八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#クチバシティポケモンセンター
ゆきの「あの船へ行ってみないかしら」
ポケモン世界13日目の朝
雪乃さんが痺れを切らしたのか
パーティーがあるサントアンヌ号に行かないかと聞いてきた
ちなみに結衣といろははまだ起きてこない
昨日の釣りではしゃぎ過ぎたらしい
俺もある意味はしゃいでたけどね
ばっしゃーん!ばっしゃーん!って
はちまん「ん?もう行くのか?」
ゆきの「ええ。昨日の釣り堀で釣りをしていた人に聞いてみたの。サントアンヌ号では何があるんですか、って」
はちまん「パーティーだろ?何で今更聞いたんだ?」
ゆきの「あの船、貴方が言うにはずっと停まっているみたいじゃない。だから何かあるかもしれないと思ってこの街の人に聞いてみたかったのよ」
あ、そういやそうだ
俺はてっきりゲームから現実になって
不都合が生まれるからあのまま停まっているんだと決めつけていた
だがよく考えたらこの街の人に聞けば良かったんだ
何で思いつかなかったかだって?
ぼっちは人と話すの得意じゃないの
はちまん「それで、その理由は?」
ゆきの「とある人物がパーティーの日程を延期させたかららしいの。理由はわからないけど」
はちまん「とある人物?」
ゆきの「この街のジムリーダーよ」
はちまん「え」
ゆきの「パーティーの開催をしたのもジムリーダーらしいわ」
はちまん「何でまた」
ゆきの「賑やかなのが好きらしいわ。釣り人達はうるさくて迷惑しているようだけど」
ここで説明しよう
この街クチバシティのジムリーダー
その名はマチス
ジムのタイプはでんき
何でも外国の軍人さんらしい
ゲームでも英語を喋っていた
ふむ
ジムリーダーというリア充
日本に来た外国人の『本当に外国人か?』と言わんばかりのコミュ力
なるほど、賑やか好きだとしても納得だ
はちまん「それで?そのジムリーダーがあの船にいるのか?」
ゆきの「おそらくね。ジムにも顔を出しているようだけど。船に行くのを見たって人達によれば週5で行っているらしいわ。今日もいるはずよ」
はちまん「しゅ、週5…。週5もパーティーに行くって…」
ゆきの「あら?そんなに不思議かしら?予定が重なればそのくらい行くわよ?」
はちまん「俺は庶民だから行かないの。てかジムリーダーは賑やかなのが好きでそんなに行ってんだろ?考えられねーよ」
ゆきの「そうね、私もそんなに賑やかなのは苦手…いえ嫌いね」
はちまん「ハッキリ言ったよ…」
ゆきの「だからジムリーダーが船にいる今のうちに行きたいのよ」
はちまん「?」
ゆきの「貴方、ニビとハナダのジム。観客が多すぎて辟易したでしょう」
はちまん「そりゃな」
ゆきの「けど今ジムリーダーはジムではなく船にいる」
はちまん「え?船で挑戦する気か?」
ゆきの「それもいいけど、違うわ。交渉よ」
はちまん「見世物にならない場所でやりましょうって?」
ゆきの「…由比ヶ浜さんと一色さんも周りに見られながら戦うのは嫌なようなの。緊張して実力を発揮できないようで」
はちまん「それは問題だな…」
確かに俺達4人は人前で何かするのは苦手だ
いや、いろはは生徒会長だから少しは耐性があるだろうが
それでも大勢の人に見られながら戦うのは緊張するだろう
慣れればいいんだろうがまだ2回しかジム戦していない
というか慣れる自信がない
この提案はのびのび戦えるためいいと思う
船じゃなくジムで交渉してもいいが週5で行っているならすれ違いになって出来ないかもしれないからな
まあのびのび戦えたから勝てるもんじゃないが
それにこの交渉、実らない可能性がある
ジムリーダーの戦いを大勢の観客に見せ
ジムが儲かるというシステムがジムにあるならこの交渉は破綻だ
ゆきの「けどもしかしたら実るかもしれない。人前で戦わずにすむかもしれない。だったらしてみる価値はあるわ」
はちまん「心を読むな。わかったよ。んじゃ、アイツら起こして船に向かうか。あ、交渉の内容はどうする?」
ゆきの「それは任せて頂戴。昨日のうちに考えてきたわ」
はちまん「んー。じゃあお前が交渉している間に俺はあそこでやる事をやっといていいか?」
ゆきの「ええ、貴方の分の交渉もしておくわ」
はちまん「サンキュ」
結衣といろはを起こしサントアンヌ号に向かう
あ、2人を起こしたのは雪乃だからな?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
#クチバシティサントアンヌ号乗り口
ゆい「おお〜〜!」
いろは「近くで見ると大っきいですねっ!」
船に乗るための桟橋を渡りながら船を眺める
周りには『ザ、金持ち』という人が沢山いる
いや、俺も今は金持ちだけど
ゆきの「ところで、そのチケットで本当にこの船に乗れるのかしら?」
はちまん「おい、ギリギリで不安になるような事言うなよ」
進んで行くと船の入り口に船乗りの男の人がいた
入って行く人達の招待券を確認しているようだ
船乗り「すみません、招待券をご確認させて……ん?」
はちまん「はい?どうしました?」
俺達の招待券を確認しようとした船乗りさんが俺の顔を見て止まった
もしかして犯罪者だと思ってる?
目は腐ってるけど犯罪を犯すような度胸は無いですよ
無害ですよ
船乗り「あの、失礼ですがお名前は」
はちまん「?えっと、はちまんです」
船乗り「ああ!やっぱり!」
あれ?俺そんなに有名なの?
あ、指名手配の人と間違えてるんじゃ
船乗り「マサキ様から伺っております」
はちまん「へ?マサキから?」
船乗り「はい。マサキ様からここに『はちまん』という男の子が来たらマサキ様の顔に免じて通して欲しいと」
はちまん「うえぇ!?そ、そんな事言ったんすか?」
ちょ、待って
アイツどんだけいい奴なんだよ
というかマサキって顔が効くぐらいの人物なの?
確かにあの転送装置はすごいけど
船乗り「マサキ様には我々だけでなく、この地方のポケモントレーナー、いえ下手したらこの世の全ポケモントレーナーがお世話になっています。マサキ様が通せと言うのならば通さない道理はありません。どうぞお通り下さい」
はちまん「は、はい」
俺達は船乗りさんに通され船に乗っていく
う、うはぁ
マサキのお陰で顔パスできちゃったよ
すげぇ
今度会ったら何か奢ってやろうかな
短いですがここまで
読んでくださりありがとうございました