八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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49話 Underground passage

#5番道路

 

育て屋さん「おー!はちまんくん!」

はちまん「げ」

 

ポケモン世界9日目

遺憾ながら俺、雪乃、結衣、いろはの4人

そして4人のポケモン

カラカラ、ズバット、ロコン、リザード、フッシー、カメちゃん、ピピン、ピカちゃんの8匹

ぼっちにとってとんでもない数でクチバに向かう事になった

 

ハナダシティから出て、5番道路に差し掛かると育て屋さんが俺を見つけ呼んで来た

話しが長いおじいちゃんです

 

育て屋さん「いやー!一昨日会ったばかりじゃが、元気にしとったか?」

はちまん「ど、どうも」

いろは「せんぱい、どなたですか?」

はちまん「育て屋さんだ。この5番道路で育て屋をしてんだよ」

ゆい「そだてやさん?それってどん……ムグッ!?」

 

余計なことを聞こうとする結衣の口を押さえる

あ、あぶねー

そんな事聞いたら朝まで話すぞ、あの人

いい人だけどね

 

はちまん「後で話す今は何も喋るな、いいな?」(小声)

ゆい「む、むん」///こくこく

 

俺はこれ以上余計なことを喋らないように釘を刺す

 

育て屋さん「はっはっは!モテモテじゃの、はちまんくん!」

はちまん「そんなんじゃないです」

育て屋さん「そうか?ところであの子は?」

はちまん「ロコンですか?ならここに」

 

俺は足元にいるロコンをさす

ものすんごい逃げる体制なんだが

恩人だよね?

カラカラも逃げようとしてるし

あ、ズバットは寝てます

 

育て屋さん「………やはり、君に預けて良かったようじゃ」

はちまん「え?」

育て屋さん「わしならそんな近くにその子を寄せる事は出来んかったじゃろう」

はちまん「………」

ゆきの「あの、何があっ……むぐっ!?」

 

俺は結衣に続き何か聞こうとする雪乃の口を塞ぐ

後が怖い

 

はちまん「後で話す」(小声)

ゆきの「〜〜〜」///こくこく

 

いろは「むう。あの……」

はちまん「いろは」

いろは「え?」

はちまん「洒落にならん」(小声)

いろは「え、そんなにですか」(小声)

 

2人に続き何故か余計な事を聞こうとしていたいろはを止める

ふざけてやっていい事と悪い事がある

3人を黙らせた後

俺は育て屋さんに話しかける

 

はちまん「育て屋さん」

育て屋さん「うん?」

 

はちまん「俺はハナダジムで勝つことができました。コイツのおかげです。コイツがいなければ勝てませんでした。コイツは良く周りを見ています。会ったばかりの俺に核心をついた忠告するくらいに。なので貴方がコイツを気遣っていた事は分かっているはずです。だから貴方に近づこうと、近づけまいとしていたのは育て屋にいる他のポケモン達の為です。誰のせいでもありません。だからあまり気にしないでください。コイツの為にも」

 

育て屋さん「……ふふ、そうか」

 

ロコン「………」

 

 

育て屋さんはそれから何も言わなかった

育て屋さんと別れ

俺達は5番道路を後にした

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#地下通路

 

俺達は地下通路を通っている

その間に育て屋さんについて話した

 

ゆい「…」///

ゆきの「…」///

 

その間雪乃と結衣

照れてました

話し聞いてた?

 

いろは「むうぅ」

 

その間いろは

むくれてました

話す必要あった?

 

ロコン「………」てくてく

 

俺は隣を歩くロコンを見る

いつも通りのように見えるがどこか寂しさを感じる

顔が少し俯いて下を見ている

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

こういう時葉山とかだったら慰めようとするんだろうな

本当なら俺もそうしたい

だがコイツはぼっちだ

 

ぼっちってのは

1人で何でもできると考えているわけじゃない

1人で何とかしようとしているだけだ

特に自分の事に関しては

コイツは今自分の気持ちを一生懸命整理している

整理して進もうとしている

 

きっと誰も助けてくれない

だから自分の事ぐらい自分だけで頑張りたい

誰にも邪魔されたくない

自分の足で進もう、進みたい

 

今はそう決心する時間だ

1人で踏み出そうとする時間

時間いっぱい使って踏み出そうとする

それを邪魔する事は出来ない

 

自分の時間ぐらい自分だけでいさせてやりたい

自分の決心ぐらい自分だけでやらせてやりたい

 

もしそれが間違ってたら俺が諭せばいい

コイツにされたように

 

コイツは俺よりしっかりしてるからな

ま、大丈夫だろ

すぐに前を向く

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

しばらくすると出口が見えて来た

外の光が見える

 

 

 

 

俺は隣を歩くロコンを見る

ほらコイツはこういう奴だ

 

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