八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

34 / 126
30話 カラカラの過去

#4番道路ポケモンセンター

 

俺達はロケット団がポケモンセンターから出てくるのを確認した後

またポケモンセンターに入った

ポケモンセンターのカフェでカラカラのためミックスオレを頼み腰を落ち着かせる

カラカラは少し落ち着いてきたが

顔をうつむき落ち込んでいる

 

はちまん「…悪いニン、しばらくこいつの事任せていいか?」

ニン「うん〜まかせて〜ふふふ♪」

はちまん「ああ、すぐ戻る」

 

俺はカラカラをニンに任せポケモンセンターにある公衆電話に向かう

だが目的の人物の電話番号を知らない事に気づく

ど、どうしよう

何かないかと思い手持ちの物を探る

すると公害の裏にそれは書いてあった

自己主張激しすぎだろあの人…犯罪に使われたらどうすんだ…

いや、オレオレ詐欺とか効かなそうだなあの人

住所とともに書かれている番号を見ながら打ち込む

なんか公衆電話というか電話って緊張するな…

 

プル…ガチャ

オーキド博士[もしもし?なんじゃ?]

 

出るの早!?

 

はちまん「あ、えっと俺です、博士」

オーキド博士[………わしが長い人生の中編み出したオレオレ詐欺を撃退する方法『やりかえす』

オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ…………………]

はちまん「すみませんでしたーー!!

はちまんです!貴方からポケモン図鑑を預かったはちまんです!!」

 

オーキド博士[ん?おおっ!はちまん君か!で、何の用じゃ?]

はちまん「あの、教えてほしい事があるんですカラカラの事で…」

オーキド博士[…………………]

はちまん「…?博士?」

オーキド博士[…………はちまん君、君にとってもあの子にとってもキツイ話しになるかも知れんが聞く覚悟はa…]

はちまん「あります」

オーキド博士[………!]

はちまん「あの、頼んどいてなんなんですけど今ちょっと立て込んでて……。教えてくれるなら早くしてもらえませんかね?……アイツのために」

オーキド博士[………わかった。が、1つ聞いていいかの?]

はちまん「………何ですか?」

 

 

 

オーキド博士[君、わしに当たり強くない?]

はちまん「そんなバカな」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

あの子はわしの知り合いから任されたポケモンなんじゃ

 

 

とある事情でこの子は心にキズを負ってしまった

それも一生残る深いキズを

私にはそのキズを癒す事はできんかった

 

博士、貴方のポケモンに対する愛情

そしてポケモントレーナー達を導こうとするその志

それを信じてこの子を託したい

 

もし貴方がこの子のキズを癒せなくても仕方ない

だが貴方はこれから色んなポケモントレーナーに合うじゃろう

だからその中でこの子を

この子の心を癒すことの出来るトレーナーを見つけてやってほしい

 

頼む博士

この子の為にも

どうか………

 

 

とな

わしはそれを受け入れた

そしてその時その子の事情を聞いたのじゃ

 

その子は…

カラカラは…

 

 

親を…母親を殺されたんじゃ…

 

それも…その子の目の前で…

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

はちまん「----!!」

オーキド博士[犯人はわかっておる…。あの黒い集団…ロケット団じゃ]

 

はちまん「………」

オーキド博士[……はちまん君。今わしに話を聞いてきたという事は……。会ったんじゃな?その…仇に]

はちまん「……はい、恐らく」

オーキド博士[…で、お主この話を聞いてどうするつもりじゃ?」

 

はちまん「いえ、特に何も」

オーキド博士[え?]

 

はちまん「いや、アイツの親の仇を知ったからって別に何かしようとは思わないですよ。そもそも貴方にアイツのこと聞いたのはこのままだと先に進めなくるから事情を聞いて無理矢理にでもついて来させようと説得するためです。アイツのために何かしてやろうと思って聞いた訳じゃありません。俺のためです」

 

オーキド博士[お、お主…!]

はちまん「それに…」

オーキド博士[……?]

 

はちまん「それに仇がどうこう心のキズがどうこうそんなのアイツ自身の問題でしょう?だから親の仇をどうするかなんて事は俺が決める事じゃないアイツが決める事です。まぁアイツが仇を討つのであれば協力しますよ。でもアイツが仇を討ちたくない、怖いから近づきたくないって言っても俺は協力します。…アイツには今まで散々助けられてきましたから」

 

オーキド博士[はちまん君……]

はちまん「博士、ありがとうございました。貴方から聞いた話しでアイツを説得できそうです」

オーキド博士[うむ…そうか。なぁちょっと頼むがあるんじゃが]

はちまん「何です?」

 

オーキド博士[わしの分も殴っといてくれ]

 

はちまん「………」

オーキド博士[わしはお主よりあの子の事を見てきたんじゃ。あの子は確かに周りと距離を置き寄せ付けなかった。じゃがなあの子の内にある勇敢な性格は知っておる。

もし君があの子に仇をどうするか聞いた時。きっとあの子なら仇を打とうとするじゃろう。だからそのクソ野郎を倒した時、わしの分も殴ってくれ、頼んだぞ]

 

ガチャ

 

そう言い終えると博士は通話を切った

 

はぁ…

俺だってアイツの性格ぐらいわかってるつもりだっての

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

はちまん「待たせたな」

ニン「おかえり〜ふふふ♪」

 

俺が人生で使いたい言葉第五位

蛇さんの名言を言いながら戻ると

まだカラカラはふさぎ込んでいた

はぁ〜

とりあえず付き合わせてしまったこいつらには話しとくか…

 

俺は先程博士から聞いた話しをニンとエリに

博士の頼み以外を話した

 

エリ「そ、そんな……!ひどい…!」

ニン「……あのおっきいひとが……カラカラちゃんの…」ぎりっ

 

話し終えるとそれぞれ違う反応を見せた

というかニンさん怖い!

いつものニンさんに戻って!

ほら!ふふふ〜♪って!

 

はちまん「落ち着けニン。まだそうだと決まった訳じゃない」

ニン「でも〜」

はちまん「それにこれはコイツの問題だ。俺達がとやかく言っていい事じゃない」

ニン「う〜」

 

そして俺はまだ落ち込んでいるカラカラを見る

 

はちまん「じゃ、カラカラ。お待ちかねの決断タイムだ。率直に聞こう、どうしたい」

 

カラカラ「………」

 

はちまん「おい、早くしろ。迷ってる暇はないぞ?俺達は先に進まなくちゃならないんだぞ?」

エリ「ちょっ…!そんな言い方って!」

はちまん「黙ってろ」

エリ「ても…!」

はちまん「黙れ」

エリ「う…!」

 

俺は横槍を入れてくるエリを黙らせる

エリはニンに慰めてもらっていた

 

カラカラ「………」

はちまん「で?どうする?」

カラカラ「………」ジッ

はちまん「何?」

カラカラ「………」スクッ

 

カラカラは俺の顔を見つめた後立ち上がった

そして

 

カラカラ「………」ポコッ

はちまん「いてっ!?」

 

また骨で殴られた

何!?なんなの!?

なんか昨日も殴ってきたよな!?

反抗期?

 

はちまん「何すんの」

カラカラ「………」はぁ

はちまん「あん?」

 

なんかため息つかれた

もしかして叩かれた時の俺の反応なんか間違ってた?

ごめんね?俺Mじゃないから嬉しくないんだ

 

カラカラ「………」ジッ

はちまん「………」

 

そして俺をジッと見てくる

あのね?いつも思うけど

そんな事されても俺エスパータイプじゃないからお前が何伝えようとしてるかなんてわかんないよ?

と思ったが何となくわかった

すげぇ!俺ってエスパー!?

 

はちまん「………確かに、仇打ちなんて後回しでいいよな。今考えるべきは俺達の通る道にロケット団がいる事。後から来る雪乃達の為にも排除しなきゃいけないよな?」

カラカラ「……!」コクコク

はちまん「だったらこんな事してる場合じゃない。雪乃達が来る前にオツキミ山に行かなきゃいけないよな?」

カラカラ「……!」コクコク

はちまん「まあその時偶々あの大男にあっても排除しなきゃいけないわけだから仇打ちが成っても仕方ないよな?」

カラカラ「……!」コクコクッ

 

はぁ

この野郎

さっきまで落ち込んでたくせに

俺より冷静に考えてんじゃねーか

 

はちまん「わかった。んじゃ、仇打ちは今のところ後回しだけど

もしかしたら仇打ちするかも知れない。これでいいか?」

カラカラ「…」コクッ

はちまん「じゃあ約束しろ。またあの大男に会ってもさっき見たいに

怯えない事、いいな?」

カラカラ「!」ビシッ

 

俺がそう言うとカラカラはカフェのメニューを指した

そこにはニビシティで食べたケーキの写真があった

一昨日約束したケーキだ

 

はちまん『俺もお前と強くなる』

 

………

 

はちまん「……お前もビビんなってか?」

カラカラ「……ふん!」どやっ

 

テメェ

………ったく

 

はちまん「わかった

俺もアイツに会ってもビビんねーよ………多分」

カラカラ「!」キッ、ぐぐっ

はちまん「わかりました!わかったからアイアンヘッド だけは勘弁して!!」

 

俺がそう言うとアイアンヘッド の構えをやめてくれた

よかった

アレ、スゲェイタイ

 

こうしてカラカラの仇打ちは後回し

先ずはロケット団を排除することになった

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

エリ「ほえーよくわかんないけど、すごいねーアホ毛くん」

ニン「うん〜なんか〜じゅくねんふうふみたい〜ふふふ♪」

 

さっきまでのやり取りは目撃されています

どうしますか?

ふて寝したいです

 

はちまん「………」///

カラカラ「………」///

 

はちまん「そ、そんな事よりもニンに頼みがある」///

ニン「な〜に〜?ふふふふ〜♪」

 

ふが増えてる!?

 

はちまん「俺達はオツキミ山にいるロケット団を排除したい。だが今の俺達じゃキツイし、あの大男にも勝てないだろう。だから…二時間程特訓したいんだが、いいか?」

ニン「いいよ〜わたしもあのおっきいわるいひとがでてきたらかてないし〜いまはアホ毛くんのパワーだけがたよりだからね〜ふふふ♪」

はちまん「サンキュ」

 

エリ「わ、私も特訓する!」

はちまん「え?なんで?」

エリ「だってこのままじゃ私足でまといになっちゃう!」

はちまん「うん、その通りだ」

エリ「だからプリンを強くする!私、足でまといだけはヤダ!」

プリン「…!」むん!

 

 

そう言うエリにプリンは同調し気合いを入れる

こうして俺とカラカラは特訓を開始する

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。