八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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2話 衝撃

はちまん「ポケモン!?」

 

ええ!?あの屋根の上にいるのってポッポだよな?それに子供と追いかけっこしてるのはコラッタか?あとあそこにいるのはモ、モンジャラか?

 

待て待て待て、落ち着け。

なんでポッポやコラッタとかポケモンが当たり前のように街中にいるんだ!?

 

CG?

いや、あれは実際に生きているように見える。なんか街中獣臭いし。

ポッポもコラッタも

みんなみんな生きているんだ!

友達じゃないけど!

 

夢?

はーい!はちまん行きまーす!

ギュウウいだいいだい

いったー!夢じゃないのか!?

てか、今気づいたけどなんか縮んでない?

手も、足も、背も。

もしかして若返っているのか?

 

窓ガラスに自分を映してみる。

うわホントに縮んでるわ。

10歳くらいか?

てか若返っても目の腐りは高校生のままかよ。

 

???「はちまーーん!!早く着替えて降りて来なさーい!」

 

はちまん「は、はいぃぃ!!」

 

下の階からさっきの女性の怒鳴り声が聞こえる。

着替え?

床に置いてある、あの女性が用意してくれたであろう服をみる。

そこにはフードが付いている黒一色のパーカーと動きやすそうな長ズボンがある。

あの人を怒らせると面倒なことになりそうなので、

今着ているパジャマからそれらに着替る。

着替えながら頭の中を整理する。

 

1、これは夢じゃない

2、自分の体が10歳くらいになっている

3、ポケモンが実在いている

ということは

 

はちまん「つまり、ポケモンの世界に来ちゃったってことか?」

 

それも10歳くらいということはポケモントレーナーになれる歳

ゲームでいうところの一番最初。

自分の家から旅立つ歳。

で、ここは俺の、この世界の俺の家で、あの女性は恐らく俺の…

 

着替えが終わり、階段を下りていく。

体が若返ったはずなのに不思議と違和感を感じなかった。

 

???「おっそーい!こんな日くらいスパッと起きて来なさい!スパッと!」

 

身体は今の俺の頭一つ分くらい大きく、顔も俺や小町にそっくりで、でも俺の知っている母さんの顔じゃなく、髪は腰まである黒色の長髪。

そしてアホ毛。

 

はちまん「この人が今の俺の母さん…(小声)」

 

母さん「ん?どうしたの?」

 

はちまん「い、いや、なんでもない」

 

母さん「そう?」

 

はちまん「ああ」

 

母さん「って、そんなことより!ほら!はやく玄関に行きなさい!しずかちゃんも待っててくれたんだよ!」

 

母さんはそういうと家の奥に向かっていく。

俺は玄関に向かう。

…?誰かいる。

玄関のドアは開いており、そこには少女(歳は16〜17くらい?)が立っていた。

 

???「…ん」

 

その少女は俺を見つけるとこちらに手を振って来た。

って、ええ!?ものすごいキレイな娘じゃん!?

あれ?でもなんか何処で見たことあるような…?

…そういえばさっき母さんがしずかちゃんって…

え!?えぇ!?ま、まさか!!??

 

しずか「やあ!はちまん!迎えに来てやったぞ!しかし相変わらずぬぼーっとしているな?しかし今日は輝かしい旅立ちの日、そんなことではアイツらに先を越されるぞ?まあでもそんなときはこの頼れるスペシャル先輩トレーナーしずかが、」

 

はちまん「あ、あの!!」

 

しずか「ん?」

 

はちまん「好きな食べ物は!?」

 

しずか「ラーメン」

 

はちまん「好きな雑誌は!?」

 

しずか「ジャン○」

 

はちまん「衝撃の?」

 

しずか「ファーストブリット!」

 

う、嘘だろ?

ポニーテールだけど黒い長髪!

男のロマンが詰まった胸囲!

そして男勝りな性格にこの趣味!

間違いない、この美少女

 

17歳くらいの平塚先生だ!!!

 

はちまん「ま、まじか」

 

ヤバイヤバイヤバイ

俺がいた世界の先生もすごい美人だったけど

歳が近い分より魅力的に見えるというか、若い分可愛い雰囲気があって新鮮で、先生と生徒という壁がないから何も障害もなく、しかも俺の事を一番理解してくれる人で、趣味が合うし、

さらに胸!腰!何あのダイナマイトボディ!

これは、これは、これは、

 

はちまん「平塚happy end キターーーー!!!!」

しずか「ひゃっ!?」

母さん「ぬわぁ!?」

 

ハッ!?し、しまった!つい欲望のまま叫んでしまった!!

俺の欲望が叫びたがっていたんだ。

平塚…いやしずかさんと母さんがびっくりしてこちらを見ている。というか母さん、ぬわぁって…

 

母さん「何イキナリ叫んでるの!?びっくりしたじゃない!バカなの!?ゆいちゃんなの!?」

 

しずか「は、はちまん?き、緊張しているのか?は、博士に行って明日にしてもらおうか?」

 

はちまん「い、いや大丈夫、です」

 

しずか「そ、そうか、ならいいんだが」

 

ん?母さんの言ったゆいちゃんって…

 

母さん「ブツブツ…ホントにもうこのバカゆいはっちん!あ!はちまん!はい!バックとおこづかい3000円!大事に使いなさいよ!」

はちまん「え…あ、ああ、ありがとう?」

 

バカゆいはっちんってなに?

あ、そういえば俺は母さんに呼ばれてここに来て、来てみたら平塚先生(攻略可能)がいて、それで、俺はどうすれば?

 

しずか「よし!はちまん!準備出来たな!お母さん、それでは行ってきます。はちまん先に行ってるぞ。」

 

はちまん「は、はい」

 

母さん「はい!しずかちゃんいってらっしゃーい!」

 

これはもしかして博士のいる研究所で最初のポケモンをもらいにいくところか?

でも、なんで…えっと…しずかさんも一緒に?

あ、さっき先輩トレーナーって言ってたな。

え、もしかして俺の為にわざわざ一緒に行ってくれるのか?まさか。

いやもしかしたらただ後輩に頼って欲しいだけなんじゃ?あ、こっちのほうがありえるな。

 

母さん「…さ、はちまん!」

 

はちまん「…え?」

 

母さん「ほら!行ってきなさい!しずかちゃんにポケモンのこと教えてもらってた時からずっと自分のポケモンが欲しいって行ってたじゃない!……体には気をつけてね」

 

はちまん「…ああ」

 

この時俺はワクワクしていた。

 

なんで俺がこの世界に来たのかはわからない。

俺はこの世界で何をすればいいのか分からない。

 

でも俺はここにいる

 

俺の人生丸ごとこっちに来たんだから

俺の人生なんだから

 

好き勝手に

ぼっちに

自由に

 

そう生きたい

 

世界が変わったことでそう思った

 

はちまん「…母さん、あの、」

母さん「ん?」

 

ポケモンやポケモントレーナー

これから、まだ見ぬ奴と出会って

戦って、捕まえて、仲間ができるんだろう

 

正直ボッチにはキツイ

それがポケモントレーナーだろうとポケモンだろうと

知らない奴と話したり

知らない奴と仲良くするなんて

 

 

でも、だからこそ俺は

ぼっちに

孤高に

この世界で生きてみたい

 

 

はちまん「い、いってきまっしゅ!!」

 

か、かんだ…

 

母さん「ぷっ……ぶわはははは!!」

 

母さんの豪快な笑い声を聞き、

俺は顔を真っ赤にしながら走り出す。

 

 

しずか「あっ!はちまん!これからポケモン研究所に案内す…えぇ!?ど、どうした!?は、はちまん!?なんで走って!?ちょ、ちょとまってー!!」

 

 

次回予告

 

???「比企谷君?」

???「ヒッキー?」

???「先輩?」

はちまん「なんでお前らがここに?」

 

???「ここに3体のポケモンがおるじゃろう!この中から選んでくれ!」

はちまん「え?3体?」

 

???「………」

 

はちまん「こいつは……?」

 

 

 

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