八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#ポケモンハウス
はちまん「…………………」
シオン「zzz」
ポケモン世界16日目
昨日
フジ老人のはからいでシオンタウンのポケモンハウスに泊まった
ポケモンハウスには部屋が沢山あり
俺とそのポケモン達はその中の一室で寝泊まりした
あ、ちなみに
カラカラとロコンは俺の布団で
ゴルバットは天井
カビゴンは床で寝ている、うんデカイ
そして今日
起きて布団の中を見てみると女の子が
全身紫のシオンが寝ていた
というか寝る時もドレス着てるの?
はちまん「…………………」
シオン「zzz」
……まあいい二度寝するか
ロコン「…」バシッ
はちまん「いてっ」
久々にロコンのツッコミを頂いた
コイツいっつも俺より先に起きてるんだよなー
その割に俺より後に寝るし
そんなに寝顔見られたくないんだろうか
まあこの前寝たフリして寝顔見たんだけどな
はい可愛い寝顔でし…
ロコン「!!!」バシッバシッバシッ
はちまん「いたっ!いたっ!いたいって!悪かったって!もうしないから!」
シオン「………………………うるさい」
俺が騒いだせいでシオンが起きた
カラカラ達はまだ寝ている
まあ俺の手持ちって半分が睡眠キャラだしな
はちまん「お前なんで俺の布団にいるんだ」
シオン「………………………あなたがつれこんだ」
はちまん「してねーよ!」
シオン「………………………おおごえでひとをよぶ」
はちまん「お前の願いを言え、どんな願いも1つだけ叶えてやろう」
シオン「………………………すいみん」
はちまん「おやすみなさい」
シオン「zzz」
また寝るシオン
これじゃあ理由を聞こうにも起こしたら俺が社会的に…
俺何もしてないのに…
社会め…
何で中学辺りで歴史とかに分裂したんだよ
そのまま1つでいろよ
しょうがない起きるか
まだ寝ている奴らを起こすのは忍びないが
カラカラ「からー」ごしごし
はちまん「おはようさん」
カラカラ「カラ…」
はちまん「いや、俺も眠いけどシオンが勝手に…」
カラカラは俺の布団の中にいるシオンを見た
シオン「zzz」
はちまん「な?」
カラカラ「カ、カラ」ひきっ
はちまん「待て、俺じゃない」
俺は冷たい視線を向けてくるカラカラと
いつも通り冷たい視線を向けてくるロコンを連れ部屋を出る
いやー朝っぱらから冷たいね
部屋を出るとフジ老人がいた
はちまん「おはようございます」
フジ「おお、おはよう」
はちまん「すみません、お部屋をお借りして」
フジ「別に構わんよ。それよりシオンを見んかったかの」
はちまん「…俺の布団の中に」
フジ「ん?ふぉふぉ、そうかまたあの子は」
はちまん「また?」
フジ「あの子はいつも誰かと一緒に寝ようとしての。いつもは私の所で寝るんじゃが。ふふ、君懐かれたようじゃの」
はちまん「そ、そんな事…」
フジ「現にいま君のそばを離れようとしとらんしの」
はちまん「はい?」
フジ老人が後ろ後ろと言ってくる
俺が恐る恐る振り返ると
シオン「zzz」
はちまん「ひっ」ビクッ
さっきまで寝ていたはずのシオンが俺のそばにいた
立ったまま寝ていて俺の服を掴んでいる
い、いつの間に!?
さっきカラカラと見た時は確かに寝てたよな!?
はちまん「あ、あのこここれどうすれば?」
フジ「ん〜、起こすと機嫌が悪くなるからそのままの方がいいかもしれん」
はちまん「そ、そんな」
これ動いても大丈夫なの?
俺は試しに少し動いてみる
シオン「zzz」ぐいーっ…
はちまん「え?ちょっ危な!」ガシ
俺がシオンから離れるように動くと
シオンは服を掴んだまま動かず
そのまま引っ張られ倒れそうになる
倒れる前に俺が支えたからいいものの
これじゃあ動けないんだが
はちまん「あの、ホントどうすれば」
フジ「動く時は抱っこしてやればよい」
はちまん「は!?え!?抱っこ!?」
フジ「あれじゃ、お姫様抱っこというやつじゃ」
お姫様抱っこって!
そ、そんな事小町にしかした事ないよ!
でもこれじゃあ動けないし
オンブしようにも背中はゴルバットの特等席だし
オンブもキツイし
……………いっそここで動かず暮らそうか
ロコン「…」バシッ
はちまん「いてっ」
俺がお姫様抱っこの難易度を前に人生を諦めかけたが
ロコンのツッコミのおかげでなんとか持ち堪えた
ありがとうロコン
そうだ代わりにお前を抱っこしてやろう
ロコン「!!」バシッバシッ
はちまん「いてっ、いてっ。わかった!やらないって!」
俺がロコンを抱っこしようとするとスッゲー叩いてきた
くそー抱っこできると思ったのに
シオン「………………………やかましい」
またシオンさんが起きてしまった
機嫌が悪い
シオン「………………………だっこするならはやくして」
はちまん「いやお前が起きたんだったら別にいいだろ。てか離せ」
何で抱っこさせようとしてんの?
確かに時々移動を怠く感じる事はあるけどさ
シオン「………………………わたしはいくとこがある」
はちまん「ん?何の話し?」
急に話しが飛んだぞ
シオン「………………………たぶんあなたといっしょ」
はちまん「何が?」
シオン「………………………だからつれてって」
はちまん「主語を言え主語を」
シオン「………………………めんどい」
はちまん「気持ちは良くわかるがな、どこに連れて行けばいいのかわからないんだよ」
シオン「………………………たまむし」
はちまん「え!?虫!?どこどこ!?」
シオン「………………………ちがう、まちのなまえ」
はちまん「虫いないの?よかったー」
シオン「………………………わたしすぴあーもってる」
はちまん「願いを言え、どんな願いも1つだけ叶えてやろう」
コイツもしかしなくても…だよな
イジワルな奴だ
シオン「………………………わたしをたまむしまでつれてって」
はちまん「何でまた」
シオン「………………………そこにみんないるから」
はちまん「みんな…ってまさかそのドレス」
シオン「………………………わたしもちーむ」
あのナントカってチームだろ?
確かコブキさんがリーダーの
そのドレス見てもしやと思ってたがな
あれ?でも
はちまん「確かサカキが動いてから2日で集まるんじゃなかったか?サカキが動いた日を入れても…もうその期限過ぎてないか?」
シオン「………………………ちこく」
はちまん「もしかしてフジさんが帰ってくるの待ってたからか?」
シオン「………………………うん」
はちまん「そっか」
はぁ
だったら仕方ないか
コイツはフジ老人を心配して遅れたんだよな
じゃあ俺も無関係とはいかないな
フジ「シオン…」
シオン「………………………おじちゃんはわるくない」
フジ「しかし…」
シオン「………………………わるいのはくろいひと」
はちまん「そうだな、全部ロケット団が悪いよな」
フジ「………わかった。はちまん君、ちょっと待っててくれ」
フジ老人はそう言うとどこかから笛を持ってきた
フジ「これは『ポケモンのふえ』じゃ、ポケモンを大切にしている君にあげよう」
はちまん「え?で、でも…」
フジ「いいから、受け取ってくれ」
はちまん「わ、わかりました」
俺はポケモンのふえをフジ老人から受け取る
た、確かこれって…
フジ「はちまん君、シオンの事頼みます」ペコリ
はちまん「いえ、そんな」
フジ「この先君が困るような事があればいつでも頼ってくれ。私の出来る限りの事をやってみよう」
はちまん「そ、そんな…。あ、じゃあ1ついいですか?」
フジ「何かの」
はちまん「もしここに長い黒髪の女の子とピンクのお団子の女の子、それと栗色の髪の女の子の3人組が来たら助けてやってくれませんか?そいつら俺の…えっと…し、知り合いなんで」
フジ「ふむ、わかったよ。任せてくれ」
はちまん「はい、お願いします」
俺は頭を下げてお願いする
アイツらがここに来るかもしれないからな
雪乃とか方向音痴だし
シオン「………………………じゃ、いこ」
はちまん「おう、それじゃあフジさん。ありがとうこざいました」
シオン「………………………おじちゃん、いってきます」
カラカラ「カラ!」
フジ「ふふ、いってらっしゃい」
俺達はフジ老人に別れを告げてポケモンハウスを後にする
次の目的地はタマムシシティ
4つ目のバッチがある街だ
雪乃達まだいるかな
さあ、タマムシに向けていざ行かん
と、その前に
はちまん「悪いお前ら、ちょっと待っててくれ」
シオン「………………………?」
カラカラ「?」
ロコン「…」はぁ
数分後
シオン「………………………どこいってたの?」
はちまん「いや、なんでもない」
この町にもマッカンはなかった