八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
あらすじ
ヒロインのパートナー決定
#ポケモン研究所
カラカラ「………」
カラカラは俺たちの顔を見渡し、
俺の顔をじっと見つめた後
その場に座り込んだ
そしてそのままぼーっとしている
しずか先輩「……あの、オーキド博士この子は?」
オーキド博士「………うむ。このポケモンはカラカラといっての、とある事情で心を閉ざしておる。」
はちまん「………とある事情?」
オーキド博士「…すまぬ、それは教えられん。」
はちまん「…そうですか。では、なぜこいつを俺に?」
オーキド博士「うむ…はちまん君、君のことはしずかちゃんから聞いておったんじゃ」
俺はしずか先輩の方を見る
しずか先輩「ちょ…は、はかせ…!」///
オーキド博士は焦るしずか先輩などおかまいなしに話しを進める
オーキド博士「しずかちゃんがここで話すことは大体がはちまん君のことでの、はちまん君がどんなトレーナーかいつも聞かされての。まあ大半が惚気話じゃったんじゃが…」
しずか先輩「わー!わー!わー!」///
しずか先輩は両手で顔を隠し足をバタバタさせている
……そんな話されてもリアクションに困る///
ヒロインズ「「「……………」」」
はちまん「な、なんだよ……」
ヒロインズ「「「…ふん」」」
オーキド博士「まあ…それ以外の、君がどんな性格か、トレーナーとして君がどんな素質を持っているかを聞いてな。
わしは君にならこの子を任せられると思ったんじゃ」
オーキド博士「わしは、いろいろ考えて手を尽くした。しかし結局わしはこの子の心を開かせることはできんかった…」
オーキド博士「じゃがしずかちゃんからはちまん君のことを聞き…君ならこの子の閉ざされた心を開くことが出来るんじゃないか。そうわしは考え、この日にこの子を君に託そうと思ったのじゃ」
はちまん「……」
オーキド博士「はちまん君、わしの勝手な頼み聞いてくれ!いや、この件断ってもらっても結構じゃ!また後日新しいポケモンを用意する!」
はちまん「………」
オーキド博士「じゃが!この子の為にも、頼む!はちまん君!」
そう言うとオーキド博士は立ち上がり頭を下げた
……君なら出来る、ねぇ
いつもなら俺にそんな勝手な期待押し付けんじゃねぇって思うところなんだが
俺は目の前に座ってぼーっとしているカラカラを見た
その目には何もなかった
希望も絶望もない
夢もやる気もない
ただただくすんでいる
灰色の目
---だが俺には、その目は魅了的に映った
---何色にも染まっていないその目が
はちまん「……わかりました」
オーキド博士「……え?」
はちまん「俺は俺のパートナーをこいつにします」
オーキド博士「ほっ本当か!?」
俺は気づいたらそう言っていた
……
別に、こいつに同情したわけじゃない
俺はこいつに何があったかなんて知らないし
ましてや心の扉を開くとか
そんな大層なことできやしない
ただ…
俺はぼっちだ
ぼっちでいたい
誰かと一緒に何かをするとか
ましてやこれから
寝る時も
食事する時も
ずっと一緒にいる存在がいることが考えられない
正直いらない、必要ない
率直に言って邪魔だ
確かにここに来る前ポケモンが貰えることが楽しみだと思っていた
だが同時に1人ではいられなくなることにちょっとした空虚感を感じていた
しかしこの世界は危険だ
いつポケモンや悪の組織に襲われてもおかしくない
この世界でポケモンは必要だ
だからこそ、1人でいたい
ぼっちでいたいと願う俺にとって
こいつの
何色にも染まっていない灰色の目
そんな目を持つこいつとなら一緒にいてもいいかな
そう思っただけだ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
オーキド博士「では、これがこの子のモンスターボールじゃ」
はちまん「はい」
オーキド博士からカラカラのモンスターボールを受け取る
なんか思ってたより重いな
そしてまだぼーっとしているカラカラに近づく
はちまん「あ〜、えっと今日からお前の主人になるひき……はちまんだよろしく
あ、もしお前が嫌だったらやめるけど」
カラカラ「」ぼー
俺が話しかけてもなんの反応もない
ん〜まあいいか
はちまん「何も反応しないってことは別に俺がお前の主人になってもいいってことだな?これから俺と旅をして、戦う時も俺の指示に従うことになるぞ?」
カラカラ「………」チラ
おっこっち見た
なんかもう諦めた顔してんな
『どーせ断っても連れてくんだろ?』
みたいな
うん、はちまんその気持ちよくわかるよ
はちまん「はあ…もういいや…」
俺はそれ以上何も聞かずカラカラをボールに戻した
…正直前途多難だけど
これで俺も晴れてポケモントレーナーか
こうして
こどくポケモンが仲間になった