バンドリ!~オプション付き5人と少女達の物語~   作:akiresu

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再会したのは天然少女

 俺らはいつものように5人で登校していたが、今日は放課後に少し練習するため俺と明日香は楽器ケースを背負いながら登校していた。そして教室につくとそこでは香澄が他のクラスメイトにギターでキラキラ星を披露していた。

 

 レン「香澄、りみちゃんおはよう」

 

 明日香「おはよう香澄ちゃん、りみちゃん」 

 

 来人「おっはよう!今日も可愛いね!」

 

 りみ「うん、おはよう」

 

 香澄「あ!レン君、あっ君、ライ君おはよう。あ!それってもしかして2人の楽器?見せて見せて!」

 

 レン「ああ、別に構わない」

 

 明日香「うん、いいよ」

 

 俺等はケースを下ろすと中からギターとベースを取り出した。

 

 「すごい!レン君のギター炎が描いてある。かっこいいね!」

 

 「桃瀬君のも可愛い色してるし綺麗」

 

 クラスの女子2人は俺と明日香の楽器を見るとそれぞれの感想をくれた。楽器を褒められるとなんだかこっちまで嬉しくなる。香澄も目をキラキラさせながら見ていた。

 

 香澄「あ!」

 

 不意に香澄は教室の入り口に目を向けるとそこにはギターケースを背負った黒髪ロングの少女の姿があった。て、あれ?花園さん?この人は花園 たえ、俺達のクラスメイトで学校では普段から1人でいることが多く、ミステリアスな雰囲気を持っている。ちなみに彼女もSPACEでスタッフのアルバイトをしている。香澄は花園さんに早速話し掛けた。

 

 香澄「花園さんの?ギター?ベース?」

 

 しかし花園さんの視線は香澄が持つランダムスターに注がれていた。 

 

 たえ「それ・・・」

 

 香澄「へへ~ランダムスターていうんだよ」

 

 香澄は笑顔で自分のギターを見せるが花園さんはちょっと引きつった表情をしていた。

 

 たえ「変態だ…」

 

 香澄「え?」 

 

 香澄は花園さんの一言を聞いて固まってしまった。変態か・・・そういえば聞いたことがある、ランダムスターを使う人は変態だって。本当なのかなって思っていたけど・・・今の香澄を見て納得した。確かに・・・変態だ。でもこのことを知っているってことはもしかして花園さんもギターに詳しいのか?ちょっと話を聞こうと思ったが花園さんの視線が香澄の持つランダムスターから別の方に向けられ一点をジッと見つめていた。どこ見てるんだ?俺はその視線をたどるとそこにあったのは・・・

 

 たえ「・・・」ジー

 

 来人「はぐみおっはよー!」 

 

 はぐみ「ライ君おはよう!」

 

 来人?なぜか花園さんは来人の事を見つめていた。ぶっちゃけ少し怖い…無言で人をずっと見ているって軽くホラーだよ…来人・・・花園さんに何したんだ?

 

 

 ―――キーンコーンカーンコーン―――

 

 

 

 お、ちょうど予鈴が鳴った。俺はギターをしまうと席についた。その後香澄は授業中もずっと落ち込んでいた。そんなに変態呼ばわりされるの嫌だったのか?そして俺達は授業を終えて昼休みを迎えた。

 

 

 

 ―――学校広場―――

 

 

 俺達5人は香澄、有咲、りみちゃん、沙綾と9人でお昼ご飯を食べていた。普段なら屋上で5人で食べているが香澄に誘われて広場で食べることになった。香澄は依然として落ち込んでいた。

 

 香澄「私変態なのかな・・・」

 

 有咲「変態じゃん」

 

 レン「何を今さら」

 

 碧斗「右に同じく」

 

 香澄「え」

 

 沙綾「変ではある」

 

 明日香「確かに」

 

 来人「同感」

 

 香澄「ええ!?」

 

 6人に肯定され頼みの綱と言わんばかりに利久とりみちゃんに視線を向けた。

 

 りみ「え、えーと…」 

 

 利久「ノーコメントで」 

 

 しかし双方ともに肯定としか取れない反応をされてしまう。

 

 香澄「そうなんだ~~~~~!」   

 

 りみ「そ、そんなことないよ!ちょっと変だけど・・・全然変じゃないよ」

 

 利久「そ、そうですよ!香澄ちゃんは変態じゃなくて、少し個性的なだけですから」

 

 香澄「りみりーん!リッくーん!」

 

 2人とも香澄にフォローをいれた。けど・・・

 

 有咲「フォローになってなくね?」

 

 レン「利久に至ってはただオブラートに包んだだけだろ」

 

 香澄「有咲の方が変だよ!」

 

 有咲「はあ?」

 

 香澄「この前盆栽にトネガワ可愛いね~、お水あげるね~、て!」

 

 香澄は反撃とばかりに有咲の秘密を暴露した。うわぁ~・・・これは恥ずかしい、有咲顔真っ赤になってるし香澄容赦ねえな…てか有咲家でそんなことやってたのかよ…

 

 沙綾「へえ~」

 

 明日香「有咲ちゃんそんなことやってたんだ~」

 

 有咲「言ってねえ!」

 

 香澄「言ってた!」

 

 有咲「そんな言い方はしてねえ!」

 

 利久「言い方は、ということは盆栽に話しかけていたことは認めるんですね」

 

 有咲「っ!///」

 

 おい利久、そこに触れてやるな。もう有咲のSAN値が限界だ。

 

 沙綾「てかなんで変態?」

 

 お、沙綾が話題を戻した。香澄が変態呼ばわりされた理由か・・・

 

 香澄「わかんな~い!」

 

 沙綾「レン達は何か知ってる?」

 

 来人「ランダムスター」

 

 香澄「え?」

 

 来人「父さんが言ってた。ランダムスターみたいな変型ギターを使うやつは変態ばっかりだって」

 

 いや待て待て、お前の父親も持ってただろ。ランダムスター。それに限らず結構な数の変型ギターも・・・

 

 沙綾「変態ばっかり・・・」チラッ

 

 沙綾がそう呟くと全員の視線が香澄に集中した。そして全員納得いった表情になった。

 

 香澄「うわ~ん!やっぱり私変態なんだ~!」

 

 その後俺達は香澄をなだめると予鈴が鳴り、午後の授業に向かった。午後の授業は家庭科だった。裁縫の実習で袋づくりをすることになり、俺は買い物袋を作っていた。

 

 明日香「レン裁縫上手いね。流石デザイナーの息子」

 

 レン「そういうお前だって結構上手じゃないか。それは巾着袋か?」

 

 明日香「うん、お爺ちゃんとお婆ちゃんに夫婦巾着を作ってあげようと思って」

 

 へ~、親孝行してるな。あ、この場合は祖父母孝行か。

 

 香澄「布足りない~」

 

 レン「香澄、お前なに作ってるんだ・・・て、なんだこれ?」

 

 りみ「ギターの袋?ギターケースあるのに?」

 

 香澄「ケース入れる袋だよ」

 

 マジでなに作ってんだよ。改めて思う、やっぱり香澄は変態だ。

 

 先生「時間です。みんな片付けて」

 

 香澄「え!?」

 

 先生が授業の終了を告げた。見た感じ香澄はまだ終わってねーなこれ。時間内に終わらなかったら居残りって言われてたから、こりゃあ香澄居残り確定だな。

 

 先生「居残りは戸山さんと・・・」

 

 先生は他に終わっていない人が居ないか確認していた。そして告げられたのは・・・

 

 先生「花園さんね」

 

 え?花園さん?いったいなに作ってるんだ?俺はそっちに視線を向けるとそこには香澄と同じ様にギターケースをいれる袋を作っていた。いや、あんたもかよ…

 

 先生「あとは・・・」

 

 え?まだいるの?流石にこれ以上は・・・

 

 先生「黄島君ね」

 

 は?来人?いや、でもさすがに来人はそんなもの作るはずがない。俺は来人の方を見るとそこには・・・

 

 来人「え!?もう終わり!?まだ全然できてねーよ!」

 

 明らかに楽器ケースをいれるためであろう大きい作りかけの袋があった。ブルータス(来人)お前もか・・・来人は放課後に居残りとなってしまった。   

 

 

 

  

 

 

     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 碧斗「はあ?居残り?」

 

 放課後になって今日居残りになったことを伝えたら俺は今碧斗に圧を掛けられた。レンと明日香と利久はため息をついて呆れていた。なに?たまには俺だって居残りになりますよ。高校生だもの。

 

 来人「そ、そんなに怒んなって・・・ほら、スマーイ「あ?」何でもないです、はい」

 

 碧斗「お前、文化祭が近いってわかってるのか?ただでさえレンと利久がバイトで忙しくて練習できてないんだぞ?それにお前がいなかったら練習場所が確保できないだろ?」

 

 来人「いや、それに関しては演奏を聴かせに行ってなっかたレンと利久がわr「「あ?」」いえ、何でもないです」 

 

 おっと、今度はレンと碧斗のダブルで威圧を掛けられた。これ以上は余計なこと言うのやめよう。 

 

 碧斗「兎に角、早く終わらせろ」

 

 来人「了解!超速で終わらせます!」 

 

 碧斗「それと・・・さっきから後ろで見つめてきてるやつを如何にかしろ」

 

 え?見つめてくる?碧斗の言葉を聞いて振りかるとそこには・・・

 

 たえ「・・・・・」ジー

 

 来人「うわぁっ!」

 

 数センチの至近距離でこちらを無言で見つめてくる花園さんの顔がドアップで映った。なに?確かに美少女に見つめられるのは嬉しいよ?でも瞬きせずに見つめられるって軽くホラーなんだけど?

 

 来人「は、花園さん?」

 

 俺は恐る恐る花園さんに声を掛けた。すると花園さんは・・・・

 

 

 ―――――ギュっ!―――――

 

 

 レ碧利明来『へ?』

 

 いきなり俺に抱き着いてきた。え?なに?どうゆうこと?

 

 来人「あのー・・・花園さん・・・?」

 

 たえ「やっと・・・やっと声かけてくれた…」 

 

 来人「え?どうゆうこと?」

 

 状況が全くの見込めないんですけど?それよりも・・・

 

 来人「(うぉ~!女の子に抱き着かれた!この美少女はなに?もう死んでもいい・・・、ウゾダドンドコドー!なんかすごいいい匂いする!あたってる・・・柔らかいものがなんかあたってる!Hallelujah・・・、ここは何処?私は誰?んんーっ、ecstasy・・・)

 

 俺の脳は思考を停止し、いろんなことが頭をよぎった。それはもうニコ生のコメントのように。

 

 レン「来人が・・・日菜さん以外の人に抱き着かれた・・・?」

 

 碧斗「俺は今夢を見ているのか?」

 

 利久「おおー大胆ですねー」

 

 明日香「あ、もしもし?警察ですか?今ワイセツ行為をしている人が・・・」

 

 おい、外野五月蠅いぞ・・・って・・・

 

 来人「待て明日香!早まるな!俺はなんもしてないぞ!?」

 

 明日香「ちっ…」

 

 おい、今舌打ちしたよな?て、そうじゃなくて!

 

 来人「ちょっと待って!」

 

 たえ「…?どうかしたの?顔、真っ赤だよ?」

 

 来人「誰のせいだと思ってんだよ!?」

 

 たえ「誰のせい?」

 

 ああー!もう何この人!さっきから引き剝がそうとしてるのに抱き着く力が強くて全然離れないし!それにこの首を傾げてる仕草もくっそ可愛い!

 

 来人「なんで抱き着いてきてんだよ!?」

 

 たえ「えーと?再会の喜びを分かち合うため?」

 

 来人「どこで会ったんだよ?」

 

 たえ「今こうして会ってるよ?」

 

 来人「違う、そうじゃない!俺が言いたいのは前にどこで会ったっかてことだよ!」

 

 ―――――パッ!―――――

 

 あ、やっと離れた。危ない、死ぬかと思った…

 

 たえ「・・・」ズーン・・・

 

 あれ?なんかすごい落ち込んでね?

 

 たえ「もしかして・・・忘れちゃったの?私の事・・・」

 

 来人「え?えーと?」

 

 たえ「酷い・・・私の初めてだったのに・・・」

 

 来人「え?」

 

 いやいやいや、何言いだしてんの!?

 

 レン「来人・・・もう過ちは犯していたのか」

 

 碧斗「ケダモノ・・・」

 

 利久「地獄でも達者で」

 

 明日香「死ね、ゴミクズ」

 

 すごい、見事なまでにゴミを見る目をしていやがる。

 

 来人「いやいやいや!全く身に覚えがないからな!?それで、君は俺とどこで会ったんだ!?」

 

 たえ「本当に忘れちゃったの?笛吹のライ君(・ ・ ・ ・ ・ ・)

  

 来人「なっ!?どうしてその呼び名を!?」

 

 いま彼女が言った呼び名は俺の幼稚園の時のあだ名だ。なんでそれを花園さんが知ってるんだ…

 

 レン「笛吹?」

 

 碧斗「なんだそれ?」

 

 明日香「来人が吹いているのはサックスだよ?」

 

 利久「あと、まったく心に響かない女の子への口説き文句です」

 

 おい利久、一言余計だ。

 

 来人「俺の幼稚園の時のあだ名だよ。なんでそれを知って・・・」

 

 たえ「私だよ、思い出せない?」

 

 来人「そうは言われても・・・・うん?」

 

 この首を傾げるときの仕草、そしてさっきの天然ボケ発言、思い出した!忘れもしない・・・

 

 来人「まさか・・・ウサギ好きの・・・たえ・・・ちゃん?」

 

 たえ「うん、そうだよ」

 

 来人「うぉ~!マジか!久しぶり!」

 

 レ碧利明「「「「は?どうゆうこと」」」」

 

 来人「そういえばお前らに話したことなかったな。俺と花園さん・・・たえちゃんはな―――――――――――」

 

 俺は4人にたえちゃんとの関係を説明した。

 

 レン「なるほど」

 

 碧斗「つまりお前と花園さんは・・・」 

 

 利久「同じ幼稚園に通っていた幼馴染で・・・」

 

 明日香「来人が初め口説いた女の子と」

 

 納得してくれたようで何よりだ。けど明日香、最後は余計だ。たえちゃんの事はよく覚えてる。なにせ俺が通っていた幼稚園で起きた大事件、ウサギ脱走事件を引き起こした張本人だからな。  

 

 たえ「ずっと会いたかった。ライ君は、私の初めての友達だったから。だから入学式の日、教室にいたときはすごく嬉しかった」

 

 レン「なーんだ、初めてって友達の事だったんだ」

 

 よかった、誤解も解けた。確かに、あの頃たえちゃんはあまり他の子達と遊んだりしないで1人でいることが多かったからな。

 

 碧斗「ところでお前らいいのか?」

 

 来人「え?」

 

 たえ「なにが?」

 

 碧斗「居残り」

 

 来た「あ…」

 

 この後俺はたえちゃんと香澄ちゃんと居残りをすることになった。放課後の教室に女の子2人と居残り・・・まさに極上空間だ。けど・・・

 

 香澄「ちょっとだけ・・・」

 

 たえちゃんは途中で手を止めてギターケースからギターを取り出すと弾き始めた。飽きるの早っ!

 

 香澄「青い!すごいカッコイイ!」

 

 そう言うと今度は香澄ちゃんがギターを取り出してつられて一緒に弾きだして香澄ちゃんはたえちゃんにチューニングのやり方や弾き方を教わっていた。けど途中で先生が来て注意され結局終わらず明日も残ることになった。もちろん俺も・・・

 

 

 

 

 

 

 

     ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 レン「おら!とっとと手動かせ!」

   

 来人「わかってるよ!やってんだろ!」

 

 翌日の放課後、俺と利久は今日もシフトが入っていなかったから今日こそは練習しようと思っていたら来人が今日も居残りになっていた。それで早く終わらせて練習するために昨日作り終わらなかった来人を俺は手伝う破目になった。なんで俺がこんなことを・・・

 

 香澄「すごい・・・どんどんできてる…」

 

 たえ「職人業だ・・・」

 

 レン「おいコラそこ!ギター持ってないで作業進めろ!花園さんがシフトに入れなきゃその分俺と利久がこき使われんだよ!」

 

 あの2人も終わってないのに作業進めないで何やってんだよ…

 

 香澄「ねえライ君、なんで5個も袋作ってるの?」

 

 来人「楽器をいれるためだよ、俺は5つの楽器を使うから」

 

 香澄「5つ!?すごい!私なんてギターだけでも大変なのに」

 

 レン「ほら!バイオリンケース用のは出来たぞ!」

 

 来人「こっちもアコギ用のできた」

 

 ほんと、まさか全部のをケースをいれる袋を作るとは思わなかったぞ…

 

 レン「よし、これで全部だな?早く提出してこい」

 

 香澄「レン君こっちも手伝って~」

 

 たえ「私の方も」

 

 レン「自分でやれー!」

 

 こいつら、終わらせる気あるのか?俺はこの2人の呑気さに少し呆れてしまった。   




 皆さんはバレンタインはどうでしたか?本命、義理、友、色々送る人もいれば貰う人もいたでしょう。
 自分は同じ部活の女子達にに声を掛けられ、「まさかチョコをくれるのか?」と淡い期待をしていたら「よこせ」と言われておやつに食べようとしていた手作りのフォンダンショコラを全部取られ、くれる人は誰もいませんでした…ホワイトデー・・・お返しあるかな?
 
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