新幹線変形ロボシンカリオン ふたりのはやぶさ 作:小田急ロマンスカー
「チェンジ!シンカリオン!」
「N700A、シンカリオンに変形します」
変形したN700Aが巨大怪物体へ向かっていく
今回は亀のような見た目をしている
E6が弾幕を張っているすきに突撃したN700Aが巨大怪物体に接近すると拳を振り上げ腹側をむき出しにした
「今だ!」
リュウジの言葉と共にE5とH5が剣を掲げる
改札機に閉じ込められた怪物体はその中でバランスが取れずふらついていた
「「ダブルカイサツソード!」」
首の付け根を狙った同時攻撃が決まり巨大怪物体は爆散した
「目標撃退」
「ごめんねリュウジ、わざわざ呼び出しちゃって」
「まったくもって申し訳ない」
運転士たちを代表してハヤトが両手を合わせリュウジに謝罪する
「別に気にしていない、ただ、今後は慎重にな」
苦言を呈したリュウジがN700Aに乗り込んで東海支部へ戻っていく
「ミクもありがとう、おかげで助かったよ」
「いえ、偶然ですので」
そもそも今回の発端はすっぽんをもとにした巨大怪物体相手に特攻を仕掛けたツラヌキのE7が見事に返り討ちにあった結果シャリンドリルが手首諸共破壊されてしまったことにあった
駆け付けたミクがたまたま昨夜大沼支部長手製のすっぽん鍋を食べたことから
巨大怪物体を押さえつけて首を狙う作戦は決まったものの
巨大怪物体の首を押さえておけるパワーのあるE7が片手を破壊されていたこともあり
急遽N700Aの救援が要請された
東海支部から到着するまでの二時間の間残された三機は必死に応戦していた
「結果として修理が必要みたいだけど、大丈夫かな」
「ミクさん」
ハヤトが心配しているとなぜか三原指導長代理がミクに声をかけた
「H5なんだけど、結構ダメージひどいみたいで、部品交換とかしないとダメみたい」
「話は読めた、部品交換が終わるまで発音のことを見ているよう出水指令長に頼まれたな」
「あ、まあ、その通りなんだけど………」
「でしたらハヤト君、一緒に来てくれませんか?」
ミクに声をかけられ首を傾げるハヤト
ミクとハヤトは超進化研究所の上にある鉄道博物館の館内にいた
展示されている新幹線の車両のことを熱心に話すハヤトとそれを聞いて笑うミク
少し離れたところでそんな二人を見守るのは保護者役のフタバとすることもないのでついてきたアキタとツラヌキ
「鉄道興味ねえんじゃなかったのかよ」
「話は読めてる、以前ハヤトが約束したことを、発音も覚えていたんだろう」
「ハヤトの方は覚えてんのかな?」
「覚えているだろうさ、でなければあそこまで熱心に説明したりしない」
「確かに、いつもより勢いあるもんな」
「ねえ、これって私たち完全にお邪魔………」
「「気にするな」」
続けてやってきたのは二階のライブラリー
鉄道関連の書籍や雑誌のバックナンバーが数多く収められている場所
「うわぁぁ」
瞳をキラキラと輝かせるハヤト
ミクも資料の数の多さに圧倒されていた
ハヤトが厳選した車両関係の本を一緒に読むミク
アキタとツラヌキは興味なさげに椅子に座って
というかツラヌキは完全に寝ている
「ハヤトも大概だが、そのハヤトについていけている発音もどうなんだ………」
「あはは、まあいいじゃない、楽しそうなんだし」
フタバが見つめる先には楽しそうに笑うハヤトとミクの姿
H5の修理が終わりミクは北海道に帰るため乗り込もうとしていた
「今日はありがとう、ハヤト君、とても楽しかった」
「(楽しかった?あれで?)」
「(女子ってのはよくわかんね)」
「今度はぜひ北海道で、北海道にも鉄道にちなんだ観光名所はあるんですよ」
「わかった!三笠鉄道記念館だね!」
「「いや、どこそれ」」
「今度は私が案内します、ぜひ来てくださいね、ハヤト君」
「うん、きっと行こう」
笑顔で約束する二人
「ところで発音」
「俺たちは誘ってくれないのか」
左右からアキタとツラヌキに挟まれ顔を赤くしながら困惑するミク
「あ、えっと………」
「ほら、二人とも意地悪しないの、ミクさん困ってるでしょ」