八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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先ずは謝罪を
申し訳御座いませんでした
後で見返すと文章中の『お立ち台』の後に『猫』が入ってました

何故だ

なので訂正しています
本当にごめんなさい
代わりに此処に猫を置いときます






78話 再会とアイドル

#タマムシシティ

 

はちまん「くそっ、どこだここ。シオンとも逸れたし、ポケモンセンターも…見当たらないし」

 

俺は今絶賛迷子中である

周りの景色はビルやマンションに囲まれている

相変わらず人混みが多いが

今はその忌々し塊から抜け出し

脇道にそれている

 

はちまん「ポケモンに協力してもらおうにもこの人の多さじゃ逸れそうだし…」

 

ゴルバットに空から案内してもらおうと思ったが

それすらも見失ってしまう不安がある

無闇にポケモンは出せない

 

はちまん「何か目ぼしいものはないか」

 

この街にはゲーセンやデパートがある

先ずはそこら行って体制を立て直そう

そこでこの街の地図とかが手に入ればこっちのもんだ

 

はちまん「ん?」

 

辺りを見回していると今までいた人混みに何かを感じた

そうだ俺は揉みくちゃにされ流されるようにここに来た

つまりこの人混みは何かを目指しているのか?

人混みの流れる先を見てみる

 

『〜♪』

 

音楽と人の歓声が聞こえてくる

イベントか何かあるのか?

あんまり人の多い所には行きたくないが

流れに逆らって行くとまたどこに出るかわからない

ここは流れに沿ってあの音楽が聞こえる場所に行ってみよう

俺は意を決してまた人混みの中に入る

そして人の流れに乗っていく

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#タマムシデパート前広場

 

 

『どうして貴方が泣いてるの』♪

 

 

『貴方は泣かないで』♪

 

『その役目はわたしのものでしょ』♪

 

『貴方はいつもわたしが泣いたら慰めてくれた』♪

 

『下手な言葉、可笑しな話し』♪

 

『一緒に笑ってわたしを助けてくれた』♪

 

 

『なのに貴方は泣かなかった』♪

 

『わたしはいつも隣にいたのに』♪

 

『貴方の涙を見たことない』♪

 

『笑ってばかりで』♪

 

『強がってばかりで』♪

 

『貴方は一度も泣かなかった』♪

 

『だから貴方が泣いてもわたしは貴方を助けられないの』♪

 

 

『いつもわたしを助けてくれたのに』♪

 

『わたしは貴方の助け方を知らないから』♪

 

『貴方が泣いてもどうすればいいのかわからない』♪

 

 

『何もできないわたしがイヤ』♪

 

『貴方のために何もできないわたしがイヤ』♪

 

『そんなわたしを認めるのがイヤ』♪

 

『だからお願い』♪

 

『いつまでも貴方の隣にいたい』♪

 

『わたしのために泣かないで』♪

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

観客「「「わああぁ!!レインちゃーん!!」」」

 

 

流れに流されて

俺はデパートらしき建物の前にある広場にいる

周りは人だらけ

そしてその人達が上空に向けて歓声を上げる

俺も見上げてみる

 

はちまん「あれは…」

 

みんなが見ている場所

それはデパートの屋上

そこににあるお立ち台で歌う1人の少女だった

肩まである美しい黒髪を風になびかせている

着ているのは…確か…レインボードレス?

様々な色が使われたドレスを身に纏い

マイクを持って歌うその姿はまるで…

いや、周りの反応からして間違いないだろう

 

あの虹色の女の子はアイドルだ

 

一曲歌い終わったようで音楽が止まる

そして虹色の子…周りの観客が言うにはレインと言う名前らしい

レインは観客に向かって挨拶を始めた

 

レイン『どうもー!カントー地方のみんなー!今日は来てくれてありがとうー!』

 

観客「「「わああぁーー!!」」」

 

レインは屋上からマイクで言葉を伝えている

俺は歓声に耳を塞ぎながら周りを見る

人の流れが緩んでいる

今がチャンスだ

デパートから見て向かい側の方に噴水が見えた

あの辺りは人が少ないようだ

俺は人混みを掻き分けてそこへ向かった

レインの話しを背中で聞きながら

 

 

???「ん?あれは…」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#タマムシシティ噴水

 

はちまん「だ、脱出成功…」

 

噴水がある所まで辿り着いた

俺はデパートの方を見る

レインの話しは続いていて

事あるごとに歓声が沸き立つ

 

はちまん「何であんな所に行こうと思ったんだ…」

 

あまりの熱気に吐くかと思ったくらいだ

よく見ると『アイドルが好きだよ』風男子が大勢いる

ここで死ぬんじゃないかってくらい必死にレインの名前を叫んでいる

まあ俺も気持ちもわかる

俺だって目の前で戸塚が歌ってたら必死で応援するからな

あ、やべ戸塚に会いたくなって来た

 

はちまん「とりあえずここで一息つくか、デパートから離れてて人も少ないし」

 

でも何しよう

あの声援に対抗してこっから戸塚の名前を大声で叫んでやろうか

いやダメだ

そしたらアイツらが戸塚の存在を知ってしまう

下手したら俺の元から戸塚が居なくなってしまうかもしれない

今もいないけど…ぐすん、とつかぁ…

 

ポン

 

はちまん「ひゃあ!?」ビクゥ

 

急に肩を叩かれた

何奴!

まさか戸塚!?

俺の願いが届いて戸塚が降臨したのか!?

いや、でもそれはおかしい

この世界に来てからずっと戸塚と小町に会いたいって思ってたんだから今更降臨するのはおかしい気がする

それに戸塚センサーも反応しないし、違うな

じゃあ誰だ

俺は振り返る

そこには…

 

 

マサキ「お、やっぱりはちまんはんや!」

はちまん「えっ、マサキ?」

 

 

ハナダの岬で知り合ったマサキが居た

 

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