八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#ポケモン研究所
俺の名は八幡
今朝起きたらポケモンの世界に迷い込んだ
いたって普通の高校二年生
そして今俺は天使シズカエルによって
マサラタウンのポケモン研究所に導かれた
そして、そこで俺がみたものは…
ーーーコードがたくさん繋がれたよく分からない機械
ーーーたくさんのモンスターボール
ーーー走りまわっていたり、寝ていたり、飛んだり跳ねたりしているいろんなポケモン
ーーー研究所の奥に見たことのあるおじいちゃん…オーキド博士だ
そしてオーキドのとなりにいる
ーーーどこかで見たことある風貌の3人の幼女だった
???「ひ、ひきがやくん?」
???「ヒ、ヒッキー!?」
???「せ、先輩…?」
一人目、
腰までかかる長い黒髪
それに結ばれている赤いリボン
顔立ちは俺の知っている顔とは少し幼げで
それでもその美しさは健在だった
はちまん「雪ノ下……」
二人目、
ピンク色の頭の片側にお団子があり
顔は幼くなったからか、少し弱々しい印象
それでいて可愛らしい顔つき
そして10歳とは思えない体型をしていた
いや、どこがとは言えない
はちまん「由比ヶ浜……」
三人目、
肩までかかる栗色の髪
顔は生意気な子供のそれで
身長も他の二人に比べると小さい
はちまん「一色……」
3人は総武高の制服を着ていた
はちまん「なんでお前らがここに…?」
いや、今朝母さんが言っていたゆいちゃんとは由比ヶ浜のことだろう
それにしずか先輩が言っていたアイツらってこいつらのことなんじゃないのか
ということはこいつらもしずか先輩と同じこっちの住人か?
だがさっきのこいつらの驚きぶり
俺が来ることを事前に教えられていたら俺をみて驚くのはおかしいだろう
もしかしてこいつらも俺と同じくこっちの世界に迷い込んだのか?
それとも俺が来ることを知らされてなかったとか?
それで『なんでお前いるの?』的なリアクションだったのか?
なにそれ、俺がハブられるの慣れてるからって酷いよ。酷いよ
しかし、こいつらからはそういう悪意を感じない。
オーキド「うん?どうしたんじゃ?お主ら」
はちまん「えっ、あ、いや」
うわぁ!あのオーキド博士に話かけられた!
ってそんなこと言っている場合じゃない
どうしよう
ここまでくる途中のしずか先輩や母さんとの会話からおそらくはちまんは俺と同じ性格をしていて、周りの人も俺を怪しむこともなく普通に会話していた。
だからもしここで
『俺じつは別の世界からきた高校生でー
目が覚めたらポケモンの世界に迷い込んじゃったんですよーっべーマジっべー』
なんて言っても信じてもらえないだろう
どうする?
こいつらがこっちの世界の住人なら話は早い
何も気にせずポケモントレーナーライフを楽しめばいい
だがしかし、駄菓子菓子
こいつらが俺と同じこっちの世界に迷い込んだのなら話は別だ
まず知らない場所に放り出されて不安だろうし
何よりここはゲームの世界じゃない
ゲームの世界が現実になっている
もしこいつらがポケモンの知識がない場合
ポケモントレーナーになったとしてもまともに戦えるか疑問だし
何より
殺されてしまう可能性がある
ゲームではゲームオーバー
つまりアクションゲームでいう"死ぬ"という概念がなかった
たとえ悪の組織アジトでそのボスと戦って負けたとしても賞金が失われポケモンセンターにワープしただけだった
しかし今、ポケモンの世界が現実となったこの世界でそれは死に直結する危険がある
ゲームでも野生のポケモンが出る草むらではポケモンを連れて戦える状態でないと危険とされていた
俺が何を言いたいのかと言うと
なんの知識もないこいつらが外に出ると危険ではないかということ
それならば俺がある程度教えなければならないのではということ
まずは、こいつらがどっちの世界の人間か確めなければ
とりあえず…
はちまん「すいません!オーキド博士!ちょっとこいつらと話しがしたいんですがよろしいでしょうか?」
オーキド「ん?いや、かまわんが。そのあとはちゃんとわしの話を聞くんじゃぞ?」
はちまん「はい!ありがとうございます!」
オーキド博士の了承を得たところで
まだ俺を見て固まっていた3人を呼ぶ
はちまん「おい、お前らこっちだ」
ゆい「……え?あ、うん!ヒッキー!行こう!ゆきのん、いろはちゃん!」
ゆきの「え、ええ」
いろは「は、はい!」
はちまん「すみません、しずか先輩。ちょっとこいつらと外で話してきます。」
しずか「ん?ここじゃダメなのか?」
はちまん「はい。もしかしたら騒がしくなるかもしれないので研究員の方にご迷惑になるかと」
しずか「そういうことか、なるほど。お前とゆきのは大丈夫だろうが後の二人はやかましくなるだろうな、特にゆい」
いろは「むっ…」
ゆい「むうぅ…」
雪ノ下が二人をなだめる
しずか「まあお前らは仲が良かったからな。積もる話しもあるだろう。私はここで待ってるよ」
はちまん「はい。ありがとうございます。では」
俺は三人を引き連れ研究所の外に出る