八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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16話 目的 前編

#ポケモン研究所付近

 

俺達は研究所から出ると

昨日雪乃達と会った時に話し合った

研究所近くの広場に来ていた

 

ポケモントレーナーになったのはいいが

これからどうしようかを話し合うためだ

最初に話しを切り出したのは結衣だった

 

ゆい「えっと、これからどうするの?」

ゆきの「…取り敢えず元の世界に戻る方法を考えましょう。さっき含み企谷君が言っていたことも含めて」

はちまん「含み企谷君ってなんだよ。…じゃあ俺が考えた戻る方法を言っていいか?」

 

雪乃達は頷き、俺の言葉を待つ

 

 

はちまん「先ず、この世界の元々の形はポケットモンスターって言う所謂RPGのゲームだ

ロールプレイングゲームとは開発側から与えられたロール(役割)を

プレイ(操作、行う)ゲームだ

 

なら俺達はここで与えられている役割を全うすれば良い

そうすれば恐らく元の世界に戻れると思う…確証はないがな

 

街の名前や人物の名前からして

この世界はポケモンシリーズの中での初代にあたる

赤、緑、青、ピカチュウ

が元になっていると考えられる

 

そして初代ポケットモンスターでの果たすべき役割、いや最終目的は2つ

 

1つは、このカントー地方にある全てのジムバッチを手に入れ

セキエイ高原のチャンピオンロードを超え、ポケモンリーグの四天王、そしてチャンピオンに勝ち殿堂入りすること

 

2つは、さっきオーキド博士から貰ったこのポケモン図鑑

このポケモン図鑑に全てのポケモンを記録し、図鑑を完成させること

 

そしてこの2つが今俺が考えている元の世界に戻れるかもしれない方法だ」

 

 

俺が一通り話し終えると3人は考え込む

いろははある程度ポケモンの知識があるからか飲み込めている様子だ

雪乃はゲームの知識は皆無だが

そこは雪ノ下雪乃、大丈夫そうだ

問題は結衣

顔からして全く理解してない

…いやコイツはこれでいいか、良くないけど

 

はちまん「じゃ、お前ら今の話しで何か質問はあるか?」

ゆい「他の方法は思いつかないの?」

はちまん「…いや、あるにはあるが今最も有力な方法はこれだけだ」

ゆい「そうなんだ…」

 

ゆきの「…チャンピオンとは何かしら?」

はちまん「え?さっき言っただろ?セキエイ高原の…」

ゆきの「いえ、そうではなく。

 

チャンピオンとはどういう存在なのかしら」

 

はちまん「…そりゃあジムリーダー全部倒して、その後の四天王も倒した先にいるやつなんだから

 

ポケモントレーナーの中で1番強いやつなんじゃねーの?」

 

ゆきの「………1番強い、誰よりも、強い存在」メラメラ

 

あ、雪乃ちゃんのやる気スイッチついちゃった

すんごい燃えてらっしゃる

バックに炎が見えるぞ

もしかしてゆきのんもヒトカゲだった?

 

ゆきの「わかったわ、貴方の考えに賛同するのは嫌だし納得いかないけれど今回はその話しに乗りましょう」

 

納得いかないのはこっちだよ

 

ゆきの「貴女たちはどうするのかしら?」

いろは「う〜ん、私もその方法ぐらいしか思いつかないですし、分かりました!私も先輩に賛成ですっ!」

ゆい「わ、私はよくわかんないけど、今はそれしかないんだよね、うん!私も賛成!」

 

ゆい「でも、その方法をしようと思ってもどっちを先にすれば良いの?」

ゆきの「それは…」チラ

 

雪乃がこちらを見てくる

殿堂入りか図鑑完成

どちらを優先するか、それは…

 

はちまん「殿堂入りだ。図鑑完成をするにも殿堂入り後にしか出てこないポケモンもいるからな、それに記録しなくてはならないポケモンは全部で150匹。結構ハードだからジムバッチを集める間にポケモンを捕まえればいいしな」

ゆきの「そう、ならこれから殿堂入りを果たすことを目標にして行動すればいいのかしら?」

はちまん「そういうことになるな」

 

いろは「それで、目的は決まりましたけど先ず何をすればいいんですかね?」

はちまん「それはここから近いニビシティのジムに行ってジムバッチを手に入れるしかない。その為にも先ずはトキワシティに行くんだ…って、あ」

ゆい「どうしたの?ヒッキー」

はちまん「そういえば俺、タウンマップを持ってない…」

ゆきの「それならあるわよ、ほら」

 

そういうと雪乃はバックからタウンマップを2つ取り出した

その内の1つを俺に渡してくれた

なんで持ってるの?

 

ゆきの「貴方がお使いに行っている間に博士のお孫さんから頂いたのよ。ちゃんと人数分あるから大丈夫よ」

はちまん「そ、そうか」

ゆきの「では、これからトキワシティに向かえばいいのかしら?」

はちまん「…いや、その前にしずか先輩から教わったポケモンの捕まえ方について教えとこう」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ポケモンの捕まえ方

 

先ずポケモンに出会うためには草むらに入らなければならない

草むらで歩いていればそのうちポケモンが出てくる

 

そしてポケモンにボールを投げれば捕まえられる

 

ポケモンを捕まえる際

バトルで弱らせれておけば捕まえやすくなる

ただし技を出す前にしっかり相手の残り体力を見極めなければ

その技で戦闘不能にしてしまい捕まえられなくなる

 

ボールを投げても捕まえられなかった場合

相手が攻撃してきてもこちらは何もできない状態になる

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

はちまん「ーーーこれがポケモンの捕まえ方だ」

 

俺は一通り話した後、結衣に話しかける

 

はちまん「結衣、わかったか?」

ゆい「うん!えっとボールを投げればいいんだよね?」

はちまん「そうだ、それで?」

ゆい「それで、ポケモンが捕まえられなかったら危ないからちゃんと弱らせてから捕まえないといけないんだよね?」

はちまん「そう、その通り。よくわかったな結衣」

ゆい「ふふん!どうヒッキー見直した?」

 

結衣はそう言うと胸を張る

10歳の身体にしては大きすぎるそれが強調される

うん、別の意味で見直した

雪乃にいろは、睨んでくるんじゃない俺は悪くない

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

ゆきの「はあ…それじゃあもういい加減、向かいましょうか」

いろは「そーですねー」

ゆい「うん!それじゃあしゅっぱーつ!」

 

いつまでもマサラタウンに留まっていたくないのか雪乃は俺達を急かす。いろはと結衣もそれに同調し歩き出す

 

はちまん「いや、待ってくれ」

 

それを俺は止めた

ここで決めなくてはいけないことはまだある

 

ゆきの「?」

ゆい「どーしたの?ヒッキー?」

いろは「まだ何かあるんですか?」

はちまん「ああ」

 

 

はちまん「俺は---行かない」

 

 

 

 

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