八幡のカントー地方 〜ぶらり一人旅(希望)〜   作:龍@pixivでも活動中

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今回長いです
あと話しの途中に出てくる商品はフィクションです

だが商品化してくれ

商品化希望タグでも付けようかな
何でも付ければいいってわけじゃないんですけどね



86話 夜の街とちびキャラ

#タマムシシティ

 

俺はニンとシオンを連れて夜のタマムシシティを歩いている

昨日のレインのライブの時みたいな人混みは無く

街灯の光だけが街の道を彩っている

あ、ちなみに肩に乗っていたロコンだが照れまくっていて可愛すぎるのでボールに戻している

あと、俺とロコンを見る女達の視線が痛いから

 

はちまん「お前ら、暗いから逸れるなよ。俺が迷子になっても知らないからな」

ニン「うわ〜なさけない〜ふふふ♪」

シオン「………………………はちのほうがはぐれそう」

はちまん「うるせぇ、こっちは土地勘がないからしょうがないだろ」

ニン「じゃあ〜アホ毛くんは〜いまどこへいこうと〜してるの〜ふふふ♪」

シオン「………………………そっちなにもないよ」

はちまん「…お前らが先導してくれ」

ニン「どこが〜いい〜?ふふふ〜♪」

はちまん「ココアがあるとこ」

ニン「りょうか〜い〜ふふふ♪」

 

ニンが俺達の先を歩く

俺とシオンはそれについて行く

 

はちまん「シオンお前、俺から見えるところにいろよ?」

シオン「………………………なんで?」

はちまん「側にいるのに見失うくらい存在感がないからなお前」

シオン「………………………はちのちゅういぶそく」

はちまん「それにお前はいま黒い服着てて夜だと見えにくい」

シオン「………………………はちもくろい」

ニン「そうそう〜アホ毛くんも〜おつきみ山で〜ときどきみうしなったからね〜ふふふ♪」

はちまん「マジ?ずっと隣歩いてただろ?」

ニン「ほんと〜エリちゃんも〜いっかいみうしなってた〜ふふふ♪」

はちまん「うそ…そんなに存在感薄いの…俺」

シオン「………………………はち、はち」

はちまん「ん、何」

シオン「………………………いっしょ」

はちまん「そ、そうだな」

 

一緒だからなんだというのだろう

てかいまいる3人みんな存在感薄いやつばっかりだ

迷子になったら見つけてもらえないかも

 

ニン「あ〜そういえば〜わたしは〜そのふくきなくて〜いいの〜?ふふふ〜♪」

はちまん「お前は着る必要ないと思うが…」

ニン「でも〜わたしもいっしょに〜行ったほうが〜ふふふ♪」

はちまん「何でだ?」

ニン「わたしも〜おつきみ山で〜くろいひと〜みてるから〜ふふふ♪」

はちまん「おおそうか、お前の知ってる奴がいるかもな」

ニン「そういう〜こと〜ふふふ♪」

はちまん「わかった貸すわ」

ニン「え〜くれないの〜ふふふ♪」

はちまん「あげるわけないだろ」

ニン「でも〜シオンは〜あ〜そうか〜こうかん〜ふふふ♪」

はちまん「は?」

ニン「わたしも〜このドレスと〜こうかんする〜ふふふ♪」

 

そう言ってニンは自分の着ている灰色のドレスを広げる

 

はちまん「いや待て、俺は別にお前らのドレスが欲しい訳じゃなくて」

ニン「ダメ〜?ふふふ〜♪」

はちまん「………はぁ、わかった」

ニン「やった〜ふふふ♪」

 

嬉しそうにするニン

何でそんなにこの服欲しいの

その辺に売ってるだろ

 

ニン「シオン〜ふふふ♪」

シオン「………………………なに」

ニン「どやぁ〜ふふふふ♪」

シオン「………………………むか」

 

シオンにドヤ顔を食らわすニン

だから何で自慢するんだ

 

ニン「じゃあ〜帰ったら〜渡して〜ふふふ♪」

はちまん「おう」

 

それから俺達は無言で歩き続けた

しばらくすると見覚えのある道が

昨日人混みに巻き込まれながらも通った道だ

そしてこの方角は

 

はちまん「この先って確かデパートがなかったか?」

ニン「うん〜まだ開いてると思うから〜ふふふ♪」

 

まあ飲み物を買うだけだからそんなに時間はかからないか

だんだんと近づいていくデパートを見ていると、ふと思い出した

買い物と言えば

 

はちまん「あ、そういえばニン」

ニン「なに〜ふふふ♪」

はちまん「雪乃達っていまどこにいるかわかるか?」

ニン「ゆきのちゃんたち〜?それならもう〜このまちを出ちゃったよ〜ふふふ♪」

はちまん「え!?いつ頃だ?」

ニン「きょうの〜ひる〜ふふふ♪」

 

雪乃達はこの街にいないらしい

という事はもう4つ目のジムバッチを手に入れたのか

早いなーアイツら

俺なんかその頃グースカ寝てたよ

 

はちまん「どこに行ったかわかるか?」

ニン「シオンタウンから〜南に行って〜セキチクシティ〜ふふふ♪」

はちまん「てことはすれ違いか…」

シオン「………………………ねぇ、それっておじちゃんにたのんでたこ?」

はちまん「ああ」

ニン「どういうこと〜?ふふふ〜♪」

はちまん「それは…」

 

うーんどこまで話そうか

フジ老人に頼み事をした経緯を説明するにはまずカラカラの事を話さなければならない

ニンはカラカラの過去を少なからず知ってるから話した方がいいと思うが

でもここで話す事ではないな

 

はちまん「悪い、その辺はちょっとややこしくてな。帰ったら話すわ」

ニン「大事なこと〜?ふふふ〜♪」

はちまん「ああ、ここでは話せない事でな」

ニン「わかった〜でもかえってから〜ウキワさんたちに〜きかれても〜大丈夫なことなの〜?ふふふ〜♪」

はちまん「あ、それもそうだな…。どこか3人で落ち着ける場所を見つけたら話すわ」

ニン「ん〜わかった〜ふふふ♪」

 

そうこうするうちにデパートにたどり着いた

人もちらほらいる

昨日の事が嘘のようだ

俺達はデパートに入る

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#タマムシデパート『1階』

 

はちまん「どの階に何があるとかわかるのか?」

ニン「大体は〜ふふふ♪」

シオン「………………………にかいにしょっぷ」

はちまん「そこにココアがあるのか?」

ニン「うん〜そう〜ふふふ♪」

はちまん「じゃあ上がるか」

 

俺達は階段で2階に上がる

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#タマムシデパート『2階』

 

はちまん「ほーショップと言っても色々売ってんだな」

 

フレンドリィショップなどにある『キズぐすり』系統や『モンスターボール』系統のものはもちろん、技マシンも売ってある

お、『こおりなおし』に『げんきのかけら』

持ってない道具があった、買っておこうかな

技マシンは6つ

・ほえる

・はかいこうせん

・あなをほる(そういえば持ってる事忘れてた)

・かわらわり(言い難い)

・ひみつのちから

・メロメロ

『かわらわり』欲しい、2つぐらい欲しい

だってあれ使いやすい技だし

あ、技の説明しとこう

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

・ほえる

相手のポケモンを強制的に交代させる技

野生のポケモンの場合は戦闘を終了できる

『みがわり』などの効果を打ち消す

 

・はかいこうせん

威力の高いノーマルタイプの特殊攻撃

技の発動後は次のターンに動けなくなる

だがここが初代ポケモンの世界であるなら相手を倒せば普通に動ける

 

・かわらわり

かくとうタイプの技、威力はそこそこ

『リフレクター』や『ひかりのかべ』などの効果をなくす事が出来る

 

・ひみつのちから

技を出す場所によって追加効果が変わる技

草むら→ねむり

水の上→攻撃力を下げる

砂地→命中率を下げる

岩場/洞窟→怯ませる

雪/氷の上→こおり

その他建物などの場所→まひ

 

・メロメロ

異性の相手を『メロメロ』状態にする

♂なら♀

♀なら♂

『メロメロ』状態になると技が出しづらくなる

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

説明が足りないかもしれないがこのくらいかな

よし『かわらわり』買おう

例え相手が『リフレクター』などを使っていなくてもかくとうタイプの技というのは使いがってがいい

防御力の高い『いわ』や『はがね』タイプの弱点をつけるタイプだからな

特に『ノーマル』の弱点をつけるタイプなのは大きい

 

はちまん「だが先ずはココアだな」

シオン「………………………こっち」

 

俺はシオンについていく

そこには食べ物やら飲み物などがある

えーココア…ココア…マッカン…ココア…ココア…え?

 

マッカンだと!?

 

俺はコーヒーと一緒に並べてあるその黄色ボディを手に取り殺す勢いで凝視する

M…A…X…L…コーヒー

『MAXLコーヒー』

な、名前こそ違うパチモンだが含有成分は同じ

それにこの黒いギザギザは…

やった!見つけた!ギザうれしす〜☆

パチモンのマッカンだから『ぱちマッカン』って呼ぼう

俺も『はちまん』だし名前が似てて親近感がわく

よし買おうもうこれから出会えないかもしれない全部買おう

この店に残っている個数は…え?20?

う、嘘だろ…そんなに人気ないの?

まあいい俺が全部買って布教してやる

俺は買い物カゴを持って来て20個のぱちマッカンを入れる

おっと価格を見るのを忘れていた

『100円』

おお…何という親切…

ありがとう神様仏様エリカ様

 

はちまん「ふっふっふ、これを飲んだら俺はもう誰にも負けないぜ…。あ、そうだカラカラ達にも飲ませてやろうか。アイツら甘党だからきっと気に入ってくれるだろ」

ニン「アホ毛くん〜?そののみものな〜に〜ふふふ♪」

はちまん「おう、俺の大好きな飲み物だ」

シオン「………………………おいしいの?」

はちまん「うん、あと甘いの」

ニン「甘いもの〜わたしもほし〜ふふふ♪」

シオン「………………………かんみ」

はちまん「ま、こんだけ買うんだし一本くらいなら…ハッ!このタマムシに住めばいくらでも買えるじゃないか!」

 

確かポケモンジムにいるトレーナーに勝つとそのジムに応じた賞金が手に入ると聞いた事がある

つまり稼いだ金でこのぱちマッカンを買い占めることが下手すれば毎日できる

ヤバイ住もう

この街が俺の桃源郷だった

まあ雪乃との約束があるから移住はジムバッチを全部集めた後だな

 

シオン「………………………あ、ここあかわないと」

はちまん「あ、忘れてた」

 

危ない危ない

レインに頼まれたココアを忘れるところだった

あとウキワにもココアをやろう

 

はちまん「お前らはこのぱちマッカンでいいか?」

ニン「うん〜ふふふ♪」

シオン「………………………はちといっしょの」

 

ぱちマッカンとココア2つをカゴに入れて

ついでに『かわらわり』2つと『げんきのかけら』、『こおりなおし』を5つずつを買った

 

はちまん「お前ら、もうここに用は無いか?」

 

俺は買った物全てをバッグに入れてニンとシオンに問う

ほんと何でも入るなこのバッグ

 

ニン「アホ毛くん〜ふふふ♪」

はちまん「どうしたニン」

ニン「わたしも〜ぬいぐるみほし〜ふふふ♪」

 

そう言ってシオンの持っているゲンガーのぬいぐるみを見る

羨ましそうな眼差しで

こいつ普段はしっかりとして大人びているが

やっぱり年相応の女の子なんだな

 

はちまん「そんなにそのゲンガーのぬいぐるみ欲しいの?」

シオン「………………………あげないよ」

ニン「そうじゃなくて〜4階のぬいぐるみやさんで〜かってほしいな〜ふふふ♪」

はちまん「えー」

シオン「………………………にん、わたしはいっしょにねたからもらったんだよ?」

ニン「じゃあ〜わたしも〜いっしょにねる〜ふふふ♪」

はちまん「待たんかい。その理屈でいくと俺が一緒に寝てくれたお礼にぬいぐるみをやってるように思われるだろ。そのぬいぐるみをゲーセンで取ってやったのは俺のせいでシオンが遅刻したからその詫びだ」

シオン「………………………そうだっけ」

はちまん「そうだよ。それからニン、ぬいぐるみ買ってやるよ」

ニン「え〜ほんと〜!?ふふふ〜♪」

はちまん「ああ、そういえばオツキミ山で世話になった礼がまだだったしな」

ニン「ん〜まあそれでいいか〜ふふふ♪」

 

というわけで俺達は4階へ

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#タマムシデパート『4階』

 

ニン「わ〜!ふふふ〜♪」

シオン「………………………ぬいぐるみいっぱい」

 

ニンとシオンはぬいぐるみの山に目を輝かせている

ほーいろんなのがあるんだな

俺が元いた世界にあったグッズの種類よりも多いんじゃないか?

だってカブトプスの等身大のぬいぐるみなんか見た事ないし

流石ポケモンの世界

ってうえ!?

 

ジムリーダーエリカのぬいぐるみ!?

 

な、なんで人間のぬいぐるみが!?

それだけこの街で人気という事なのか!?

流石に等身大ではなく所謂『ちびキャラ』な見た目

買おっかな可愛いし

『1600円』

よし買おう、明日の交渉に使えるかもしれないし

というかこんなもん誰だって買うだろ

他のジムリーダーのぬいぐるみはないのか?

あ、あった…けど女性だけだ

エリカにカスミに

あと赤い目に黒い髪

ヤマブキシティのジムリーダー『ナツメ』もある

えっネコミミ衣装のもあるんだけど

カスミは人魚衣装もあった

しばらく悩んだ結果

 

3人のノーマルタイプと

ナツメはネコミミ

カスミは人魚

エリカは白いワンピース姿

 

これらを買う事にしてカゴに入れた

これ元の世界まで持って帰れないかな

すげークオリティ高くて可愛いんだけど

 

ニン「あ、アホ毛くん〜それって〜」ひきっ

 

俺がぬいぐるみを持ってニンとシオンのいるところに行くと

ニンに引かれた

 

はちまん「待てこれはしょうがない。誰だってこんなの見たら買うだろ」

シオン「………………………むー、わたしがいない」

はちまん「いやいるわけ無いだろ。で、ニン決まったのか?」

ニン「うん〜このゴローニャ〜ふふふ♪」

 

ニンは俺に丸っこいゴローニャのぬいぐるみを差し出してくる

 

はちまん「わかったそれでいいんだな。シオンは?」

シオン「………………………わたしはこれでいい」ぎゅ

 

ゲンガーのぬいぐるみを抱きしめるシオン

あ、持って入ってよかったの?ソレ

 

はちまん「じゃあ買ってくるわ」

 

俺は会計を済ませて

ゴローニャのぬいぐるみ以外をバッグに入れた

そしてぬいぐるみをニンに渡す

 

はちまん「ほれ」

ニン「アホ毛くん〜ありがと〜ふふふ♪」ぎゅ

 

ぬいぐるみを抱きしめるニン

嬉しそうだ

 

はちまん「じゃ、そろそろ帰るか」

ニン「うん〜ふふふ♪」

シオン「………………………うん」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#タマムシシティ

 

俺達は満足した買い物を済ませて帰路へつく

外はもう真っ暗

だがお月様は変わらず俺達を照らしてくれている

 

ニン「月〜♪」ぴょんぴょん

 

月を見て何故かはしゃぐニン

月が好きなのかな

俺達は月明かりを頼りに夜の街を歩く

珍しくはしゃぐニンを見ながら俺は考えていた

 

はちまん「今日どこで寝よう」

シオン「………………………ほんぶでねれば?」

はちまん「アホか、ウキワとかお前らがいるだろ」

シオン「………………………でもいっしょにねるからおなじ」

はちまん「え?お前と一緒に寝るのは決定事項なの?」

シオン「………………………あたりまえ」

 

あ、当たり前だったのか知らなかった

 

ニン「わたしも〜アホ毛くんとねる〜ふふふ♪」きゃっきゃっ

 

ニンが凄い笑顔でとんでもない事を言い出す

というかはしゃぎ過ぎじゃない?

飛び跳ねてるから色々危ない

何が、とは言わないが

 

はちまん「あのな、俺はお前らの枕じゃないんだが」

シオン「………………………でも」

はちまん「ん?」

シオン「………………………はちがいないとさみしい」しゅん

 

グハッ

 

ニン「わたしは〜アホ毛くんとねたいな〜ふふふ♪」きゃっきゃっ

 

グハッ

 

しょんぼりしたシオンと普段ではありえない満面の笑みのニン

くそっ!こんなもんどうせぇっちゅうんじゃい!

言う事聞くしかないやろ!コンチクショー!

覚悟決めろ八幡!

 

はちまん「わかったわかりましたよ。でもあの本部は駄目だ。ウキワやレインのいるところで寝れる訳ない」

シオン「………………………だいじょうぶ」

はちまん「え?大丈夫って?」

ニン「あのマンションには〜あのほんぶいがい〜まだへやが〜あるから〜ふふふ♪」くるくる

 

今度はキレイに回りながら歩くニン

ドレスのスカートが舞い上がっている

だから危ないって!

 

はちまん「部屋を借りてもいいのか?」

ニン「うん〜いっぱいへや〜あるから〜ふふふ♪」くるくる

シオン「………………………しんぱいしないで」

はちまん「まあ未だにこの街の地理に詳しくないから、ポケモンセンターがどこあるかわからないし、ご厚意に甘えるかな」

シオン「………………………あまあま」

ニン「あま〜あま〜ふふふ♪」けんけん

 

2人とも『あまあま』言いながら歩く

ニンさん今度はけんけんですか忙しいですね

まあそれならスカートの心配はいらないからいいな

本部に帰るまでニンのご機嫌と2人の『あまあま』は続いた

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

#カントーガールズ本部

 

ニン「ただいま〜ふふふ♪」

シオン「………………………ただいま」

はちまん「うーす」

 

俺達はカントーガールズの本部に戻ってきた

ニンのご機嫌な行動はマンションに入ると静まった

やっぱり月が好きなのか

 

レイン「おっかえりー!」

 

レインが元気に出迎えてくれた

部屋には服が散乱している

恐らくウキワの着せ替えでこうなったのだろう

うわぁ…頼んだ俺が言うのも何だけど…うわぁ

レインさん本気出し過ぎ

ん?着せ替えされたはずのウキワは?

部屋の中には見当たらな…いやレインの後ろにいた

俺達から身体を隠すようにレインの陰に隠れている

 

はちまん「ウキワ、何してんの」

ウキワ「うるさい、出てけ」

はちまん「あいよ」

 

俺は言われた通りに外に出る

歳頃の女の子は気難しいからあまり逆らったらめんどくさくなる

いやー気遣いの出来る男はやる事が違うぜ

だがレインに呼び止められた

 

レイン「待って待ってー!ココア!ココア!」

はちまん「あ、そうだった」

 

俺はバッグからココアを2つ取り出し

部屋の真ん中にあるテーブルに置く

 

はちまん「ほれ」

レイン「わーい!」

ウキワ「あ!」

 

レインがテーブルのココアに飛びつく

結果レインの後ろに隠れていたウキワの姿が露わになる

上は俺と同じ黒いパーカーを少しぶかぶかに着ている

下は黒いスパッツを履いていた

スタイルいいなコイツ

 

ウキワ「レ、レインさん!」///

レイン「んー?ああ、ごめんごめん!でもどうせ見られるんだからいいでしよー!」

ウキワ「そ、そう言う問題じゃ…」///

 

はちまん「ほれ、お前らぱちマッカンだ」

ニン「わ〜い〜ふふふ♪」

シオン「………………………わーい」

 

俺はニンとシオンにさっき買ったぱちマッカンを渡す

コイツら気に入ってくれるかなー

 

ウキワ「て、ちょっとはちまん!」

はちまん「ん?ああ悪い悪い、今部屋から出るわ」

ウキワ「もう意味ないわよ!」

はちまん「そうなの?俺、ここにいていいの?」

シオン「………………………はち、いっしょにのも?」

ニン「ほらほら〜こっち〜ふふふ♪」

はちまん「おう」

 

ニンに手を引かれてソファーに座る

俺を挟んでニンとシオンが座る

さて、いよいよ飲んでみるか

バッグからもう1本ぱちマッカンを取り出しプルトップを開ける

 

はちまん「いただきます」ぐび

ニン「いただきます〜ふふふ♪」ぐび

シオン「………………………いただきます」ぐび

 

おおおおお!これだ!これこれ!

全身に染み渡る甘み

くうー!

やっと、この世界に来てやっと飲めたこの甘さ

最高だ!

 

シオン「………………………あまあま、おいしい」

ニン「あっま〜い!あまあま〜!ふふふ〜♪」

 

どうやら2人にも好評らしい

よかった、ほんとによかった

この味をわかってくれる人がこの世界にもいて

泣きそう

 

はちまん「ふー、ご馳走さま」

 

あっという間に飲み終わってしまった

まだまだぱちマッカンはあるが

ポケモン達にとっておこう

ニンとシオンはまだ飲んでいる

 

レイン「ココアー!」ごくごく

 

俺達の向かいにあるソファーに座っているレインはココアを凄い勢いで飲んで…はいはいもう飲み終わっているんですよねわかってました

さてウキワはと言うと

レインの隣に座っているがココアは飲んでいない

あれ?嫌いだった?

 

はちまん「ウキワ」

ウキワ「な、何よ…」///ちらちら

 

俺が話しかけると顔をマッカンに…真っ赤にしてこちらをちらちら見てくる

歳頃の女の子は(省略)

気にしない事にしよう

 

はちまん「ココア、飲まないのか?」

ウキワ「え?あ、飲むわよ…。ありがと」

はちまん「どういたしまして」

ウキワ「……」ちびちび

 

お礼を言ってココアをちびちび飲む

だがその間も器用にこちらをちらちら見てくる

歳頃の女の子は(省略)

気にしない気にしない

あ、そういえば部屋を借りないとな

 

はちまん「ウキワ」

ウキワ「…!な、なに?」///

はちまん「ニンやシオンに聞いたが、このマンション俺が寝泊まりできる部屋があるのか?」

ウキワ「え?あ、あるけど…」

はちまん「じゃあ使っていいか?」

ウキワ「い、いいわよ」

はちまん「サンキュ」

ウキワ「……」

 

よし家主の許可も取れたし早速…ってそういえば昼まで寝てたんだった

全然眠くない

しょうがないからしばらくここにいよう

でも何してよう

するとレインに話しかけられた

 

レイン「ねーねー!はちまん君!」

はちまん「なんだ?」

レイン「ウキワ、ウキワ!」

はちまん「ん?ウキワがどうした…ってどうした?」

 

レインに言われウキワの方を見ると真っ赤なふくれっ面で睨んでいる

え、何で怖い

ココアに塩でも入ってた?

 

ウキワ「……」むす

 

うーん

塩は関係なさそうだな

じゃあ何だ、味噌か?味噌が入ってた?

味噌ココア

名前の響きはいいが想像したくない

てか味噌も違っぽい

お手上げ、レインに聞こう

 

はちまん「レイン、どう言う事?」

レイン「わからないの?」

はちまん「え、やっぱり味噌が入ってた?」

レイン「へ?味噌?」

 

同じココアを飲んだレインの反応から味噌は選択肢から除外だ

 

レイン「そうじゃなくて!服!服!」

はちまん「ん?服が変わったのは知ってるぞ?」

レイン「だーかーらー!その服の感想だよ!」

はちまん「あ、なるほど」

 

女子って着ている服の感想を聞きたがるもんな

でもしっかりとした感想を伝えないと怒られる

やっぱり歳頃の女の子は(省略)

と言うわけで

感想を言うためにもウキワの服装をキチンとよく見る事にする

 

はちまん「…」じー

ウキワ「な、何よ…」///

 

上は先程も言った通り黒いパーカー

少し大きくウキワの小さな手がパーカーの袖で見え隠れする

 

はちまん「……」じーー

ウキワ「よ、用があるなら早く言ってよ」///

 

下は黒のスパッツを履いているだけ

確かにこれなら大丈夫だろう

何がとは言わないが

だが脚にぴったりと張り付くスパッツはウキワの太ももを強調する

 

はちまん「………」じーーー

ウキワ「は、はちまん…?」

 

しかも黒色だからウキワの色白の肌が眩しく見える

それにドレスではなくなったためウキワの足が露わになり

細くてキレイな足が新鮮味を帯びている

 

はちまん「…………」じーーーー

ウキワ「うぅ…。はち、まん…」///

 

はっきり言って凄い魅力的だ

告白して、振られて、告白して、振られるレベル

2回も告白しちゃうのかよ

てかどっちも振られちゃうのかよ

ふむ、嘘をつく必要もない正直に言おう

 

はちまん「ウキワ」

ウキワ「は、はい…」///

 

あれ?何で敬語?

いや、いまは感想を伝えるのが先だ

 

はちまん「お前の今着ている服」

ウキワ「う、うん…」///

はちまん「そしてそれを着ているお前」

ウキワ「う、うん!」///

はちまん「正直言って…」

ウキワ「!」///どきどき

 

 

はちまん「スパッツ履いてる方が、エロくね?」

 

 

 

 

その後、八幡を見た者はいない

 

 

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