新幹線変形ロボシンカリオン ふたりのはやぶさ 作:小田急ロマンスカー
今回はそのキャラクターを主役にしたお話を考えてみました
これもまた捏造入ってます、たぶん本家でそのうち明かされる
ところで皆さん、河野サキというキャラクターはご存知ですか?
これはハヤトが負傷したリュウジに代わって名古屋支部の応援に来ていた時のこと
ハヤトとホクトはリュウジの母である清州カエデのお見舞いのため病院を訪れようとしていた
「しかし、なんでまたこのタイミングでお見舞いに?この間一度来たんだろう?」
父の問いかけにハヤトは苦笑した
「いやー、リュウジがケガしたの俺のためだし、それにこの間はちょっと顔を見せただけで帰っちゃったから、せっかく名古屋に来たんだから一回くらい顔を見せた方がいいかなって」
「そうだな………俺もいい機会だし」
病院の入り口を通ったハヤトとホクト
ふと、受付の方にいた一人の女性と目が合った
「あ、ハヤト君、速杉指導長も」
バスケットを持ったその女性はハヤトたちも知っている人物だったからだ
「え?ヒビキさん?」
「やあ、君も来たのか」
「ええ、出水指令長にたまには休んだ方がいいと言われて、ずっとナノマシンの解析に追われていましたし、一度来ておきたかったので」
普段は白衣を羽織り落ち着いた装いのヒビキだったが今日は私服で訪れているようだった
「えっと、もしかしてヒビキさんもリュウジのお父さんと………」
「ええ、チクマさんは私の先輩にあたる人なの、新人時代、私にいろいろ教えてくれた人でね、今こうして研究チームで働けているのもあの人のおかげ」
過去に思いを馳せるヒビキをじっと見つめるハヤト
病室でホクトやヒビキを交えながらリュウジとカエデに会うハヤト
ヒビキがお見舞いに持ってきたお菓子を分けながら話をする
「あの、ヒビキさん」
「ん?わたし?」
「せっかくなので、お父さんたちの昔の話、聞かせてもらえませんか?」
「昔の話?そうね………」
口元にスプーンを置きながら考えを巡らせるヒビキ
チクマさんと速杉指導長はとてもいいコンビだったの
熱くなりがちな速杉指導長を冷静なチクマさんが宥めて
「その点で言ったら、ハヤト君は落ち着いてていい子ね」
「カエデさん、そりゃないですよ」
「でも、リュウジはとても落ち着いていると思います」
「んー、でもリュウジ思い立ったら一直線なところあるからなぁ、速杉さんから変な影響受けちゃってるかも」
「ちょ、母さん」
「ぷっ、くくっ」
「三島君、笑ってないで続き」
私が超進化研究所に配属されたのは大学を出てすぐの時
当時研究者としてまだ未熟だった私をチクマさんはよくフォローしてくれてたわ
「あのー三島君、俺は?俺も結構手伝ってたと思うんだけど」
「よくマニアックな方向に話を脱線させてチクマさんやキントキさんに止められてたじゃないですか」
鉄道の話に脱線して理解が追い付かなくなり混乱するヒビキの姿
そして混乱させた張本人である当時のホクトはその様子に気づかず話し続けていた
「………」
「リュウジ、なんでそこで俺を見るの?」←すぐに新幹線で例えてしまう人
「ヒビキさん、今日はありがとうございます」
「いいのよ、私も懐かしい話ができて楽しかったわ」
リュウジとホクトはもうしばらく話があるということでヒビキがハヤトを名古屋支部まで送り届けることになった
「俺、お父さんのことを自由研究のテーマにすることにしたから、今日はお話聞けて良かったです」
「あ、シンカリオン関連のことは書いちゃだめだからね」
「上田アズサじゃあるまいし大丈夫ですよ」
思わず笑う二人
「けどいいわね、私ひとり身だから、家族を見てるとなんだかうらやましくなっちゃう」
「わたくしもでございまーす、わたくし製作者がだれなのか実のところよく覚えていないのでございます」
ハヤトのカバンからシャショットがつぶやくとヒビキが無言で手を挙げた
「「えっ?」」
「え?」
ハヤトたちが困惑している様子にヒビキも戸惑う
「えっと………ヒビキさんが?」
「そうよ、知らなかった?」
基本設計や開発などはヒビキたち研究チームの管轄
言われてみれば納得がいくというもの
「まあ、完成してすぐ引き渡しちゃったから覚えてないのも無理ないわ」
その日の夕方、大宮に戻る前に研究チームへお土産を買って帰ろうとするヒビキ
だがある1か所で立ち止まって周囲を見渡す
「誰も見てないわよね」
ヒビキはそこにかけられていた特撮ヒーローのキーホルダーを手に取った
「これこれ、これも欲しかったのよねぇ、大宮じゃ手に入らないから」
三島ヒビキ研究員
内緒の趣味=ヒーローグッズ集め(主にソフビ等)