八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#18番道路
鳥使いA「そこの2人!」
鳥使いB「止まれ!」
鳥使いC「僕達と戦え!」
サイクリングロード
本当の名前は17番道路らしいが
そこを通り抜けて
ゲートをくぐり18番道路に来ると
鳥かごを持った少年3人に道を塞がれた
はちまん「…悪いアンタら、俺達は急いでいるんだ。そこをどいてくれ」
鳥使いA「通りたくば僕達と戦え!」
はちまん「いや、だからそんな暇は…」
鳥使いB「何だ?怖気付いたのか?」
はちまん「ああもうそれでいいからどいて…」
鳥使いC「だがしかし、僕達の鳥はお前達と戦いたがっている」
はちまん「そんな事言われても」
ススム「僕の名前はススム!行け、オニドリル!」ポンッ!
ユウスケ「僕の名前はユウスケ!ゆけ、オニスズメ!」ポンッ!
ハルト「僕の名前はハルト!飛べっ、ドードリオ!」ポンッ!
こっちの言い分も何処吹く風
勝手に名乗って勝手に戦う体制に
どうしようめんどくさい
俺は足元にいるカラカラとロコンを見る
はちまん「どうする?お前ら」
カラカラ「カラ」うーん
ロコン「…」はぁ
戦うかどうか聞いてみたが
カラカラは悩み
ロコンはため息をつく
微妙な反応
どう対処すればいいのかわからないので、2匹の目を見る
はちまん「うーんと」じっ
カラカラは早く進みたいけど、自分の実力も知りたい
ロコンはどうせ戦う事になるから諦めている
半々な意見と中途半端な意見
どちらも戦う事のを嫌がっていないようなので受けようか
カラカラの言う通り自分の実力は知っておきたいし
だが
はちまん「アンタら3人同時に戦うのか?」
ハルト「そうだ、僕達のコンビネーション見せてやる」
はちまん「3人…シオン、お前はどうする?」
シオン「………………………かずてきにむり」
はちまん「だよな」
俺とシオンが戦うとしても
どちらかが2匹を出さなければならない
はちまん「それじゃあ、俺が3人とも相手する事になるのか…」
シオン「………………………かてる?」
はちまん「骨は拾っといてくれ」
めんどくさいが戦わないと道を開けてくれなさそうだし
仕方ないか
俺はボールを取り出し背中へ持っていく
はちまん「出番だ、ゴルバット」
ゴルバット「バーット!」バサァ
ススム「おおっ!」
ユウスケ「かっこいい!」
ハルト「翼だ、翼が生えている!」
おお、コイツらには好評なのか
まあ見た目的にとりポケモンが好きそうだからな
さて、これで3匹対3匹
はちまん「俺はこの3匹でいくが、アンタらはどうするんだ?」
ススム「僕達も合わせて3匹!」
はちまん「わかった」
ポケモンの数は同じだが
1人対3人
これは相手の戦略を早くに掴む必要があるな
相手の布陣は
ドードリオを真ん中に、オニスズメが右、オニドリルが左
見たところドードリオが要か
ならばこちらの布陣は
ロコン、カラカラ、ゴルバット
防御力の高いカラカラを真ん中へ配置
俺は並んだ3匹のポケモンを見る
カラカラ
持っている骨を変えた影響か
最近になってカラカラの攻撃力が格段に上がっている
ほとんどの相手を一撃で屠る程だ
高い攻撃力と防御力でどんな戦場でも勝てる可能性を持っている
ゴルバット
スピードを生かした先取りの状態異常にさせる戦法が得意
さらに『きゅうけつ』で相手の体力も吸い取る事もできる
『あやしいひかり』で相手を行動不能にし
『どくどくのきば』で攻撃しつつ『もうどく』を狙う
ロコン
以前は状態異常やターン経過によるダメージの蓄積を狙った戦法をとっていたが
今のロコンは主力になれる力を持っている
特に新技『かえんほうしゃ』は強い
この3匹とはなんやかんやで付き合いが長い
俺の頼れるポケモン達
ははっ、負ける気がしないね
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
トレーナー戦 トリプルバトル
はちまん
ロコン、カラカラ、ゴルバット
VS
ススム、ハルト、ユウスケ
オニドリル、ドードリオ、オニスズメ
1ターン
はちまん「カラカラ、ドードリオにアイアンヘッド !ゴルバット、オニスズメにそらをとぶ!ロコン、オニドリルにかえんほうしゃ!」
ススム「オニドリル、こうそくいどう!」
ハルト「ドードリオ、こうそくいどう!」
ユウスケ「オニスズメ、こうそくいどう!」
ドードリオ こうそくいどう
ドードリオ「!」シュシュン
ゴルバット そらをとぶ
ゴルバット「!」バサバサ
オニドリル こうそくいどう
オニドリル「!」シュシュン
ロコン かえんほうしゃ
ロコン「!」ぼおおお
オニドリル「…!」
オニスズメ こうそくいどう
オニスズメ「!」シュシュン
カラカラ アイアンヘッド
カラカラ「!」ゴーン
ドードリオ「…!」
相手は3匹とも『こうそくいどう』
これは自身の素早さを上げる技で
ゴルバットがドードリオ以外より早く動いていたが
次のターンからは相手のポケモンが先に動くだろう
ゴルバットはオニスズメに対して『そらをとぶ』、空へ舞い上がった
ロコンがオニドリルに『かえんほうしゃ』
カラカラがドードリオに『アイアンヘッド 』
どちらとも大ダメージを与えたはず
素早さの上がった3匹から集中攻撃を受けるかもしれない
先に倒せそうなオニスズメを倒しておく方がいい
だが『そらをとぶ』で次ターン攻撃できる
それにロコンの攻撃はオニスズメに届かない
ならば要であろうドードリオにカラカラとロコンでダメージを与えよう
2ターン
はちまん「カラカラ、ドードリオにアイアンヘッド!ゴルバット、オニスズメにどくどくのきば!ロコン、ドードリオにかえんほうしゃ!」
ススム「オニドリル、カラカラにつばめがえし!」
ハルト「ドードリオ、カラカラにつばめがえし!」
ユウスケ「オニスズメ、カラカラにつばめがえし!」
ドードリオ つばめがえし
ドードリオ「!」シュンバシ
カラカラ「…!」
オニドリル つばめがえし
オニドリル「!」シュンバシ
カラカラ「…!」
オニスズメ つばめがえし
オニスズメ「!」シュンバシ
カラカラ「…!」
カラカラ「…!」ふらふら
ゴルバット そらをとぶ
ゴルバット「!」ヒュー、ガスッ
オニスズメ「…!」
オニスズメ「…」
バタン
ロコン かえんほうしゃ
ロコン「!」ぼおおお
ドードリオ「…!」
ドードリオ「…!」ふらふら
カラカラ アイアンヘッド
カラカラ「!」ゴーン
ドードリオ「…!」
ドードリオ「…」
バタン
相手の三連続『つばめがえし』がカラカラを襲い瀕死寸前
しかしロコンとカラカラの集中攻撃でドードリオを倒し
ゴルバットが『そらをとぶ』でオニスズメを倒す
これで残すは体力の少ないオニドリルのみ
恐らくカラカラを攻撃してくるだろう
万全を期しゴルバットと居場所を交代させるがオニスズメは素早さが上がっているためこちらより早く動く
カラカラが倒される前にゴルバットと交代できればいいが
耐えてくれよ…
3ターン
はちまん「ロコン、オニドリルにかえんほうしゃ!ゴルバット、カラカラと交代!」
ユウスケ「オニドリル、カラカラにつばめがえし!」
オニドリル つばめがえし
オニドリル「!」シュンバシ
カラカラ「…!」
カラカラ「……」ふらっふらっ
ゴルバット 交代 カラカラ
ゴルバット「!」さっ
カラカラ「!」さっ
ロコン かえんほうしゃ
ロコン「!」ぼおおお
オニドリル「…!」
オニドリル「…」
バタン
カラカラはギリッギリで耐え
ゴルバットがカラカラを安全圏へ
そしてロコンの『かえんほうしゃ』でオニドリルにトドメを刺し
勝負は決まった
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ススム「立つ鳥」
ユウスケ「跡を」
ハルト「濁さず」
ダダダダ〜
勝負を仕掛けてきた鳥使いの少年達は走り去っていった
おい、通せんぼした詫びもなしかよアイツら
はちまん「はぁ…、まあお疲れさん」
カラカラ「カ、カラ…」はっ、はっ
ゴルバット「バット!」
ロコン「…」こくん
俺は頑張ってくれたポケモン達を労う
カラカラの息が荒い
さっさとセキチクシティのポケモンセンターに行くか
とりあえず全員ボールへ戻ってもらおう
はちまん「サンキュウな、お前ら」
さて、また邪魔が入らないうちに早く行こう
はちまん「行こうかシオン」
シオン「………………………うん、ごめんね」
はちまん「ん?何が?」
シオン「………………………はちばっかりにたたかわせて」
はちまん「そういやお前と一緒にいる時はいっつも俺が戦ってるな。でもそんなの気にすることないって」
シオン「………………………そうかな」
はちまん「そうだって、別に俺はお前のために戦ってるわけじゃないんだしさ」
シオン「………………………わかった」
はちまん「わかったならいい。あまり思いつめるなよ?」
シオン「………………………うん、こんどはわたしもたたかう」
はちまん「今度って、いつまで一緒にいる気だよ」
シオン「………………………ずっとはだめなの?」
はちまん「駄目に決まってるだろ。誰がアミーさんを連れて行くんだ」
シオン「………………………ひとりでかえるよ」
はちまん「そりゃあ持ち帰らせる情報はアミーさんが伝えるべきだから1人で帰ってもいいが、お前はチームの仕事をやらなくちゃいけないだろ」
シオン「………………………やることあるの?」
はちまん「いや、話し合いとか色々あるんじゃないか?」
シオン「………………………わたしはなすのにがて」
はちまん「それは知ってる。だがアミーさんを帰らせるのにお前だけ帰らないのはおかしいだろ」
シオン「………………………そうだね」
はちまん「だからお前はアミーさんと一緒に帰れ。俺の事は気にするな」
シオン「………………………ん」
???「それはどうかしらね?」
俺がシオンと話していると誰かが割り込んできた
声をかけられた方を見る
そこには女の子が立っていた
160センチくらいの身体
腰まであるピンク色の長髪
スカートがベルの形に広がっているピンク色のドレス
確かベルドレスだったか
頭にはオレンジ色の帽子
この風貌、まさか…
シオン「………………………あみーさん」
カントーガールズのメンバー、アミー
チームの問題児ここに登場