八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜 作:龍@pixivでも活動中
#タマムシシティ噴水
マサキ「久しぶりやなー!はちまんはん!」
はちまん「マ、マサキ?何でここに?」
俺は今タマムシにある噴水の前でマサキと再会していた
とある事故でややこしい事になっていたマサキを俺が助け
そのお礼に俺は一晩泊めてもらった
確かハナダジムに挑戦戦する前の事だ
マサキ「さっき人混みの中にはちまんはんらしき人を見つけてな!そしたらホントにはちまんはんやったんや!」
はちまん「あ、あの人混みの中から…か?」
マサキ「ワイ目はいいほうなんや!そいであんさんは何でここにおるん」
はちまん「えっと、迷子中」
マサキ「迷子?あの歌っとる子を見に来たんやないのか」
はちまん「いや、あそこに行ったのは本当に偶然だ」
マサキ「ハハハ!まあ、また会えたんやからええか!」
はちまん「お、おう」
迷子の俺はちっともよくないんだがな
するとマサキの隣に居るメガネの男性がマサキに話しかける
き、気づかなかった
???「マサキさん、この人は?」
マサキ「そうやった!悪い悪い!この人はワイの恩人のはちまんはんや!」
はちまん「お、恩人って」
???「ああ、君がマサキさんの言っていたトレーナーか!」
そう言うとメガネの男性は俺に自己紹介をしてくれた
ニシキ「僕の名前はニシキ。ここにいるマサキさんとは友人で、このカントー地方から海を渡った先にある『ナナシマ』という諸島の預かりシステムを管理しているんだ」
はちまん「ど、どうもはちまんです」
ニシキ「話しは聞いているよ、マサキさんを事故から救ってくれたんだよね。友人である僕からもお礼を言うよ、ありがとう」
はちまん「い、いえ俺もマサキには助けられましたし」
ニシキ「はは、そうか。マサキさんの言う通り優しい人のようだね」
はちまん「そ、そんな事ないです」
まずい
こ、このままだと褒められ続ける気がする
話題を変えなくては
話題、話題
はちまん「あ、えっと2人はどうしてタマムシに?」
マサキ「それはやな、あの人混みん中にワイらの大学ん時の友達がおっての。そいつに連れてこられたんや。今流行りのアイドルがライブっちゅーのやるってから来いって言われての」
ニシキ「全く、こういう騒がしいのは苦手なんだけどね」
マサキ「同感や、1人でいるほうが楽や」
はちまん「同感」
ニシキ「おお、はちまんくん。君もそのクチか」
はちまん「俺は特に人が苦手なんで」
ニシキ「ははは、君も僕らみたいな研究者向きなのかな」
はちまん「へ?いえ、数学も苦手なんで」
ニシキ「そうか…。頭が良さそうだから向いてると思ったんだが。あ、後敬語使わなくていいよ」
はちまん「え、いえ…。いや、わかった」
んもう、話題変えたのに褒められたんだけど
というか何故かニシキから葉山臭がプンプンするんだけど
『キマシタワー!』
ヒィ!?脳内に直接腐女子が!?
マサキ「はちまんはんは何でタマムシに来たんや?」
はちまん「それはジム戦に」
マサキ「そういやジムバッチ集めとったんやったの」
はちまん「まあまだ3つしかないがな」
ニシキ「いやいや、それでも立派に目的を達成して行ってるんだからいい事じゃないか」
はちまん「そ、そうか」
ま、まじで葉山っぽいな
何だろ、喋り方か?
するとデパートの方がさらに騒がしくなった
俺達はそちらを見る
マサキ「お?」
マサキは何かを見つけたようだ
マサキ「はちまんはん」
はちまん「何だ?」
マサキ「はちまんはんのお目当ての人が出てくるらしいで」
はちまん「俺の?」
マサキ「ほら、屋上」
マサキに言われるまま屋上を見る
虹色のアイドル、レインが何かはしゃいでいた
そして横に移動していく
そのレインが居た場所に別の女性が出てくる
はちまん「あれは…」
レインの時以上の歓声の中出て来たのは
黒髪に袴姿
歳は今の俺、10歳くらいか?
結構小柄な印象だ
タマムシシティジムのジムリーダー エリカ
その人だった
はちまん「あれがジムリーダー」
マサキ「ハハハ!べっぴんさんやなー!ハナダのやつも美人やったし、この地方は美人が多いのー!」
ニシキ「確かどこかのお嬢様だったかな。カントーのジムリーダーの中でも結構な実力者らしいよ」
はちまん「お嬢様、ねぇ」
エリカを良く見ると後ろの方に女の人が沢山侍っている
…何でみんな武装してんの?
あーそうか
最近物騒だからな
ロケット団とか…………ん?
はちまん「…こんなに人がいるのにロケット団はいないのか?」
マサキ「へ?」
ニシキ「ロケット団?」
はちまん「いや、こんなに人がいたらロケット団も紛れ込んで何か企んでそうだなーって」
ニシキ「どうだろ、最近大人しいみたいだけど」
マサキ「そういやサントアンヌ号で何かやらかしたって聞いてからはとんと見とらんなー」
まあ俺もここに来るまでも全然見かけなかったけど
考えすぎか?
マサキ「そうや、サントアンヌって言ったら」
はちまん「何だ?」
マサキ「あんさんにあの船の招待状あげたやろ?」
はちまん「あ、そうだ。お前が船に乗る為の口引きしてくれたんだったな」
マサキ「…ちょっと待て」
はちまん「ん?」
マサキ「という事は乗ったんか?」
はちまん「ああ」
マサキ「…もしかして」
はちまん「いや待て、お前は悪くない」
マサキ「で、でも」
はちまん「あの船に乗ったのは俺の意思だ。それと船をぶっ壊したのはアイツだ。悪いのはアイツだろ」
マサキ「………はちまんはん」
はちまん「ま、それでも悪いと思うなら…。そうだ」
マサキ「何や?」
はちまん「さっきニシキが言ってた『ナナシマ』ってとこにいつか連れてってくれ、それでチャラだ」
マサキ「わ、わかった!今度ワイの自家用船で連れてったるわ!」
はちまん「待って、お前船持ってんの?」
マサキ「ああ、速いのがな!」
ニシキ「マサキさんのちょっとした趣味なんだよ」
はちまん「へ、へー」
マサキってもしかして凄い金持ちなの?
ニシキ「じゃあナナシマに来た時は僕が案内するよ」
はちまん「おう、頼むわ」
そんな話しをしていると屋上に居たエリカが下がっていく
ゲスト出演だったのか
いや、歌うとは思ってなかったけど
…頼んだら歌ってくれるかな
まあそれはさておき
俺が挑戦するやつは覚えた
次は勝つために特訓しなくちゃな
今のレベルでは勝てる気がしない
それにこの街で…
あ、シオン忘れてた
はちまん「悪いお前ら、待たせててるやつがいるからそろそろ」
マサキ「そうか、残念やけど。はちまんはん、また会おうな」
ニシキ「はちまんくん、また会おう」
はちまん「おう」
俺はマサキとニシキに別れを告げポケモンセンターに向かう
それにしてもあの2人すげーいい奴なんだけど
はちまん「また会おう…か」
30分後
全く道がわからず
街の中にある森に来てしまった
ここはどこ
タマムシシティ恐ろしいトコ