八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#5番道路
育て屋さん「おー!はちまんくん!」
はちまん「げ」
ポケモン世界9日目
遺憾ながら俺、雪乃、結衣、いろはの4人
そして4人のポケモン
カラカラ、ズバット、ロコン、リザード、フッシー、カメちゃん、ピピン、ピカちゃんの8匹
ぼっちにとってとんでもない数でクチバに向かう事になった
ハナダシティから出て、5番道路に差し掛かると育て屋さんが俺を見つけ呼んで来た
話しが長いおじいちゃんです
育て屋さん「いやー!一昨日会ったばかりじゃが、元気にしとったか?」
はちまん「ど、どうも」
いろは「せんぱい、どなたですか?」
はちまん「育て屋さんだ。この5番道路で育て屋をしてんだよ」
ゆい「そだてやさん?それってどん……ムグッ!?」
余計なことを聞こうとする結衣の口を押さえる
あ、あぶねー
そんな事聞いたら朝まで話すぞ、あの人
いい人だけどね
はちまん「後で話す今は何も喋るな、いいな?」(小声)
ゆい「む、むん」///こくこく
俺はこれ以上余計なことを喋らないように釘を刺す
育て屋さん「はっはっは!モテモテじゃの、はちまんくん!」
はちまん「そんなんじゃないです」
育て屋さん「そうか?ところであの子は?」
はちまん「ロコンですか?ならここに」
俺は足元にいるロコンをさす
ものすんごい逃げる体制なんだが
恩人だよね?
カラカラも逃げようとしてるし
あ、ズバットは寝てます
育て屋さん「………やはり、君に預けて良かったようじゃ」
はちまん「え?」
育て屋さん「わしならそんな近くにその子を寄せる事は出来んかったじゃろう」
はちまん「………」
ゆきの「あの、何があっ……むぐっ!?」
俺は結衣に続き何か聞こうとする雪乃の口を塞ぐ
後が怖い
はちまん「後で話す」(小声)
ゆきの「〜〜〜」///こくこく
いろは「むう。あの……」
はちまん「いろは」
いろは「え?」
はちまん「洒落にならん」(小声)
いろは「え、そんなにですか」(小声)
2人に続き何故か余計な事を聞こうとしていたいろはを止める
ふざけてやっていい事と悪い事がある
3人を黙らせた後
俺は育て屋さんに話しかける
はちまん「育て屋さん」
育て屋さん「うん?」
はちまん「俺はハナダジムで勝つことができました。コイツのおかげです。コイツがいなければ勝てませんでした。コイツは良く周りを見ています。会ったばかりの俺に核心をついた忠告するくらいに。なので貴方がコイツを気遣っていた事は分かっているはずです。だから貴方に近づこうと、近づけまいとしていたのは育て屋にいる他のポケモン達の為です。誰のせいでもありません。だからあまり気にしないでください。コイツの為にも」
育て屋さん「……ふふ、そうか」
ロコン「………」
育て屋さんはそれから何も言わなかった
育て屋さんと別れ
俺達は5番道路を後にした
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#地下通路
俺達は地下通路を通っている
その間に育て屋さんについて話した
ゆい「…」///
ゆきの「…」///
その間雪乃と結衣
照れてました
話し聞いてた?
いろは「むうぅ」
その間いろは
むくれてました
話す必要あった?
ロコン「………」てくてく
俺は隣を歩くロコンを見る
いつも通りのように見えるがどこか寂しさを感じる
顔が少し俯いて下を見ている
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
こういう時葉山とかだったら慰めようとするんだろうな
本当なら俺もそうしたい
だがコイツはぼっちだ
ぼっちってのは
1人で何でもできると考えているわけじゃない
1人で何とかしようとしているだけだ
特に自分の事に関しては
コイツは今自分の気持ちを一生懸命整理している
整理して進もうとしている
きっと誰も助けてくれない
だから自分の事ぐらい自分だけで頑張りたい
誰にも邪魔されたくない
自分の足で進もう、進みたい
今はそう決心する時間だ
1人で踏み出そうとする時間
時間いっぱい使って踏み出そうとする
それを邪魔する事は出来ない
自分の時間ぐらい自分だけでいさせてやりたい
自分の決心ぐらい自分だけでやらせてやりたい
もしそれが間違ってたら俺が諭せばいい
コイツにされたように
コイツは俺よりしっかりしてるからな
ま、大丈夫だろ
すぐに前を向く
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
しばらくすると出口が見えて来た
外の光が見える
俺は隣を歩くロコンを見る
ほらコイツはこういう奴だ