八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
特に理由はないですが
こっちの方が今までのより読みやすいかなーと思ったので
#18番道路
ピピー
カラカラにこっぱずかしい台詞を言われているとポケモン図鑑が鳴りだした
何だ何だと開けてみるとカラカラのステータスが表示されていた
[カラカラ]
じめんタイプ
とくせい いしあたま
<覚えている技>
・アイアンヘッド
・ホネブーメラン
・かわらわり
・きあいしんか
タイプやとくせいが元に戻っていた
技のところも
『アイアンボーン』から『アイアンヘッド』に戻っている
だが問題は
『きあいしんか』という技が増えている事
その技が増えている代わりに『きあいだめ』がなくなっている
もしかして『きあいだめ』が『きあいしんか』というものになったのか
そしてこの『きあいしんか』という技
名前から察するにカラカラがなっていた進化と関係があるようだ
恐らくこの技を使うとカラカラがあの進化になるんだろう
はちまん「…えーと、技やタイプが変わったり戻ったり…カラカラこれでいいのか?」
カラカラ「カラ」
はちまん「でもそれじゃあお前が…」
カラカラ「カラ!」
はちまん「…はぁ、わかったよ。お前がそこまで言うならもうなにも言わんよ」
カラカラ「カラ」こくん
コイツの覚悟がそれほどのものとはな
それだけ強くなりたかったのだろう
自分や…俺の為に
ははっ、可愛いやつめ
はちまん「カラカラ、疲れているだろうしボールに戻ってるか?」
カラカラ「カラ」
はちまん「大丈夫だよ。アミーからは敵意を感じないし」
カラカラ「カラ」こくん
はちまん「お疲れさん、後ありがとなカラカラ」
カラカラ「カラ!」
アミー「ねぇシオン、さっきからアイツ何してんの?」
シオン「………………………かいわ」
アミー「え、ポケモンと意思疎通が出来てるの?」
シオン「………………………そうみたい」
アミー「…アイツって色々人間離れしてない?」
シオン「………………………ぎゃく」
アミー「逆?」
シオン「………………………はちがいちばんにんげんくさい」
アミー「ほー?なるほどね、それでアンタもアイツにくっついて回っているわけね」
シオン「………………………どういういみ?」
アミー「アンタ結構寂しがり屋なところがあるのよ。ポケモンと一緒にいても周りに人がいないと寂しそうな顔をしてる時が偶にあるじゃない。アンタってきっと人間が、いえ特定の人間が好きなのね」
シオン「………………………?」
アミー「わからない?じゃあアイツと一緒にいた時間を数えてごらん。答えはすぐに出てくるわ」
シオン「………………………」
シオン「………………………はちといたじかん」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
アミー「はあ…、それにしてもまさか戦闘中に新たな力を開花させるなんてね。認めたくないけど私の負けね」
はちまん「いいのか?『何よそのずるっこ!?反則よ!ノーカン!』とか言わないの?」
アミー「…それ私のマネ?似てないし不愉快だから二度としないで。それに反則も何も戦闘中に進化してはいけないなんて決まりはないわ」
はちまん「と言ってもアンタのモンジャラが何もしていなかった時に起きた事なんだから戦闘外じゃないか?文句は言ってもいいと思うが」
アミー「あの進化は私の言葉がキッカケで起きたもの、その言葉もアンタの言う戦闘外で言ったんだからお互い様よ。文句なんて言えるはずがないわ」
はちまん「うーん、でもアンタにとって不測の事態が起こったんだからもう少し何かこう…言う事があるんじゃないか?」
アミー「何をどう言えばいいのよ。アンタとの戦いでどれだけ不則の事態が起こったと思っているの?いきなり進化したり急所に連続で当てたり、さらにはポケモンと会話しだしたり」
はちまん「そんなんそこら辺のトレーナーも一緒だろ」
アミー「アンタ見たいなのがそこら中にいたらこの世界は終わりよ。腐った目の人しかいなくなっちゃう」
はちまん「目かよ!」
そんなんで世界が終わってたまるか
てかそうなったら腐った目が人類のデフォルトにならないか?
にーちゃんもねーちゃんも腐り目になっていくんだろ?
ああ、もしかしてあれか?
みかん箱の中で1つみかんが腐ったら周りのみかんも腐るあれか
みんなで腐れば怖くない
でもそうなると戸塚も腐り目に…?
本当だ、世界の終わりだ
はちまん「で?俺が勝ったって事でいいなら俺とシオンはどうすればいいんだ?」
アミー「仕方ないけど勝負だからね。街の中に通してあげる」
はちまん「だとよ、一時はどうなる事かと思ったがやったなシオン」
シオン「………………………」
はちまん「…シオン?」
シオン「………………………そだね」
はちまん「?」
アミー「やれやれ」
シオンが何かそっけない
どうしたんだろ
あ、一昨日タマムシシティのゲーセン行った後にポッキー買ってやるの忘れてた
それか
よし、セキチクシティにポッキーがあるか探してみよう
アミー「あ、シオン。街の中には入れてあげるけど、私は帰るつもりないからね」
シオン「………………………わかった」
はちまん「っておいおいさらっと流していいのかよ。ここで帰れって言わなかったらいつ言える機会があるかわからないぞ?」
シオン「………………………だいじょうぶ」
はちまん「その根拠は?」
シオン「………………………あみーさんはこのまちがすき」
シオン「………………………だからこのまちにいればいつでもあえる」
はちまん「相手の居場所がわかっていると探す手間が少なくなるか。はは、まるで迷子の猫の散歩ルートを辿ってるみたいだな」
アミー「誰が迷子よ」
はちまん「…ん?猫?」
頭の中で猫と言う単語が引っかかる
猫…ネコ……ネッコアラ
ネッコアラ?
ネッコアラ…ねる…すいみん
ゴルバット…吸血鬼演出…
女子に不評…
はっ!雪乃だ!
はちまん「シオン、アミーを連れて帰る交渉はアイツらにあの情報を聞いてからでいいか?」
シオン「………………………もとからそのつもり」
はちまん「そうか。アミー、俺達はセキチクシティに入ってもいいんだな?」
アミー「ええ、アンタらが何を企んでいるか知らないけど勝負だからね」
はちまん「ならもう俺達はアンタに用がないから通らせてもらうぞ」
アミー「わかったわよ。みんな避けてあげて」
アミーは入り口を塞いでいた人達に道を開けさせた
道を開ける際、俺に様々な視線を向けてきた
信じられないものを見るような視線に恐ろしいものを見るような視線
それはカラカラの『気合い進化』を見たこの人達の感情を表している
やはりこの辺りでは『気合い進化』なるものは存在しないのだろうか
そんな事を考えているうちに街の入り口までの道が開かれた
アミー「ほら、通っていいわよ」
はちまん「あいよ、行こうかシオン」
シオン「………………………うん」
はちまん「じゃあなアミー」
シオン「………………………あみーさん、またあとで」
アミー「はいはい、その内しっかりと諦めさせてあげるわよ」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#セキチクシティ
セキチクシティ
大通り以外は整備されているようには見えず
自然の中にそのまま街を作ったような街
段差や山があり街全体がデコボコしている
行き止まりも多いようだ
北には大きな建物
南には海が見える
もし雪乃達がこの街にいるとしたら1番いそうな場所
そしてポケモン達の回復の為に
俺達は先ずポケモンセンターを探す事にした
はちまん「シオン、ポケモンセンターがどこにあるのかわかるか?」
シオン「………………………わかんない」ふるふる
はちまん「うーん、適当に歩いてみるか」
またポケモントレーナーにエンカウントしないように祈りながら街の中を散策する
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
散策結果その1
シオン「………………………ここは」
はちまん「フレンドリィショップだな」
最初に見つけたのはショップだった
そういやアミーと戦った時に消費したっけ
はちまん「シオン、ちょっとここで待っていてくれるか?」
シオン「………………………ん、いってらっしゃい」
はちまん「すぐ戻る」
シオンをおいて店に入る
ウイーン
店員さん「いらっしゃいませー」
いいキズぐすり、げんきのかけら、なんでもなおしを10個ずつ買い
後ポッキーを1個買う
残りの所持金はタマムシジムでもらった賞金(昨日確認した)も合わせて6317150円
なんでもなおしとは
あらゆる状態異常を治す道具で
治せるのは
『どく』『まひ』『ねむり』『やけど』『こおり』『こんらん』『メロメロ』
一応言っておくが人間の薬ではありません
『厨二病』『高二病』『ニート』『コミュ障』などの難病は治せないのであしからず
店員さん「ありがとうございましたー!」
ウイーン
シオン「………………………おかえり」
はちまん「ただいま。ほれポッキー」
シオン「………………………ぽっきー?」
はちまん「あれ?欲しかったんじゃないの?」
シオン「………………………?」
はちまん「?」
互いに首をかしげる
はちまん「ま、いいや。あげる」
シオン「………………………でも」
はちまん「いいから」
シオン「………………………うーん」
シオンは少し悩むと
シオン「………………………じゃあ」
ポッキーを受け取る
箱を開けて2つあるポッキーの入った袋を取り出す
シオン「………………………もってて」
はちまん「…?わかった」
言われる通りに箱を持つ
シオンは箱を持たせると袋を開けていき
ポッキーを1本取り出す
シオン「………………………はち、あげる」
はちまん「え?いや俺は別に」
シオン「………………………いいから」
はちまん「…はは、ありがとな」
俺はそれを受け取り、チョコの部分を咥える
甘くて冷たい
シオンも1本取り出し咥える
ぽりぽり
はちまん「ん、うまい」
シオン「………………………」ちら
ぽりぽり
シオン「………………………ん、うまい」
はちまん「…シオン?」
シオン「………………………む?」もぐもぐ
はちまん「…いや何でもない」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
散策結果その2
シオン「………………………さふぁり?」
はちまん「サファリパーク。この街の目玉だな」
街の北にある大きな建物についた
名前はサファリパーク
ここでは色んなポケモンがゲットできる
通常の捕獲戦をせず
専用のボールのみで捕まえるのがここの決まり
簡単に言えばノーダメージのポケモンを捕まえるという事
さらに利用するには確か500円を取られたはず
だがそれらのデメリットを差し引いても得られるものは大きい
大切な事なのでもう1度言う、得られるものは大きい
その得られるものとは強いポケモンだ
攻撃力の高いポケモン
体力が異様に高いポケモン
ドラゴンタイプのポケモン
エスパータイプのポケモン
これらのポケモンを捕まえるだけでゲームがイージーモードになる
特に牛
しかし育成は必須なのでご注意
特に龍
はちまん「でも今はここに用はないかな」
今は雪乃達を探すのが先決
後で必ず来る事になるだろうから道はしっかりと覚えておこう
はちまん「ここがこの街の1番北で、周りには動物園見たいにポケモンが公開されながら飼育されていると。よし覚えた」
シオン「………………………それじゃあ、みなみにいく?」
はちまん「そうだな」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
散策結果その3
街の南
海が見える方へ進み、街の南端であろうところにつくとそこには見覚えのある建物
はちまん「これは…釣堀?」
なんとクチバシティにもあった釣堀を発見した
海がある街には全て釣堀が設けられているのだろうか
はちまん「んー、ここにも特に用はないな。少し西に行ってみるか」
シオン「………………………うん」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
散策結果その4
はちまん「お、やっと見つけた」
釣堀から西へ行くと赤い看板が目印のポケモンセンターを見つけた
しかし
シオン「………………………すこしたかい」
今いる所とポケモンセンターがある所は高低差があり
ここから行くには俺の身体よりも少し高い段差を登る必要がある
手を伸ばしたりジャンプしても届きそうにない
さてどうするか
はちまん「あ、じゃあこうしよう」
シオン「………………………ん?」
はちまん「先ず俺がシオンを担いで登らせる」
シオン「………………………はちは?」
はちまん「俺のゴルバットを預けるからお前はゴルバットをポケモンセンターで回復させて俺に返してくれ。そしたらゴルバットに俺ごと飛び越えてもらう」
シオン「………………………てまがかからない?」
はちまん「そうか?あ、それと他のポケモン達も一緒に回復させてくれないか?いつまでもこのままは可愛いそう…げふんげふん、このままだと何かあった時に困るからな」
シオン「………………………ふふ、わかった」
はちまん「じゃ、担ぐぞ」
それから計画通りにポケモン達の入ったボールをシオンに預け
肩車で段差に登らせた
…シオンを肩車した時の事を詳しく?
いやわかるでしょ?
ハーメルンをご愛用してくださっている皆様なら言わなくてもわかるでしょ?
まあ言うんだけどね
肩車するために最初は抱き上げて肩に乗せようとした
テレビでお父さんが子供によくやっているやつだ
シオンの小さな身体にあい反せず軽々と持ち上げられたのだが
いかんせん俺とシオンの身長の問題で
シオンを肩に乗せるには腕の長さが足りず
上体を少し前に倒して乗せやすい体制をしても
ぽふっと
顔にシオンのお尻が…あ、やべ言わんとこ
抱き上げるのは困難となり
俺がしゃがんでシオンが背中側から乗る作戦に
最初俺がしゃがんだ瞬間
俺の前側から乗ろうとしたシオンに驚いたが
シオンが片足をしゃがんでいる俺の肩に乗せ
そこから一生懸命もう片方の足を乗せようと頑張っていたが
もちろんそれでは乗る事が出来ず
むにゅっと
顔にシオンの…あ、やべ言わんとこ
前から行くのは諦めてもらって
背中側から乗ってもらうとスムーズに肩車できた
プニッと
肩にシオンの柔らかい太ももが…あ、やべ言わんとこ
シークレットが沢山の詳細もほどほどに
俺が段差に近づき、シオンが肩車かれたまま段差の端を掴む
そのまま段差の上に登る
はちまん「シオンー大丈夫かー?」
シオン「………………………おっけい」
段差の上からシオンが顔を見せる
無事に登れたようだ
はちまん「それじゃあポケモン達を回復して、俺の所まで戻って来てくれ」
シオン「………………………ん」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
シオン「………………………はち」
はちまん「お、戻って来たか」
しばらく待っているとシオンが戻って来た
はちまん「ポケモンは?」
シオン「………………………げんきになった」
はちまん「ならゴルバットが入ったボールだけをこっちに渡してくれ」
シオン「………………………ん」
はちまん「あ、落ちないようにな」
シオン「………………………わかってる」
シオンは段差の上から手を伸ばしてボールを渡してくる
それを受け取り、そのまま背中に持っていく
はちまん「出番だ、ゴルバット」
ポンッ!
ゴルバット「バーット!」バサァ
お約束を達成して、元気なゴルバットを繰り出す
はちまん「よしゴルバット、このままあの段差の上まで運んでくれ」
ゴルバット「バーット!」こくん
がしっ
寝床である俺の腰ではなく肩を足で掴み
ゴルバットは意気揚々と羽ばたく
ばさっ、ばさっ
身体が浮く
これがゴルバットの飛び方か
肩が引っ張られているはずなのに全然痛くない
またこの世界の謎が深まった瞬間だった
トンッ
はちまん「よっと」
エクセレントな着地
あっという間に上まで来れた
はちまん「シオン、サンキューな」
シオン「………………………うん」
俺は上で待っていてくれたシオンに礼を言って
他のポケモンを返してもらおうとした時
「え?」
前方から声が聞こえてきた
そちらを見ると
いろは「先輩?」
栗色の髪をした後輩がそこにいた
はちまん「あり、もうみつけちった」
いろは「は?」