新幹線変形ロボシンカリオン ふたりのはやぶさ   作:小田急ロマンスカー

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今週のシンカリオン本当ズルい
危うく泣きそうになりました
しばらく筆を止めていましたが残りの放送の週に毎週更新できるよう頑張って書きます
最後にはとっておきの話がありますのでそれもなんとか仕上げて皆さんにお届けできるようにしたいと思います
今回はまずミクさん出演の通常回がなかったということで考えてきました
時系列としてはツラヌキの回とリュウジの回の間くらい


ドキドキ!ミクの大宮観光!

いつものように超進化研究所にやってきたハヤトたちが自動扉の前に立つと中には先客がいた

「あ!ミク!」

「皆さんお久しぶりです」

白と紫のストライブのシャツを着た発音ミクが先に来ていたようで彼らに笑いかけた

 

ハヤトの案内で鉄道博物館の館内を見て回っているミク

「以前からハヤトが案内してやるという約束はあったが、ゆっくり見て回る時間がなかったからな」

「まったくもって二人とも楽しそうだな」

新幹線の大きな模型が並ぶ場所で楽しそうに説明するハヤトにくすくすと笑うミク

「って!どういう接待の仕方よ!」

「でもいい雰囲気だべ」

「ん………まあ、ハヤトの話に笑って付き合えるっていうのはすごいと思うけど」

 

広場にあるミニ新幹線に乗りながらハヤトが解説を続ける

「そう言えば俺ら、ミクの好きなもんについてあんまりよく知らねえな」

「やはり剣道だろう、今日も竹刀をもってきていた」

「だども、リスのぬいぐるみ気にしてたこともあった」

「正月に貰ったラーメンは違うのか?」

「いや、それはない………とは言い切れないけど多分ない」

セイリュウにツッコミを入れつつ思案するアズサ

「そうだ、リスの家っていうのがある!そこ行こうよ!」

「リスの家?」

「たくさんのリスを間近で見られるとこ、きっとミクも気に入るって」

 

ハヤトとミクがミュージアムショップで様々なグッズを見て回っていた

「いや、なんでミュージアムショップ?」

「ミクに言ったら、その前にここ寄っておきたいって………」

「話が読めた、今日の思い出に何か買って帰ろうというんだな」

「だからってこんなところで買わなくてもいいじゃん………あれ?セイリュウは?」

「あそこだ」

アキタが指さす先をアズサが見てみると東京駅や車両の形をした箸置きをじっと眺めるセイリュウの姿

「これは………何に使うんだ?」

小さなマスキングテープを手に取って首をかしげている

「あーもう、しょうがないなぁ」

セイリュウのそばによって声をかけるアズサ

マスキングテープの使い方についてジェスチャーを交えながら必死に説明していた

「そう言えばハヤトたちは何を見てるんだ?」

 

「んー………」

少し丸みを帯びた新幹線のストラップを手に取るミク

「それ俺結構おすすめだけど、家の鍵とかにつけてさ」

H5系をモチーフにしたそれを手に取りしばらく悩むミク

「これ、ここにあるだけですか?」

「うん、多分これで全部………」

しばらく他のキーホルダーを調べながら持っていたものを戻すミク

「え?戻しちゃうの?」

「もう少し見てみます………あっ!」

ミクがもう一つのグッズに気付きそちらを手に取る

「これ………」

「ああ、りんりん電車?」

ミクが見つけたのは鉄道をモチーフにした小さな鈴だった

「………あった」

「ん?なにが?」

ミクはその鈴を二つほど手に取って会計に向かうため振り返る

「あっ、あれって………」

「ん?あっちにはカレンダーとかの大きいのが………」

ミクはキーホルダーを持ったままある一か所に向かって歩き始めた

 

そこに展示されていたのは青函連絡船の模型だった

摩周丸以外にも歴代の連絡船4種ほどが展示されている

値札もあることから売り物だろう

「知らなかった、こんなのも売ってたんだ」

「でも………さすがにこれは」

「ん?うえっ」

最初ミクの言っていたことがわからなかったハヤトだったが値札を見てその理由が分かった

この模型は大きく精巧なこともありとても高く小学生に手が出せるようなものがない

「摩周丸はミクの大好きな場所だものね………」

「覚えていてくれたんですね………」

嬉しそうに笑った後ミクはしばらくその模型を眺めていた

「そう言えば………」

何かを思い出したハヤトが携帯を取り出そうとするとアラートが鳴り響いた

 

謎の新幹線が海沿いの線路を疾走する

「五能線内、十二湖駅付近に謎の新幹線出現」

「五能線………となるとオーバークロスE5Mk2で対応するか………」

「巨大怪物体、フロストツリー確認」

「直ちに捕縛しろ」

捕縛フィールドの光が放たれ巨大怪物体を閉じ込める

 

「フロストツリーか………」

「前に俺がやったやつだな、俺とハヤトで出るか?」

「いや、ミクと一緒に行くよ、H5ならユーバリヒートシステムがある」

「私もハヤト君の意見に賛成です、行きましょう」

そう言ってミクはアズサに持っていたものを手渡すとハヤトと一緒に駆け出した

「え?ちょっとこれ………」

「お会計していてください!お金は後で返します」

複雑そうに唸るアズサが手の中のものを見るとH5とE5をモチーフにした二つの鈴があった

 

【シンカリオン E5はやぶさMk2】

【シンカリオン H5はやぶさ】

 

「行くよミク!」

「はい!」

 

【オーバークロス合体します】

 

【シンカリオン E5はやぶさMk2 XX H5はやぶさ】

 

オーバークロスしたE5Mk2が青森県上空を人目につかないよう飛行している

捕縛フィールドに接近しゆっくりと内部に降り立つ

レールの上に着地するとすでに吹雪でフィールド内はほとんど視界の利かない状態だった

 

「やはりE6のセンサーが必要なのでは………」

「司令室、捕縛フィールド内の照明を落とすことは出来ますか?」

「え?可能です」

「では、照明をすべて落としてください、それと、シンカリオンのライトも切って最低限に」

ミクの指示に訳が分からないといった様子だったが司令室は指示通り照明を落とす

「ユーバリヒートシステム起動、ハヤト君、このまま目が慣れるのを待ちましょう」

「うん………」

 

「ミクは何をしているの」

「話は読めた、なるほど、その手があったか」

「おらも話ば読めた」

アズサは訳が分からないといった様子だがアキタとシノブはミクの意図が読めたようだ

「俺もわかったぜ、金沢も雪は多いからな」

「なに?どういうこと」

「雪が降っている中を車で移動する場合、ヘッドライトは切るべきなんだ」

「え!?そうなの?」

「なんでそうなのかは知らねえけどな」

 

「そうか、明るいままだと光が雪に反射して視界が悪くなる、だから照明を落としたんですね」

司令員の小山ダイヤが納得の声を上げる

「フロストツリーもこちらの動きを探知できず混乱して動きが止まっています」

「あとは二人の目が慣れてくれば」

 

吹雪の勢いが強いままだが暗闇に目が慣れてきた

光が反射していない分ある程度フィールド内も見え始める

暗闇の影響で吹雪に隠れきれない大きな影を二人の眼が捕らえた

「そこだ!」

E5Mk2が勢いよくジャンプしてフロストツリーに飛び掛かる

こちらの動きに相手も気づいたがもう遅い

「超カイサツソード!」

ユーバリヒートシステムによって暖められた剣が振り下ろされフロストツリーの動きが止まる

「今だ二人とも!」

「「キコウチグランクロス!」」

オレンジ色の光が放たれフロストツリーを貫いた

「目標撃退」

「やったねミク」

ハヤトの称賛の言葉に頬を赤らめながら笑うミク

 

「さすがだぜハヤト、雪道ではライトを切るっつーことを知ってたんだな!」

「何のこと?」

どうやらハヤトも照明を切った意味が分からなかったようだ

「そんな状態でよくミクについていけたな」

「だって、信じてたから、ミクならきっと何とかしてくれるって」

ハヤトの言葉に照れくさそうに笑うミク

「ううぅ~、ユーバリヒートシステムのおかげで暖かくなっててもやっぱフロストツリーの吹雪はこたえるな」

「なら、研究所で給湯室を借りましょうか、また卵酒を作ってあげます」

「いいの?」

「もちろん皆さんにも」

そう言って笑うミク

彼女の後をハヤトたちもついていく

「卵酒とは何だ?」

「えっとね………」

集団の一番後ろで歩きながら首をかしげるセイリュウにアズサが説明をしている

研究所に預けてあるミクの竹刀袋にはE5系とH5系を模した小さな鈴がつけられていた

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