八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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今回はゆい視点から始まります


108話 わたしの新しいチーム!

#セキチクシティポケモンセンターバトル場

 

ゆい「それじゃあ、行くよー!」

 

バトル場の真ん中でわたしはいきごむ

ヒッキーにわたしがどれだけ強くなったか知ってもらわなくちゃね!

わたしはヒッキーの方を見る

ロコンちゃんをヒザの上に乗せてこちらを見てる

さっきまでロコンちゃんにぱちマッカンをあげてたけど

もうぜんぶ飲んじゃったみたい

ロコンちゃんはキョーミなさそうにヒッキーのヒザの上でねてる

…いいなー

となりでよりそうようにすわっているカラカラちゃんもなんだかヒッキーの相棒って感じでなんだかカッコいい

最初はすごく気むずかしい子だなーと思ってたけど

今はヒッキーの事を心のそこから信頼しているのがわかる

まあ気むずかしいのはヒッキーもふくめてみんなだけどね

でもヒッキーの背中でねてるゴルバットちゃんはそこまでとっつきにくい感じじゃなかったなー

最初あったときにねてたからかな?

あ、そうそう

このセキチクシティに来るまでにいろんな人と戦って

その中でいろんなゴルバットちゃんを見たけど

みんなすごく怖かった

ベロをでろーんと出して

目もすごく恐ろしかった

けどヒッキーのゴルバットちゃんはかわいい

ほかのゴルバットちゃんとはちがって目もやさしいふんいきがある

ベロもでろーんて出てないし

 

って

今はヒッキーにポケモンをしょうかいしないといけないんだった

 

ゆい「まずはヒッキーも知ってる子から!出ておいで、フッ…」

 

ポンッ!

 

ゆい「きゃっ!」

 

フッシーをボールから出そうとしたらほかのボールからポケモンがとびたしちゃった

 

サンダース「サンッ!」

 

ゆい「ちょ、ちょっとダース!かってにでてきちゃダメでしょ!」

 

ダース(サンダース)「サン!サン!」

 

はちまん「サンダースか…てかダースって何」

 

わたしのサンダースことダース

ダースはすごくせっかちだからわたしがボールから出すまで待てなかったみたい

 

はちまん「お前がレインからもらったのはソイツなのか?」

 

ゆい「うん!かわいいでしょ!」

 

ダース「サン!」たたっ

 

ゆい「あ、ダース!ヒッキーにあいさつしないと!」

 

わたしが呼びとめてもダースはそれを無視してヒッキーの方へ走って行っちゃった

早く捕まえないと!

でもダースはすごく足が速いから捕まえられるかどうか…

 

ポンッ!

 

ゆい「きゃ!」

 

またほかのボールからポケモンがとびだす

 

ガーディ「ガー!」

 

ゆい「こ、こら!かきピーもかってに出てきたら…」

 

かきピー(ガーディ)「ガッ!ガッ!」だだっ

 

ゆい「ちょっとー!?」

 

わたしが怒るのも気にせず

ガーディことかきピーもダースを追いかけてヒッキーの方へ走って行く

 

はちまん「かきピーって…ダースといい何でお菓子の名前を…」

 

走ってるダースとかきピーを見てヒッキーはあきれちゃってる

カッコいいところを見せようと思ったのに〜!

あ、それと

かきピーは見た目がかきピーっぽくてかわいいからかきピーだよ

 

ダース「サン?」くるっ

 

かきピー「ガッ!」だだっ

 

ダース「サンッ!」たたたっ

 

かきピー「ガッ!?」だだだっ

 

ダースはかきピーが追いかけてくるのを見るともっと速く走りだし

それを見たかきピーも追いつくために速く走りだした

どっちもすごいスピードでヒッキーへとっしんして行く

けど先頭を走るダースのねらいはヒッキーじゃないみたい

ヒッキーが座っているベンチを通りこして

その後ろでねているカビゴンに向かっていって

 

カビゴン「ゴ〜ン…zzz」

 

ダース「サン!」ピョン

 

かきピー「ガッ!…ガフッ」ぼすっ

 

そのままカビゴンの大きなお腹に飛び乗ってしまった

かきピーも飛び乗ろうとしたけど失敗してカビゴンにぶつかった

 

ゆい「ああ!ダメだよ!その子はねてるんだから!起こしたらかわいそうでしょ!」

 

わたしは急いで2匹を止めに行く

けどヒッキーに止められた

 

はちまん「待て、お前が行ったらさらに騒がしくなりそうだから駄目だ」

 

ゆい「どういう意味!?」

 

はちまん「それにあのサンダースはカビゴンに危害を加えるつもりはないみたいだし」

 

ヒッキーの言う通りダースはカビゴンのお腹の上でおとなしく座っている

かきピーはそれをうらやましそうに見上げていた

 

ゆい「た、たしかにそうだけど…いいの?これだとカビゴンがかわいそうだよ」

 

はちまん「だーいじょうぶだろ。あいつはあんな小さい事を気にするような器じゃない」

 

カビゴン「ゴ〜ン…zzz」

 

ゆい「お腹の上にダースがいるのにまだねてる…」

 

はちまん「あの辺があいつの強みだ。あらゆる変化に対応しながらあらゆる変事を物ともせず己の道を行く。まあ寝てるだけなんだが」

 

ゆい「うーん?どういう意味?」

 

はちまん「雪乃に聞け」

 

ゆきの「丸投げするのやめてもらえないかしら」

 

よくわからないけど

ようするにカビゴンはあれでも大丈夫ってこと?

ヒッキーがそういうならそうなんだろうな

 

かきピー「が…!?」カチーン

 

ゆい「ん?どうしたのかきピー」

 

かきピーがダースから目をはなして辺りを見回したと思ったら

あるものを見た瞬間に固まってしまった

かきピーの視線の先には

 

はちまん「あ?」

 

ロコン「…」

 

ヒッキーとそのヒザの上に乗って目を閉じているロコンちゃんがいる

その視線に気づいてロコンちゃんは目を開ける

 

ロコン「…?」

 

かきピー「…が」カチカチーン

 

ロコンちゃんにふしぎなものをみる目を向けられて

かきピーはさらに固まった

…これってもしかして

ヒッキーもその事に気づいたみたい

 

はちまん「おい、そのガーディの性別は?」

 

ゆい「オスだよ」

 

はちまん「なんだと!?」

 

ヒッキーが顔色を変えてかきピーをにらみつける

そして腕でロコンちゃんをかきピーからかばう

 

はちまん「てめぇ、うちのロコンに色目使ってんのか…」ゴゴゴ

 

ロコン「…」

 

ヒッキーはかきピーをけいかいしている

やっぱりそうなんだ

かきピーってばロコンちゃんに一目惚れしたみたい

でもヒッキー

自分のポケモンを守りたい気持ちはよくわかるけど怒りすぎだよ

まるで小町ちゃんが川崎さんの弟と一緒にいるときくらいに怒ってる

いろはちゃんがヒッキーの様子を見てなだめようとしてくれる

 

いろは「お、落ち着いてください先輩、かきピーちゃんは何もしないですって。ただロコンちゃんが気に入っただけで、多分好意とかはないと思いますよ」

 

はちまん「この態度を見てもそう言い切れるか?」

 

かきピー「ガァガァ!」

 

ロコン「…」

 

かきピーはヒッキーのスネに前足を乗せて

後ろ足で立ち上がりヒザの上にいるロコンちゃんに近づこうと必死になっている

まるで好きな人に気に入られようとアピールしている人のように

 

ゆい「か、かきピー!」

 

はちまん「おいそれ以上ロコンに近づくんじゃねぇ」

 

わたしがかきピーを止めようとして

ヒッキーがロコンちゃんをかきピーから遠ざけるために抱き上げようとした

その時

 

するり

 

ロコン「…」とん

 

はちまん「ロ、ロコン?」

 

ロコンちゃんがヒッキーの腕から抜け出して

地面に降り立った

それを見たかきピーはロコンちゃんに寄っていく

 

かきピー「ガッ!」たっ

 

ロコン「…」さっ

 

かきピー「が!?」

 

かきピーがロコンちゃんに走り寄ると

ロコンちゃんはかきピーから背を向けて離れていった

その行動におどろくかきピー

あきらめずに近寄っていく

 

かきピー「ガッ」たっ

 

ロコン「…」さっ

 

かきピー「ガッ!ガッ!」たたっ

 

ロコン「…」ささっ

 

そのどれもをロコンちゃんはいなしていく

しばらく追いかけっこが続き

とうとうロコンちゃんはかきピーからかなり距離が離れた

まるで追いつけない

いまだロコンちゃんはかきピーの方を見向きもしない

かきピーはだんだん疲れてきている

 

かき「…っ!がーー!」だだだ

 

ゆい「かきピー!」

 

このままではいつまでたっても追いつけないと思ったかきピーは強行手段にでた

ロコンちゃんに向かって思いっきり走りだした

ものすごい勢いだ

ぶつかったらどちらもケガをしちゃう!

 

はちまん「…!」

 

ヒッキーが立ち上がり走りだす

かきピーを止めるためだろう

でも2匹はここからずいぶん離れている

間に合わない!

しかし

かきピーがロコンちゃんにぶつかる瞬間

 

 

ぴょん

 

ロコンちゃんはその場でかきピーに背を向けたままジャンプ

 

かき「がぁ!?」

 

かきピーをかわす

 

 

くるっ

 

空中で一回転して

 

 

すたっ

 

着地

かきピーは走った勢いでこけた

ロコンちゃんはそれを全く気にせず

ヒッキーの方へ歩いて行く

わたしはこけたかきピーにかけ寄って抱き上げる

 

いろは「ほえー」

 

いろはちゃんもおどろいた顔でロコンちゃんを見ている

わたしもさっきのロコンちゃんの動きが頭から離れなくなっていた

 

ゆきの「向かって来るかきピーさんに全く動じず、圧倒的に突き放すために計算された足運び。可憐な足取り。そして今のかきピーさんを飛び越えた大胆かつ華麗な交わし方。ロコンさんの美しい毛並みや立派な尻尾がその動きと相まって、それはまるで1つの芸術品のよう。気高く、そして素敵だったわ」

 

まさかゆきのんがこんなに褒めるなんて!

でもそれくらいロコンちゃんはすごかった

なんていうか、カッコいい!

言い寄ってくる男の人を何でもないようにかわす大人のお姉さんみたいですごくカッコよかった!

ゴルバットちゃんと同じで

ロコンちゃんもほかのロコンと比べると

ほかのロコンは可愛いっていうか、人懐っこい感じ

でもヒッキーのロコンちゃんはカッコいい!

もしロコンちゃんが人間だったら絶対憧れていただろうな

それくらいロコンちゃんは…えっと…大人っぽい!

 

ゆい「すごい…感動したよ」

 

いろは「私もあんな女子になりたいです」

 

わたしやいろはちゃんが憧れの眼差しをロコンちゃん向けていると

ヒッキーが近づいてきたロコンちゃんにしゃがんで話しかけていた

 

はちまん「お前、すげー大絶賛じゃねえか」

 

ロコン「…」ふん

 

ロコンちゃんはヒッキーと目を合わせて鼻で笑った

わたし達の褒め言葉なんかどこ吹く風だ

ああいうところもすごいワイルドでカッコいい

 

はちまん「でもわざわざ俺から離れてあんなことしなくてもよかっただろ」

 

ロコン「…」

 

はちまん「しつこい男にはあれでいいって…」

 

ん?

なんでそんな事がわかったの?

ヒッキーはロコンちゃんの言ってる事がわかるのかな?

 

はちまん「なんで男の対処方法なんか知ってんだよ」

 

ロコン「…」

 

はちまん「元いた育て屋で言い寄ってきた奴がたくさんいたから?ほー、でもそんなにいるなら受け入れたこともあるじゃないか?」

 

ロコン「…」ふんっ

 

はちまん「そんな安いお誘いには乗らない…?」

 

話している事からすると

どうやらロコンちゃんはモテモテで

でも一度もその誘いには乗らなかったみたい

軽い女じゃないって事だね!

へー!

やっぱりロコンちゃんはすごい!

わたしの中でロコンちゃんが憧れの存在として大きくなっていく

しかしヒッキーの一言でそれが揺らいできた

 

 

はちまん「でもお前、俺が『好きなもん買ってやる』って言ったら嬉々として俺のとこに来ただろ」

 

 

ロコン「…///」ぼおお!

 

はちまん「のわ!?ちょ、待って!?かえんほうしゃは流石に危ないって!あちち!」

 

それから照れたロコンちゃんがヒッキーを追いかけ回していた

まるで恥ずかしいからそれを取りつくろうように

あれ!?ワイルドでカッコいいロコンちゃんはどこ行ったの!?

…でもあれはあれで可愛いな

まるで正直になれない恋する乙女みたいで

 

いろは「なるほど、これがギャップ萌えですか」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

ロコンちゃんが落ち着いたところで

かきピーの事をヒッキーとロコンちゃんに謝った

もちろんかきピーも一緒に

2人(?)とも許してくれたけど

またこんな事が起きないようにかきピーにはバトル場の隅で大人しくしているように言い聞かせた

落ち込んでいるから後で慰めてあげないと

それにちゃんと躾けないといけないよね

…またあの時みたいにならないためにも

ちなみにダースはバトル場の周りをぐるぐる走り回っている

 

ゆきの「さて結衣さん、後残り4匹も紹介してしまいなさい」

 

ゆい「うん。あ、その前にダースはさっき言った通りレイからもらって、かきピーは7番道路で出会ったんだよ」

 

はちまん「レイ…レインの事か?まーた変なあだ名つけてんな」

 

ゆい「変じゃないよ!可愛いでしょ!」

 

はちまん「南○水鳥拳を使ってきそうで怖い」

 

ゆい「なんと?すい…なに?」

 

はちまん「いや何でもない」

 

ヒッキーの言ってることはわからないけど

とりあえず次に紹介するのは最初のポケモンのフッシー

 

ゆい「出ておいで!フッシー!」

 

ポンッ!

 

フッシー(フシギバナ)「フシッ!」

 

はちまん「おお、フシギバナだ。やっぱ御三家の最終進化系はカッコいいな」

 

いろはちゃんのカメちゃんと同じように

クチバシティで訓練してたらフシギソウから進化したフシギバナことフッシー

前みたいに走り回ったりはしなくなって寂しいけど

元気な性格は変わってなくて

いまもボールから出て嬉しそうな笑顔をしている

 

ゆい「ドンドン行くよー!出ておいで!ピピン!」

 

ポンッ!

 

ピピン(ピクシー)「ピ〜!」

 

はちまん「なるほど、あれからピピンも成長したんだなぁ」

 

オツキミ山でぐうぜん見つけたつきのいしでピッピから進化したピクシーことピピン

前の姿とは比べものにならないくらいに大きくなった

わたしくらいかな?

 

ゆい「次はこの子!出ておいで!ミント!」

 

ポンッ!

 

ミント(アズマオウ)「…」

 

はちまん「お、トサキントも進化したのか」

 

アズマオウことミント

クチバシティの釣り堀で捕まえたトサキントが進化した

頭のツノが大きくなって

身体も白から赤が基調になった

トサキントの頃は地面に出すと飛び跳ねていたけど

アズマオウになってからはヒレを使って安定して地面にいる

体重がふえたからかな?

でも水がないのに平気なのはすごいよね

 

 

 

ゆい「そして最後はヒッキーもおどろくよ!」

 

はちまん「ん?」

 

ゆい「出ておいで!ラフラン!」

 

ポンッ!

 

ラフラン(ラプラス)「ラー」

 

はちまん「えええ!?ラ、ラプラス!?」

 

ゆい「ふふふ、やっぱりおどろいたね!」

 

ラフラン「ラー♪」

 

はちまん「あ、え、ええ?は、ええ?ラプラスって、ええ!?嘘だろオイ!?」

 

ゆい「え、おどろきすぎだよ」

 

はちまん「何でラプラスが!?」

 

ゆい「昨日3人でサファリパークに行った時に係員の人からもらったんだよ。この子にいろんな世界を見せてあげたいって」

 

はちまん「…サファリパークの前ににラプラスがいたからありえない事じゃないのか…?」

 

 

ゆい「というわけで!これがわたしの新しいチームだよ!」

 

フッシー「フシッ!フシッ!」

 

かきピー「が…」しょぼーん

 

ダース「サン!サン!」たたたたた

 

ピピン「ピ〜」

 

ミント「…」

 

ラフラン「ラー♪」

 

 

はちまん「なんていうか、ラプラスが全部持っていったな」

 

ゆい「ええ!?」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

いろは「さてお次は」

 

ゆきの「私ね」

 

いろは「はい!頑張ってください!」

 

ゆきの「先程からそれが気になるのだけれど…。それよりもっと気にする事があるわ」

 

いろは「なんですか?」

 

ゆきの「シオンさんがいつのまにか居なくなっているわ」

 

ゆい「え!?あ!ほんとだ!」

 

いろは「な、何で!?」

 

はちまん「ああシオンならいろはがポケモンを紹介し始めたくらいに用事ができたとか何とかでどっか行ったぞ」

 

いろは「どっかって…」

 

はちまん「まあアイツなら大丈夫だろ」

 

ゆきの「…貴方はそういうけれど何があるかわからないわ。心配…いえ何かあってからでは遅いわ。早く終わらせましょう」

 

いろは「では視点を移しますねー」

 

ゆい「支点?」

 

 

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