八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#ハナダシティ
はちまん「くそっ!」
俺は民家から出て来たロケット団を追いかけるため
カラカラを抱き上げ柵を越え
その民家の庭へ入る
はちまん「ズバット!アイツを追いかけろ!」
ズバット「!」バサバサ
俺はズバットにアイツを着けさせる
アニメであったね
俺も追いかける前に壊された壁からこちらを見ていた住人
おじさんと女の子に事情を聞く
はちまん「あんたら!何があった!」
おじさん「え?えっと、ロケット団に技マシンを取られて…」
はちまん「技マシン?」
おじさん「あ、ああ。あなをほるって技だ」
はちまん「そうか。俺はアイツを追いかける。ついでにアンタらの技マシンも取り返す」
おじさん「え、いや…」
俺はアイツを追いかけるため駆け出す
前に女の子に伝えて欲しい事を教える
はちまん「なあ、君。この街の水色のドレスを着た奴って知ってるか?」
女の子「それってナァお姉ちゃんのこと?」
はちまん「ああ。そいつ今ポケモンセンターにいるはずだから見つけたら伝えて欲しい。『はちまんは無事だ』と。いいか?」
女の子「わ、わかった!」
はちまん「じゃ行ってくる!」
おじさん「ちょ、まって……」
俺はロケット団を追いかける
空を見上げるとズバットが結構近いところで飛んでいた
それを頼りに走る
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#5番道路
はちまん「チッ!全然追いつかねー」ハアハア
俺はロケット団を追いかけ5番道路まで来てしまった
目の前にはロケット団が走っているのが見える
どうする、このままだとこっちの体力がもたない
だってヒッキーだもん
そうだ!
俺はカラカラを下ろし指示する
はちまん「カラカラ!ホネブーメラン!」
カラカラ「!」ブンッ……
バシッ
ロケット団「あでっ!?」
よし!命中!
ロケット団は頭を抑えうずくまる
はちまん「よし、よくやったカラカラ」
カラカラ「…」///
俺はカラカラをまた抱き上げ
アイツが起き上がる前に走り寄る
はちまん「おい、お前」
ロケット団「なっ!?くそっ!こうなったら!」
ロケット団は俺から逃げるため勝負を挑んできた
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
トレーナー戦
はちカラ VS ロケット団 サンド
はちまん「カラカラ!にらみつける!」
ロケット団「サンド!ころがる!」
カラカラ「!」キッ
サンド「…!」
サンド「…!」ゴロゴロ
カラカラ「……!」
ロケット団戦
相手はサンド
最初のターンカラカラが先に動く
サンドは防御力が高いためにらみつけるで防御を下げる
対するサンドはころがる
いわタイプでカラカラに効果はいまひとつ
だがこの技は途中で技を変えることができない代わりにターン経過ごとに威力が上がっていく
早めに対策しなければ危ない技だ
はちまん「カラカラ!きあいだめ!」
ロケット団「サンド!ころがる」
カラカラ「!」ぐっ
サンド「…!」ゴロゴロ
カラカラ「……!」
2ターン目
カラカラはきあいだめで急所を狙いに行く
サンドはころがるの効果で続けて同じ技
はちまん「カラカラ!ホネブーメラン!」
ロケット団「サンド!ころがる!」
カラカラ「!!…!!」バシッ…バシッ
サンド「…!!…!!」
サンド「…」
バタン
3ターン目
ま、まじか
ホネブーメランの二回攻撃どちらとも急所
防御力が下がっているのもあるのかサンドは倒れた
なんかカラカラの奴最近調子良いな
なんでだ?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はちまん「んじゃ、あの民家の人から盗ったものを渡して貰おうか」
ロケット団「くそっ!ほら!」
俺は勝負の後
ロケット団から技マシンを返して貰おう
ロケット団「お、覚えてろよー!」
そしてお約束の捨てゼリフを吐いて去って行く
バイバイ
はちまん「ズバット、カラカラ。ご苦労さん」
ズバット「♪」
カラカラ「…」///
さて、この技マシンはあの家族に返すとしてハナダに戻るか
そう思ったその時
???「すごかった!」
はちまん「うわぁん!?」
カラカラ「!?」
ズバット「!?」
な、何だ?
いきなりおじいちゃんに褒められた
???「今のポケモンバトル!そしてその後のポケモン達の表情!アンタ達の信頼関係!素晴らしい!」
はちまん「は、は、は、は!?」///
カラカラ「!?」///
ズバット「♪」
何!?何で俺達いきなり褒めちぎられてんの!?
か、帰ろう!
帰ってベッドでバタバタだ!
あったかいハイムを俺は待っている!!
はちまん「だ、誰か知りませんが!お、俺アレがアレでアレなので帰ります!それでは!」///
???「待ってくれ!ちょっとだけでいいから家に来てくれんか!?お主に頼みたい事があるんじゃ!」
はちまん「え?頼みたい事?」
育て屋さん「わしはこの5番道路でポケモンの育て屋をしておってな。そこでお主に預けたいポケモンがおるんじゃ」
はちまん「え?俺に?何でです?」
育て屋さん「わからん!勘じゃ!」
はちまん「え、えー」
育て屋さん「いや!じゃがワシの勘は当たるんじゃ!」
はちまん「えー」
というかこんな展開最初の方でなかった?
何?再放送?人生の再放送?
育て屋さん「ワシが見る限りあの子を任せられるのは君しかおらん!頼む!!この通りじゃ!!」
俺が渋っていると育て屋さんのおじいちゃんが頭を下げて
いや、なんと土下座してきた
え!?そこまでの事なのか!?
はちまん「わ、わかりました!俺に預けたいやつがいるんですよね?とりあえずソイツに合わせてくれません?話しはそれからでもいいですよね?だから顔を上げて下さい」
育て屋さん「う、うむ。ワシも先走り過ぎた…。すまん」
はちまん「い、いえ」
なんか気まずい
育て屋さん「それじゃあこっちじゃ」
はちまん「は、はい」
カラカラ「…」
ズバット「zzz」
俺はカラカラといつのまにかフードの中で寝ていたズバットを連れ
育て屋さんについて行く
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#5番道路育て屋
育て屋さん「うむ。入ってくれ」
はちまん「は、はい。お邪魔します」
俺は育て屋さんに連れられ育て屋に入る
えっと『育て屋さん』が人で『育て屋』が建物ね
わかりづらいね
はちまん「それで…。その俺に預けたいやつって?」
育て屋さん「うむ…。連れて来る」
そう言って育て屋さんは奥へ消えていく
やっぱなんか最初の方にあったよね?
何?総集編?人生の総集編?
そうこうしているうちにとあるポケモンがやって来た
はちまん「こいつは……」
ロコン
きつねポケモン
赤い体にきつねの様な姿
そして大きな6本の尻尾
ロコン「…」ちょこん
ソイツはこっちに連れられて来た後、床に座った
ん?見る限りそんな問題は無いような?
いや、纏っている雰囲気が何か寄り付きにくい感じだ
そして俺のボッチセンサーが反応する
カラカラは自分から周りと距離を置いていた
だがこのロコンは周りから自分と距離を置かせるような雰囲気がある
これはまさか『ATフィールド』か!?
育て屋さん「お主に預けたいのはこのロコンじゃ。野生のポケモンでの、怪我しておったところを助けてこの育て屋においとったんじゃが。そのせいかこの子は他の子とは遊ぼうとせんでな。遊びに誘おうとしても睨んできての。どうしたらいいか悩んどったんじゃ」
はちまん「そう、ですか」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
このロコンはここでずっと1匹だったのだろう
怪我を治してくれたとはいえ環境がいきなり変われば戸惑いもする
周りとどう接すればいいかわからず1匹でいる
わからないまま1匹でいる事が当たり前になる
当たり前ならそれでいい
1匹でいる事が当たり前ならそれでいい
だから周りを寄せ付けない
今さら寄せ付けたくない
今の自分を否定したくない
否定したら自分が自分じゃなくなるかもしれない
それが怖い
別にこの育て屋さんが悪いわけではない
ここは育て屋だ他のポケモンもいるだろう
そして見たところこのおじいちゃん1人で切り盛りしている
この人はたくさんのポケモンを大事にしているんだろう
だがそれはたくさんのポケモンだ
1匹のポケモンじゃない
たくさんのポケモンを気にしているけど1匹だけでいるポケモンまでは気が回らない
回したくとも回せない
このままだとこいつはずっと1匹だ
だがそれが何だ?
1匹でいる事の何が悪い
これは自分を守るため自分が見つけた方法だ
武器だ
周りがそうさせたのに
世間がそうさせたのに
後戻りできない所まで来たのに
なのに今更みんなでいろという
武器を捨ててこっちへ来いという
信用できるか
信じられるか
また1匹になるかもしれない
今度は周りに裏切られて
信じて見ようと思った奴に裏切られて
自分で作った武器を取り上げられて
丸腰の状態で
痛い痛い痛い
怖い怖い怖い
だったら最初から寄せ付けない
武器は捨てない
そんな痛みもう味わいたくない
怖い
1匹になるのはいやだ
だから1匹のままでいる
だってそれが何の痛みもない当たり前の事だから
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はちまん「………」
はちまん「ちょっとコイツと話してもいいですか?俺とコイツだけで」
育て屋さん「……君には何かわかるのか?」
はちまん「いえ」
育て屋さん「……そうか。なら少し席を外すぞ」
はちまん「ありがとうございます」
育て屋さんは奥へ消えていく
はぁ…正直めんどくさい
いやふざけているわけではない
こういう捻れ曲がった考えかたをしている奴を説得するのは大抵めんどくさい
俺が言うんだから間違いない
めんどくさいのはめんどくさいので説得は諦めます
俺はバッグからモンスターボールを取り出しロコンの目の前に置く
はちまん「……なあ」
ロコン「……」
はちまん「俺はお前を預かることになったはちまんだ。こっちはカラカラ。俺のフードで寝てんのがズバット。これからお前と同行する奴らだ。覚えとけ」
ロコン「…!」ギロ
はちまん「いや…。睨まんでもいいだろ?どうせお前ここにいたってしょうがないだろ」
ロコン「………」
はちまん「はぁ…。めんどくさいから正直に言うぞ」
ロコン「?」
はちまん「俺はお前が必要だ」
ロコン「」ポカーン
はちまん「いや、間違えた。お前の力が必要だ」
ロコン「?」
はちまん「この前コイツらのタイプ相性を考えたときに、こおりタイプのポケモンに対する手段が無い事に気づいた。だからほのおタイプのお前の力が必要だ」
ロコン「…………………」ギロ
はちまん「はっ。まあ、ほのおタイプが必要ってことはお前じゃなくても他に候補はたくさんいる」
ロコン「………」
はちまん「けどいるだけだ」
ロコン「?」
はちまん「俺はめんどくさいのが嫌いでな。今こうして簡単に重要な戦力が手に入るならそれでいい。楽だしな」
ロコン「」シラー
はちまん「何?何でそんな冷たい目で見るの?こおりタイプだったの?」
この世界にリージョンフォルムはありません
はちまん「て、事で。俺はめんどくさいのが嫌なのでお前を強制的に連れて行きます。異論反論異議申し立ては受け付けないので…」
ロコン「…」ガブ
はちまん「いって!?暴力的反抗も受け付けていません!」
あれ?平塚先生が俺を奉仕部に連れてった時使ってたヤツやってみたけど俺の時みたいにならなかったぞ
やっぱり俺は素直だったんだよ
あ、もしかしてあの時俺も平塚先生に嚙みつけばよかった?
いやダメだ
嚙みつこうとしても殴られて吹っ飛ばされて雪乃のあざ笑うビジョンが見えた
いや、下手したら結婚させられるかも
待って待ってそう考え出したらあの人に近づきたくなくなって来た
はちまん「はぁ…。それにお前、さっきも言ったがここにいてもしょうがないだろ?だったら俺の役に立つぐらいいいだろ?」
ロコン「…」ギロ
はちまん「いいだろ?」
ロコン「…」ギロ
はちまん「いい、だろ?」
ロコン「…」ギロ
はちまん「…だ、ダメなの?」
ロコン「…」ギロ
はちまん「……好きなもん買ってやるぞ?」
ロコン「!」パアァ
無茶苦茶嬉しそうな顔をすると自分からボールに入ってった
簡単操作でわかりやす!
こうしてなんやかんやでロコンが仲間になった
出番はもう少し後かな