スーパーロボッコ大戦   作:ダークボーイ

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EP37

 

 

「撃てぇ!」

 

 大和の46cm砲が轟音を響かせ、敵陣に風穴を開けた所に、ウィッチ達の放つ魔力を帯びた銃火が追い打ちを掛ける。

 

「必要以上前に出るな! 大和の援護に徹しろ! 艦砲の衝撃に巻き込まれるな!」

 

 大和のブリッジの真上で、北郷の指示が大和周辺に布陣しているウィッチに飛ぶ。

 

「………人手がある分、扶桑海事変の時よりはマシか」

「そうかもしれませんね」

「とんでもねえ修羅場潜ってませんかマスター?」

 

 北郷の隣で護衛にあたっている加藤も賛同する中、マリーセレスが思わず呆れるが、ちょっとでも油断すると押し寄せてくる敵群にあわててありったけの武装を構える。

 

「そもそもこのデカブツはなんでこうも次弾まで間が空くんですぅ! アナクロにも程があるですぅ!」

「無茶を言うな、これでも竣工当初よりは大分早くなっている」

「あっちの空飛ぶ大型戦艦はネウロイみたいな攻撃してますけど」

 

 加藤が大和の砲撃範囲より更に向こう、突如として現れた永遠のプリンセス号とリューディア艦隊が、ビーム砲を次々と発射している様を見つめる。

 

「見なかった事にしておけ。今の私達の仕事は、あちらの決着がつくまで、雑魚を受け持つ事だ」

 

 北郷は戦艦群の更に向こう、援護砲撃を受けて更に攻撃を増すスーパー・エルラインと、平然と反撃してくるデア・エクス・マキナへと視線を向けていた。

 

「戦線の維持を最優先させろ! 遊撃は統合戦闘航空団に任せるんだ! 前に出れば足手まといという事を忘れるな!」

『了解!』

 

 先日初陣を迎えたばかりの新人ウィッチと、自分を含めまともにシールドを張れない引退ウィッチ達に声を張り上げながら、北郷も自ら引き金を引いた。

 

 

 

「全複砲を順次斉射! ミラージュ・キャノンのチャージを並行!」

 

 ユナを援護するべく、プリンセス・ミラージュはその長い活動期間でも数える程しか記憶に無い、全力攻撃を行っていた。

 

『ミラージュ! こちらで受け持つので、一同後方に下がってミラージュ・キャノンのチャージを!』

 

 リューディアが自らの艦隊を前進させ、最強の破壊力を誇るであろうミラージュ・キャノンの準備を優先させようとする。

 だがデア・エクス・マキナの猛攻に、リューディア艦隊は何隻かが被弾し、前面に出るのは危険としか言えない状況だった。

 

「目標の攻撃力が更に増してきています! そちらのシールドの限界を突破されたら!」

『それはそっちもです! 被弾しているのが分からないわけじゃないでしょう!』

 

 リューディアの反論通り、デア・エクス・マキナの攻撃は、永遠のプリンセス号のシールドの弱い部分を何箇所か突き破り、その巨大な艦体から見ればまだ微小だが、着実にダメージが重なり始めていた。

 

『ミラージュもリューディアも無茶したら駄目だよ!』

『時間はこちらで稼ぎます!』

『ミラージュ・キャノンの発射準備を!』

『出来れば早めにお願い!』

『わあ! また新しいの出してきた~!』

 

 自ら先頭に立つスーパー・エルラインからユナ達が声を掛けてくるが、少しでも隙あらばデア・エクス・マキナの攻撃はそちらへと集中していく。

 

「………これから永遠のプリンセス号は攻撃・防御を全停止、全エネルギーをミラージュ・キャノンのチャージに専念します。発射までの予測時間は200秒!」

『全艦、永遠のプリンセス号を中心に輪形陣! ミラージュ・キャノン発射まで護衛を!』

 

 英断を下したミラージュを守るべく、リューディアが永遠のプリンセス号の周辺に艦隊を配備してシールドを最大にさせる。

 

『ミラージュの準備が終わるまで、相手の注意をこちらに引きつけてください!』

「分かったよエルナー!」

「私が守りますから、皆さんで攻撃を!」

「分かった! 行くよゼロ!」

「行ってディアフェンド!」

「ドラマチック、バースト!」

 

 エルナーの声に従うように、五人の光の救世主達は、それぞれの力を発揮しながら、デア・エクス・マキナへと猛攻を掛ける。

 

「巨大戦艦、戦闘行動停止」「大規模エネルギー充填確認」「最優先攻撃対象変更」

 

 永遠のプリンセス号の変化に気付いたデア・エクス・マキナが攻撃をそちらに向けようとするが、攻撃を開始する直前、射撃ポッドは斬撃とアンカー、無数のレーザー砲撃で撃破される。

 

「貴方の相手はこっちよ!」

 

 永遠のプリンセス号の前で、仁王立ちしたスーパー・エルラインが剣を振りかざす。

 しかし、新たに製造された射撃ポッドはスーパー・エルラインを素通りして永遠のプリンセス号へと向かっていく。

 

「ちょっと!? 無視なんてヒドイんじゃない!?」

「人の話なんて全然聞いてないみたいです!」

「行って、ディアフェンド!」

 

 まさか完全に無視されるとは思わなかったユナと芳佳が慌てる中、エグゼリカがアンカーで射撃ポッドをキャプチャー、スイングして向かっていった他の射撃ポッド諸共破壊していく。

 

「さっきまでこっち集中攻撃してたのに、割り切り良すぎ!」

「人格プロトコル無い機械体なんて大抵そういう物らしいよ」

 

 音羽は思わず愚痴を漏らしつつも剣を振るい、亜乃亜もそれに賛同しつつ、砲撃を続けていく。

 

「機体制御はこちらで行います! 各自で攻撃を!」

 

 エグゼリカが叫びながらもスーパー・エルラインを加速させ、皆もそれに合わせて攻撃と防御に専念する。

 

「右から3、4、まだ増えてる!」

「任せて! 速度は落とさなくていいから!」

 

 すれ違いざま、音羽が剣を一閃させ、次々と射撃ポッドを両断していく。

 

「上からも来てる! フォースミサイル!」

「こちらで防ぎます!」

 

 ユナが上空に向ってミサイル群を発射する中、向こうから放たれたビームを芳佳がシールドで受け止める。

 

「うわ、更に来た! プラトニックエナジー、チャージ確認!」

「私がまとめます! 行って、ディアフェンド!」

「ドラマチック・バースト!!」

 

 エグゼリカが放ったアンカーが新たに出現した射撃ポッドをキャプチャーして一箇所に集め、そこに亜乃亜が放ったレーザー爆撃がまとめて叩き込まれる。

 

「ミラージュ、残り時間は!?」

『あと50秒を切りました!』

「フルチャージまで充填してください! 時間はこちらで稼ぎます!」

「簡単に言わないでエルナー! わあさらに来たぁ!」

「まだ行けます!」

 

 悲鳴を上げるユナに、芳佳は持参していた回復ドリンクを一気にあおると、シールドに更に魔力を込める。

 

「半端な攻撃が効くような目標ではありません! 最大戦力を持って相対するべきです!」

「あれが一番強力だしね」

「でもなるべく早めに…ああっ!」

 

 エグゼリカと亜乃亜がエルナーに賛同するが、一瞬の油断か、スーパー・エルラインの手から剣が弾き飛ばされる。

 

「予備!」

「無いよ!?」

「ディアフェンド!」

 

 慌てる音羽とユナだったが、エグゼリカが即座にアンカーで剣を引き戻す。

 

「何個か抜けてっちゃった!」

『こちらで迎撃します!』

 

 わずかに攻撃の手が止まった隙を逃さず、射撃ポッドがスーパー・エルラインの脇を高速で通り過ぎて行くが、リューディア艦隊がかろうじて撃墜する。

 

「ミラージュ!」

『あと30秒!』

「ちょ、何か大きいの来た~!!」

 

 亜乃亜の絶叫が示す通り、スーパー・エルラインを上回る巨大で鋭角な機首を持った、大型砲撃ユニットが一直線に永遠のプリンセス号へと突撃しようとしているのに、全員が顔を青くする。

 

「させない!」

 

 ユナが加速していく大型砲撃ユニットを強引に抑えこもうとスーパー・エルラインを突撃させ、艦首を掴んで押し留めようとする。

 

「皆、力を貸して!」

「はい!」「分かりました!」「了解!」「OK!」

 

 ユナの言葉に続くように、芳佳、エグゼリカ、音羽、亜乃亜も力を振り絞ってスーパー・エルラインの出力を上げていく。

 

「抑え、きれません………! ミラージュ……!」

『あと15秒!』

「それまで、なんとか………!」

 

 エルナーがとても抑えるのは無理だと判断するが、それでもユナ達五人は抑えこもうと必死になる。

 そんな彼女達の努力を無視するように、大型砲撃ユニットの方が一斉に永遠のプリンセス号をロックする。

 

「ダメぇ!」

『よし、そのまま抑えておけ!』

 

 ユナが絶叫した時、声と共に大型砲撃ユニットに次々とコピー体や射撃ポッドが激突していく。

 

「うおりゃああぁ!」「カルノバーン・ヴィス!」「ガルクァード!」

 

 いきなり攻撃が飛んできた元を見ると、そこには強硬突破してきたらしい、ボロボロのバルクホルンやクルエルティア、フェインティアがありったけの敵を手当たりしだい、大型砲撃ユニットへと叩きつけていた。

 この予想外の物理攻撃に、大型砲撃ユニットはその軌道をずらされる。

 

「よおし、今よ! ライトニング・シュート!!」

 

 思い切って大型砲撃ユニットを跳ね上げたスーパー・エルラインは、その腹にありったけの光のエネルギーを込めたビーム砲を撃ち込み、大型砲撃ユニットを爆散させる。

 

『お待たせしました! ミラージュ・キャノン、最大出力チャージ完了です!』

「総員、砲撃線上から退避!」

「うわぁ! ここ危ない!?」

「早く退避を!」

「アールスティア! オートファイア!」

「大人しく食らって!」

「他の人達も退避してください!」

 

 退避がてら、ありったけの攻撃をスーパー・エルラインが放つ中、ミラージュ・キャノンの照準がセットされ、砲撃準備が整う。

 

『ミラージュ・キャノン、最大出力臨界到達しました!』

「お願い、ミラージュ!」

『ミラージュ・キャノン、ファイアー!』

 

 ユナの願いを聞くように、現状で最大の攻撃力を持つミラージュ・キャノンが、最大出力で発射された。

 周辺に眩い光が満ち溢れ、余波だけで小柄なウィッチが何人か吹き飛ばされそうになる。

 

「最大攻撃確認」「回避不能」「最大防御発動」

 

 ミラージュ・キャノンの砲声が轟く中、デア・エクス・マキナの声に気付いた者はいなかった。

 ミラージュ・キャノンが命中する直前、デア・エクス・マキナの眼前に黒い空間が現れる。

 

「あれって!」「転移ゲート!? でもあれだけの出力を転移しきれるはずが…」

 

 ユナがそれに気付き、エグゼリカが思わず可能性を幾つかシミュレートした時、それは起こった。

 今まで見てきた転移ゲートと違い、それは渦ではなく黒い波紋のような物が広がっており、そしてその黒い波紋の中に、ミラージュ・キャノンの超大出力ビームが飲み込まれていく。

 

「………え?」「何、何が起きてるの!?」

「ウソ! あれだけのエネルギーが!」

 

 芳佳、音羽、亜乃亜が絶句する中、ミラージュ・キャノンのビームは全てその黒い波紋の中へと消えていった。

 

「まさか、そんな事が………」

 

 エルナーですら絶句するが、本当の問題はその後だった。

 

「!?」「!!」「え…」「皆、最大防御シロ!!」

 

 感の鋭い者や、感知能力を持つナイトウィッチ達を凄まじい悪寒が襲い、最後にエイラがありったけの声で叫ぶ。

 

「手近の物と集結してシールド全開!」

「シールド最大出力!」

「一体何が!?」

 

 戸惑いながら、シールドを張れる者達や艦が最大出力でシールドを発生させる。

 それが、運命の分かれ目だった。

 デア・エクス・マキナの眼前の黒い波紋が、更に大きく揺らぐ。

 直後、そこから先程と同じミラージュ・キャノンの超大出力ビームが、ベクトルを真逆に、つまり永遠のプリンセス号へと向って放たれた。

 

「そんな!?」

 

 ミラージュですら信じられない光景が繰り広げられる中、永遠のプリンセス号の前にスーパー・エルラインが立ち塞がる。

 

「ダメエエエェェ!!!」

 

 ユナが絶叫する中、スーパー・エルラインが張ったシールドに反転したミラージュ・キャノンが直撃する。

 

「お願い、保って!」「アールスティア、ディアフェンド、リミッター解除! シールド全開!」「ゼロ、頑張って!」「プラトニック・エナジー最大出力!」

 

 ユナを中心に、他の四人もありったけの力を込めてシールドを張り続ける。

 

『全エネルギーをシールドへ!』

『こちらも!』

 

 ミラージュ・キャノンとスーパー・エルラインのシールドが凄まじいせめぎ合いを繰り広げ、拡散したエネルギーですら下手なビーム砲撃以上の威力を持っている事に気付いたミラージュとリューディアが少しでも被害を抑えるべく、シールドを張り続ける。

 

「ユナさ~ん!」「ユナ!」「ユナぁ!」「芳佳ちゃん!」「宮藤!」「芳佳さん!」「エグセリカ!」「エグセリカ!」「音羽!」「桜野!」「音羽っ!」「亜乃亜!」「亜乃亜さん!」「亜乃亜~!」

 

 仲間達の声が響く中、凄まじいエネルギーの攻防は数秒間続き、そして途切れた。

 

 

 

「被害は!」

「ソニックダイバー隊は全機反応有り! 雷神とバッハシュテルツェが一部破損!」

「スーパー・エルラインは健在! しかし、拡散したビームがかすめた艦に被害多数!」

「攻龍はレーダー系が焼き付きかけてます! 各部ダメージをチェック中!」

『こちらプリティー・バルキリー号! シールド発生装置がダウンした!』

『こちらカルナダイン! バーニア一部破損、シールドジェネレーター限界です!』

『こちら大和、被弾した第二格納庫付近で火災発生!』

『ウィッチ達に負傷者多数! 死人は出てないようだが、すぐに後退させる!』

 

 攻龍のブリッジ内で門脇艦長が状況を確認させるが、艦の内外から深刻な状況ばかりが飛び込んでくる。

 

『こちらリューディア、艦隊の半数以上が戦闘不能! 後退させます!』

『こちら永遠のプリンセス号、メインジェネレーターが非常停止、戦闘、航行共に不可能です!』

 

 スーパー・エルラインと共に最前線で直撃を受けた艦隊からは、更に深刻なダメージが伝えられてくる。

 

「今のは一体なんだ!? 攻撃がそのまま跳ね返ってきただと!」

『ミラーリンクシステムです!』

 

 嶋副長が思わず怒声を上げた時、それに返すようにカルナからの通信が入る。

 

「ミラーリンク?」

『任意空間を極限まで湾曲、もしくは同一線状に入出双方の転移ゲートを造り、相手の攻撃その物をベクトル反転して叩き返す、究極の防御システムです! 空間制御とその演算量、要するエネルギー量も桁違いで、チルダですら理論段階で頓挫してたのですが………』

「実用化してた訳ですね。これが切り札という事ですか」

 

 カルナの説明に、緋月だけが淡々と納得する。

 だがブリッジにいた他の者達には、今まで幾度と無く窮地を打破してきたミラージュ・キャノンが破られた事への衝撃が重くのしかかっていた。

 

「ソニックダイバー隊を一度帰艦、応急修理と補給を」

「一条、帰艦しろ! このままだとやばい!」

『無理です! 敵部隊の増援を確認! ナノスキン限界まで遅滞戦闘に入ります!』

「なんだと!?」

 

 門脇艦長の即断を冬后が知らせるが、瑛花からは予想外の返答が返ってくる。

 

「攻龍から援護射撃を…」

「レーダー系が半数以上機能しません! 補足射撃が不可能です!」

「マニュアル操作に移行するんだ!」

「りょ、了解! しかし、マニュアルだと砲撃速度がかなり低下します!」

「構わん! 無いよりはマシだ!」

 

 嶋副長は思わず怒鳴り返しながら、脳内にはかつてのワーム大戦の時を思い出していた。

 

(あの時と同じだ………このままでは、我々は………)

 

 明らかに危険な戦況の流れに、艦長と副長は密かに冷たい汗が流れるのを感じていた。

 

 

 

「全員無事か!」

「点呼急げ!」

「全員確認! けど負傷者多数!」

「このデカブツ、一応役に立ちやがりました!」

 

 とっさに部隊を大和の影に退避させた北郷が、すぐ間近をかすめていたビームに冷や汗をかきながら、状況を確認する。

 部隊の半数のシールドが役に立たない引退ウィッチを、残る半数のこの間初陣を飾ったばかりの新人ウィッチがガードする形となったが、運悪く被弾箇所のそばにいた者達が少なからず負傷を追っていた。

 

「大和の被害は!」

「被弾箇所で火災が起きてます! 現在消火活動中!」

「負傷者は損害を帯びてない艦に退避させろ!」

「マスター、新手が来やがりました!」

 

 マリーセレスが叫んだ通り、混乱状態となった隙を狙うべく、敵群が無数に迫ってきていた。

 

「負傷者の回収を急がせろ」

「章香!? 何を!」

 

 短い命令を出しながら二本の愛刀を抜き放った北郷に、加藤は狼狽する。

 

「何、回収の時間くらいは稼いでみせる」

「ならば、私も」

「だから、年増は引っ込んでてマリーちゃんに任せるですぅ!」

 

 向かってくる敵群に対峙する三人の背後で、無事だった者や負傷の軽い者が残弾を装填し、扶桑刀を抜き放つ。

 

「目的はあくまで防衛戦だ、無茶はするな!」

『了解!』

 

 残った魔力と戦意を奮い立たせ、ウィッチ達は迫り来る敵を迎え撃った。

 

 

 

「み、皆、無事?」

「な、何とか………」

「ダメージチェックを開始………」

「ゼロ、動ける?」

「し、死ぬかと思った………」

 

 スーパー・エルラインの内部で、五つの荒い呼吸音に、無数のアラートが重なって鳴り響く。

 

「エルナー、周りどうなってるの?」

「かなり被害が出ていますが、皆さんのお陰で致命的な事にはなっていない模様です」

「よ、よかった~………」

 

 ユナが胸をなでおろす中、他の四人はダメージチェックに追われていた。

 

「あ、あれ? 右足の感覚が………」

 

 先程まで感じていたストライカーユニットの感覚が無い事に芳佳が首を傾げる。

 スーパー・エルラインの右膝から先は、消失していた。

 

「アールスティア、出力急低下。ディアフェンドはかろうじて戦闘行動可能」

 

 エグゼリカが表示されるアラートを確認、スーパーエルラインの左肩の砲塔は半ばまで焼け焦げ、とても使用できそうになかった。

 

「ゼロ、左腕部消失!? 右腕は稼働可能、ナノスキン防護効果低下………」

 

 音羽が表示されているダメージに驚愕する。その通り、スーパー・エルラインの左腕は半ばから吹き飛んでいた。

 

「プラトニック・エナジーコンバーター、ヒートアウト寸前、Dバースト出力45%低下?」

 

 亜乃亜が表示を読み上げて顔色を変える。

 スーパー・エルラインの各所から白煙が上がり、限界以上にシールドを張った事で、各所にかなりの負荷が掛かっていた。

 

『ユナさん!』『ユナ!』

「あ、ミラージュ、リューディア、大丈夫だった?」

『なんとかシールドが持ちました! けど、エルラインが………』

『ユナ、下がって! 残存部隊でなんとか相手を…』

 

 リューディアがなんとか戦闘を続行しようとするが、そこで映像が大きく乱れる。

 

「リューディア!」

『被弾箇所で爆発発生!』『すぐに消化を!』『戦闘は困難です! 退避を!』

 

 通信の背後から聞こえてくる報告に、リューディアの顔色が失せていく。

 

『………ユナ、申し訳有りません』

「いいから下がって! まだ私達は頑張れるから!」

『……………』

 

 歯噛みするリューディアにユナは慌てて下がらせようとする中、ミラージュは無言である決意をした。

 

『ユナ、皆さんを連れて撤退してください。ワープシステムは無事ですから、皆さんをまとめて機械化惑星まで送る事は可能だと思います』

「ミラージュ!? 何を言って…」

『スタークラッシャーボムを使います』

「本気ですかミラージュ!」

 

 予想外の言葉に、エルナーも思わず言葉を荒らげる。

 

「スタークラッシャーボム?」「何それ?」「さあ?」

「まさか、惑星破壊兵器!?」

 

 聞きなれない言葉に芳佳を含め音羽と亜乃亜も首を傾げるが、エグゼリカだけがそれの正体を予見した。

 

『そうです。幾らデア・エクス・マキナが強力とはいえ、これを食らえば………』

「ダメだよミラージュ! 永遠のプリンセス号もボロボロだよ! そんな状態でそんな危ないの使ったら!」

『しかし、ミラージュ・キャノンが破られた以上、他に手段が!』

「何か、何かあるよ! だから!」

「せめて、ネウロイみたいにコアがあったら………」

「何か弱点とか無いの!?」

「一応、有る事は有るのですが………」

『え?』

 

 芳佳と音羽も必死になって考える中、なにげに呟いた言葉にエルナーが返答し、全員の声が重なった。

 

「エルナー! 何でそんな大事な事言わないの!」

「そうだそうだ!」

「落ち着いてください! 有るけど狙えないんです!」

 

 ユナと亜乃亜が同時に抗議の声を上げるが、エルナーが説明を続ける。

 

「ネウロイみたいに、隠してるとか?」

「いえ、デア・エクス・マキナの中央に巨大な大小の歯車が有りますね?」

「あのハイテクなのかレトロなのかわからないの?」

「あの歯車、クロノスギアこそがデア・エクス・マキナの本体なのです!」

「ええ? あんな目立つのが?」

「いえ、弱点を目立たせてるという事は…」

「LASER発射!」

 

 ユナや音羽が驚く中、エグゼリカはエルナーの言わんとする事を察するが、亜乃亜は我先に攻撃を開始する。

 スーパー・エルラインから放たれたレーザーは一直線にクロノスギアへと突き進むが、突然その軌道が湾曲したかと思うと、無数に分裂して霧散する。

 

「あれ? あれえ?」

「消えちゃった………」

「やっぱり………」

 

 撃った当人やユナも茫然とするが、エグゼリカだけは何か納得していた。

 

「クロノスギアは、複数の異相断層で覆われて、攻撃を完全に無効化してしまうのです! かつての戦いでも、どうやってもダメージを与える事が出来ず、封印するしかなかったんです!」

「つまり、それは………」

「インチキじゃん!」

 

 芳佳がいまいち理解しきれない中、ユナはものすごく率直な結論を導き出す。

 

「どうにか出来ない!? 何かこう、すごいSF兵器とかさ!」

「今のレーザーの拡散比率から異相断層の湾曲率、検知出来るエネルギーから断層の積層率をシミュレート、あのレベルが最低でも5層………」

「D・バーストがフルパワーでも一層破れそうにない………」

 

 音羽が打開策を問うが、エグゼリカと亜乃亜はむしろ絶望的な事を告げてくる。

 

「ユナ、ここは…」

「やってみないと分からないじゃん!」

 

 撤退を進言しようとしたエルナーを、ユナが強引に遮る。

 

「リューディアだけ残して逃げるなんて絶対ダメ!! だから、私はまだ頑張る!」

「私も、まだ行けます!」

「随伴艦損傷率37%、戦闘行動可能です!」

「右手はまだ残ってる! 充分行ける!」

「プラトニック・エナジー、再充填開始! まだ戦えるよ!」

 

 ユナに呼応するように、他の四人も満身創痍ながらも、闘志を漲らせる。

 

「行こう、みんな!」

『オ~!』

 

 勝機が未だ見いだせぬ中、スーパー・エルラインはデア・エクス・マキナへと向っていった。

 

 

 

「退艦命令が出た艦に、ヘリを派遣!」

「ソニックダイバー隊の残弾が少ない! なんとかして一時帰艦させろ!」

「506から弾丸補給のために着艦要請が来てます!」

「RV隊、格納庫内で緊急修理中!」

 

 攻龍のブリッジで矢継ぎ早と指示と報告が飛び交う中、一人だけ沈黙したままの男がいた。

 

(おかしい………これだけの力を持つ奴が、なんであの時オレを攻撃した?)

 

 エモンは未だ疼く傷跡に手を当てながら、黙考し続けていた。

 

(攻撃されなかったら、オレは気付かなったかもしれねえ………これだけの事が出来る奴が、なぜ存在がばれるような事をしやがった?)

『エモン! ちょっとパーツ足りないからクセルバイパーからもらうね!』

「後で戻せよ」

 

 マドカが返答を聞くよりも早く、エモンのRVをばらし始めてる事にエモンはわずかに眉を上げるが、それよりもどんどん大きくなっていく疑問の方に気を取られていた。

 

「何か考え事ですか」

「まあな」

 

 状況分析を手伝っていた緋月に声をかけられ、エモンは生返事を返す。

 

「あんだけの力を持った神様とやらが、なんでオレ一人を狙ってきたのかって思ってな」

「一番考えられるのは口封じでしょう」

「ああ、それなら………それなら?」

 

 緋月がもっとも単純な可能性を示唆した所で、エモンはある事に気付いた。

 

(あれだけの力、オレを消すつもりなら確実に消せるはず。だがオレは生きてる。どうしてだ? 何かがあって、やり損ねた。もしくは何かまずい物を見られて慌てた? でも姿なんて全然見えなかった………!)

「ウェルクストラ!」

『なんですかオーナー、今忙しいので後にしてください』

「こっちが緊急だ! オレが落とされそうになった時のデータまだあるか!」

『バックアップは残ってますが』

「それをよこせ! 何かがあるかもしれねえ!」

『了解しました!』

 

 自分が座っている予備コンソールに送られてきたデータを一瞥したエモンは、即座に全方向通信を入れる。

 

「誰か、これを調べられる奴は!」

「すいません、手が空いてません!」

「こっちも、今は………」

『こちらブレータ、処理容量なら少し回せます』

「今から送るデータを調べてくれ! 多分だが、あのカラクリ女神様とやらのまずい物があるかもしれねえ!」

「どういう事だ!?」

「気づきもしてなかったオレにいきなり攻撃してきた理由は、それしか考えられん!」

 

 嶋副長が問い質す中、エモンは辿り着いた答えを叫ぶ。

 

『了解、解析優先順位は?』

「順位? ちょっと待て、何を調べるってえと………」

 

 そこで何を調べればいいかをエモンは再度考える。

 

(考えろ、見てもいねえし、気づいてもいねえ奴から狙われる理由………見ても気づいても………って事は!)

「音だ! 余計な音を消せるか!?」

『ノイズキャンセラー使用、音声解析開始』

 

 ブレータが記録データからエモンとウェルクストラの声、攻撃音、爆音などを順番に消していく。

 

「もっと前、攻撃を食らう直前辺りだ」

『了解、データ開始時を精査』

 

 解析が進むデータを凝視、というか謹聴するエモンだったが、画面には亜空間とそこを跳ぶRVの推進音、ついでにエモンの鼻歌が響いているだけだった。

 

「余計な音は全部消してくれ、オレの鼻歌も」

『了解です』

 

 推進音と鼻歌が消され、残るのは風鳴りとも違う奇妙な亜空間の立てる音だけとなる。

 

「………何もないように聞こえますが」

「いや、何かある。絶対に」

 

 脇で見ていた緋月が首を傾げる中、エモンは耳を澄ませてそのシーンの音を何度も再生させる。

 そして、その耳が何かを捉えた。

 

「そこだ! 音をでかくしろ!」

『了解、音量上昇』

 

 ブレータが半ば無分別に音声を拡大、ブリッジ内に奇妙な音が盛大に鳴り響き、他のクルーが思わず顔をしかめた時だった。

 唸るような音に重なり、異音が確かに鳴り響いた。

 まるで、歯車が食い違ったような音が。

 

「今の音!?」

「ひょっとして………」

「間違いねえ、あいつがオレを攻撃した理由は、これだ」

 

 にやりとエモンが笑みを浮かべる。

 

「総員に今のデータを配信、至急原因を調べさせろ」

『了解!』

 

 門脇艦長の指示の下、七枝とタクミが即座にこの事を配信させていく。

 

 

 

「これは………」

「あいつの弱点!?」

 

 スーパー・エルラインの内部で、送られてきたデータを見たエルナーとユナは思わず声を上げる。

 

「あの歯車、どこか壊れてるんでしょうか?」

「カルナ! こちらからデア・エクス・マキナとの戦闘データを転送! 同一音源を探して!」

『了解です! 演算を再優先で解析開始!』

 

 芳佳が首を傾げる中、戦闘を続けながらもエグゼリカは全戦闘データを転送する。

 

「そう言えば、機械はいじりすぎるとどこか無理が出てくるって良平が言ってた!」

「マドカもそんな事言ってたような? って事は………」

『発見しました!』

 

 音羽と亜乃亜も思い当たる事がある中、カルナから解析データが送られてくる。

 

『デア・エクス・マキナの猛攻に紛れて分かりませんでしたが、確かにこの音が確認された直後、クロノスギアの防御が僅かな間、低下しています!』

「じゃあ、その隙に…!」

「いえ、そんな単純では有りません。第一に、向こうもその事を熟知してるらしく、今まで苛烈な攻撃でそれを隠しており、付け入る隙を与えてきません。第二に、この現象は三度確認されてますが、間隔がランダムで、法則性が掴めません」

「この弾幕の中、いつ起きるかも分からないシステムエラーを狙えって事!?」

 

 亜乃亜が思わず絶叫する。

 その絶叫が指す通り、スーパー・エルラインの周囲には、速射型の射撃ポッドと単射だが強力な砲撃ポッドが浮遊し、隙のない連続攻撃の前に防戦一方に追い込まれていた。

 

「エイラさん! 聞こえてますか!? デア何とかのシールドが弱くなる時があるみたいなんですけど、何とか予知出来ませんか!?」

『無茶言うナ宮藤! 見える範囲ジャないと見えねエし、そこまで近づけルか!』

 

 芳佳がエイラの固有魔法に頼ろうとするが、通信の向こうからエイラの怒声に重なるように激しい戦闘音が響いてくる。

 

「デア・エクス・マキナは一気に勝負を決めるつもりです! コピー体が大量に出現し、各所で激戦が起きてます!」

『退いてくださいユナ! 何とか撤退の隙を作ります!』

『戦闘不能艦から総員退避! 特攻艦として使用します!』

「何か、何かあいつを倒す方法は………」

『可能性はある』

 

 ユナだけでなく、皆が必死になって悩む中、一つの通信が飛び込んでくる。

 

『あれの中には無数のナノマシンが使われている。だったら、私なら干渉出来るかもしれない』

「アイーシャ!? ダメだよ! あいつワームの何倍強いと思って!」

『他に方法は無い』

「私も反対です! あんな物にアクセスしたら、トリガーハートですら耐えられません!」

 

 音羽とエグゼリカが必死になって止めるが、アイーシャの決意は変わらない。

 

『じゃあ一人足す』

「ティタ!? 何を言って…」

『私もやる!』

「亜弥乎ちゃん!」

『………バイパスくらいなら私も出来る』

「サーニャちゃんまで………」

「…………」

 

 文字通り一か八かのデア・エクス・マキナへのハッキング行為に次々と名乗り出る者達が出る中、エルナーは無言で成功する可能性を思案していく。

 

「確かに、こちらで誘発させられれば、ダメージを与えられる可能性はあります」

「だったら…」

「しかし、デア・エクス・マキナの演算能力は膨大過ぎます。下手な干渉は、どれだけのフラッシュオーバーを伴うか分かりません! 危険過ぎます!」

「どうにかならないの!?」

「…方法が無い訳ではありません」

「向こうの演算処理を、現状対処に集中させれば、ひょっとしたら」

 

 言葉を濁すエルナーの代わりに、エグゼリカがその僅かな可能性を口にする。

 

「え~と、つまりそれって」

「攻撃しまくって、向こうの気をこちらに引きつける、って事?」

「そういう事になります」

 

 音羽が首を傾げる中、亜乃亜がかなり端折って出した結論を、エルナーは肯定する。

 

「それなら、簡単じゃん!」

「そうですね! 隙を作るために攻撃し続ければいいって事ですから!」

「しかし!」

 

 単純に結論を出したユナと芳佳をエルナーは止めようとするが、そこで通信が入る。

 

『エルナー、このままだと時間の問題よ。どんな僅かな可能性でも、やってみる価値はあるわ』

「ポリリーナ………まだ行けますか?」

『ええ、もう少しなら』

『エルナー、この香坂 エリカとエリカ7を忘れてません?』

『ストライクウィッチーズは全員まだ戦闘可能よ』

『こちらガランド、各統合戦闘航空団は負傷者は出てるが、まだ作戦展開は可能だ』

『こちら攻龍、RV隊の応急処置はもう直終了するそうです! ソニックダイバー隊帰艦を確認、こちらも応急修理に入ります!』

『こちらカルナダイン、シールドジェネレーター一部復旧、戦闘可能です!』

『こちら大和、残弾は少ないが、遅延戦闘ならまだ行える』

「…………」

 

 各所から未だ衰えぬ戦意報告が届く中、エルナーは己の頭脳を現状打破の可能性を検討する。

 

「分かりました。これから最終作戦を転送します。これが失敗した場合、総員撤退を覚悟してください」

 

 いつになく真剣なエルナーに、全員の顔が引き締まり、誰からなく唾を飲み込む音が響いた。

 

「これが、正真正銘最後の戦い………」

 

 ユナもまた、滅多に見せない真剣な顔で、デア・エクス・マキナへと対峙した。

 

 

 

「各部隊からエースを抽出しろだと!?」

「ウチからとなると、ハルトマン中尉かしら」

「ナイトウィッチも総員集結させろだそうだ!」

「エイラさんとアウロラさんはサーニャさんの護衛を!」

「分かっタ!」「面白くなってきじゃないか!」

「マスター、抜けた分は私がサポートします!」

「フォーメーション再構築急いで!」

 

 敵の猛攻が続く中、ウィッチ達は必要な人員を抽出し、その分武装神姫達と共にフォーメーションを密集させていく。

 

「相互の部隊で連携しろ! 穴を開けるな! 戦闘可能な艦に援護砲撃を要請!」

 

 ガランドの指示に艦艇からの砲撃音が重なり、最後の激戦の開始を告げる。

 

「すまぬ、後は任せた!」

「任せて下さい大尉! 危険手当上乗せお願いします!」

「まずは生きて帰れる事を考えた方いいんじゃないかな?」

 

 魔導針を持つナイトウィッチ総員に集結がかかり、506A中隊戦闘隊長でもあるハインリーケの抜けた穴を邦佳とイザベルが何とか塞ごうとする。

 

「ナイトウィッチ総員がかりで何するつもりなんだ!?」

「向こうのデカブツに干渉するから、その隙を作れって話!」

「その隙を作る隙をどうやって作れっていうの!」

 

 B中隊が悪態をつきながらA中隊と戦線を構築しようとするが、敵群は更にその数を増してくる。

 

「押し込まれる! 弾幕をもっと厚く!」

「他の部隊は!」

「どこも似たような状態!」

「もっと火力があれば!」

 

 506のウィッチ達が思わず叫んだ時、敵群を大口径弾の斉射とレーザーが薙ぎ払っていく。

 

「応急修理に手間取った! ソニックダイバー隊、これより戦線に復帰する!」

「G・グラデイウス学園ユニット、戦線復帰します!」

 

 ソニックダイバーとRVが再出撃し、足りない火力を補うように弾幕をばら撒いていく。

 

「遅い! つうか数足りなくない?」

「音羽だけじゃなく、アイーシャも抜けて可憐もそっちのサポートに行っちゃったから、実質私と瑛花だけなんだよね………」

 

 エリーゼがMVランス片手に、ウィッチ達に苦笑を向ける。

 

「こっちは応急処置しかしてないから、長引いたらどっかから煙吹くかも!」

「どこもいっぱいいっぱいの様だな………」

 

 マドカが彼女らしからぬ間に合わせの修復をしたRVを指さしながら叫び、ウィッチ達は思わず顔を見合わせる。

 

「どちらにしろ、決着は近いって事か」

「とっとと片付けて、こんな気味の悪い所から早く帰るんだから!」

「その意見、賛成!」

 

 イザベルの呟きに、エリーゼが思わず叫び、邦佳もそれに賛同する。

 

「こちらで敵陣を撹乱します! そちらで各個撃破を!」

「無茶はするな! そっちにも限度があるはずだ!」

「気にしてる暇があるかしらね」

 

 回復ドリンクを口に含みながらのジオールの提案に、瑛花が明らかに顔色が悪くなってきているジオールへと注意するが、ジオールもそれは百も承知していた。

 

「エリュー、マドカ、行くわよ!」

「了解!」「亜乃亜とティタの分まで、行くよ~!」

「Aモードにチェンジ! ウィッチ達と防衛戦を構築!」

「こっちも撃てるだけ撃つよ!」

 

 所属も何も通り越し、全員が決着をつけるべく、残った戦力全てを敵へと解き放っていった………

 

 

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