八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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35話 カプチーノ

#ハナダシティポケモンセンター

 

エリ「お、美味しい〜〜〜!」グビッ

 

夕方

俺とカラカラ、そして3番道路からついてきたミニスカのエリ

俺達は今ハナダシティのポケモンセンターにいる

それはここのカフェにあるカプチーノのをコイツに奢るためである

約束の通りエリにはカプチーノ

俺はいつものカフェオレ(ここにもマッカンはなかった)

カラカラもいつも通りミックスオレをそれぞれ頼んだ

ズバットにはトマトジュースをあげた

だってコウモリっぽいし

 

エリ「ふ〜美味しかった〜」

 

しばらくすると全員飲み終えた

これでコイツに痴漢(冤罪)した詫びはなった

よしもうコイツともおさらばだな

いやーよかったよかった

あ、でもコイツ…

 

はちまん「お前、この後どうするんだ?」

 

エリ「ん〜?アホ毛くんはどうするの?」

 

はちまん「俺?俺はハナダジムに挑戦しようと思うから、ここから北にある24番道路と25番道路でコイツらを鍛えようかと」

 

エリ「そ!じゃ私もそれでいいよ!」

 

はちまん「え?」

 

エリ「え?」

 

は?何言ってんのコイツ?

 

はちまん「いや、何でお前の了承がいるんだ?」

 

エリ「え?私も一緒に行くからでしょ?」

 

はちまん「何で?」

 

エリ「え!?だって私たち旅の道連れでしょ!?」

 

え?どう言う意味?

 

はちまん「何だよそれ?ていうかまさかずっとついてくるつもりか?」

 

エリ「だめなの!?」

 

はちまん「当たり前だ。何でお前を連れて行かないといけないんだ」

 

エリ「で、でも『俺から離れるな』キリッって言ってたじゃん!」

 

あー

やっぱ勘違いしてたかー

というかキリッとか言ってないからね?

 

はちまん「言っただろ?それはオツキミ山が危険だったから無理矢理ついてきたお前が邪魔にならないようにするために言ったんだ。だから今カプチーノ奢ったからそれも終わり。お前がついてくる理由もないだろ」

 

エリ「で、でも…!」

 

はちまん「でもじゃない。もともとそういう事だっただろ?」

 

エリ「うう…」

 

俺がそう言うとエリは泣きそうになる

ったく

俺はズバットをボールに戻し

カラカラを抱き上げる

 

はちまん「はあ、もうめんどくさい。俺はもう寝る。お前は帰れ。いや、もしかして旅の途中か?だったら明日何処ぞへと行け。俺とはもう関わるな、いいな、じゃ」

 

エリ「ま、待って…!」

 

はちまん「っと、忘れてた」

 

エリ「え…?」

 

俺はポケモンセンターの宿泊施設の借りた部屋へ行こうとした足を止め

エリの方へ振り返らず伝える

 

はちまん「今日、お前が捕まえたプリンのうたう。ポケモンセンターでロケット団を退治するのを手伝ってくれた事。もしお前が今日ついて来なかったら俺とニンはどうなっていたか分からん。だから、その、ありがとな」

 

そう言い残し俺は部屋に行く

その後エリがどうなったかはわからない

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#ハナダシティポケモンセンター宿泊施設

 

翌日

俺は朝早くにポケモンセンターの係員の人に起こされた

何でも俺に客が来ているらしい

最初は『俺じゃないです、人違いです』と断ったのだが

『アホ毛が腐っているはちまん』という方を呼んでくれと言われたらしい

…待って係員の人

それははちまんという人を探して俺を呼んだんだよね?

俺って目は腐っているけどアホ毛は腐ってないよ?

あれ?大丈夫だよね?腐ってないよね!?

俺は戦慄しながら着替えて呼ばれた場所へ来た

ちなみにカラカラはまだ寝ていたので寝かせておいた

そこには…

 

オーキド博士「おーはちまん君!」

 

何故かオーキド博士がいた

うん俺まだ寝てるな

こんな所に博士がいるわけないし

俺のアホ毛も腐ってない

よし部屋に戻って寝よ

そう思い部屋へ戻ろうとしたが先手を取られた

 

オーキド博士「久しぶりじゃのお!ゆきのちゃん達に聞いたがゆきのちゃん達とは一緒じゃないみたいじゃな!何じゃ?喧嘩でもしたか!ハハハハハ!」

 

肩に手を置き話しかけてきた

くそっこれは現実か!

仕方ないので博士の方を向く

 

はちまん「別にアイツらとは何もありませんよ。てか何でいるんすか。暇なんすか?だったらちょっと飲み物買って来てくれません?」

 

オーキド博士「………やっぱお主、わしに冷たくない?」

 

そんなバカな

あの図鑑にほとほと手を焼いているだけです

 

オーキド博士「ま、まあいい。わしがここにいるのは昨日お主に話した事についてじゃ。その後が気になってポケモンのそらをとぶで飛んで来たんじゃ」

 

はちまん「………」

 

昨日の話しと言うと

あの大男…ロンドに会った時に聞いた

カラカラの過去の話しか……

でも実はアレ……

 

オーキド博士「あの子がいないみたいじゃから率直に聞くぞ。お主の言っておったその仇とやらはどうしたんじゃ?」

 

はちまん「あの」

 

オーキド博士「何じゃ?」

 

はちまん「アイツ、多分仇じゃないです」

 

オーキド博士「………は?」

 

はちまん「というか俺アイツが仇だなんて一度も言ってないですよ?」

 

オーキド博士「え?」

 

はちまん「というか博士がカラカラの親が殺されたとかの話しをしたのって博士の早とちりですよ?」

 

オーキド博士「え」

 

 

はちまん「いや、俺は最初アイツを…ロンドを見たカラカラが震え出して何かあるんじゃないかとは思いましたけど

 

それは『大きな人を見たから怯えているのかな?』『カラカラっていつも人を見ると怯えてたからもしかして人間恐怖症なのかな?』程度にしか考えてませんでした

 

それで人間恐怖症なら後々面倒になると思って博士にその事を聞こうと電話したんですが

 

俺が話す前に何故か博士が神妙な空気を出して来て覚悟があるか云々聞かれて

めんどくさいなーまあアイツのためだから仕方ないなーと思ってありますと答えて

いよいよ話しが聞けると思ったら

 

いきなり博士がアイツのクッソ重い過去を勝手にベラベラ話し出してきたんでどうしたらいいか分からず混乱しまして

 

その後聞かれた『仇に会ったのか?』と言う質問にどう答えていいか分からずとりあえず『恐らく』と答えました

まあ俺コミュ障なんで

 

あ、その後の俺が言ったアイツが仇を討つなら云々は本心です

 

それに博士に本当の事話そうにも博士が一方的に切ったんで出来ませんでした

 

あの電話の後

カラカラにこれからお前の仇をどうするか、旅の途中で仇をうちたいのかうちたくないのかという決断を迫った時には博士の話しを聞いてしまったんであの大男が仇じゃないのか?とは思ってましたが、それでもまだ疑っていただけでロンドがその仇だと断言した訳ではありませんでした」

 

オーキド博士「………………」

 

後これは博士には言えないが『これでアイツを説得できそうです』って言ったのは失礼ながら『話しおっも』と思って早く話しを終わらせようとしたからだそれに電話って緊張するし

 

それから博士との電話の後『アイツの性格は俺もわかっているつもりだ』的なことを思ったのは博士の『お主よりあの子を見てきた』って言う言葉に何故かイラッときたからだ

 

はちまん「まあ多分カラカラがロンドを見て震えてたのは俺が最初思った『大きな人を見たから怯えている』が理由だと思います

何故ならその後もう一度ロンドを見ても

俺との約束があったとはいえ

いや約束があったからこそ気負ってただけで震えもせず

さらには仇のはずなのに何もアクションを起こそうとはしてませんでした

 

で、この事からロンドが仇でないと俺は判断しました」

 

俺はあの時の事を全部話し終えると博士を見た

なんか燃え尽きていた

まあ殆どこの人の早とちりだからなぁ

 

オーキド博士「…………………なあ」

 

はちまん「はい」

 

オーキド博士「………………帰っていいかな?」

 

はちまん「出口はあっちです。あ、ベッドの上で悶えるなら腰痛に気をつけてくださいね」

 

オーキド博士「………………はい」

 

 

 

 

 

 

こうしてどうでもいい真相がひとつ明らかになった

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございました


次回から八幡の一人旅再開です
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