八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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12話 お使い 後編

#1番道路

俺は今オーキド博士のパシ…お使いでマサラタウンと隣町のトキワシティを結ぶ1番道路に来ている

 

そしてしばらく進み、立ち止まる

そこで俺はカラカラをボールから出した

 

はちまん「出てこい、カラカラ」

 

ポンッ!

 

カラカラ「……」ぼー

 

相変わらずぼーっとしているそいつを見る

そして『俺が1人で行く』と言った時の雪乃達の反応を思い出す

…あいつら凄い怒ってたなぁ

怖いなぁ…このままバックレようかなぁ

何故かオーキド博士は快く承諾してくれたけど

 

 

何故俺が1人で行くと言ったのか

それには理由がある

 

一つ目は、あいつらの今の状態だ

雪乃といろはのポケモンは先程の戦闘で疲弊していたのと

結衣のフッシーが未だに寝ていた事から

連れて行くのは難しいと判断した

 

二つ目は、今俺の目の前にいるこいつ

会った時から薄々感じていたが

俺のボッチセンサーによると

こいつもボッチ属性だ

だからなるべく人数が少ない方がいい

 

そして、最も重要な三つ目の理由

それはーーー

はちまん「戻れ、カラカラ」

俺は出したばかりのカラカラをボールに戻す

 

はちまん「よし、いけ!カラカラ!」

そして再びカラカラをボールから出す

ポンッ!

カラカラ「?」

はちまん「戻るんだ!カラカラ!」

そしてまたカラカラをボールに戻す

 

今度は大きく振りかぶって…

はちまん「いくんだ!カラカラ!」

カラカラ「………」

はちまん「戻りまして、カラカラさん」

 

そう俺が1人で行くと言った三つ目の理由は

 

「ボールの投げ方、そして投げる時戻す時の台詞を考えること」!!

 

だってアニメとかでみんな投げ方も台詞も違ったじゃん?

それに自分だけのものとかカッコいいじゃん?

 

他に人が周りにおらず

いい感じに広いこの場所なら恥ずかしくないし!

それに早い段階で決めなくてはならない

さっきのしずか先輩の提案したポケモンバトルにもこれを決めていなかったせいで参加できなかったし

もう俺にはこのお使いに賭けるしかなかった

 

俺は絶対に自分だけのスタイルを見つけてやる!!

 

 

それから俺はボールをひたすらに投げまくり、

怒ったカラカラのアイアンヘッドを鳩尾に食らうまで続いた

 

うん…これはまた今度考えよう

あんまり博士を待たせるのもアレだし…

べ、別にカラカラがものすごい睨んできて怖いからじゃないんだからね!

というかこいつアイアンヘッド使えるのか…

 

☆ ☆ ☆

 

はちまん「うぐぐ…」とぼ…とぼ…

カラカラ「ふんっ!」テクテク

 

い、いてぇ…

俺とカラカラは今トキワシティに向けて進んでいる。

俺はまだ痛む鳩尾を抑えながら何とか歩いていた

 

しばらく進むと街が見えてきた

あと少しで街の入り口に着く

 

そしてそこで事件は起きた

 

おじいさん「おいっ!そこの君!」

はちカラ「「?」」

 

俺たちの前に現れた謎の老人

そしてその老人は言い放つ

 

 

おじいさん「君!ジョウト名物いかりまじゅうかっ…ぶごはぁ!?」

 

はちまん「あ」

その台詞を聞いた瞬間

気づけば俺はそのまんじゅう売りのおじいさんを殴り飛ばしていた

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

---そしてこの話の冒頭に戻る

 

………まあ、俺が完全に悪い訳だが

でも、俺にだって恨みの一つや二つあるんだよ!

 

おじいさん「ふん、まあ反省はしているようじゃな?じゃあ慰謝料として有り金全部貰おうか」

 

やっと説教地獄と思ったら金を要求してきた

…うう、こっち側が悪いから言い返せない

俺は母さんがバックに入れてくれた財布を取り出そうとした

 

 

???「おい」

 

 

そこに男の声が聞こえた

別に大声でもないのに体の奥にズシンとくる声だった

おじいさんは声の主を見る

 

おじいさん「なんじゃあお主?何の用じゃ?こっちは今取り込み中…」

???「お前か?街の入り口で無理矢理まんじゅうを売りつけているっていう爺さんは?いやその格好を見れば間違いないな。

おい、今すぐ消えろ」

おじいさん「な、なんじゃ!なんじゃ!その口の聞き方は!

そ、それにまんじゅうを売って何が悪いというんじゃ!?

別にわしがどこで売ろうがわし勝手……

 

 

???「いいや、ここは俺の街だ」

 

 

???「俺の、俺の為の、俺だけの街だ。

そして俺の街に住む奴らがお前を邪魔だと言ってきた。

いいか?もう一度だけ言う、

 

消えろ」

 

おじいさん「ひ、ひいぃいぃ!」

 

おじいさんは男の威圧に耐えきれず逃げ出していった

 

???「チッ、クソジジイが」

 

 

俺は固まっていた

何故なら、その男を見た瞬間震え上がったからだ

見間違う筈もない

 

 

今俺の目の前にいるのは

悪の組織ロケット団のボスにして8つ目のジムリーダー

 

 

サカキ

 

 

 

 

 

 

 

 

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