちまん様、お疲れ様でございます」
はちまん「………」
エリカ「はちまん様?」
はちまん「…ん?ああ、エリカか。何の用だ?」
いつのまにかエリカが俺達のそばに来ていた
ちなみに黒いパーカーから袴姿になっている
挑戦者たちの前だからきちんとしようときがえたのだろうが
俺の黒いパーカー返してもらってないんだけど
うーん、まあいいか
エリカ「連戦お疲れ様でございます。そしてありがとうございました」
はちまん「いや、本当にあれで良かったのか?」
エリカ「貴方様と戦う事はあの方達が決めた事故、それにわたくしと戦う前に己の実力を見定めるいい機会だったと思いますわ」
はちまん「でも俺とお前とでは実力も戦法も違うだろ」
エリカ「それは当たり前の事ですわ。わたくしと戦う前にわたくしと戦うのはおかしいでしょう?」
はちまん「た、確かにそれはそうだが…」
俺が納得いきそうなギリギリの感情を抱いていると
エリカが俺に封筒を渡してきた
エリカ「それではここでの『とれーなー』戦に勝利したはちまん様にはお小遣いをお渡ししますわ」
はちまん「あ、そう言うのもあったな」
エリカ「それとわたくしに勝利した賞金もまだでしたのでご一緒に封入しておきました」
はちまん「そうか、ありかとな」
俺は封筒を受け取り財布にそのまま入れる
確認は後でいいだろう
本人の前では開けたくない
エリカ「それと、『とれーなーぱす』をお渡しくださいませ」
はちまん「仕送りもあるんだっけ、はい」
エリカ「それではお預かりいたしますね」
エリカは俺のパスとニビシティでタケシが使っていた機械でアレコレすると返してくれた
エリカ「はい、お返しいたしますね」
はちまん「おう」
さて、これくらいで特訓は終わりでいいかな
けど最後の戦闘でポケモン達が戦闘不能になっている
エリカに頼んでポケモン達を回復してもらったら
サイクリングロードへ行こう
はちまん「エリカ、ポケモンの回復…」
シオン「………………………わたしがした」
カラカラ「カラッ♪」
ゴルバット「バット♪」
ロコン「…」
カビゴン「ゴンッ♪」
早っ!?
いつのまにしてくれたんだよ!?
はちまん「あ、ありがとなシオン」
シオン「………………………いいってことよ」
エリカ「あらまあ、シオン様。わたくしのお仕事を奪ってしまわれましたか、楽なのはいい事でございますが少し悔しいですわね」
はちまん「何で悔しいのかわからんが、シオンのおかげでいまからでも出発できるな」
シオン「………………………もういく?」
シオンのその質問に答える前に外の様子を見る
空が赤い、もう夕方だ
今からサイクリングロードへ行っても
夜道の下り坂を自転車で走るのは危ない
はちまん「どうするか…、1度ポケモンセンターに泊まるか?」
エリカ「それならご安心を、『さいくりんぐろーど』の前に『げーと』がございます。そこで1泊お休み頂き、朝までお待ちになってからお進みくださいませ」
はちまん「ゲートか、よしそれでいくか。シオンもそれでいいか?」
シオン「………………………おっけい」
はちまん「じゃあ暗くならない内にゲートに行くか」
シオン「………………………そうだね」
エリカ「それでは、わたくしとはここでお別れでございますか」
はちまん「そうだな」
シオン「………………………おせわになりました」
はちまん「エリカ色々ありがとうな」
エリカ「ふふ、こちらこそ」
出発するため、俺とシオンはポケモン達と一緒にジムを出る
エリカも出迎えのため共に出る
エリカ「では、はちまん様。またお会いしましょう」すっ
エリカが手を差し伸べてくる
握手だろうか
俺は周りにいるポケモン達を見た後それに応えた
はちまん「ああ、またな」
だが俺がエリカの手を握った瞬間
エリカが俺の方へ倒れ込んできた
はちまん「エ、エリカ!?」がし
ぶつかる寸前に受け止める
はちまん「どうした!?どこか具合が…!」
エリカ「ふふ、大丈夫でございます…」ぼそ
はちまん「ひっ」
俺はエリカを心配するが
耳元で囁かれた
ちょっ、俺耳弱いんだから!
エリカ「はちまん様…」
はちまん「なっ、なに!?」
エリカ「お返事はまたの機会までとっておきますわ…」
はちまん「返事?」
エリカ「くすっ、お楽しみに」ぎゅう
はちまん「ちょ、ちょっと」
シオン「………………………ずるい」
返事とは何かと考える暇もなくエリカに抱き締められた
背中にまわされた腕は細く柔らかい
花の香りがする
はちまん「エ、エリカ、なにしてんの?」
エリカ「うんぅ〜昨夜はニン様とシオン様にとられましたからその分をここで…はちまん様〜」すりすり
やめて!そんな可愛い声で顔を擦り付けないで!
昨夜って事は、今朝のニンとシオンが抱きついていたあれか
エリカもそのそばにいたけど、お前もしたかったの?
いやコイツまだ10歳くらい何だっけ
誰かに甘えたい年頃だろう
それなのにジムリーダーとしてこの街を守ろうとしてたんだな
エリカと初めて会った時、ウキワの事があったとはいえ色々言い過ぎたかな
そう思いいまだすりすりしてくるエリカの頭を撫でる
エリカ「…えへへ〜はちまん」ぎゅー
頭を撫でるとすりすりをやめてさらに抱きついてきた
柔らかい柔らかい!いい匂い!
くっそ、このまま抱き返したいがシオンもいるし
そうするといつまでも抱きしめ合う事になりそうだ
はちまん「エリカ…そろそろ…」
エリカ「むぅ、仕方ありませんね。またお会いしましたら続きを」
続き!?
これの続きって何!?
すごく気になるが、エリカは名残推しそうに俺の身体から離れる
エリカ「では、はちまん様、シオン様。いってらっしゃいませ」
はちまん「ああ、じゃあなエリカ」
シオン「………………………いってきます」
エリカに別れを告げ
俺とシオンはタマムシシティを出る
先ずはサイクリングロードに続くゲートで一泊して
明日の朝にセキチクシティへ向かう
待ってろよ雪乃達
あ、後セキチクジム